【彼らは上へ上へと進み……目的地についた。
そこは静かで人気もなく、何もないように見える。】
???「なーっはっはっはっはっ!」
【が、そこには3人ほど人がいた。】
グレイブ「ん? なんで俺ら以外にも人がいるのか」
ビッキィ「……この、不愉快な笑い声は…!」
ルナ「ど、どちら様……?」
冥ネプ「この笑い声は! …誰?」
一誠「ワイトは…分からん…マジで分からん…」
ズェピア「ふむ、舞台も大詰めということは分かった」
愛月「誰なんだろあの人達」
ピーシェ「……あー、またあんたか」
イリゼ「聞き覚えがあるような…というか、似たような経験を何度か……」
グレイブ「ピーシェ知り合いなのか?」
ピーシェ「いえ別に」
冥ネプ「一体あの人達は誰なの? 何か妙な高笑いだけど」
マジェコンヌ「我が名はマジェコンヌ。このゲイムギョウ界に絶望と混沌をもたらすものだぁ!!」
ビッキィ「マジェコンヌゥゥゥ…!」
【深い恨みつらみの声】
冥ネプ「え、マザコング? 凄い名前だなぁ」
ルナ「マジェ……!? 犯罪神と同じ名前……!?」
マジェ「誰がマザコングだっ!?」
イリゼ(わ、やっぱり間違えた! やっぱりこっちのネプテューヌも間違えるんだ…!)
【変な感銘を受ける】
ビッキィ「うるせぇッ! ナスでも育ててろっクソババアッ!」
愛月「マジェコンヌ…何か嫌な感じ」
冥ネプ「親御さんのネーミングセンスが窺い知れるよ! マザコングさん、youは何しに日本へ?」
マジェ「ふん、貴様らを邪魔をしにきまっているであろう」
ルナ「あと他お二人はどちら様……?」
ビッキィ「フゥーッ…フゥーッ…!」
冥ネプ「つまりマザコングおばさんは私達を通せんぼするために存在してるの!?」
愛月「あわわビッキィさん落ち着いて」
ビッキィ「離してっあのババア殴れないッ!」
イリゼ「通せんぼって…やっぱりナチュラルに煽ってくね、ネプテューヌ……」
ロム「別に、ただの雇われの一般人」
ピーシェ「……なんで雇われてんの? ロムラム」
ラム「あー……、某ルウィーガチ勢さんにコラボ断られて強引に出したらしいよ」
ピーシェ「めたい! あとここにいない人の話をするな!」
ルナ「あ、あー……そういえば感じの話をしたっけ……作者が」
ビッキィ「誰だ? あの人達…??」
グレイブ「まじか……幼女誘拐とかおばさんやべぇ」
冥ネプ「…一体どんな役職に就いたらそんな惨い仕事斡旋されるの…? マザコングおばさん…今すぐ転職しよう! モウヤメルンダ!」
ズェピア「煽りのキレがいつもと違うな。後、二人はただそこにいるだけと…犯罪だな、うむ」
ビッキィ「ついに犯罪に手を染めやがった…」
愛月「マジェコンヌさん? 誘拐はだめですよ」
イリゼ「あらら……皆凄いテンションだけど、私は哀愁を感じるよ……」
ビッキィ「…元からか。」
【辛辣】
ロム「……なんか、この作品の性質上、私達がロリに換算されてる」
モナミ「とりあえず、この3人ボコれば良いみたいだねん」
ズェピア「まあ、雇われなら誘拐ではないのか…」
一誠「大体分かった、つまりボス戦ですよこれは」
グレイブ「みたいだな気が進まねえけど」
ビッキィ「やりましょう今すぐ」
ルナ「うぅ……正直顔見知りと同じ名前と姿をした人と戦いたくないけど……帰るためには仕方ないんだよね……!」
【月光剣を構える】
イリゼ(…なんかサラーっと流されてるけど、ロムラムって言ったよね…? しかもあの見た目…ははっ、私はつくづく別次元で二人と巡り合わせが……って待って、となるとこれ…やっぱりバトルの流れ…!?」
【戦慄】
ビッキィ「殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴るあのババアぶん殴る」
