大人ピーシェが頑張る話。合同コラボ   作:ほのりん

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【登場人物】
ビッキィ、ズェピア、冥ネプ、ルナ、イリゼ、愛月、グレイブ


愛月逃走事件

~夜、協会~

 

ビッキィ「……ズェピアさん、少しいいですか?」

 

ズェピア「これはビッキィ君。もう、体の調子はいいのかな?」

 

ビッキィ「はい、すこぶる快調です」

 

ズェピア「そうかね。…ふむ、この時間に話し掛けられるということは込み入った話かな。良ければ外で聞こうか。…聞かれると、まずいのだろう?」

 

ビッキィ「はい、そうさせていただくととてもありがたいです」

 

ズェピア「では、行くとしよう」

【ビッキィと共に外へ出る。】

ズェピア「…それで、話とは何かな」

 

ビッキィ「単刀直入に聞きます。……どこまで見ました?」

 

ズェピア「…ふむ、あの時の事だね。

話す前に、先に謝罪を。余裕がなかったとはいえすまなかった。

…質問に答えよう、君の恋人の事も含めて、ほぼ全てだ」

 

ビッキィ「そう、ですか……ズェピアさん、どうかこのことは誰にも、特に愛月くんには言わないでおけないでしょうか?」

 

愛月「えっ?………今僕の事を……言わないで?もしかして聞いちゃいけなかったのかな………?」

【僅かに開かれた窓から部屋へと、ある程度聞き取れた2人の会話に自分の名が出てきて驚くと同時に知ってはいけなかったのではないかと思ってしまう】

 

【愛月の横から手が伸びて、窓をゆっくりと閉める。そこには、真剣な顔のネプテューヌがいた。】

冥ネプ「……そっか」

 

愛月「あれ? お姉ちゃんどうしたの?」

 

冥ネプ「もー、駄目でしょ。風邪引いちゃうよ? ほら、寝よう!」

 

愛月「あっうん…わかった」

 

ズェピア「そう言われずとも誰にも口外しないと約束しよう。無論、彼にも。

…だが、それでは君の過去を開示した物として見合うものでもあるまい。

代わりといってはなんだが何か私について聞いてくれ構わないというのは如何か」

 

ビッキィ「では一つだけ……ズェピアさんにはお子さんがいるんですか?」

 

ズェピア「おや、てっきり化け物に成った理由を聞かれるとばかり。

うむ、いるとも。あちらの世界に明確に娘といえる存在が一人。それがどうかしたかな?」

 

ビッキィ「ルナちゃんを見ている時のズェピアさんまるでお父さんみたいでしたから……。だから気になったんです」

 

愛月「ねぇ…お姉ちゃん?」

 

冥ネプ「……ん、どうかした?」

 

愛月「ビッキィさんとズェピアさん…何話してたのかな?」

 

冥ネプ「気になるって顔だね。

ううん、それともビッキィさんの事で何か悩んでる?」

 

ズェピア「…そうかもしれないね。

何処か似ている、あの子は彼女に。

懸命な姿か…それとも。まあ、私にも分からんがね」

 

ビッキィ「そう、ですか……ともかくこれでおあいこです!」

 

ズェピア「君も大概お人好しだな。普通は根掘り葉掘り聞くものだろう? 君の過去を知ったのだよ?」

 

ビッキィ「誰にだって聞かれたくないことがありますから。それにズェピアさんは悪意があってやったわけではないでしょ?」

 

ズェピア「…そうだね。何せ悪意を出そう物なら滅ぼされてしまいそうだからね」

 

ビッキィ「だからこれでいいんです。この方が一番いいとわたしは思いますから」

 

愛月「うん…ビッキィさんが何で悩んでいるのか知りたい…の」

 

冥ネプ「本当に知りたい?」

 

愛月「……うん」

 

冥ネプ「…分かった。多分、ビッキィさんとズェピアさんはあの時の模擬戦の話…ううん、あの後の話について話してたんだと思う。覚えてる? 浮かない様子のビッキィさんに愛月君が言ったこと」

 

愛月「覚えてる…会えるといいねその人にって言った」

 

