大人ピーシェが頑張る話。合同コラボ   作:ほのりん

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みんながエディンで頑張る話。

【無事アーティファクトを手に入れた一行は協会へと戻ってきた】

 

イストワール「あ、無事帰ってこれたんですね。お疲れ様です皆さん」

 

冥ネプ「ただいーすん!」

一誠「あれから…どれだけの時間が経った…?」

ズェピア「メタは止してもらおうか」

 

グレイブ「ふぃ~少し疲れた……主に喉が」

愛月「基本指示を出していたからね~僕たち」

 

ビッキィ「只今、戻りました。イストワール様」

【一礼をしつつ返事】

 

イリゼ「まさか、あんな戦いになるとはね…(それに、一人精神的には無事か怪しいけど…これは、言わぬが吉かな…)」

【ビッキィ見つつ苦笑い】

 

ルナ「いろいろと濃かった戦いだったね……」

 

イストワール「それにしても、ほぼ無傷ですか…、流石です。ところで……

それにしては皆さん気疲れしてません? ……きのせいですかね」

 

冥ネプ「気のせいだよ、気のせい。気にしない、いいね?」

 

イストワール「あっはい」

 

イリゼ「は、はは…でも、こうして無事に戻ってくると、やっぱりほっとするね」

 

グレイブ「……気のせいだな」

愛月「ふわぁ~眠い……うにゅ」

 

ビッキィ「………本当にそうですね、ほっとします」

【段々と目の光が消えていたがなんとか持ち直した】

 

イストワール「それでは、アーティファクトを回収しますね」

 

シオリ「……あれ、そういえばアンタ……、もしかしてウチの労働環境に不満あったり?」

 

冥ネプ「アーティファクト…コストいくつのフォロワーなの、いーすん!」

一誠「やめよう、過去の栄光だよ姉ちゃん」

 

ビッキィ「いいえ。全くありません。……もうすぐやめちゃいますけどね」

 

シオリ「…は? なんで?」

 

ビッキィ「それは後々お話します。

今は自分達の仕事を優先すべきかと」

【真っ直ぐシオリを見つめながら言う】

 

イリゼ「…後々、か……」

【後、と聞いて考えるのはこれからの事。ここまでは目的までの道中だったが…ここからは、違う】

 

シオリ「……そう」

 

ピーシェ「さてと、アーティファクトの解析があるなら少し時間かかかりますよね?」

 

イストワール「え、はい。まぁ」

 

ピーシェ「……なら時間はあるか……」

 

グレイブ「ありゃ…やっぱり疲れてたんだな愛月」

【座り込んで愛月を優しくなでる】

愛月「うにゅ…ふにゃ~~」

【猫みたいな欠伸】

 

冥ネプ「なら解析完了までゆっくりとしようかー! プリン食べたい!」

一誠「自由時間? フリータイム?」

ズェピア「そうか、解析が終わればこの邂逅も終わりか。…何故だろうか短いようで長かったような気がする」

 

ルナ「一日一日が濃密な日々でしたから、そう感じるのかもしれませんね」

 

ピーシェ「皆さん、今からお時間ありますか? お付き合い願いたいのですが」

 

グレイブ「いいぜ」

 

イリゼ「……? と、いうと…?」

 

ビッキィ「はい」

 

ズェピア「構わないが…?」

冥ネプ「いいよー!」

一誠「何かあるのか?」

 

ルナ「もちろん時間はあるけど……?」

 

愛月「うにゅ」

 

ピーシェ「いえ、皆さんへの少しのねぎらいと、約束を果たそうかと思いまして、まぁ……それはイリゼさんにも手伝ってもらわないといけないんですけどね」

 

ズェピア「労い…パーティか何かか?」

 

イリゼ「私に…? …そういう事なら、勿論良いけど…(なんだろう、ネプテューヌの名前が上がらなかったって事は、女神だから…って訳じゃないんだろうけど…)」

 

モナミ「なにやんの?」

 

冥ネプ「まさか私は女神として認識されていない…!? くっ、こうなったら今から女神らしいことを……!」

 

ビッキィ「ねぎらい? しかもイリゼさんの手伝いが必要? …何をするんですか?」

 

ピーシェ「いやいや…女神だから手伝ってもらうわけじゃないんですけど…」

 

グレイブ「ネプテューヌ? 愛月寝ちまったから少し変わってくれないか?」

 

ルナ「イリゼだからこそできるお手伝い……?」

 

イリゼ「うーん…まあとにかく、協力するよ。皆への労いなら、断る理由がないし」

 

モナミ「……はっ!」

 

冥ネプ「あ、いいよー! 愛月君~」

 

モナミ「エッッッ────」

 

ビッキィ「はっ倒しますよ?」

【蹴り飛ばす】

 

愛月「にゃう……お姉ちゃん」

【眠たげな眼でネプテューヌの元に行く】

 

冥ネプ「よしよし、膝枕してあげるから寝てていいよー」

 

愛月「は~い」

【眠りにつく天使のような寝顔で】

 

ピーシェ「さて……では、少しお付き合い願います。ついてきてください」

 

イリゼ「…う、うん……(凄いな、モナミの発言をほぼスルーって……)」(汗)

【えぇー…みたいな顔でモナミを見た後首肯】

 

グレイブ「わかった」

 

ルナ「うん(お姉ちゃんから皆への労い…? それに約束……いやまさか)」

 

冥ネプ「はーい! って言いたいけど愛月君どうしよ…ここで一緒に待ってようかな…?」

 

グレイブ「愛月なら俺がせおっていくよ」

 

冥ネプ「おー流石は男の子!」

ズェピア「では、向かうとしようか」

一誠「うす…」

 

シオリ「いいわグレイブ、私が背負う」

 

グレイブ「そうかじゃあ頼んだ」

 

イリゼ「…ところで、結局何を…?」

【ここじゃ話し辛い事なのかも、と思い小声で訊く】

 

ピーシェ「……あなた、クレープを作った経験は?」

 

イリゼ「クレープ? …ないけど、そのうち作ってみようかなって思って、レシピの確認はした事あるよ? …って事は、もしかして……」

 

ピーシェ「わかりました、それさえ聞ければ十分です」

 

 

 

【すこし薄暗くなり、月がすべての面積顔を出している時。

ピーシェに連れられ、彼らは公園のようなところに連れてかれていた】

 

ピーシェ「満月か……、ふっ。これもなにかの運命かな」

 

グレイブ「おぉ~これは見事な光景だな」

 

ビッキィ「……ああ…今日の月はいけない…」

【バロ様】

 

シオリ「ビッキィ。それはネタがわかりにくいわ」

 

ビッキィ「ええ。…言った後に気づきました」

 

イリゼ(……何故に公園!? え、何!? ここの次元は、公園にクレープ製造機でもあるの!?)