愛月「うぅ…やるしかないのかな」
【ボールを取り出す】
マジェ「フン、ビッキィ、私がお前になにかしたか?」
ビッキィ「…とぼけるなッ!」
グレイブ(ビッキィの怒り半端ねぇな)
【ボールを握りながら】
マジェ「……今回は本当に何もしてないぞ…」
イリゼ「び、ビッキィ…まさか、前言ってた研究所にマジェコンヌも関わって……」
【バイトの事を知らない為、頓珍漢な想像してる】
一誠「何か哀愁を感じる。これが悪役の悲しみって奴か…」
ビッキィ「アルバイトに時給700円で15時間働かせといて、残業手当もなしとかいうふざけた仕打ちしといてそれかぁ!」
【マジェコンヌは本当に知らない濡衣】
シオリ「ブラックで草」
一誠「ええ…割と黒い内容だった…現実方面で!」
愛月「なにその過酷な労働……」
イリゼ「いやそういう恨み!? 確かに酷い! でもそういう類いの話だったの!?」
【ずっこける】
ルナ「なっ!? それはついこの間ようやく就職できた私が聞いても怒りが湧いてくるね!!」
マジェ「そんなことした覚えはないわぁ!」
ビッキィ「ふざけたことを…!」
ズェピア「ブラック企業もやらない手口でそれは酷い。そして本人が知らないというのが拍車をかける。これは撮れ高だぞルナ君。激写だ」
ルナ「よっしゃスクープってやつですね!」
【カメラでマジェコンヌを撮る】
ラム「……どうでもいいけど、喧嘩しに来たんじゃないの?」
イリゼ(ふざけてるみたいな雰囲気にもなってるね…)(汗)
グレイブ「…ポケモントレーナーでよかった」
【ぼそり】
冥ネプ「えーと…まあ取り敢えず…ねっぷねぷにしてやんよ! その後考えよう! うん! 細かいことは後にしよ! はい、バトルバトル!」
ビッキィ「お前の顔面でアートしてやるっ!!!」
ルナ「はっ、そうだった……労働に見合った対価を渡さない不届き者には、月に代わっておしおきだよ!」
愛月「あわわ……」
ピーシェ「まぁ……やるか」
イリゼ「…いや、なんか春闘みたいな話になってきてない!? いいの!?」
グレイブ「はぁやるしかないのか」
マジェコンヌ「ふん、好き勝手言いおって…だがその威勢がこれを見ても続くか、楽しみなものだなぁ!」
【力を解放。巨大化し、ナスの姿となっていく】
グレイブ「まぁ一先ず『キングダム』出てこい」
愛月「よ……よし頑張ろう『レオン』頼むよ」
【二人はギルガルドの『キングダム』、ピカチュウの『レオン』を繰り出す】
ミキ「……キモっ」
ビッキィ「ナス…ナス…抹殺…」
冥ネプ「え゛」
【ピシリと固まる】
一誠「姉ちゃんが! 姉ちゃんがぁ!?」
イリゼ「え、えぇぇー……?」
ラム「何そんなに驚いてんの?! ナスになっただけでしょ?!」
グレイブ「もしかしなくてもナスが嫌いなのかよネプテューヌの奴」
冥ネプ「よ、よりによってナス…なんでナス……い、いや……大きすぎる…修正が必要だっ…!」
【暗い目で木刀を構える】
愛月「お姉ちゃんをいじめる奴は……許さない!!」
【そういってネプテューヌの前に立つ】
マジェコンヌ「はーっはっはっは! 怯えろ! 竦め! 碌に活躍も出来ないまま潰れていけッ!」
【某パイロットっぽい事を言いながら完全にナスコンヌの姿となる】
ルナ「…あれ本物だったら調理できるのに……」
月光剣『食材方面で考えないでください……』
ビッキィ「大丈夫だよ。ルナねぇさん」
ルナ「あれ食べれるの? さすがに食人はしたくないよ?」
ピーシェ「たべれるよ?」
ビッキィ「……中身もナスなんだよ、あれ」
ルナ「え……じゃあ切り刻んで美味しく調理できる……? よーし、色んな意味でやる気湧いてきたよ!」