冥ネプ「……」

【何回か言うべきかを悩んで、それから】

冥ネプ「その人が、もう会えない人だって…いったら…?」

 

愛月「えっ……」

 

冥ネプ「私もね、いるんだ、そういう人。会いたくても、会えない人」

【紫色の駒を取り出して、物悲しそうに言う。その後、愛月の頭をそっと撫でる。】

 

【愛月は静かに撫でられ、気になったその駒の事を訊くことにした】

愛月「お姉ちゃん…その駒は何?」

 

冥ネプ「…友達がね、くれたんだ。最後になるからって。

でもね、愛月君が言ったことは悪いことじゃない。これは本当。

だって、慰めようって思ったんでしょ? 悪いことなわけないよ」

【普段の快活さは消え、包み込むような優しい笑みを浮かべながら撫でるのをやめる】

 

愛月「……うん」

【彼の目には涙が溢れる】

 

冥ネプ「でも、謝りたい?」

 

愛月「謝り……たい」

 

冥ネプ「そっか」

【少しだけ抱き締めて、離す。その時には快活な様子に戻っていた。】

冥ネプ「じゃあ、勇気出して行こ! 怖いなら私もいるよ!」

 

愛月「…ありがとうお姉ちゃん…でも」

【愛月は玄関のドアを開けると】

愛月「…ゴメンネ」

【走り出した】

 

冥ネプ「あ……あ、あはは、私…やっちゃった……」

【手を伸ばしてから、引っ込めて静かに涙が溢れる。】

 

ズェピア「む? 愛月君? どうかしたのかな、こんな夜更けに」

 

愛月「……ズェピアさん」

 

ビッキィ「……本当だ、どうしたの?」

 

愛月「ビッキィ………さん」

【愛月の目には涙が零れ出している】

 

ビッキィ「えっ!? 愛月くん!? えっ!?」

【あわてるビッキィ】

 

愛月「…………ゴメンナサイ」

【か細い一声を残し愛月は走り去って行った】

 

ズェピア「愛月君! …まさか、聞いていたのか?」

 

ビッキィ「──ッ!(まさかさっきの話を聞いて──!?)」

 

ズェピア「私が先に向かう。君は、他の者を呼んでくれ。こんな夜更けでは何かあってからでは遅い」

 

ビッキィ「はいっ! まずは……ネプテューヌさん!? どうして泣いて……!」

 

冥ネプ「ぅ…ビッキィ、さん……あ、愛月君は…?」

 

ビッキィ「……さっきわたしに謝ってはしりさっていきました……」

 

冥ネプ「ぁ…さ、探しにいかないと…私の、せいで…!」

【外へ急いで出ようとする】

 

ビッキィ「待って! 今一人で行っても危険よ。他に人を集めよう?」

 

冥ネプ「そんなことしてる間に愛月君に何かあったらどうするの…? 私のせいで、自分のせいでこうなったんだから早く見つけてあげないと…っ」

【錯乱した様子】

 

ビッキィ「──―落ち着きなさいッ!」

【ぱちんとネプテューヌにビンタする。】

 

冥ネプ「っ!! ……ごめん…」

 

ビッキィ「分かってくれたならいいです。ぶったりしてごめんなさい」

 

冥ネプ「ううん…私も、焦っちゃって。

こんなんじゃ駄目だよね。皆を集めないとね」

 

ビッキィ「はい。まずはルナちゃんを呼びましょう」

 

冥ネプ「うん!」

 

 

 

冥ネプ「ルナちゃん!」

【容赦なくバンッとルナの部屋を扉を開ける】

 

ビッキィ「ネプテューヌさんせめ」

 

ルナ「ぅ…ん…? どうしたのネプテューヌ……?」

【薄目で確認するだけで完全に目を開けてはない】

 

ビッキィ「てノックを……そんな悠長なこと言ってる場合じゃないな……!」

 

冥ネプ「説明省くけど愛月君が何処か行っちゃった!」

 

ビッキィ「一緒に探してください!」

 

ルナ「…ぅえ? 特訓じゃなくて……?」

【まだ半分寝てるからお気楽】

 

ビッキィ「緊急事態です。……起きなさい……!」

 

