【35階。
そこには4体敵が降り、ナイフを持った赤いクマのぬいぐるみが一体、グールのような禍々しい見た目の敵が一体、そして。】
上着を着たシャンプル「プル〜〜……プル?」
イリゼ「え?」
【イリゼ、目が合う】
【重厚な見た目を持つ兵器、それに中々センスの良い上着を被ったマスコットのようなモンスターがいたのだった】
ルナ「……フラグ成立?」
ビッキィ「……は? なんで上着着てるの??」
一誠「なぁにこれぇ?」
冥ネプ「モンスターだよね?」
ズェピア「見事なフラグ一本釣りだね」
愛月「『ラース』!サイコキネシスで動きを止めて!!」
【愛月はサーナイトの『ラース』を繰り出し、指示する】
ビッキィ「念の為に影縫も撃っときます!」
【ポーチからクナイを取り出して投げる】
グレイブ「なんと言うか随分と上着のセンスいいなぁあのモンスター」
キラーマシンδ「生体反応、多数確認。迎撃、開始」
【モノアイが光り動き出す】
一誠「っしゃあ活躍の時ぃ! 行くぞドライグ!」
【篭手を出して倍加、キラーマシンへと突っ込む】
ビッキィ「──ゲェ!? キラーマシン!? 頼んだ一誠ッ!」
キラーマシンδ「接近確認、射撃ニヨル迎撃敢行」
【肩部から機銃展開、が迎撃に放つ】
グレイブ「『ファング』!キラーマシンにドラゴンクロー!!!」
【再びガブリアスを繰り出すと、攻撃対象と技を指示】
ルナ「じゃあ私は……クマみたいなので!」
【剣を構え突っ込む】
【赤いクマのぬいぐるみはナイフを自身のふわふわの手に持ち。応戦する。】
シャンプル「プル、プルッル〜」
【シャンプルは自慢気に上着を見せびらかしている】
愛月「『ラース』、そのままサイコキネシスで壁や床に思いっきしぶつけて」
【何故か見せびらかしているのが気に触ったらしい】
シャンプル「プルゥ!?」
【目を白黒させる…が、結構頑丈なのか割と耐えている】
ビッキィ「わたしはこのグールっぽいのだッ! ハァッ!」
【グールに一瞬で距離を詰めて左ストレート】
グール「……!」
【グールはファイティングポーズを取り、ビッキィに応戦】
一誠「機銃だとぉ!? マシンだから当然か!」
『Boost!』
【走って機銃を避けながら懐まで接近し、赤いオーラを纏った拳を放つ】
キラーマシン「被弾。但シ損害軽微、迎撃続行」
【殴られた部分の装甲がひしゃげるが、ホバーで下り引っ掛けるように片腕の戦斧を振るう】
ルナ「こ、これ自分で選んでおいてあれだけど戦い辛い……っ!」
【剣をクマの頭に当てようとする】
クマ「ひょい」
【しかし、くまは小さく身のこなしが良く、なかなかうまく当たらない。
クマは、ビッキィに向けてナイフを投げた】
イリゼ(この数なら、下手に前に出たらむしろ邪魔になる…落ち着いて、皆の隙を埋める動き方をしよう…)
【戦況を見極めている】
ビッキィ「──チィッ!」
【グールの体を掴んで盾にする】
グール「…!」
【グールの左肩に命中】
シオリ「これは…、」
ピーシェ「援護に徹底したほうが良さそうだね」
グレイブ「『ファング』!そこのキラーマシンをスクラップに変えてしまえ! 切り裂く!!!」
キラーマシン「対応判断、防御ヲ選択」
【逆の腕の鋲付きハンマーのポールで防御し、近距離から機銃を撃つ】
愛月「『ラース』!シャンプルにマジカルシャイン!!!」
シャンプル「ルル…プルーっ!」
【壁を蹴り、サイコキネシスを脱して回避。そこから『ラース』に飛び込みながらの頭突きを打ち込む】
ビッキィ「…隙あり!」
【グールの頭掴んで走り回る】
グール「──っ」
【グールはうごかなくなった。】
一誠「っぶね…! やっぱ威力足りないか…なら、さっさと切るぞ!」
ドライグ『毎度すぐに禁手だな。
WELSH DRAGON BALANCE BREAKER!!