マジェコンヌ「…………。…って、いや何なのだ貴様等は! ナスだぞ!? この見た目だぞ!? もう少しこう…驚きというものがあるだろう!?」
冥ネプ「食べたくないよ!? うわぁぁぁマザコングぅぅぅ! 絶対許さない! この世から根絶すべきナスになるなんて…許さないんだからぁぁ!!」
ビッキィ「あのババアのナスに対する情熱はキモすぎるくらいあるから」
グレイブ「でっかいナスだな……切り刻むにはちょうどいいサイズだな」
ロム「はぁ……、全くもう……」
ビッキィ「ネプねぇさんに同意だよ。……お前はこの世にいちゃいけない…! ブラック企業、滅ぶべしっ」
マジェコンヌ「えぇい調理面の話をするなぁッ! …だが良いだろう、ならば、たっぷりと味合わせてやろうッ!」
【そう言った次の瞬間、身体から無数のナスが飛び出し、ミサイルの様に飛んでくる】
グレイブ「『キングダム』キングシールド!!!」
ビッキィ「フンッ」
【忍者刀で斬る。】
冥ネプ「ええいナスになるのなら私は手を伸ばすんじゃなくて剣を取る!」
【避けて弾いて事なきを得る】
一誠「ナスミサイルってなんすかね…」
ズェピア「うむ、これは酷い、という奴だ」
【二人も避けに徹する】
ルナ「食材は切るものだと私は思うよ!」
【ミサイルを切る】
イリゼ「わ、っとと…!」
【ナス切っちゃって良いのかな? …と迷った結果、ステップで回避】
マジェコンヌ「ふはは甘いッ! 採れたての新鮮ナスの様に甘いなぁッ!」
【殆どが外れるか防がれるかしたナスミサイル。だが弾けた時点で匂いが立ち込め、部屋中がナス臭くなる】
ビッキィ「ブラック企業、滅ぶべしぃぃぃ!!!」
【マジェコンヌに突撃】
愛月「『レオン』アイアンテール!!」
【尻尾でミサイルを弾き返したり切ったりする】
グレイブ「ナスのにおいって言っても特に意味はない『キングダム』切り裂く!!!」
【マジェコンヌに接近し刀身で切り刻む】
ロム「《氷結》」
【その刹那、ビッキィは氷によって閉ざされた。】
ビッキィ「なんだこれ!? おいこっから出せっ!」
マジェコンヌ「ふん、愚かなッ!」
【ナスボディの表面が切れる。…が、魔力で作り出した身体だからか、すぐに復活。どうも表面を切る程度では意味のない模様】
冥ネプ「───」
【臭いのせいか、目がだんだん死んでいく】
ルナ「うぇ……ここまで臭いのは……ってネプテューヌ大丈夫!?」
【死んだ目に驚く】
ビッキィ「くそっ…動けない…!」
イリゼ「いやそりゃそうだよね! だってネプテューヌナス嫌いだもんね…! こ、ここはネプテューヌを守ろう…(クリスタルがあるとはいえ、活動時間は限られるし…!)」
シオリ「せっ!!」
【シオリは氷を破壊した。】
シオリ「油断しない」
マジェコンヌ「どうした、その程度かッ!」
【ナスビンダー出現、爆速で走ってそれぞれへと突っ込んでくる】
ビッキィ「…すみません。…でも頭が冷えました」
愛月「わわっ! 『レオン』エレキボール!!」
【ナスビンダーに向けて雷の球を打ちこむ】
ラム「どぉりゃっ!!」
【そのエレキボールは、ラムの投げたハンマーによって相殺される】
ビッキィ「あのババアは絶対に報いを受けてもらう…!」
【濡れ衣です】
ビッキィ「まずは…あっちからだ!」
【分身で撹乱しつつロムに接近】
マジェコンヌ「ふっふっふ、よく働いてくれる。勝利の暁には、訳あり品のナスをたっぷりとやろう」
【ロムラムに言う】
冥ネプ「─よし、潰そう」
【木刀が刀へと変わる】
一誠「なんだこいつ!? こっち来んじゃねえ! ついでに姉ちゃんに寄るんじゃねえ!」
【ナスビンダーを殴り飛ばし、ネプテューヌの方へ向かってくるナスビンダーも倍加からのダッシュを乗せた蹴りを放つ】
ズェピア「カット」
【自身に向かってくるナスビンダーの足元からワニのような化け物が沸き上がり、食らおうとする】