冥ネプ「逃げちゃったの! ほら起きて起きて!!」

【手を大きく耳元で叩く】

 

ルナ「ぅぅ…! ってえ? 緊急? わ、わかったすぐ準備する!」

【一気に覚醒して月光剣を手に取る】

 

冥ネプ「はい次!」

 

ビッキィ「イリゼさんのところに向かいましょう!」

 

冥ネプ「キッチン から 気配を 感じる!」

【ダッシュでキッチンへと向かう。】

冥ネプ「イーリーゼーちゃ──ん!!」

 

イリゼ「…ん、これなら飲み物無しでもいけるかな。…ほぇ?」

【クッキーを手に振り向く】

 

ビッキィ「イリゼさん……ってなんで真夜中にお菓子作ってんですか!」

 

冥ネプ「至急ッ!! 愛月君がどっか行っちゃった!! ので!! 捜索!!」

 

ビッキィ「協力お願いします!」

 

イリゼ「りょ、了解! …って、何事!? 後これはね、今後遠くへ探索に出る際、簡単に食べられる物を用意しておくと役に立つかなと思ったんだよ!」

 

ルナ「イリゼ! それはありがとう! 喜びたいけど緊急事態らしいからまだ喜べないや!」

 

冥ネプ「あれ、ズェピアさんは?」

 

ビッキィ「ズェピアさんなら先に捜索に向かいました!」

 

イリゼ「えぇと…まあとにかく、雰囲気から結構不味い自体だった事は分かったよ。でもそういう事なら、一人は残ってないとすれ違い起きるかもじゃない?」

 

冥ネプ「う、そうかも……私残った方がいい?」

 

ビッキィ「(しまった、それを失念してた……!)」

 

グレイブ「俺が残るよ」

 

ルナ「グレイブ君いつの間に!?」

 

冥ネプ「あ、いたんだ…じゃなくて、いいの?」

 

グレイブ「状況はわかった。さっさと行かなきゃダメなんじゃねーの?」

 

ビッキィ「今まで気配を感じなかったのに……! ……留守番を任せますね」

 

グレイブ「行ってこいって後でたっぷり説教くれてやると伝えておけ」

 

ルナ「あのっ! 提案だけど、お互いに状況を把握するためにも、愛月君が見つかったら何か周りにも分かる合図を出すとかどうかな?」

 

冥ネプ「えっと…何か光ってるの飛ばす、とか?」

 

イリゼ「流石はグレイブ君。…合図は…う、打ち上げ花火でも持ってく…?」

 

ビッキィ「それならいいものがあります」

【ビッキィは小型の閃光弾をいくつかポケットかとり出す】

 

冥ネプ「じゃあ、見つけたらそれ使って合流で!」

 

ビッキィ「では……散開ッ!」

 

グレイブ「(頼むぜ。)」

 

ルナ「了解ッ! 行くよ相棒!」

月光剣『Yes, master.(…位置情報はエリアサーチで解決しますが…これはマスターに言わないでおきましょう)』

 

イリゼ「愛月君ならどこ行くのかな…」

【エプロン付けっぱな事を忘れて出て行く】

 

冥ネプ「分かんないけど…とりあえず探す! 森とか!」

 

【五人は各それぞれ思う場所を探す。まずイリゼは……】

イリゼ「…うん? 今気付いたけど…もし見つけても、これここでぶん投げたら、最悪保安関係の人呼ばれたりしないかな……」

【街の中を探していた。が、手に持つ閃光弾をはたして投げていいものかと悩んだ】

 

【次にズェピアは……】

ズェピア「おかしい、グレイブ君の身内だから奇想天外な場所にいると思ったのだが…」

【そこらの岩を蹴り飛ばしながら探していた】

 

【そしてルナは……】

ルナ(ねえ相棒…さすがに夜間水泳はやってないと今更思ったんだけど……)

月光剣『いえ、もしかしたらその可能性もあるかもしれませんよ?』

【月光剣に言われるがまま、夜の海を泳ぎ、探していた】

 

【さらにネプテューヌは……】

冥ネプ「いない!」

【山を登る】

冥ネプ「いない!!」

【川を泳ぐ】

冥ネプ「いなーい!!」

【誰かの家の窓を見ながら。

一番アグレッシブに探していた】

 