【到着してから心の中で突っ込む】

 

ルナ「公園で、満月か……(…その感じてる運命と私が感じてる運命が同じだといいな、なんて)」

 

一誠「月○リメイクおめでとう」

ズェピア「どうした今日は疲れてるのか一誠君」

冥ネプ「満月…公園…駄目だなにも思い出がない…やっぱりシリアス主人公に変更して今のねぷ子さんはサヨナラー! するしかないのでは?」

 

ピーシェ「さて……コンセントコンセント……」

【ピーシェはコンセントを探し始める。

※注意、ここは公園です】

 

グレイブ「公園にコンセントあるのか?」

 

一誠「ピーシェさん!? 公園でなにする気だ!?」

 

ビッキィ「あれ? この公園コンセントあったけ…?

あ、お手伝いしましょうか? イエローハート様」

 

【勿論、電気が通っているのがコンセントだ。

そんなもの公園に存在するわけが…、】

 

 

 

ピーシェ「あった」

 

シオリ「いやなんであるのよ!」

 

グレイブ「あるんだ。すげぇ」

 

一誠「公園は屋台製造器だった!!」

 

ルナ「…前回も思ったけど、公園って想像以上にハイテクな場所だった……?」

 

ビッキィ「冗談かと思ってた…」

いやそんなことないからね? ルナ」

 

イリゼ「は、はは…だってここはゲイムギョウ界、コンセントの一つや二つ……ほんとにそれ、コンセント…?」

【自分を納得させようとしたが、無理だった様子】

 

冥ネプ「まあほら図書館が異世界の入り口だったりする時もあるし鏡が別世界だったりもするからあるでしょ!」

 

ビッキィ「あさやけにつつまーれーたー…失礼。つい反射的に言ってしまいました」

 

ルナ「…あ、あれだ。喫茶店にコンセントが設置されてるのと同じ感覚なんだよね、うん」

 

モナミ「※長時間の仕様はご遠慮ください」

 

愛月「うにゅ? ここ…どこ」

 

ピーシェ「あとはホットプレートと材料……とっ。よし、準備できた」

 

ズェピア「ちなみに大きな公園の場合は管理する者の施設もあるからそこならコンセントが外に延びている時もあるぞ」

 

グレイブ「出来上がるまで何してようか」

 

ルナ「材料は……あれ? これって見たことがある組み合わせなような……?」

 

ビッキィ「見た事ある組み合わせ?」

 

ピーシェ「ルナ、この間の約束を果そう」

 

ルナ「約束……まさかって思ってたけど…うん。…ずっとこの日を楽しみにしてたよ、お姉ちゃん」

 

冥ネプ「え、なにか作るの? 私達の分もあるよね!?」

 

イリゼ「大丈夫だよネプテューヌ。じゃなきゃ、作り手二人体制にはしないでしょ?」

 

冥ネプ「よかったー!」

ズェピア「ふむ……本来なら監督として役者諸君への労いがあるべきなのだが、此度は私も役者…もてなされるとするかな…」

 

ピーシェ「……イリゼ」

 

イリゼ「うん?」

 

ピーシェ「わたしはルナに、『おねえちゃんがふたつクレープを作る』そう約束してるの。私のことは嫌いで構わない……けど、ルナのためにすこし力を貸して」

 

イリゼ「…そこで私が『嫌』って言うように思われてるんだとしたら、心外かな。…まぁ、ピーシェに対しては色々思うところもあるけど…誰かの為に、何かをしようとしてる人に背を向けるような女神じゃ、私はないよ」

【そう言って、軽く笑う。要は、「勿論良いよ」という事であった】

 

ピーシェ「そう、相変わらず妙に上からな女神様だこと」

【ピーシェも軽く微笑む】

 

グレイブ「写真撮っておくか」

【満月の写真を撮る】

 

イリゼ「よし、それじゃあ……あ、一応言っておくけど、皆近くで飛び回ったりとかはしないでね? 砂とか木の葉がプレートの中に入っちゃったら困るからさ」

 

【愛月はピーシェとイリゼの調理工程を静かに見ている】

 

ズェピア「…ルナ君、今の彼女達を思い出に収めるのは如何かな? 分かりやすく言うと、シャッターチャンスだ」

【小声でルナに伝える】

 

ルナ「はっ、なるほど……ならこれを使って、ちょっと行ってきますっ」

【そう言ってマントで体を透明化して、カメラを構えて二人のところへ】

 

ズェピア「いってらっしゃい」

 

ピーシェ「イリゼ、塩とって」

 

イリゼ「塩? …あ、これは砂糖だ。これは…何か分からない謎の白い粉だ。んもう、場所が場所だから配置が厄介だ……」

【ちょっと文句は垂れるものの、すぐに探して手渡すイリゼ】

 

ピーシェ「謎の粉って言わないでください。終いには媚薬打ち込んで犯しますよ?」

 

ビッキィ「ふぁ!?」

 

イリゼ「ぶふぅぅ!? な、なんで!?」

【ひっくり返りそうな程驚く】

 

グレイブ(何かやばいワードが聞こえたけど気のせいか)

 

ピーシェ「ふ、相変わらず見た目によらず初心ですね」

 

イリゼ「見た目によらずって何!? 失礼な! しっつれいな! そしてピーシェが!? ピーシェが私に!?」

【目を白黒させながら突っ込むイリゼ。少し怖くなったのか、ちょっと距離を空けている】

 

愛月「お姉ちゃんの所に行ってよ」

【静かに呟き移動開始】

 

ビッキィ「……わたしも離れよう…」

 

ピーシェ「じ。ジョーダンに決まってるでしょ?! 本気にしないでよきもっ!」

 

冥ネプ「~♪」

【ベンチに座って月を眺めながら鼻歌】

 

愛月「あっお姉ちゃん……鼻歌だ……いいなぁ~」

 