ラム「わーい」
ロム「い・ら・ん」
グレイブ「まじか……あの程度では無理だと『キングダム』回転しながら切り裂く!!!」
【高速回転しながらナスビンダーを切り刻んでいく】
ルナ「これはモンスターだから、食べられないんだっけ……ねっ!」
【ナスビンダーを切る】
ナスビンダー’s「ウキャア!」
【防御力もナス程度のようで、簡単にやられるナスビンダー達。なんならあのほっそい足で爆速を出してるからか、何体かはこけて潰れる。だがこのタイプも潰れる度に茄子の匂いを周囲に発する】
ラム「マジェさん、臭いから変な汁出さないで?」
イリゼ「うぐ…これまさか、匂いで私達の集中力を……?」
【合気道のように迫ってきたナスビンダーを受け流す…が、壁にぶつかってもやはり匂い発生】
愛月「うっどんどんナスのにおいが『レオン』もう一度エレキボール!!!」
【ナスビンダーを回避しロム・ラムに向けて雷の球を放つ】
マジェコンヌ「変な汁と言うな! 喰らうがいいッ!」
【更にナスミサイル…と見せかけ、今度は普通に電撃を放つ】
モナミ「おりゃっ!!」
【モナミはマジェコンヌ本体に攻撃を仕掛ける。】
モナミ「遊ぼ?」
マジェコンヌ「いいや、お断りさッ!」
【電撃で迎撃しつつ空中へ。やはり巨大故か、肉薄されるのは好まないらしい】
ビッキィ「うぇ…ナス臭い…気を取り直して…まずはお前からだぁ!」
【本物も混ざった分身が一斉にロムに殴りかかる】
冥ネプ「っとと…! 飛ばれちゃ敵わないなぁ…シェアがあれば、一飛びなんだけど…!」
【電撃を避けつつ、空中のマジェコンヌを睨み付ける】
ロム「……悪いけど」
【さらりと、ビッキィを受け流す。】
ロム「君には興味ない、ラム、任せた。私はミサンガ付きがやる」
マジェコンヌ「我が兵隊であり、兵器であり、盾でもあるナス達…ふはははは! 近付くまでもなく蹂躙してやろう!」
【ミサイルとナスビンダーを主体に、対地攻撃続行】
ルナ「っ、ロムと同じ名前と顔でも、別個体だって思えばなんとか切れる!」
【狙いをロムへ変える】
イリゼ「(結構攻撃がキツい…なら…!)グレイブ君、愛月君…今だよッ!」
【前に出て、先んじて二人に迫るナス攻撃を迎撃。同時にアイコンタクトし、攻撃を任せる】
ピーシェ「なら。私ともやりあおうか」
【ピーシェはロムの目の前に立つ。】
ピーシェ「これでも、この子は妹(仮)でね」
ロム「ふぅん」
愛月「任せてイリゼ! 『レオン』10万ボルト!!」
【ナスビンダー達に電撃を浴びせる】
グレイブ「わかった! 『キングダム』聖なる剣!!!」
【マジェコンヌに対し白く光った刃で切りかかる】
ビッキィ「そこをどけっ! ルナねぇさんの所に行けないだろうがっ」
【ラムと対峙しながら】
ラム「どかなーいっ」
マジェコンヌ「おおっと、二度も喰らうものかッ!」
【魔法障壁展開、更に数体のナスビンダーを自爆特攻させて勢いを殺し、防御】
ルナ「(とりあえずロムはお姉ちゃんがやってくれてる。なら私が出来ること……イリゼはまだ大丈夫だから、今すぐ必要なのは……)ネプテューヌ! ちょっと手を貸して!」
【ネプテューヌに向かって手を差し出す】
冥ネプ「ルナちゃん? …うん、分かった!」
【何かの意図があると思い、ナスビンダーを斬り伏せながら後退し、ルナの手を掴む】
ルナ「じゃあ……(月光剣!)」
月光剣『Yes, master,』
【その瞬間、ルナの手を介してネプテューヌにシェアエネルギーらしきものが送られる】
ルナ「…これで大丈夫かな」
【終わった、と手を離す】
冥ネプ「これは…シェア…? …うん、そっか。よく分かんないけど…ルナちゃん! ありがと…! じゃあ、いくよ!