 

 

【五人が探し始めてから約一時間後。愛月は何処か鬱蒼とした森をひたすらに走っていた。】

愛月「ハァ………ハァ…………(何やってるだろ? 僕。

ネプテューヌとビッキィさんにとんでもない事しちゃった…………)」

【暫く走っていた愛月だが体力の限界なのか立ち止まって大きめの石に腰かけた】

愛月「皆怒ってるのかな? でも…戻りたくない」

【愛月は静かに泣き始めた】

 

【だがそこに、五人のうちの一人、】

ビッキィ「やっと見つけた」

【ビッキィが愛月を見つけ出した】

 

愛月「えっ………ビッキィ……さん?」

 

ビッキィ「…みんな心配しているよ? 帰ろう愛月くん」

 

愛月「うっ…でも…僕」

 

ビッキィ「あのことならわたしはもう気にしてないよ」

 

愛月「そうなの?」

 

ビッキィ「うん。だってもう二年も前の話だもの」

 

愛月「………ゴメンナサイ」

 

ビッキィ「だから気にしてないってば…でも違うことで怒ってるよ…!」

 

愛月「ヒィ! ……………」

 

ビッキィ「ねぇ、愛月くん。もしこのまま君の身に何かあったらどうするの…?」

 

愛月「そっ……それは」

 

ビッキィ「もし君に何かあったら、グレイブくんやネプテューヌさんはどんな気持ちになると思う?」

 

愛月「うぅ……………心…配する」

 

ビッキィ「そうだね、心配するね」

 

愛月「…………」

【涙をこぼす】

 

 

 

【さてそのころ他の四人はというと……】

イリゼ「…待てよ…そもそも遠くに行ったとは限らないよね? むしろ、協会内のどこかにいるという可能性も…!」

【まだ街中のイリゼ、見当違いな推理開始】

 

冥ネプ「はっ……まさか地下?」

【井戸を潜る】

 

ルナ「ぶくぶくぶく(月光剣、何か隠してる?)」

月光剣『私は隠し事はしませんよ。マスターのためにならないことであれば』

【夜間水泳中】

 

イリゼ「というか…そういえば前、ふざけた発言をしたら、本当にネプテューヌが出てきた事あったなぁ。…………。…スキル発動! デッキトップからスペリオルコール! …って、出てくる訳ないか…」

【ぶつくさ言いながら推理の下協会に戻る】

 

ルナ「ぶくぶくぶく(月光剣、私、もう自分がどこにいるかも分からないよ)」

月光剣『いざとなれば助けますのでそのまま鍛錬を続けてください』

ルナ「ぶくぅ!?(これ鍛錬のつもりだったの!?)」

 

 

【場所を戻して……】

ビッキィ「そしてもしも、君が死んじゃったりしたら、二人はわたしと同じなっちゃうよ?」

 

愛月「ッ! …」

【恐怖で体が震える】

 

ビッキィ「大切な人に会えないままずっと生きていくしかなくなる。…ねぇ愛月くん? そんな人生を二人に送って欲しい?」

 

愛月【全力で首を横に振る】

 

ビッキィ「そうだね、そんなのいやだよね。だからもうこんなことしちゃだめ」

 

愛月「ウン」

 

ビッキィ「じゃあ一緒に帰ろうか?」

【手を差し出すビッキィ】

 

愛月【無言で手を取る】

 

ビッキィ「よし」

【閃光弾を打ち上げる。

そしてそれは愛月を探す四人と、協会で待つ一人に届いた】

 

グレイブ「やっと見つかったか…あいつ」

 

イリゼ「愛月くーん! 愛月君いるー!? さっきお菓子焼いたから…うぇ?」

【協会の敷地内にある物置から出てきたところで閃光視認】

 

ズェピア「む…? なんだあれは。

こんな夜更けに花火などふざけた輩だ。ご近所さんに迷惑だと思わないのか!」

 

冥ネプ「あれ、見つかった!?」

【井戸から顔を出す】

 