一誠「ピーシェ…そうか…ごめんな気づかなくて…」

 

イリゼ「自分から言い出しておいてそれは酷くない!?」

【がびーん】

 

ルナ(こそこそ……こそこそ……ごめんお姉ちゃんそれはちょっとフォロー出来ないよ……)

 

ピーシェ「なんで私が百合の前提に話をすすめるの?! 私ゆりじゃないし!」

 

グレイブ「にしてもいい景色だな~ここは」

 

ビッキィ「……まさか、両刀…!?」

【ツッコミ待ち】

 

ズェピア「ビッキィ君、やめようか」

 

ビッキィ「あ、はい」

 

モナミ「ちなみに私はゆりだよ」

【ちらっちらっ】

 

ビッキィ「すみません、わたしノーマルなんで」

【拳を握ってファイティングポーズ】

 

イリゼ「なら本当に何故言ったの!? さっきのモナミといい、私を何だと……うわ危なっ!?」

【生地を焦がしかけてる事に気付き、慌てて手を動かす】

 

ルナ(っとと、危ないなぁ……っと、この位置でいいかな。じゃあ、はいチーズ…なんて)

【そう心の中で言いながら、ルナはシャッターを切る。小さなシャッター音が響いた】

 

イリゼ「…ほぇ?」

【僅かにシャッター音が聞こえ、きょろきょろと見回す】

 

ピーシェ「……ほ?」

【二人とも、姉らしくない素っ頓狂な声を上げている】

 

ルナ(…よし追加パシャっと)

【もう一回シャッター音】

 

イリゼ「え、な、何…? …ピーシェ、これジャンク品で作ったとかじゃないよね…?」

【ホットプレートが変な音立ててるのかと心配になる】

 

ズェピア「うむ、サプライズ成功だルナ君。我ながら素晴らしいものを渡したな」

 

ルナ「はいっ、自然体でも撮れましたよ!」

【ズェピアのもとまで戻って透明化を解除する。片手には二枚の写真】

 

ズェピア「ふふ、頑張ったね」

【笑顔で頭を撫でる】

 

ルナ「えへへ……」

【褒められて嬉しそう】

 

ビッキィ「あ、でも…偶には一緒にベッドに行きましょうか? 『モナミさん』

ただし、

明日の朝日を拝めなくなりますけどね?」

 

モナミ「ひっくひっく……」

 

ピーシェ「い、イリゼ……ほら」

【ルナの方をゆびさす】

 

イリゼ「?」

【写真を持っているのは分かった。だがいつ撮ったの? …と言わんばかりにきょとーんとした顔をする】

 

グレイブ「一誠! ちょいとこっちに来てくれ」

 

一誠「なんだよ彼女が百合なことにショック受けてるんだよ」

【トボトボとグレイブのもとへ】

 

グレイブ「そこはお前が男気見せるいいチャンスだろ? 思い出作りの写真をとってもいいか?」

 

一誠「ん? ああ、いいぜ。なんなら一緒に撮るか?」

 

グレイブ「おっけー!」

 

一誠「よーし、俺が撮ってやるぜ!」

 

グレイブ「任せた!」【ちょうどよいポージングをする】

 

シオリ「じゃあビッキィ、アタシが誘ったらどうする?」

【そういって、ビッキィの顎を人差し指で持ち上げる。】

 

シオリ「これでも、あたしは基本そっち側よ」

 

ビッキィ「!!?」

【顔真っ赤にして仰天…背景には色鮮やかな百合の花が…】

 

ビッキィ「…ちょ、待ってください! わたし、ノーマルなんですってば!?」

 

モナミ「ビッキィい!! あたしとの差ぁぁ───っっ!!」

 

ルナ「あ、イリゼ、お姉ちゃん、どうかな? 上手く撮れたと思うんだ!」

【そう言って二人に見せた写真。一枚は月夜をバックにクレープを作る二人の姿。もう一枚は先ほどの驚いた時の顔】

 

ピーシェ「わたし……写真撮られるのそんなに好きじゃないんだけどな…」

【少し頬を染める】

 

ズェピア「ふふ、二人とも。サプライズ撮影、というやつだ。どうかな? 私のルナ君に贈った二つの性能は? 気付かなかっただろう?」

 

イリゼ「え? え? た、確かに上手く撮れてるけど……え…?」

【もう完全に混乱している】

 

一誠「はい、チーズ!」

【ニッと笑いグレイブとツーショット】

 

グレイブ「おっいい絵だな。さんきゅ」

 

一誠「いいってことよ! ツーショットかぁ…」

 

冥ネプ「あっちは楽しそうだねぇ…」

 

ルナ「ふふん。イリゼ、もう写真を撮るのは君の特権じゃないのだよっ!」

【ビシィッ! っと指さす。が、すぐに指の形を人差し指を立てるのから手で指す形に直す】

 

イリゼ「と、特権って……そうだ、皆。私も一枚、記念写真を撮りたいんだけど…いい、かな?」

【一度手を止め、全員に向けて言う】

 

ミキ「さっきの戦闘より……カオスになってるのは気のせいかな…」

 

ピーシェ「ええ、構いませんよ」

 

ルナ「いいとも~!」

 

グレイブ「いいぜ! 俺も同じ考えだったから」

愛月「写真? いいよ~~」

 

ズェピア「いいともー」

冥ネプ「いーいーよー!」

一誠「うす…」

 

ズェピア「では、イリゼ君、カメラを渡してくれ。私が撮ろう」

 

イリゼ「あ、ズェピアさんありがとうございま……自撮りッ! だからっ、それはっ、人に頼む自撮りになっちゃうんですよぉおおおおぉぉぉぉッ!」

【突如おかしくなったかのように全力突っ込み】

 

ズェピア「……カメラ、渡してもらっていいかな? 記念撮影なら君も写らなくては」

【心なしか少し怖い笑顔でイリゼにもう一度聞く。そりゃ近くで叫ばれたらね!】

 

イリゼ「えっ? あ、そ、そういう…うぅ、ごめんなさい……」

【自分一人を映される訳ではなかったのだと理解し、しゅんとしながら手渡す】

 

ビッキィ「イリゼさんが壊れた…」

 

ピーシェ「……なんか、イリゼいると楽だな」

 

ビッキィ「ならわたしがイエローハート様がツッコミできるようにボケ倒して…」

 

ピーシェ「やめて」

 