満を持して主人公タイム! 刮目せよ! ってね!」
【笑顔でルナにお礼を言った後、一歩前へ出る。送られたシェアを使い、女神化を行う。姿が変わり、女神パープルハートの姿へと】
パープルハート「ふぅ…やっぱりこうでなくっちゃ…ここからが本番、全力よ!」
【プロセッサを装着したパープルハートがマジェコンヌへと一直線に飛んでいく】
マジェコンヌ「漸く前に出てきたか…嬉しいぞ、私は。何故か、だがどうしようもなく気に食わん貴様を、真っ先に潰せるのならなぁああああッ!」
【一回りデカイナスミサイルを撃ってくる】
イリゼ「ネプテューヌ…! (なら、私もそろそろ見極めよう…これをいつ、使うべきか…)」
【懐のクリスタルを手元へ】
ピーシェ「……それじゃ、便乗して……《エディン》」
ミキ「便乗……《憎悪》」
【その刹那、二人の姿が変わった。】
ヘイトリッドハート「よし、ヘイトリッドハート、ここに見参」
アンチハート「……アンチハート、同じく」
グレイブ「こっちもやるか『キングダム』シャドーボール!」
【闇のエネルギー体を何度もマジェコンヌに放つ】
愛月「僕だって『レオン』アイアンテールに電撃を纏わせて叩きつけて!」
【電気を纏った尻尾をマジェコンヌに振り下ろす】
ビッキィ「あれが、先輩達から聞いていたイエローハート様達の…! …あっちは大丈夫そうだ。…なら私はッ! お前の相手をしてやるっ」
【ラムに殴りかかる】
マジェコンヌ「ぬぅ、鬱陶しい!」
【二匹のポケモンの攻撃に対し、防御ではなく再生で対応する事を選択。やはり回復されてしまうが、代わりに攻撃の手が緩む】
ラム「はっ! やれるものならねっ!」
パープルハート「そんなもので止まるわけ無いでしょう? 貫くわよ…!」
【刀に光を纏わせ、突き出す。するとビームとなってナスミサイル諸ともマジェコンヌを貫かんとし、続けざまに刀に炎を纏わせてそのまま斬りかかる】
ルナ(ミキちゃんも女神化……驚くのは後だ。後残りの分、いつどう振り分けるか、戦況を見て行動しなきゃ)
マジェコンヌ「ナスの串焼きか? 良かろう、ナスが如何に瑞々しいか、思い知らせてやろう…ッ!」
【再生、どころか肥大。言葉通りにネプテューヌを飲み込む事で無力化しようとする】
イリゼ「……! ルナ、お願いっ!」
【左手にシェアクリスタルを携え、ルナへと手を伸ばす】
ルナ「っ、うんイリゼ!」
【応え、力を渡す】
イリゼ「(……! 凄い、これがルナの…! …ふふっ、二つも貰ったんだから…代わりに格好良いところ、見せなきゃ…!)援護するよネプテューヌッ! ここにはもう一人女神が…原初の女神の複製体がいる事を、その記憶に焼き付けてもらおうかッ!」
【手を繋ぎ、シェアクリスタルを握り締め、二つの力を解放するように女神化。圧縮シェアエナジーの爆発で一気に床を蹴り、天舞弐式・椿で肥大化したナスボディに幾つも大きな傷を与えていく】
【ビッキィとラムの交戦中にアンチハートが加わる。】
アンチハート「ビッキィさん手伝います……さっさと終わらせてしまいましょう」
【ミキとも思えない悪い笑みだ。】
グレイブ「やっぱしあの程度は、回復に回すと『キングダム』ある程度シャドーボールを放ったらもどって来い」
愛月「うぬぬ……効果はあんまりないな『レオン』戻ってきて」
【二人はポケモンを一旦戻らせた】
ビッキィ「…ありがとう、ミキちゃん。…さっさとこいつ仕留めよう。」
【ミキの変貌ぶりに一瞬驚くも、礼をいい、ラムの方に集中する】
パープルハート「ナイス援護、イリゼ。
仲間がこんなにもいるんだもの…やるわよ、勝利を刻むために!」
【傷の部分へ32式エクスブレイドを生成し放ち、刀に眩いばかりの光を纏わせる】
一誠「っし、ここは……ピーシェ!!
俺の今の倍加分全部渡すぜ! ぶつけてやれ!!」
『Transfer!』
【赤い光がピーシェへと向かう】
マジェコンヌ「ちぃッ! だが、隙だらけだッ!」
【開いた傷にブレイドが刺さり、肥大化したボディの半分程が崩れ落ちる。ならばとミサイルを撃ち込むが、そこにイリゼが割って入り、天舞壱式・桜でネプテューヌへと迫るものを悉く斬り伏せる】
ヘイトリッドハート「……ええ」
【女神化が原因か、彼女は何処か気恥しそうに……視線をそらし、一誠と自身の手を合わせ、ハイタッチする】
「……別に、私に構わなくてもよかったのに
けど、ありがとう」
【小さく呟き、ヘイトリッドハートは駆け出していく。】
ルナ(月光剣、残りを数値化するとどれくらい?)
月光剣『残り40。但しマスターの体調面を考慮しますと10までが意識を保っていられる限界かと』
ルナ(了解。それじゃ、終盤よろしく私渾身の最後の一発、やるか!)
