愛月、ルナ、ビッキィ
【とある日の夕暮れ時、空が一瞬光ったかと思えば凄まじい音が鳴り響いた。そんな天気の中愛月は拠点の中で怯えていた】
愛月「うぅ……怖い……」
ルナ「ひゃぁ…結構大きい雷が……って、愛月君?だ、大丈夫?震えてるけど……」
【そこにたまたまやってきたルナが震えてる愛月を発見して、傍に行く】
愛月「うぅルナちゃん……(。゚っ´Д`゚)。っウエーン!」
【涙目でルナにしがみつき泣く】
ルナ「っとと、え?な、泣くほど?も、もしかして愛月君、雷が……?」
【愛月がルナの質問に答えようとした時拠点の近くに雷が落ち轟音と振動が響いた。】
愛月「イヤアアァァァァアアアァァァァアアア!!!!」
ルナ「っ、今のは結構近かった……あ、あれ?停電?」
【大きな音と声に思わず目を瞑り、再び開くと部屋を照らしていた照明が消えてしまった】
ビッキィ「どうしたの、愛月!?何かあった!!?」
【トレーニングを終え、部屋に戻ろうとした所に同居人の悲鳴が聞こえ、駆けつけたようだ】
愛月「ひぐ……うぅ……ぐすふえぇ〜ん!!!」
【恐怖が一気に流れ込み号泣】
ビッキィ「愛月…?どうして泣いているの?大丈夫??」
【号泣する愛月に駆け寄り、抱きしめてあげる】
ルナ「ど、どうにも愛月君、雷が苦手みたいで……」
【号泣し喋れない愛月の代わりにルナが答えた】
ビッキィ「そうだったんだ…愛月雷駄目だったんだね…」
【愛月を右腕で抱きしめたまま、空いた左腕で頭を丁寧に撫で付けてあげる】
愛月「ひぐ……ぐす……うぅ」
ルナ「どうしよう……この天気はしばらく続くだろうし、さっきので電気が……」
【心配そうに先ほどまで点いていた照明を見る】
ビッキィ「確かに…どうしようか…?」
【愛月を引き続き抱いたまま】
愛月「うぅ……ぐす……ブレーカーならあっち」
【そう言ってブレーカーの方向に指を向ける】
ビッキィ「ブレーカーを直しに行って来る……ルナ、その間に愛月をお願い」
【やたらとかっこいい声で言うビッキィ】
ルナ「わ、分かった。愛月君、大丈夫大丈夫」
【ビッキィから愛月君を受け取り、あやすようにそっと頭を撫でる】
愛月「ルナちゃん……怖い……うぅ」
ビッキィ「愛月、大丈夫だからね。…よし、行って来る」
ルナ「うん、お願い」
【よしよしと愛月を撫でつつ、視線をビッキィへやり頼む】
【愛月はルナにしがみつき震えている】
ビッキィ「…ブレーカーはこれだな…よっと」
【ブレーカーを上げる】
鼠「チューダッチ」
ビッキィ「…?なんか聞こえたような…?」
【後ろを振り向く】
鼠「ヨオ、首輪付キィチュー」
【後ろから鼠が近付いてくる】
ビッキィ「」
【それを目にした瞬間、ビッキィの頭はそれへの恐怖でいっぱいになる…】
鼠「ピカチュゥゥゥゥゥ!!(野太い声)」
ビッキィ「き…」
鼠「ピチュゥゥゥゥ!!」
ビッキィ「キャアアア!!?ネズミィィィ!!!?」
【泣き出し情けなく悲鳴を上げる】
鼠「デデンネェェ!?」
【悲鳴に驚いて逃げていく】
愛月「ひゅい!!!何何!?!?今の声は!?!?」
ルナ「た、多分ビッキィの……だ、大丈夫!?」
【愛月君を連れつつ、ビッキィの姿を確認しに行く】
鼠「ゲッコウガァ…(スマブラボイス)」
【ルナの横を通りすぎて逃走】
愛月「ふにゅ?ネ……ネズミ?」
ルナ「うぇっ?ね、ネズミ?…にしてはなんだかカエルっぽい姿を想像する鳴き声だったけど……」
ビッキィ「…やだ…ネズミ…いや…」【ルナ達が目にしたのは普段は首に掛けてるヘッドホンを頭に付け、更にその上を両手で塞ぎながら号泣するビッキィの姿】
愛月「ビッキィさん?大丈夫?」
ビッキィ「いや…ネズミ…こわい…ネズミ…きらい…」
【聞こえてないようだ】
ルナ「び、ビッキィはネズミが苦手だったんだ……あはは、こうも連続で誰かの苦手なものが鳴ったり出たりするとは……」
【苦笑いしつつ、ビッキィの傍へ行く】
ルナ「大丈夫、もうネズミいないよ」
愛月「……大丈夫だよビッキィさん。ネズミ何処かに行っちゃったから」