ルナ「私は揺蕩う木くずの如く浮かぼう、うん…あれ? あの光…もしかして見つかった!?」

月光剣『ところでマスター。マスターの技にエリアサーチってありましたよね』

ルナ「……あっ!?」

 

ビッキィ「──―! な、なに今の寒気は…!」

【ズェピアの言葉に反応】

 

愛月「?」

【ビッキィを見て首を傾げる】

 

ビッキィ「(なにかすごく大事な説明を忘れている気が…!)」

 

愛月「ドウシタノ?」

 

ビッキィ「な、なんでもないよ!(何、何なのこの寒気!)」

 

ズェピア「愛月君は無事だろうか…もし重症ならばやむを得ないな、同族の道を歩むしかなくなるな…」

 

愛月「ッ!(寒気を感じ背後を見た後にビッキィを見る)」

 

イリゼ「あっちは…確か,森があったんだっけ? ……おおぅ…私、超見当違いじゃん…。…でもまぁ、見つかったならいっか」

【物置を閉める】

 

冥ネプ「つ、疲れた…よし、早く行かないと…!」

 

ビッキィ「? 愛月くんどうし、た、の…」

【背後を向く】

 

愛月「人の道を外れそうな気がしたの……今」

【青ざめた顔】

 

ビッキィ「え、なにそれこわい」

 

【夜の海に揺蕩うルナを見つけたズェピア】

ズェピア「……何故君は夜間水泳をしているのかね、こんな海で。遊んでいる暇があるとは恐れ入る」

【ド辛辣】

 

ルナ「うぐっ…いや遊んでるわけじゃないですよ!? ただ愛月君を探してたら沖の方まで出ちゃって帰れなくなっただけで…ってそうだった! ズェピアさん! さっきの光見ました!?」

 

ズェピア「ああ見たとも。ふざけた輩もいたものだ。近所迷惑も甚だしい。私が近所ならば家を凪はらって内蔵を食んでくれる」

 

ルナ「食べちゃだめですよ!? あれビッキィ達のうちの誰かからの合図ですから!」

 

イリゼ「……あれ? 私ここにいたら、ちゃんと探してない人みたいにされない? …け、けど今更どこかに行くのもアレだし…どうしよう……」

 

愛月「ヒィ!」

【恐怖を感じビッキィにしがみつく】

 

ビッキィ「──」

【同じく寒気を感じてしがみつく】

 

愛月「何か…感じました?」

 

ビッキィ「うん、内蔵を食べられそうな予感が…!」

 

ズェピア「なんと身内からとは…嘆かわしい…実に、嘆かわしいな…何故こう、夜中にそうなるのだ。魔術なり魔法なりで通信を繋ぐなどすればいいものを何故よりにもよって夜間に閃光弾なのだ…! ええいこうしてはおれん、行くぞルナ君」

【ルナを担いで飛んでいく。流水? 克服した】

 

【恐怖で震え上がる2人であった】

愛月「ビッキィさん……」

 

ビッキィ「愛月くん…!」

 

冥ネプ「森……遠……つら…ていうか、なんで、井戸潜ってんの…自分…ゼェ、ゼェ…」

 

イリゼ「…なんだろう…私の知らないところで、色んなストーリーが展開してる気がする……」

【結局誤魔化すのも悪いと思い、物置前で一人ぽつんと立っている】

 

愛月「僕達、生きて明日を迎える事…出来ますかね?」

 

ビッキィ「…みらいもしかしたらもうすぐ会いに行けるかも…」

【リアルな死の感覚にビビるビッキィ】

 

愛月「……お互いに無事な事を祈りませんか?」

 

ビッキィ「──はっ! そ、そうだね! 無事を祈ろう…!」

 

愛月(生きて、生きて明日を過ごせますように!)