【そう決め、チャージを開始する】
グレイブ「ここは、後ろに下がって備えることにしとくか」
愛月「ん~~やれる事なさそう……待っておこ」
【二人とも待機】
ビッキィ「うぉぉぉりゃぁぁぁッ!!!」
【激槍連牙でラムに攻撃させないようにひたすらラッシュをかける】
パープルハート「隙だらけ? これは仲間への信頼よ。
覚悟しなさい、マジェコンヌ!
ビクトリィースラッシュ!!」
【刀と同じサイズの剣を複数生成して突っ込む。マジェコンヌからの迎撃が来ようと、剣が照射され、それを防ぐだろう】
イリゼ「本当に…やっぱりネプテューヌは、ネプテューヌだよッ! だから何をするか分かるし…信頼出来るッ! さぁ、終いだ異なる次元のマジェコンヌよッ! 天舞陸式・皐月ッ!」
【急降下から床を蹴り、翼を広げ、翼と長剣にシェア爆発全開。上のネプテューヌと合わせる形で、下からマジェコンヌを斬り上げ斬り裂く】
ミキ「……お疲れ様です、ビッキィさん。助かりました」
【どうやらこちらは終わったようだ。】
ピーシェ「一誠、ありがとう。たすかったよ」
ビッキィ「にししっ、どういたしまして。」
【快活な笑み】
マジェコンヌ「ぐ、ぐぐっ…だが…ふ、くくっ……」
【倒れたマジェコンヌ。だがまだ何かがあるかのように笑う】
グレイブ「まだ何かする気なのかよあんのナスもどきは」
愛月「うぅ警戒…警戒」
ビッキィ「………」
【いつでもマジェコンヌに向かえるようにしている】
マジェコンヌ「ふん、今更気付いてももう遅い…! 我がナスは全て我が魔力によって編み出したもの、そしてこの充満した魔力を用いて……貴様等に、ナスの呪いをかけてやろうではないかッ! さぁ、喰らうがいいッ!」
【残っていたナスボディが爆ぜると同時に、部屋内に満ちていたナス魔力が輝き出す。そしてマジェコンヌは勝ち誇った顔に】
一誠「んだこれぇ!? オメーちょっとしつけぇぞ!? ドラゴンショットだ!」
【魔力を散らす目的で巨大な魔力球を放つ】
ズェピア「ふむ、黒幕の足掻きか。それもまた良し。では役者らしく蹴散らそう」
【辺りに満ちた魔力を吹き飛ばそうと悪性情報から竜巻を再現する。
が、まだ足りない】
ルナ「出さずに終われそうだと思ったのに……一発かますよ!」
月光剣『All right, My master.』
ルナ「プラズマブレイクッ!!」【ルナを中心に電気の線が走り爆発のような音と共に爆風が吹き乱れる】
グレイブ「おわっと! 『キングダム』キングシールドで守れ! ほら愛月こっちだ」
【『キングダム』は主の目の前に立ち守りの構えを取った】
愛月「わかった!」
【愛月は少し早足でグレイブの所に行った】
マジェコンヌ「……えっ?」
【ほぼ全ての魔力を吹き飛ばされ、残った分もキングシールドで阻まれ、『待って、まだそんなに余力あったの…?』みたいな顔になる。姿も元に戻る】
ビッキィ「時給やっ! 労働時間の事はこの際気にしてないっ!!」
【そう言いながら、全速力で走りマジェコンヌとの距離を一瞬で詰める】
ビッキィ「…だけどっ! せめてっ!」
【マジェコンヌの目の前にくる】
ビッキィ「残業手当くらいは、だしてくれよぉぉぉ!!!」
【悲痛な叫びを上げながら、マジェコンヌに渾身のアッパーカット】
マジェコンヌ「ま、待てっ! そういう話であれば暴力は良くない! 労基や然るべき機関にまず話を…ぐふぅううううううッ!」
【ひっくり返り、ダウン】
ルナ「…はは、最後がこれってどうなのかなぁ……」
【力が抜けたように倒れそうになる】
ズェピア「おっと…ふふ、よく頑張ったね、『ルナ』」
【倒れそうになるルナを、そっと支え、髪を撫でる】
ルナ「え、へへ……」
【呼び方の変化に気付き嬉しくて笑うも、余程疲れているのか、力のない笑みになってしまう】
イリゼ「ふぅ…た、助かったよ皆。うぅ、最後の一押しを残していたのを見抜けないとは情けない……」
【女神化解除】
ビッキィ「…やった…! やった、のに…なんでこんなに空しいの…っ!」
【働かされた時間は戻らない…】
グレイブ「それにしても…何かつかれた」
愛月「イリゼ~お疲れ様~~~」
ズェピア「疲れているね、背負おうか?」