ビッキィ「ひぐっ…ほんと…?…ネズミ、もういない…?」
【光のないオレンジ色の目が涙を浮かべながら二人を見つめる】
ルナ「うん。もうどこかに行っちゃった」
ビッキィ「ほんと…?ほんとのほんと…??」
ルナ「そ、そう念を押されると自信がないけど……」
【愛月が頷き笑顔を見せたその時、また雷鳴が鳴り響いた】
愛月「ひにゃ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」【大声をあげてビッキィとルナにしがみつく】
鼠「コレカラクレイドル03ヲシュウゲキスル…ツキアワナイカ」
【また別の鼠が現れる】
ビッキィ「あ、あいつき、だいじょ…イヤァァァ!?またネズミィィィ!!?」
【ルナにしがみつく】
ルナ「わぁっ、え、えっと……だ、大丈夫大丈夫。雷はそのうち止むだろうし、ネズミもこっちが何もしなければ何もしてこないから」
【二人の頭に片方ずつ手を置いて撫でる】
ビッキィ「…ひくっ…きゃうん…わふぅ…」
【泣きながら犬っぽくなる】
愛月「びぇーん!(。゚っ´Д`゚)。っウエーン」
鼠「トゲデマルゥゥゥゥ!!」
【ルナに近付いてくる】
ルナ「えぇっ、えっと、ご、ごめんね」
【そう一言謝ってビッキィの頭に置いていた手を離して、指先からピリッとする小さな電気をネズミに向かって放つ】
鼠「チュゥ!?サトシィィィィ!!」
【逃げていく】
愛月「ふえぇ〜ん!ふえぇ〜ん!」
ビッキィ「……またネズミィ…もういやぁ…!こわいよぉ…ルナァ…!」
【ルナに抱きついて離れない】
ビッキィ「こわいよぉ…ルナお姉ちゃん…」
【無意識】
愛月「お姉ちゃ〜ん!雷怖いよー!!!」
ルナ「おねっ……!?(あぁ念願のお姉ちゃん呼びだ~……ってそんなこと思ってる場合じゃなくて。ど、どうしよう…そうだ、お姉ちゃんやイリゼだったら……)」
ルナ「…大丈夫だよ。私が傍にいるから」
ビッキィ「……ほんと?」
【涙を流し続けたまま光のないオレンジ色の目がルナを見つめる】
愛月「うぅ〜〜〜」
【大号泣】
ルナ「うん。怖いのが終わるまで、ちゃんと傍にいるから。愛月君も、ね」
【安心させるために、優しく微笑みながら二人をゆっくりと撫でる】
ビッキィ「……くううん、うれしい…」
【すりすり】
愛月「ぐす……ひぐ……お姉ちゃん……うぅ〜」
ルナ「さ、ここじゃなくて、向こうでソファに座って一緒にいよう。きっとすぐ怖いのは終わるから」
【そう言って二人をリビングのソファへと連れて行こうとする】
愛月「うん……」
【涙目でついて行く】
ビッキィ「うん…」
【ルナの手を離さない】
愛月「怖い……雷怖い」
ルナ「さて、お茶……はいっか。ソファに座って、ゆっくりお話ししていれば、きっとすぐ怖い時間は過ぎていくよね」
【そう言ってソファに座る】
ビッキィ「ネズミ…きらい…だいきらい…」
【3人が会話して落ち着こうとした時、特大の雷が拠点の近くに落ちた。】
愛月「びにゃ────!!!!!!雷怖い────!!!!!!」
ビッキィ「きゃうん!?ルナお姉ちゃんこわいよぉ……」
【愛月につられてビビる。ルナに抱きついて離れない】
ルナ「うん。でも、私が傍にいるから。二人を守るから。大丈夫だよ」
【二人の頭をなでなで】
ビッキィ「わふぅ…くううん…」
【ルナに抱きついたままナデナデを堪能】
愛月「ひぐ……うぅ……一緒にいて?」
ルナ「あ、う、うん…一緒にいたい、けど…少し行ってきてもいいかな?ブレーカーを付けに行かなきゃ……」
【再び停電したことに気付いて、ソファから立ち上がろうとする】
ビッキィ「やだ…いかないで…はなれちゃ、や」
【その手を決して離さないビッキィ】
愛月「やだやだ!離れないで!!!」
【腕を掴み離さない】
ルナ「うっ……ま、まあいっか。分かったよ。傍にいるから。どこにもいかない」
【ソファに座り直す】
【こうして3人は雷が過ぎ去るまで一緒に過ごしたという。】
【そして帰ってきた監督もしくはイリゼ、冥ネプはリビングのソファで仲良く眠る三人を見つけたのだとか】