 

ルナ「いやあの、怒らないでください…あれ愛月君が見つかったってだけの合図ですから…だから怒らないで…! 私の中の本能が逃げろと騒ぐから…!」

 

ズェピア「関係ない。身内の危機とはいえ周辺地域に申し訳がたたない。許されざる蛮行だ、いいかね私がかつてアパート暮らしだった頃は近所の童達がネズミ花火を使ってやんややんやと騒ぎ…」

【クドクドと話ながら森を目指す】

 

ルナ「…イリゼ、私、帰ったら君の料理が食べたくなったよ……」

【現実逃避】

 

冥ネプ「ゼェ…ゼェ…あれ…イリゼちゃん何してんの…?」

【泥だらけ&水浸し&疲労困憊】

 

イリゼ「うわぁ!? 何その状態どうしたの!? そしてどこから出てきたの!? え、まさか物置き!? ここの物置き、どっかと繋がってんの!?」

 

冥ネプ「知らないの…? 井戸は次元が通じてるんだよ…? ていうか、森まで行けない…運んでぇぐへっ」

【ぶっ倒れ】

 

イリゼ「ネプテューヌぅぅぅぅ! ……これ、待ってたら皆来るんじゃないかな…? というか今行ったら、それこそすれ違いにならない…?」

 

冥ネプ「私の主人公の勘が告げてるんだけど…イベント発生は私たちも参加しないとって今は亡き神様が…」

 

愛月「いっそ辞世の句でも読んでた方が気が楽になるかも」

【もはや現実逃避】

 

ビッキィ「…そうかもしれないね」

【虚ろな目】

 

イリゼ「言われてみると、確かに…。…じゃあ、行こっか」

【おんぶの体勢】

 

冥ネプ「服汚しちゃうけどありがとう! いででで…」

 

イリゼ「大丈夫大丈夫。…服? 何か忘れてる気が……」

【当然シェアのない今は飛べない為ダッシュ】

 

愛月「最大の…恐怖を前に…神頼み」

【愛月 涙の1句】

 

ビッキィ「愛する人…わたしもそこに…むかいます」

 

冥ネプ「……そういえばなんでエプロン?」

 

イリゼ「え? ……あっ…」

【エプロン姿に呆然として立ち止まる】

 

愛月「手繋いでくれてますよね?」

【遠く虚ろな目】

 

イリゼ「確かこの辺り…あった!」

【森発見し突入】

 

ビッキィ「うん大丈夫離さないから」

 

愛月「アリガト」

 

ズェピア「…ああ、いたいた。

やあ、君たち。愛月君も無事でよかった」

【爽やか笑顔】

 

イリゼ「…………」

【ネプテューヌを背に、エプロン忘れてた事で顔真っ赤にしながら合流】

 

ビッキィ「ず、ズェピアさん…」

 

愛月「カタカタカタカタカタカタカタカタ」

【震えている】

 

ビッキィ「ブルブルブルブルルート」

【こちらもまけなくらい震えている】

 

ルナ「…着いたの? じゃあ下ろして」

【精神的に疲労してるためうつろな目と感情の籠もってない声】

 

愛月「(ルナちゃん何があったの…)」

 

冥ネプ「あー…可哀想にイリゼちゃん…」

 

【無言で優しくルナを降ろす。】

ズェピア「本当に本ッッッッ当に心配したよ。こんなところにいたら危ないだろう? ルナ君も回収して説明を聞いてこっちに来たのだが…

これ、誰が使った?」

【ルナから回収した閃光弾を取り出して真顔で聞いてくる】

 

ビッキィ「る、ルナちゃん…!(なにあれこわいッ!?)」

 

イリゼ「……カオス」

【ボソリと一言】

 

ビッキィ「」

【白目をむくビッキィ】

 

愛月「(終わった……確実に終わった……僕の一生)」

 

ルナ「ネプテューヌ…私ね、空を飛んだんだよ…はじめて、ね……はじめてなのになんでこんなたのしくないのかな……」

【うつろな目】

 

ビッキィ「」

【走馬灯が浮かんでいる】

 

愛月「」

【走馬灯10週目突入】

 

冥ネプ「おうふ…よっこいしょ…よしよし…」

【イリゼから降りて疲労困憊ながらもルナを慰める】

ズェピア「君か、ビッキィ君。

確かに私は先に探すといって君に全て一任したそれは私の責任だ謝罪しよう。

だがねぇ…君今時間帯でいうと何時くらいだね?」

 

ビッキィ「深夜三時です…(みらいごめんわたしここで終わりみたい…)」

 