一誠「くそぉ…あのおばさん…ピーシェに返せなかったぜ…!」
冥ネプ「ふぅ……一件落着、かな」
【女神化を解除して辺りを見回す】
ルナ「いえ、一人で歩け……なかった……」
【なんとか力を入れようとするが、体に上手く力が入らないことに気付く】
イリゼ「お疲れ、愛月君。二人の子達も良く頑張ったね」
【二人のボールを見ながら言う】
ビッキィ「ひくっ…ううっ…」
【空しさのあまり泣き出す】
愛月「うん♪」
【ものすごく嬉しそう】
イリゼ「ビッキィもお疲……だ、大丈夫…?」(汗)
グレイブ「ビッキィ…ほらこれで涙拭け」
【ハンカチを出す】
ズェピア「仕方なし…」
【背負うことも出来そうにないので、姫抱き】
冥ネプ「ありゃりゃ…ビッキィ、よしよし…」
【ビッキィの頭を撫でる】
ビッキィ「ううっ…グレイブゥ…お母さん…ネプねぇさぁぁぁんッ!」
【座り込んで涙腺が決壊】
ルナ「うっ……すみません。ありがとうございます……」
【恥ずかしいから下ろして欲しいと思ったが、かといって歩けるわけじゃないので大人しくする】
冥ネプ「うわわ…大丈夫これ? 余程酷い労働環境だったんだね…いやさっき言ってたけども」
グレイブ「おぉビッキィ…よしよし」
【そばで優しく背中を撫でる】
イリゼ「おー、よしよし…流石に今はお母さん呼び許してあげるから、我慢しなくて良いからね…」
【ぽんぽんと肩を撫でるように叩く】
ピーシェ「……一誠、さっきは……その……ありがと」
愛月「ルナちゃん大丈夫?」
【心配そうな顔をする】
一誠「ん? いいって、気にすんなよ。
この階の前に、声かけてくれただろ? あれのお返しってことで!」
ビッキィ「ひくっ…まかない…訳あり品のっ、ナス一本…ッてルナねぇさん!? 大丈夫なのっ!?」
ルナ「あはは……ちょっと疲れすぎただけだからだいじょーぶ」
【力ない笑みだけれど、確かに大丈夫なことを伝える】
【そうして彼らは最後の敵も倒し、帰るための道具…アーティファクトを手に入れ、帰路へと就いたのだった】
~タワーでの戦闘を終えた、その帰り道での出来事~
【限界近くまで力を使ったルナはしばらくの間自力で歩けず、ズェピアによって姫抱きで運ばれていた。温もりを感じられる今の状況に、ずっとこうしていたいと思っていたルナだったが、街が近付いてくるにつれて客観的に自分を見てしまった】
ルナ「(あ、あれ……?これって実はすごく恥ずかしい恰好なのでは……!?)ずぇ、ズェピアさん。あの、私はもう回復しましたので、その……」
【羞恥心から降ろして欲しいとは思うものの、その温もりから離れたくない気持ちもあったために「降ろして」とは言えなかった】
ズェピア「ん…そうか、分かった」
【ルナをそっと降ろして地面に立たせてから、頭を撫でる。
ルナの羞恥は察しており、確かにこのままだと恥ずかしいだろうと考え、自分としてももう少しこのままでもいいかもしれないと思いつつであった】
ルナ「ふにゅ……」
【羞恥心から僅かに頬を染めているものの、撫でられる心地よさにふわりとした笑みを浮かべた】
イリゼ「え、えーっと…ルナ、ちょっといいかな……?」
【この二人は見る度に仲良くなっている気がする。今話しかけるのは無粋かもしれない。…そんな事を感じながらも、近付いておずおずと話し掛けるイリゼ】
ズェピア「おや、私は邪魔かな?良ければ退いていようか、イリゼ君」
【ルナに用事があるなら自分は離れていた方がいいかもしれない。淑女二人の会話に勝手に挟まるのは気が引ける。そう判断してイリゼに訊く】
イリゼ「あ、いや、大丈夫ですよ。単に、ルナに返さなくちゃいけないものがあるだけですから」
【その問いにふるふると首を横に振る。勿論借りた物を返すという大事な用事ではあるが、別に隠すような事でもないのだから、と】
ルナ「イリゼが私に返さないといけないもの……?……あっ、クリスタルか」
【戦いや日常を挟んでいたために、イリゼに貸していた偽シェアクリスタルの存在を忘れていて、今思い出した】
ズェピア「クリスタル……ああ、あれか…」