ビッキィ「あ、はい」

 

ルナ「あ~、前もこんなことがあったなぁ」

【懐かしむ】

 

冥ネプ「へー…イリゼ、前もこうだったんだぁ…」

 

ルナ「毎度のことみたいだよ?」

 

冥ネプ「恒例行事で叫ぶイリゼ…」

 

ビッキィ「イリゼが叫んでるんだ…? なんか映画のタイトルみたいだ…」

 

グレイブ「俺らの時も叫んでいたなイリゼ」

 

イリゼ「あぁ、しかも私のせいで変な雰囲気に…ごめんね、ほんと……」

【申し訳なさと恥ずかしさで、イリゼ赤面】

 

冥ネプ「色々と自分から苦労背負いにいってることは分かったかな…突っ込みも」

ズェピア「うむ、では皆の者並んで貰おうか」

 

愛月「そうだな確か…メイトがどうとか言ってたね」

 

ルナ「アニメイト?」

 

ビッキィ「シークメイト…?」

 

一誠「カロリーメイト?」

 

愛月「確か……ポケカロメイトだった」

 

イリゼ「さ、三段落ちみたいに最後正解出てきた……」(汗)

 

一誠「WINNER! 俺の勝ち、なんで負けたか明日までに考えといてください」

 

ビッキィ「はい。明日までに纏めますね、部長」

 

一誠「誰が部長だ両津ビッ吉」

 

ピーシェ「やめなさい!」

 

ビッキィ「人をあんなだめ大人みたいに言わないでくれる?」

 

ルナ「多分私はまだまだボケ担当として未熟者だったんだと思います」

【真面目に考えた】

 

一誠「はい」

冥ネプ「やめようねー二人ともー?」

 

ビッキィ「はい」

 

ルナ「はい」

 

グレイブ(ちゃっかり記念写真にも写っていたし)

 

ズェピア「…いやぁ楽しそうで何より。そろそろ、いいかな?」

【いつの間にかルナの近くまで来ており、カメラは持っていない】

 

イリゼ「あ…そ、そうだった。えぇと、場所は…」

【どの辺りに並んだら良い写真になるかな、と探す】

 

ルナ「あ、ズェピアさん、これでもお願いします」

【そう言って首に下げていたカメラを取り、手渡す】

 

ズェピア「うむ、即席のカメラマンに渡しておこう」

【受け取って、ズェピアの背後からイリゼのカメラを持った全身真っ黒の人が現れて、ルナのカメラを受け取る】

 

愛月「ほんとズェピアさんなんでもできるんだね。すごい」

 

イリゼ「ぴゃあ!? は、犯人!? 黒ずくめの犯人さん!?」

【びくぅ!】

 

ルナ「全身黒タイツの人……?」

 

ビッキィ「仕方ないね、ズェピアさんだから」

 

グレイブ「まさに某名探偵の犯人役だな」

 

カメラマン「(´・ω・` )」

ズェピア「タタリで作っただけだよ。

さて、場所はどうする? このまま月を背に撮るでも構わないが?」

 

ビッキィ「わたしはそれで構いません」

 

イリゼ「そして顔はらんらんだったぁ!? ……あ、はい。明るいですし、この辺りが良いかなと思います…」

 

グレイブ「いいねぇ」

 

愛月「どんな写真が撮れるんだろワクワク」

 

一誠「異議なし」

冥ネプ「賛成だけど、ピーシェ達はどう?」

 

ルナ「せっかくの満月ですから、写しましょうっ」

【満月だということにテンションが上がっている】

 

イリゼ(愛月君がちょっとロムちゃんみたいになってる…)

 

ピーシェ「私達は問題ありません」

 

ズェピア「では記念撮影といこうか」

一誠「イエーイ!」

冥ネプ「ポーズとかどうしよう…ここはやっぱりナンバーワン主人公に相応しいポーズを…?」

 

カメラマン「(`・ω・´)b」

 

グレイブ「無難にピースしとこ」

愛月「どうしようかな?」

 

イリゼ「表情豊かですねカメラマン…」

【皆と写真を撮れる。その思いが現れたようで、既に朗らかな笑みが浮かんでいる】

 

ビッキィ「…無難にピースにしとこう」

 

ルナ「ポーズ……ピースを人の頭の上に生やしてるみたいな感じに被せて……?」

 

カメラマン「(`・ω・´)撮ルヨー、1+1ハー?」

 

グレイブ「喋れるんだ……2」

愛月「ニィ~~~!!」

 

イリゼ「にー」

【シンプルにピースして更に笑顔に】

 

ルナ「あ、えぁ、に、にーっ」

【ぎこちなくも笑顔で、手は前で組むだけで】

 

ピーシェ「にっ」

 

ビッキィ「にッ!」

【笑顔で左手ピース】

 

一誠「にー!」

冥ネプ「2!!」

【二人揃って、ピースして笑顔に】

ズェピア「にっ、だな」

【穏やかな笑み】

 

【パシャリ!】

 

イリゼ「…わぉ、まさかこの面子で誰もふざけないとは……」

 

カメラマン「(゜∀゜)撮レタヨー、ヤッターーー」

【ルナとイリゼにカメラを返す】

 

イリゼ「あ、ありがとうございます…(なんか段々可愛く見えてきた…)」

【受け取る】

 

ピーシェ「……かわいいなこいつ」

 

ビッキィ「確かに」

 

ルナ「わぁ、綺麗に撮れてますね。上手く撮ってくれてありがとうございます」

【写真を確認してその出来を褒めながらお礼を言う】

 

グレイブ「どんな風に映ってるんだろうか」

 

イリゼ「見る?」つ【携帯端末】

 

グレイブ「勿論」

 

カメラマン「(´∀`)イエイエ」

ズェピア「ご苦労、カメラマン」

カメラマン「(`・ω・´)bサヨナラ…!」

【カメラマンは元からいなかったかのようにパッと消えてしまった…】

 

愛月「わっ消えちゃった。」

 

ビッキィ「犯沢さん…お疲れ様」

 

イリゼ(ふふっ…やっぱり良いな、こうやって皆と出会った事、仲良くなったこの事実を、こうして形に残せるのは)

【見せながらも、浮かんでいる穏やかな笑みは続く】

 

冥ネプ「カメラマン…いい人だったよ…」

一誠「よーしこっちはルナのカメラの写真で確認するか!」

 