イリゼ(辛い…エプロンに関して皆に笑われると思ってたのに、それが霞む程状況が濃過ぎて変な浮き方してるのが辛い……)

 

愛月「(コレデイキテタラシバラクジメンニウマロ)」

 

ルナ「あぁイリゼ…わたしね、イリゼのつくってくれるものだったらなんでもすきになれるとおもうよ……」

【現実逃避し過ぎて思考があらぬ方向に。なおネプテューヌによしよしされたまま】

 

ズェピア「私はかなり遠くにいたがそれが視認できる程だったよ。…つまりだ、私の位置より近い教会やその周辺はかなり眩しかった可能性も否定できない訳だそうだね?」

 

冥ネプ「あのー感動の再会なのですが…」

 

ズェピア「ん?」

【ニンマリ】

 

冥ネプ「イエナンデモナイデスツヅケテクダサイ」

 

ビッキィ「(みらいごめんね…あなたの赤ちゃんちゃんと生めなくてごめんね)」

【現実逃避】

 

愛月「(ウィンディ……また会えたら一杯ブラッシングしてあげる。いきていたら)」

 

イリゼ「…カオス…だから、状況がカオス過ぎるよぉおおおおおおぉぉッ!」

【状況に翻弄されたり空気読んで自重してたりもしたものの、遂に耐えきれず全力で突っ込むイリゼ】

 

ズェピア「喧しい教育してるんだよこっちは!!」

【それからズェピアの割と現実的な説教の強行は続いて正座させられること30分】

ズェピア「以上、肝に銘じるよう」

 

冥ネプ「はい…」

 

ビッキィ「はい」

【虚ろな目】

 

イリゼ「不服だ…それを言ったら、こんな時間にいつまでも外にいる事だって問題なのに……」

【拗ねた】

 

ビッキィ「何がつらいって正論しか言われてないのがつらい…」

 

愛月「…………」

【もはや生きているのかさえ怪しいレベルで真っ白になっていた】

 

ズェピア「そもそも拗れなければこうはならなかったと言わせてもらう。

罰として明日はおやつ抜き。隠れて調理しようものなら明日の夕飯に並べてあげよう」

 

冥ネプ「ヒエッ」

 

ズェピア「分かれば帰宅だ」

 

ビッキィ「は、はい…愛月くん、立てる? 歩ける?」

 

愛月「」

【返事がない力尽きたようだ】

 

ビッキィ「だめか…仕方ないおんぶしていこう」

 

イリゼ「しょぼい…時間と内容とその他諸々に対して罰がしょぼい……」

 

ルナ「……くちゅっ」

【イリゼの大声で正気に戻ったけど説教タイムだったため何も言わずにいた。そしてずぶ濡れのままなので体が冷え、くしゃみが出た】

 

ビッキィ「…グレイブくんにはお説教をなるべく抑えめにしてもらうように言おう」

【ボソッ】

 

ズェピア「説教が良い罰だろう」

 

冥ネプ「ルナちゃん大丈夫?」

【ずぶ濡れ&泥だらけ&疲労困憊】

 

ルナ「うん…少し身体が冷えちゃったからかな。…でもネプテューヌの方がもっとひどいと思うんだけど、大丈夫?」

【ずぶ濡れ、塩まみれ、海藻付き】

 

イリゼ「…うん、まぁ冷えるよね…深夜だし…」

【ずぶ濡れネプテューヌを背負っていた為,背中だけ湿ってる】

 

冥ネプ「…寒いけど、原因は私にもあるから甘んじて受け入れマス…」

【気合いで震えを隠してた口】

 

ズェピア「…風邪を引かれても困るか」

【やっと正気に戻った男。

転移を行使して協会の前まで全員を飛ばす】

 

イリゼ「わっ……。…さらっとスペック凄い人多いよね、ここって…」

【転移した事で周囲を見回す】

 

グレイブ「おっ戻ってきたかってなんか皆ボロボロだな」

 

ビッキィ「ただいま戻りました…」

【虚ろな目】

 

グレイブ「ビッキィ? 大丈夫か…それに愛月も」

 

冥ネプ「お風呂入りたいです…」

 