【クリスタルのことを思い出して、そういえば使っていたなと戦いでの記憶を引き出す。シェアを内包したアイテム…興味深い。今更ながら少し気になったが、今更なのでクリスタルに関わった者として事の終わりを見届けることにする】
イリゼ「あっ、クリスタルかって…ルナにとっても大事なもの、なんだよね…?」
【えぇ…?と軽く呆れた顔になるイリゼ。それからイリゼはポケットに手を入れ、シェアエナジーの無くなったクリスタルを取り出す】
ルナ「一応大事にしなきゃいけないものかなぁ……。私も私でこれを借りてる立場だから……。…うん、お役に立ててよかったよっ」
【先の戦いでイリゼが女神化するのに役立てたことに嬉しそうに言う】
ズェピア「不憫、とまでは思わないが大変なものだな女神も。シェアがない以上、こうした物に頼らなければならないのは…いや、補い合うのもまた戦いだったな」
【空になったクリスタルを見て、シェアエナジーとは信仰とは名ばかりの実質的なガソリンなのではと思い始める。
となると女神はロボットのようなものになるので失礼極まるとしてこの考えを思考の海に沈めるのだった】
イリゼ「ほんと、貸してくれてありがとね。…これがなければ、私はさっきのようには戦えなかった。女神として、後悔する結果を迎えていたかもしれない。ルナの、おかげなんだよ。私がこうやって、ああ良かった…って思いながら、皆と帰れるのは」
【それが信次元の女神とはいえ、十全に戦えないというのは情けない。だからそれを一時的とはいえ解消してくれたルナには、感謝しかなかった。女神としての自分を助けてくれた、大切な友達のルナに深い感謝を抱いていた】
ルナ「イリゼ……。…私はただ、自分が出来ること、持っているもので友達の役に立てそうだと思ったから行動しただけ。それで役に立てたのなら嬉しいことで、ありがとうって言ってくれるなら……うん。どういたしまして、だよ」
【自分にできることをしただけ。それで役に立って、感謝される。相手は女神ではあるけれど、友達でもあるから。その感謝を素直に受け取る】
イリゼ「そっか…じゃあ……」
【その言葉を受け止め、イリゼはクリスタルを差し出す。そしてルナが掌で受け取ったところで、イリゼは両手でクリスタルを、ルナの手と共に包み込む。包み、願うように目を閉じる】
ルナ「……?」
【ただ返すだけでないイリゼの様子に疑問を感じながらも、黙って次のイリゼの行動を待つ】
イリゼ「…ルナ、今の私にこの中へシェアエナジーを充填し直す事は出来ない。だから代わりに…込めさせてもらったよ。今度は私の思いが、いつかルナを守れるように…って」
【こんなものは、ただの自己満足。けれどそれでも、イリゼは込めた。友達への思いを。そして…イリゼは女神。思いの力を、強さを誰よりも知っている存在。だからこそ…信じている。この思いが、込めた気持ちが、決して無駄にも無意味にもならない事を】
ルナ「イリゼ……ありがとう。イリゼの思い、絶対に無駄にしないよ」
【イリゼの思いが込められたクリスタルは、シェアクリスタルとしては偽物。けれどそこに込められた想いは本物。その想いを大切に受け取る】
ルナ「…ふふっ。イリゼが……女神様が想いを込めたなら、これは女神様からのお守りになるのかな?」
イリゼ「お守り…ふふっ、そうだね。原初の女神の複製体、もう一人のオリジンハートの思いが籠ったお守り…ご利益は物凄くあると思うよ?」
【くすりと笑いながら、イリゼは頷く。ここでシェアエナジーを本当に込められたのなら、加護も与えられそうなものだが…シェアエナジーも、元を正せば思いの力。ならばやっぱり、この思いがルナを守れるかもしれないと、浮かべた笑みはより穏やかなものに変わるのだった】
ルナ「あはは。それじゃあご利益を賜れるよう肌身離さず持ってなきゃね」
【ルナもまた、穏やかな顔で笑った】
ズェピア「…ふふ、やはり友情というのはいい。全容とまではいかずとも心を許した者に見せる感情が見れる。やはりこれこそが必要なのだろうな、心ある生物は」
【少し離れた位置から二人を見守る。
受け取りを見届け、更には二人の友情まで見れるとは。自分にはない友情の形が羨ましくもあり、同時に嬉しくもあった。ここは自分の知る世界とは違う。
だからこそ見えるものがあるのだと】