ビッキィ「あ、ルナ。わたしにも見せて」

 

ルナ「うんいいよー」

【そう言って手に持つ現像されている方を見せる】

 

グレイブ「おぉこれは何とも幻想的な一枚だな」

 

ビッキィ「おお…! 綺麗に撮れてる」

 

モナミ「だねー」

 

冥ネプ「おー…我ながらいい笑顔…というかめっちゃ綺麗な写真! え、このカメラすごっ!?」

一誠「いい写真だ~」

ズェピア「…ふふっ」

 

愛月「はわぁ~きれいだな」

 

イリゼ「…さてと。まだまだ材料はあるし、皆じゃんじゃん食べてね」

【クレープの生地伸ばすあれを持って、皆にウインク】

 

ビッキィ「了解です」

【食い意地がはってるので楽しみなビッキィ】

 

ルナ「うんっ、いただきますっ! はむっ……んん~~っ!」

【喜んでクレープの一つを手に取って一口食べ、美味しさに顔がほころぶ】

 

ズェピア「私も作る側でもいいだろうか? こう、見てると意欲がだな」

 

イリゼ「…だって、どっちが交代する?」

【ピーシェに目をやる】

 

ピーシェ「……私がぬけます、もう約束は達成されました」

 

ズェピア「すまない、我儘を言ってしまった。代わりに美味しいものを約束しよう」

 

グレイブ「うんやっぱりイリゼはいい人になれるなぁ~」(とあるワードを思わせる言葉を言う)

 

ビッキィ「…美味しい」

【月見しながらクレープを頬張る】

 

イリゼ「そう? じゃ、私はこのまま……うぇっ?」

【グレイブの発言に手が止まり、目をぱちくり】

 

シオリ「そういえばビッキィ、そろそろ教えてもらえる?」

 

ビッキィ「…はい。

ここでは少し…離れて話しましょう」

 

愛月「あむ…美味しい♪」

 

冥ネプ「ビッキィ、大丈夫? 私も行った方がいい…?」

【手を差し出した者として、ついていくかを問う】

 

ビッキィ「大丈夫。わたしのけじめだから」

 

シオリ「わかった、場所を変えましょう」

 

ビッキィ「はい」

 

冥ネプ「…そっか、分かった。クレープ、取っとくね」

 

イリゼ(…作っておいてあげようかな)

【その時、イリゼもネプテューヌと同じような事を考えていた】

 

愛月「イリゼ~近くで見てていい?」

 

イリゼ「あ、うん。よ、っと」

【手首を器用に捻り、くるりと生地を円にしていく】

 

ルナ(…大丈夫だよね)

月光剣『人一人の運命が大きく変わる瞬間でもありますね。マスターはこの変化をどう思いますか?』

ルナ(そうだね……あんまりよその次元の住人である私が言えることじゃないけど……これからのビッキィの道が幸せであることを願うかな)

月光剣『では……あの人間に、月のご加護がありますように。……そう、マスターの剣として彼女の幸せを願いましょう』

 

グレイブ「頑張れビッキィ」

 

ズェピア「此度の物語もそろそろ終わりの時、か」

【慣れた手付きで手首を返し、生地を整えていく】

 

イリゼ「…………」

【終わりの時。そう聞いて、ほんの一瞬寂しそうな顔になる】

 

愛月「イリゼ大丈夫?」

 

冥ネプ「一誠、ここからまた大変だね」

一誠「だな~…ま、戻ってもいつも通り手を伸ばす、だろ?」

冥ネプ「うん。けど、今はお疲れさま、カッコよかったよ弟」

一誠「姉ちゃんも、な」

【クレープを食べながら、二人で月を見上げながら笑い合う】

 

ズェピア「すまない、不謹慎だったか」

 

イリゼ「…うん。大丈夫。それに、ズェピアさんも謝らないで下さい。寂しさがあるからこそ、『また会いたい』って思うんですから」

 

ズェピア「ふふ、そうだね。次の演目も良き物であるように、と思える邂逅だった。それに、考えさせられる事も多かったよ」

【また会いたい、その言葉を聞いて一人の少女に視線を一瞬向けてから、ふっと微笑む】

 

グレイブ「今度はどんなところを巡ろうかな~イリゼの世界とかいいかも」

 

イリゼ「うん、もし来た時は歓迎するよ。グレイブ君、愛月君は勿論、他の皆もね」

 

一誠「もしかしたらこっちかもしんねーぞー?」

冥ネプ「そんなことあったらグレイブ君にしっかりと主人公にしてるところ見せてあげるからね!」

 

ルナ「…いつかまた会える。また会いたいと思い続けていれば、きっと叶うから」

【視線に気付いて、それから独り言のように呟き、月を見上げた。決して顔を見せないように】

 

グレイブ「おおっとこれは、迷いどころだな……これだから旅はやめらんねぇぜ」

愛月「うぅ~どっちに行こうか悩む~~~!!!」

 

イリゼ「…まぁ…そう簡単に行き来されちゃ、次元の方も堪ったものじゃないだろうけどね」(苦笑)

 

グレイブ「確かにそりゃ言えてるな」

 

ズェピア「次元を跨ぐ旅、か。中々面白そうだ…少し考えてみるか…?」

 

ルナ「あはは……ズェピアさんなら次元を跨いで旅をするなんて真似、実現できそう……」

 

イリゼ「……ところで…今更だけど、ここって電気代はどういう扱いなんだろうね…」

 

グレイブ「さぁな」

愛月「どうなんだろ」

 

ズェピア「イリゼ君、気にしてはいけない、いいね?」

 

イリゼ「あ、はい」

【ここで料理とかしても良いのかな、と思っていたが、そう言われてイリゼは纏めて飲み込んだ】

 

冥ネプ「それにしてもクレープ美味しいねぇ…はっ、私も作ってみたい」

一誠「死人が出る! やめろ!」

冥ネプ「(´;ω;`)」

 

ルナ「おかわりほしい(ま、まあこの国の女神様お姉ちゃんだから……あ、おかわりもらっていいかな?)」

【心の声と口に出る言葉が逆になる】

 

愛月「お姉ちゃんよしよし」

 

ズェピア「はい、ルナ君」【おかわりをルナに渡す。パパお手製だぞ!】

 

ルナ「ありがとうございますっ。はむはむ……~~♪」

 

