モンスターハンター~剛腕巨躯の狩人令嬢~   作:ゲオザーグ

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最近AI画像を弄りだしたので、試しにクリスティアーネのイメージを作ってみました

【挿絵表示】

他にも何度か試してみましたが、装備の再現ができんのは仕方ないにしても、何故か露出が増えだした・・・


()4本の黒角ー4

 勢いよく駆け出したディアブロス亜種の突進を、真っ先に飛び出したナディアがドロスハープーンIの盾で受け止め、左側へと受け流す。軌道を反らされ、攻撃対象を失ったディアブロス亜種は、勢いのまましばらく砂上を滑ると、足を止める。

 

「助かった!さすがに片手剣の盾じゃ、あの突進は受け止めきれん……!」

 

「お気になさらず!それより今は、早く追いついて攻撃を!」

 

 すぐ後ろにいたアダイトの感謝もそこそこに、そのままディアブロス亜種の後を追うが、振り向いたディアブロス亜種は、背面からの攻撃を見越したかの如く尾を振り上げると、砂上に叩き付け、薙ぎ払って砂煙を撒き起こす。

 

「きゃあ!急に砂埃が!」

 

「くっ!視界を封じてきた……!」

 

 攻撃としては確認されていた動作ではあったが、意図せぬ使い方をされ、ナディアとエルネアが思わず目を閉じてしまう。

 

「ぬおっ、弊害として報告されちゃいたが、まさか意図して起こしてきやがったか……」

 

「お2人とも気を付けてください!ペイントボールは当てましたが、先程地面に潜る姿が見えました!」

 

 幸い目元を隠すデザインの防具だったアダイトとクリスティアーネは、2人に比べれば影響は受けず、奇襲に対し警戒を厳にする。

 

「エル!狙われてるぞ!逃げろ!」

 

 時間と共に舞い上がった砂が晴れ、多少落ち着いたところで、エルネア目掛けて新たに砂煙が舞い上がる。アダイトの警告を聞き、咄嗟にその場から離れた直後、彼女目掛けて砂中からディアブロス亜種が轟音と共に飛び出し、砂上に降り立つ。

 続けて狙いを定めたのは、武器が小さいことから、他に比べ脅威度が低いと判断したのか、警告を発したアダイト。彼目掛けて眼上の双角を掬い上げる様に突きつけるが、顎下に潜り込み、左手の小盾でアッパーカットを叩きつけたアダイトは、その反動で仰向けに転倒する様に避ける。大分不格好にはなったが、背に腹は代えられまい。

 

「アダイト様!ご無事ですか!」

 

「何とかな……!多少蒸れるが、ゲリョスの皮と砂のおかげで、うまいことダメージを軽減されたみたいだ……!」

 

 体勢のおかげで続けて放たれた回転攻撃も当たらずに済んだアダイトは、身を案じたクリスティアーネの叫びに呻きながら返しつつ、ようやっと訪れた攻撃のチャンスを無駄にずまいと足元に潜り込み、フロストエッジで巨岩の如き脚を切り付けていく。合わせて他の面々も、ジャグラスアサルトでLv2通常弾を発射するエルネアに続き、追いついたナディアは、足元のアダイトに食らいつかんと頭を下げたディアブロス亜種の翼をドロスハープーンIで狙い、クリスティアーネは弱点たる先端が槌の様になった尻尾の下側目掛け、フルミナントソードを振り上げる。直後当たり所がよかったのか、尾の先端を切り落とされたディアブロス亜種は絶叫に似た鳴き声と共に前方へと倒れ込み、もがきながら向き直ると、口から黒煙を漏らしながら右足で地面をかき、唸り声をあげる。

 

「す、すみません。当たりどころが悪かったようで、怒らせてしまいました……」

 

「まぁ、気にするな。むしろ切り落としたのは大手柄だ、ろ!」

 

 予期せぬ結果に思わず気まずげなクリスティアーネに対し、責めずに閃光玉を投げ、動きを封じるアダイト。視界を封じられ、その場で暴れ回るディアブロス亜種だが、その前に陣取ったナディアが腰を下げ、構えたドロスハープーンIの先端から、高温の炎が放出される。

 

「動かないなら、この一撃を……!」

 

 振り向いたディアブロス亜種の顔と重なるタイミングで放たれた、ガンランスの奥義『竜撃砲』。反動で大きく後退したナディアを中心に、緊迫しながら眺める4人の前で晴れた煙からは、片角が折られたディアブロス亜種が、脚をふらつかせながらも立っていた。

 

「さすがに仕留め切れませんでしたが、大分ダメージは与えられたようですね!」

 

「お見事ですナディア様。後は私が……!」

 

 最早いつ倒れてもおかしくないであろうディアブロス亜種だが、それでもなお戦意を失わず、大きく仰け反った後残った片角で突き刺さんと頭を振り下ろすところを、咄嗟に前へと飛び出したクリスティアーネがフルミナントソードで防ぐと共に、次の一撃を繰り出される前に再び切り上げ、残った角を根元から叩き折ると同時に、痛みに怯んで頭が下がったタイミングを見計らい飛び乗り、眉間に突き立て、トドメをさす。呻き声と共にしりもちをつくように倒れたディアブロス亜種は、もう起き上がることはなかった。

 

「クリス、凄い……」

 

「そうだな。うまく下がったところにとは言え、まさか大剣担いでモンスターの頭に飛び乗るとはね……」

 

「お2人とも、彼女の活躍に呆けるのもいいですが、対象(ターゲット)はもう1体いますよ。早く剥ぎ取りして、そちらに行かなくては」

 

 事切れたディアブロス亜種の骸から降り、「ふう」と一息つきながら兜を脱ぎ額を拭うクリスティアーネの姿に、思わず呆然とするエルネアとアダイト。そこにナディアが一足先に彼女の元へと向かいながら声をかけ、ハッと我に返ると共に、慌てて続いて駆け寄り、揃って甲殻を剥ぎ取った。

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