愛月、冥ネプ
【とある昼下がり愛月はエディンの町を歩き回っていた元の世界にはない建物ばかりでテンションがあがっており笑顔でスキップをしていた。】
愛月「〜〜♪ 〜〜〜♪♪」
【笑顔でスキップをしている(鼻歌付き)】
冥ネプ「愛月くーん、待ってよー」
【愛月の保護者的立ち位置としてついている彼女はスキップしている彼の後ろについていた】
愛月「〜♪ んにゅ? あっお姉ちゃんだぁ♪ やっほー」
【鼻歌混じりにスキップしていた愛月は後ろから聞こえて来た声に足を止めて振り返るとそこにはネプテューヌがいた】
冥ネプ「もー一人でいっちゃ駄目でしょ? お姉ちゃんに一言言わないと~」
愛月「ありゃ? 言ってなかったっけ? ごめんなさい。」
【どうやら一言散歩してくると言わずに来ていたようだ。】
冥ネプ「ううん、いいのいいの。私が気付いたからね! 次からは気を付けるよーに!」
愛月「はぁーい♪」
【少年は元気に返事を返した】
冥ネプ「うん、良い子良い子!」
【よしよし、と愛月を撫でる。】
冥ネプ「こんなに良い子なら帰っても安心だね~」
愛月「えへへ(//∇//)……帰るのか」
【撫でられて笑顔を見せていた少年だったがその後落ち込んだ表情を浮かべた】
冥ネプ「ほえ…? あ、その、ごめん…何か言っちゃった、かな?」
【不思議そうに首を傾げた後に自分が原因だと理解して謝る】
愛月「ううん……お姉ちゃんが悪いんじゃないの」
冥ネプ「そうなの? でも、それならどうしてそんなに落ち込んでるの?」
愛月「僕たちって元の世界に帰るのが……目的だったよね?」
【少年はネプテューヌの顔を見ながら言う】
冥ネプ「うん、そうだよ。私達も帰らないとだしね。」
愛月「だけど……ここで過ごすうちにさ……わからなくなったの」
【声が震え目には涙が浮かんできた】
冥ネプ「んー…皆と過ごして楽しかったもんね。仕方無いよ、それは。」
【慰めるように撫でて、同意する】
愛月「……前にグレイブに聞いたんだよ。『元の世界に帰るかここに残るか』って」
冥ネプ「んー、どう答えたの?」
愛月「そしたら『元の世界に帰るかここに残るか? だって……んなもん人に聞いて決めるもんじゃねぇだろ』だってさ」
冥ネプ「グレイブ君らしいなぁ…でも、決められないんだよね、愛月君は。
楽しかった皆とも居たいし、元の世界で旅をしたいよね」
愛月「うん……だからね……わからなくなったの」
冥ネプ「……うん、それは私もだよ。
多分、他の皆もある程度悩んでると思う」
愛月「みんなも?」
冥ネプ「そりゃそうだよ。ハチャメチャな人もいるけど、いい人だもん。
だから、これは皆悩んでることだよ。
それでも帰るって選択をしてる人はいると思う」
愛月「僕は……どうすればいいのかな?」
冥ネプ「…えっとね、私は、帰るよ」
愛月「そうなんだ……うん決めた僕も帰る」
【少年の目は決意に満ちていた】
冥ネプ「そんな急で平気? もっとちゃんと悩まなくていいの?」
【心配するように聞く】
愛月「うんここでうだうだ考えていてもアイツならこういうよ」
【そこで思い浮かべるのはいつも自分の横を歩いてきたハチャメチャな少年であった】
冥ネプ「そっか…よかった。
これで安心して私も帰れるよ~」
【安堵した様子であれど、愛月を見る。
寂しそうでもあり、嬉しそうでもある。】
愛月「えへへ……お姉ちゃん? ちょっとしゃがんでくれる?」
冥ネプ「え? うん…これでいい?」
愛月「ありがと……よしよし」
【少年はネプテューヌの頭を優しくなでた】
冥ネプ「……うん、ありがとね。
私、あっちでも頑張るからね。愛月君が、自慢したくなるような、お姉ちゃんのような友達として…頑張るね」
【少しの間、唖然として…そうして愛月がもう大丈夫と理解して、愛月に見せることが無かった女神の表情を見せる】
愛月「うん! 僕も頑張るからそしたらまた会えるかな?」お姉ちゃんや一誠兄さんとも」
【こちらも自信満々な表情になり答えた】
冥ネプ「うん、絶対に。
私がまたピィー子に会えたように、また何処かで会える。」
愛月「じゃあ『約束!』いつかまた会えるように」
【そう言って少年は右手の小指を出した】
冥ネプ「うん──約束!」
【小指を絡めて、二人は約束する。
また何処かで、次元を越えた再会を。
そして、それを終えた時にようやくネプテューヌの瞳から涙が零れた。】