イリゼ(…そうだ、折角だし…)

【皆のペースが落ち着いてきたという事で、こっそりクリームもチョコもたっぷりなクレープを作り始める】

 

冥ネプ「うん…ありがと…うぅ、どうしてこう、下手かなぁ私…」

一誠「背負った運命と思うんだ…」

冥ネプ「その日運命と出会っちゃったのがこれは嫌だよぉ…より私が料理できない女子だよ…!」

 

ズェピア「…イリゼ君、かなりの甘党だね」

【小声でイリゼに話し掛ける】

 

イリゼ「あ……じ、実はそうなんです…」

【気付かれたイリゼは、気恥ずかしそうにそう答えた】

 

ズェピア「言ってくれれば作ったものを。残念だ」

 

イリゼ「う…言うのはそれこそ、恥ずかしかったので……」

 

ビッキィ「ネプねぇさん! わたしのクレープ頂戴!」

【話が終わって戻ってきた】

 

冥ネプ「待ってたよ! はいどうぞ! 出来立て!」

 

ビッキィ「やったぜ。…いただきます」

【やったぜの部分だけやたらイケボなビッキィ】

 

ズェピア「淑女とはいえ好物を隠すのは如何なものか。苦労多き身の上なのだからこういう時くらいは贅沢したまえよ」

 

グレイブ「ふぅ…このくらいで満腹かな」

 

冥ネプ「…どうだった? 納得してくれた?」

 

ビッキィ「うん。」

【笑顔】

 

愛月「ごちそう様!」

 

イリゼ(あぅ、その優しさが逆に辛い……)

【単に大人な自分を演出したかっただけのイリゼは、何とも言えない恥ずかしさに見舞われるのだった】

 

冥ネプ「うん、ならよかった。…ふぅ~…心残りもないかな、もう」

 

ピーシェ「別に納得などしてませんよ。拒絶する気もありませんしね」

 

一誠「ん? おかえりピーシェ。クレープあるけど食べるか? めっちゃ美味いぞ」

 

ピーシェ「ええ、たべます」

 

ルナ「もぐもぐ……。……安心したらもう一つ欲しくなりました。今度はフルーツ多めで欲しいです」

【三個目おかわり希望】

 

ズェピア「ふふ、承ったよルナ君」

 

一誠「よーし取ってくるから待ってろ!」

 

ビッキィ「…ごちそうさま。…ズェピアさん、わたしにもおかわりお願いします」

 

グレイブ「少しのんびりしてよ」

愛月「僕も」

【二人は食後の一休みでのんびりし始めた】

 

ズェピア「そちらも承った。

まずは一誠君だな」

一誠「あざっす。おーいピーシェ、貰ってきたぜ」

【ピーシェに手渡す】

 

ピーシェ「ありがとう」

 

イリゼ「ふー…因みにだけどこれ、材料は使い切っちゃった方が良いのかな?」

【残りの量を見て、それから質問と共にエディン組を見る】

 

一誠「まあ俺が作ったのじゃないけどな」

冥ネプ「…もういいかなぁ…流石にもう食べられないよぉ」

 

ルナ「ズェピアさんかお母さんかお姉ちゃんのクレープだったら……ううん、例えチーズケーキとラーメンの麺が大量に入った闇鍋だとしても、いくらでも食べれるよ」

 

イリゼ「ラインナップがエグい…! そしてもう、ルナにとって私はお母さんで確定なの…?」(汗)

 

ビッキィ「ごめん。それは絶対に食べない方がいい」

 

冥ネプ「あはは…それは凄いや」

ズェピア「というわけでそんな闇鍋よりも確実に美味しいフルーツクレープ二つだ、二人とも」

 

ビッキィ「そんなのお母さんの料理の冒涜だよ! …あ、ありがとうございます。いただきます」

 

ルナ「わぁいっ! ありがとうございますいただきますはむっ!」

 

グレイブ(やはりお母さん認定されたなイリゼ。)

 

ズェピア「…こうも喜ばれると、いくらでも作りたくなるものだな」

 

ピーシェ「ふふ、でしょ?」

 

イリゼ「…あれかな、もうこれは女神としての包容力的なものの賜物、って考えるべきなのかな…」

【半ば諦めの境地】

 

ズェピア「…となると私は吸血鬼としての……なんだ…?」

 

【愛月は寝ている】

 

冥ネプ「ありゃ、愛月君あそこで寝ちゃってるや…」

【愛月の方まで歩いていく】

 

ビッキィ「……フルーツとクリームの甘みを出来立てのクレープの生地が見事に──」

【唐突な食レポ】

 

ルナ「ふぇふぃあはんは、ふぇふぃあはんへふほ」

【頬張ったままズェピアさんはズェピアさんですよと言う】

 

グレイブ「よっ満腹か? ネプテューヌ」

【愛月を起こさぬように小声で】

 

ズェピア「…コラコラ、食べながら喋らない」

【ルナの頭を撫でながら注意する】

 

冥ネプ「ん、お腹いっぱいだよー、これ以上は爆発するね、間違いない」

 

ルナ「うぅ……もぐもぐ……ごくっ。すみません、言わないとって思って……」

【しょぼんとする】

 

ビッキィ「ふう…満腹」【クレープ7つ目完食】

 

グレイブ「爆発って……表現としちゃ物騒だな。」

 

【こうして満月の下、彼らの最後のひとときは過ぎていったのだった。

そして──】

 

 

 

【協会】

 

ピーシェ「さて、おわかれですね」

 

冥ネプ「お別れイベント…モンスターなファーム…」

一誠「やめないか!」

 

イリゼ「…そう、だね」

【名残惜しさはある。けれどそれでも、ちゃんと思い出は作れたのだから。そう心の中で呟いて、こくりと頷く】

 

グレイブ「ふぅ今回も色々と楽しかったんだが……どこ行ったんだよ愛月の奴」

 

ビッキィ「………」

【名残惜しさを感じつつもきっとまた会えると信じてる】

 

ピーシェ「まぁ……なんだかんだで楽しかったですよ。また逢えるといいですね」

 

ビッキィ「ネプねぇさん、イリゼさん、ルナ」

 

冥ネプ「んー、どうしたのビッキィ?」

 

イリゼ「……? うん…?」

 

ルナ「…うん。どうしたの?」

 