BoostBoostBoostBoost──!』
【赤い鎧を身に纏いながら戦斧を横に跳んで回避、計八回の倍加から戦斧を持つ手に蹴りを放つ。】
キラーマシン「左腕ニ大キナ衝撃。後退選択」
【速度を上げ、立て直す為か一気に下がる】
ルナ「っ、すばしっこいのは私だけで十分っ!」
【いい加減苛立ったのか剣を素早く振り首を斬り裂く】
【くまの首がなくなり、視界が奪われたのか行動が安定していない】
イリゼ「……! そこっ!」
【バスタードソード投擲。保持力が落ちていた腕では支えきれず、ソードの当たった戦斧が落ちる】
シャンプル「プルルーッ!」【ぴょんぴょこ跳んで守へ攻撃を重ねる】
ピーシェ「ふっ!」
【ピーシェはすぐに走り出し、クマにとどめをさす】
愛月「『ラース』!守るで防いで!!!」
グレイブ「流石に一撃じゃ壊せないか。『ファング』!連続でドラゴンクロー!!!」
キラーマシン「対応力低下。耐久性能、68%マデダウン」
【武器一つでは捌き切れず、段々壊れる装甲が増えていく】
グレイブ「『ファング』!トドメの龍の波動!!!」
愛月「この隙に!アイアンテール!!!」
【愛月はピカチュウの『レオン』へ指示】
ビッキィ「(あの調子ならキラーマシンの方は問題ないな。…なら!)そこの上着着てるやつをやる!」
【シャンプルに向かっていく】
一誠「更にもういっぱぁぁぁつ!!」
【『ファング』に手間取るキラーマシンの真上まで跳んで脚に赤いオーラを纏わせた踵落とし。】
シャンプル「プルー…プルン!」
【攻撃を止め、今度はちょこまか逃げ回る】
キラーマシンδ「被害甚大、継戦不能、被害甚…大……」
【頭部を潰され、ガチャガチャと暫くよろめいた後、倒れ込む】
ルナ「お姉ちゃんありがとっ!」
【トドメ刺したことに対してのお礼】
ピーシェ「どういたしまして」
(イリゼのほうを見て、すこしドヤる)
シャンプル「プルプルーッ!」
【あんまり劣勢だと気付いてないのか、またスタコラさっさと走ってる】
イリゼ「む……」
【実際活躍してたのは間違いないしな…と言い返せず、むむっとなってる】
グレイブ「ふぅ戻れ!『ファング』。ナイス一誠」
【『ファング』をボールに戻しながら一誠にお礼を言う】
愛月「あっ!『ラース』!全力のサイコキネシスでこっちにシャンプルを連れ戻して!!!」
シャンプル「プールップルー……プル?」
【浮いて引っ張られた状態のまま、物凄く走ってる。でも浮いているので無力】
ビッキィ「速さ比べで私に勝てると思ってるのかモンスター風情がッ!」
【サイコキネシスで連れ戻されるシャンプルにタイミングを合わせて左ストレートのカウンター】
シャンプル「プルゥ!?」
【顔にめり込み大ダメージ】
ピーシェ「一誠! 今だよっ!」
【初めて、みんなの前で敬語をなくした】
一誠「ナイスファイト…って、おう!
最後の一発お見舞いだオラァ!!」
【グレイブにサムズアップするのも束の間、ピーシェの声に応じて、シャンプルに接近して勢いのままドロップキック。】
ピーシェ「……ふぅ、これで最後ですね、お疲れ様です」
シャンプル「プルフゥゥ…! …ププ、プールップル〜! プルル…プルゥ!? …プ、プ…プルゥゥゥゥ!」
【吹っ飛ばされた…と思いきや、まだまだ余裕だよとばかりに立ち上がるシャンプル。だが戦闘の中で上着がボロボロになったと気付いた瞬間泣き出し、そのまま号泣しながら逃げ去った】
ビッキィ「……何なんだよ、あいつ…」
【シャンプルの去った方向を困惑の眼差しで見る】
イリゼ「よ、余程あの服が好きだったんだろうね…」
グレイブ「なんつーか……罪悪感わいてきた」
シオリ「そ、そうね」
一誠「勝利万歳! ピーシェもありがとな!」
愛月「一誠兄さん! ナイスキック!!」
ルナ「倒せてよかったぁ……」
ビッキィ「ナイスキックです、一誠」
ピーシェ「あ、うん…。一誠君」
イリゼ(そう言えばさっきは呼び捨てだったような…)
【じーっと見てるイリゼ】
シオリ「にやにや」
モナミ「にやにや」
ピーシェ「ど、どうしたんですか? イリゼさんも、二人も」
一誠「ああ、二人もナイス!
(…なんかこう、あん時力湧いたなぁ。)」
【鎧を解除して、ビッキィと愛月にサムズアップ】
イリゼ「え? いやいや、べっつにー?」
【気付いてにまにまとする】
ピーシェ「……?」
グレイブ「にしても『ファング』の攻撃を連続でたえるたぁ~キラーマシーンなんちゅう敵だよ」
【キラーマシーンの残骸を持って愚痴る】
ルナ「……ふふっ」
【遠目から一人ピーシェに対して微笑ましいなと笑う】
冥ネプ「ねえねえ、ピィー子。
うちの一誠との挙式はもうちょっと待ってほしいって言うか…」
ピーシェ「なんの話?!」
ビッキィ「……ルナ。わたしの将来の主様達は微笑ましいね」
ルナ「だねっ」
【にっこり】
イリゼ「……うん?」
【数分後、視界の端に映ったもの。それはどこから見つけてきたのか謎のパーカーを着て、それはもう気分良さげに歩いていくシャンプルだった】
グレイブ「予備の奴あったのかよ」
ピーシェ「変えあるんかぁあ──っい!!」
ビッキィ「だから! なんなんだ!! お前はぁぁぁ!!?」
【全力でシャンプルにツッコむ】
シャンプル「プル?」
【シャンプルは、最後までご機嫌なのであった】