ビッキィ「ありがとう。…またね。

ねえさん達、お母さん」

【最後だけ小声で、そう言った】

 

ルナ「…どういたしまして。また会おうね」

 

イリゼ「…勿論。また会おうね、ビッキィ。じゃあねじゃなくて、またねだからね、皆。……って、いい感じに言おうとしたのにいぃぃぃぃ…!」

【良い表情で言葉を返したイリゼだったが、最後の一言でずがーんと頭を抱える】

 

冥ネプ「うん…またね。でも、ちょーっとごめんねビッキィ。お別れには一つ足りないかな~」

 

ビッキィ「耳いいなぁ…え?」

 

冥ネプ「はーい屈んで?」

 

ビッキィ「…はい」

 

冥ネプ「これからは、自分の背負えるだけの荷物でね、ビッキィ。また、会おうね」

【頭を撫でて、微笑む】

 

ビッキィ「……うん。…またね」

【大人しく撫でられながら】

 

ルナ「あはは……聞こえたような聞こえてないようなふりをしようかと思ったんだけど……うん、言おう。よっしっ!」

【優しい笑顔からイリゼの反応に苦笑いして……一人姉認定されたことにガッツポーズをした】

 

イリゼ「んもう…それと……ね、ピーシェ」

【気を取り直したイリゼは、ピーシェの前へ】

 

ピーシェ「なに、女神イリゼ。まだなにか文句でも?」

 

イリゼ「ピーシェにはピーシェの信念が、守りたい物があるって事は分かってる。…でも、私は私が正しいと、私の方が正しいと思ってる。…だって、そうでしょ? 人に言われて、違う意見の人とちょっとぶつかった程度で折れるようじゃ…それこそ、守れないんだから」

【そう言ってイリゼは手を差し出した。目指す方向は違えど、根底はきっと同じだ…そう、信じて】

 

ピーシェ「ええ、それでいいと思います。貴女だけの正しいを求めば…きっと良い方向に向かいます。私はそういう人が……心の底から大嫌いです」

【ピーシェは満面の笑みで、手を握り返した】

 

イリゼ「ふふっ…気が合うね、ピーシェ」

【こちらもまた、笑みを浮かべた。あぁ、これでいい。これもまた、一つの繋がりだ…と】

 

愛月「はぁ…はぁ…お待たせぇ~~~」

【何かを両手で抱えながら全員の方に走って来た】

 

グレイブ「あっやっと戻って来たってそれか…お前らしいけどさ」

 

冥ネプ「私からは以上! って愛月君、やってきた!」

一誠「おっと、あれは…」

ズェピア「…おやおや」

 

ルナ「ほぇ……」

【愛月が抱えるものを見て、驚く】

 

モナミ「……へえ」

 

ビッキィ「…ん? 愛月それって…」

 

愛月「一誠兄さん・ズェピアさん・お姉ちゃんはい! どうぞ」

【そういって出したのはかわいらしいぬいぐるみであったしかも細部までこだわりぬいたものでもあった】

 

グレイブ「あ~これが愛月からの贈り物みたいなので、どうか受け取ってくれませんか?」

 

冥ネプ「これ、私に…? …ありがとう、愛月君! 絶対に大切にするね!」

一誠「おー…俺のぬいぐるみだ…! すげぇ嬉しいぜ! ありがとな、愛月!」

ズェピア「なんとも可愛らしい。しかし私か…ふふ、いやはや、流石の出来栄えだ。感謝を、愛月君」

【三人とも、笑顔で受け取る】

 

愛月「ルナちゃんと月光剣、ビッキィさん、モナミさんもどうぞ!」

 

ビッキィ「おお…わたしだ…! デフォルメされたわたしだ…!」

 

モナミ「うん、もらっておくね」

 

ルナ「ありがとう愛月君。ほぇ、すごいよ、君もいるよ」

月光剣『素晴らしいですね。マスターの特徴をよく捉えていて素晴らしい。はい、是非とも保存用観賞用布教用にいくつか貰いたいほどに』

ルナ「そ、それは……」

【苦笑い】

 

シオリ「……ぷるルートかたなしね」

 

愛月「あっシオリさん、あの時はありがとうございました。」【そういいながらぬいぐるみを差し出す】

 

シオリ「ええ、べつにいいわよ……」

 

イストワール「みなさーん、ゲート開きまーす!」

 

ピーシェ「さて、お別れですね」

 

愛月「あっピーシェさん!」

 

ピーシェ「? なに?」

 

愛月「あの……これを!」

【ぬいぐるみを手渡した】

 

ピーシェ「あ…ありがとう……なんか恥ずいな…」

 

グレイブ「まぁ愛月なりのお礼だよ」

 

冥ネプ「…あ、そうだ、イリゼ!」

 

イリゼ「あ、うん」

 

冥ネプ「イリゼだけじゃなくて、皆にも! …ピィー子とはまた会えて、皆にも会えてよかった! 私、頑張るね。戻っても、皆との思い出も力に変えて、最後まで頑張るね! …うん、言えた。またね、皆」

【思い出と決意を胸に、宣言するように大きな声で。イリゼを最初に呼び止めたのは自分と同じような境遇であったからか、はたまた別の何かからか】

 

愛月「イリゼ…ありがとう」

【そういってイリゼにも手渡すなるべく静かに】

 

イリゼ「…うんっ! 私も忘れないよ、ネプテューヌの事も、皆の事も。だって、これも…ここでの時間も、私の歩んできた大切な道の一つだから!」

【そう言った後、愛月からのプレゼントを受け取る。その完成度に驚き、そこに込められた思いに喜び…そして、にっこりと笑った】

 

グレイブ「全員に配り終えたか?」

愛月「うん!」

 

一誠「…っし、ビッキィ」

 

ビッキィ「…? なに一誠」

 

グレイブ「ネプテューヌ」

 

一誠「また会おうぜ。そんでもって、その時は…これでお互い、語り合おうぜ」

【ビッキィに拳を向ける。挑戦者の目を向けて】

 

ルナ「…私からも言おうかな。私達を繋いでくれた縁に感謝を。皆との出会いは、皆との思い出は、最高に楽しくて嬉しくて幸せな日々だったよ! だからまた会いたい。…ううん、また会える! これ絶対だよ!」

 

冥ネプ「グレイブ君…うん、何?」

 

グレイブ「ありがとうな愛月の事色々と面倒見てくれてよ」

 

ビッキィ「…うん。その時は絶対に負けないよ? 赤龍帝!」

 

ビッキィ「わたしこそ、いっぱい思い出をありがとう。ルナねえさん」

【最後だけやっぱり小声】

 

冥ネプ「ううん、本当に面倒を見てくれたのは……あー違うね、こうじゃないか。

主人公らしく、そのお礼受け取っちゃうよ!」

 

グレイブ「おう! そして…一誠! ビッキィ!」

 

一誠「へっ、越えてやんよ。…ん?」

 

ビッキィ「…うん、グレイブ」

【言いたい事はわかってる様子】

 

グレイブ「次は負けない!!」

 

ビッキィ「いーや! 次も私が勝つッ!!」

 

一誠「なら、俺からはこう返す! 

次も負けねぇ!!」

 

イリゼ「…ふふっ。皆、それぞれでそれぞれの関係を築いてたみたいだね」

【皆のやり取り見て、また笑う】

 

ズェピア「…ふむ、私からも皆へ言うべきだな、これは」

 

ズェピア「諸君、此度の演目実にご苦労だった。君達と出会えたこと、未だ見ぬ可能性を見せてくれたこと、聞かせてくれたことに心からの感謝を送りたい。

ありがとう、諸君。

願わくば、次の演目で再会を」

 

グレイブ「おう!」

愛月「うん!」

 

ビッキィ「はい。また会いましょう、ズェピアさん。」

 

ルナ「こちらこそ、ありがとうございます、お疲れさまでした、監督さん……なんて」

 

イリゼ「…はは…こうして話してると、やっぱり…もう少し、って思っちゃうね…」

【イリゼが浮かべる苦笑い。しかしその言葉には、本当にもうこれで終わりなのだ、という意識が籠っていた】

 

ピーシェ「ルナ……久々にあえて嬉しかったよ。今度会うときは貴女の本当の肉親を紹介してくれると嬉しいな」

 

ルナ「私も再会できてよかった、約束が叶ってよかったって思ってる。ありがとう、お姉ちゃん。そしてもちろん紹介するし、それに次は絶対お姉ちゃんと本当のお姉ちゃんで一緒にいろんなことしようね!」

 

ズェピア「ふふ……イリゼ君、気持ちは分かる。が、一度幕を降ろさねば。

それに、君が言ったではないか。

寂しいからこそ、また会いたいと思える…だろう?」

【イリゼへ、同意をしながら言われた言葉を言い、笑みを向ける】

 

ピーシェ「ええ、楽しみにしてる。

グレイブくん、愛月くん。今度会うときは、冒険の話聞かせてね、私も……約束頑張って見るから」

 

イリゼ「…ですね。帰る場所があって、待っている人もいる。なら…私達は、戻らなくちゃ」

【深く頷き、そしてイリゼはゲートを見やる】

 

グレイブ「わかった。」

愛月「うん! ピーシェも頑張ってね僕たちも頑張るから」

 

ズェピア「…うむ、暫しの別れだ。

君と語り合った日は忘れはしないだろう。…ああ、それと紅茶の淹れ方を教えた時もね」

 

イリゼ「私も忘れませんよ。貴方の価値観、見ているもの…それに、紅茶への熱意も」

【あれは驚きだったなぁ、と最後はくすりと小さく笑う】

 

ピーシェ「あと、ネプテューヌ……さん。いえただの凡人さん。

今度会うときは、貴女がネプテューヌとしてではなく、本当の意味で会えることを……切に願っております」

【ネプに小声で】

 

冥ネプ「…うん、その時は、きっと…『自分』も会いたいな」

【ピーシェにだけ少女のような花咲く笑みを見せてから、元のネプテューヌへと戻る】

 

ビッキィ「またね、ネプねぇさん。……だいすきだよ」

 

冥ネプ「うん、またねビッキィ。

…──『自分』も、大好きだよ」

【柔らかな雰囲気で、ビッキィに笑みを向けた後、一誠に視線を遣ってからゲートへと歩いていく】

 

ルナ「…ズェピアさん、ちょっといいですか? あの夜に言いたかったこと、今なら言える気がしますから」

 

ズェピア「…ああ、いいとも」

 

ルナ「では……すぅ、はぁ……よし。

別れた後も、あなたが私を想い続けてくれる。そう信じられるから、向こうへ帰っても、ずっと歩み続けられる。何が私の道を阻もうと、あなたの想いが、私に乗り越える力をくれるから。いつかまた大好きなあなたに会えるという希望が、私に生き続ける勇気と力をくれるから。だから……またね、お父さん」

【深呼吸し、ズェピアの目を真っすぐに見てそう言った】

 

ズェピア「……ああ、いつまでも、君の無事と平穏…そして幸福を祈っている。

だからこそ、この言葉を。

ルナ──いってらっしゃい」

【ルナを見つめ、穏やかで優しい笑みを向ける】

 

ルナ「──いってきます!」

【満面の笑顔でそう言い、ゲートをくぐり元の次元へと戻っていった】

 

グレイブ「さ~てと、行くか」

愛月「うん!」

【それぞれ頷きゲートに歩き出す】

 

イリゼ「…約束だからね。皆」

【また会うという約束。それを胸に、イリゼもゲートへ進む。帰る為に、また会う為に】

 

 

 

ピーシェ「まって」

【一誠が入ろうとした瞬間、ピーシェに声で止められた】

 

一誠「…ピーシェ?」

【ピーシェの声で、止まり、振り向く】

 

ピーシェ「……」

【ピーシェは何も言わず、一誠の左腕を取り。

 

 薬指に黄色い糸をくくりつけた。】

 

ピー「……これくらいは、許してね」

 

一誠「…これくらい、じゃなくてさ」

 

【右腕で、ピーシェを抱き締める】

 

一誠「必ず戻ってくる。だから、待っててくれ」

 

ピーシェ「……ええ、待ってるね」

 

【そうして、一誠もゲートへときえていった】

 

ピーシェ「さて……帰りますか。」

 

ビッキィ「はい。イエローハート様…少しいいですか?」

 

ピーシェ「? なに?」

 

ビッキィ「これからもよろしくね。……ピーシェねぇさん」

【にかっと笑う】

 

ピーシェ「……ふふ、よろしくね」 

【ピーシェもくすりと笑った】

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