ズェピア「グレイブ君、彼女らは罰としてしばらくおやつ抜きだ」

 

ルナ「うっ…協会だと思うと眠気が……」

 

冥ネプ「る、ルナちゃん! 寝ちゃ駄目だよ! お風呂入ってから寝よ! 流石に風邪引くよ!」

 

ビッキィ「グレイブくん…」

 

グレイブ「おっおう、わかった。なんだ? ビッキィ」

 

ビッキィ「愛月くんへのお説教ね…抑え目に、してあげ、て…」

【力尽きる】

 

ルナ「ぅぅ…やだ、ねむい。あらって」

【眠気がピークで幼児退行】

 

冥ネプ「あーもう…仕方無いなぁ。愛月君もお風呂入らなきゃだよ?」

 

イリゼ「ま、またカオスの気配が…まだなの、まだそういう雰囲気なの…!?」

 

グレイブ「わっ! とと…いやお説教も何も愛月もはや魂抜けかけてるし」

 

グレイブ「…仕方ないかこいつは嫌がるけど使うか」

【小瓶の中身を愛月に飲ませる】

グレイブ「ネプテューヌ?」

 

冥ネプ「どったの?」

 

グレイブ「愛月も頼むとあるアイテムで性別変えたから安心しろ!」

【女の子になった愛月をネプテューヌに渡す】

 

冥ネプ「そういう薬もあるんだねぇ…何時戻るの?」

 

グレイブ「明日の昼頃。

頼んだぜー俺はもう寝るから〜」

 

冥ネプ「ならよし! スッゴい疲れてるんだけど…! ルナちゃん、ほら洗ったげるから…」

【愛月を背負ってルナの手を引く】

 

イリゼ「…え、ノー突っ込み!? グレイブ君今、もっと掘り下げなきゃ駄目なレベルの事したよねぇ!?」

 

ズェピア「見たまえイリゼ君、長い説教を耐えてきた者達だ。面構えがちがう」

 

グレイブ「イリゼそのツッコミ回収は明日な〜」

 

ルナ「ほぁーい…むにゃむにゃ…」

【半分寝かけてる】

 

愛月「ぐす……うぐ」

 

イリゼ「だからって放置は違うと思うの! なんかもう、やっばいよ!? 色んな意味で!」

 

ビッキィ「う、く、わ、わたしは…?」

 

グレイブ「おやすみ〜」

 

冥ネプ「もー私も寝たいのに私より眠そうなのいると頑張らないと…!」

【二人と自分の服を脱がして&脱いで風呂場へ。】

 

ズェピア「気にしてたら禿げるよ」

 

イリゼ「禿げないよ! 後、後…ちょっとはエプロンを弄ってよぉおぉぉぉぉ……」

【崩れ落ちる】

 

ビッキィ「え? エプロンのことそんなに突っ込んでほしかったんですか?」

 

ズェピア「…エプロン、可愛いと思うよ」

【慰め】

 

愛月「お姉……ちゃん」

 

冥ネプ「うん? どうしたの~?」

【洗った後に湯船にポイしました】

 

ルナ「うにゅ……? あれ、なんで私お風呂に……? 海に入ってなかったっけ……?」

【記憶が飛んでる】

 

イリゼ「いたたまれないよ! なんかまるでこの格好がデフォルトみたいな扱われ方されちゃいたたまれなさ過ぎるんだよ!? 後、その褒め言葉は憐憫に溢れ過ぎだからね!?」

 

ビッキィ「それにしても愛月くんを叱ってからの記憶が曖昧だ…?」

 

ズェピア「いやぁ可愛いと思うよ、うん。…今のうちに服を洗っておくか。魔法で良いか、もう」

【魔法で服が綺麗に。畳んで纏めておく】

 

冥ネプ「ルナちゃん、そこから先は思い出さないで良いからね」

 

ルナ「はー…い? あれ、なんでネプテューヌ裸で…って私もだ!? え!? え!?」

【気付いて赤面するルナ】

 

冥ネプ「ついでに女の子になった愛月君もねー…海入ったらお風呂だよー…」

【愛月を洗ってあげてる最中】

 

ルナ「え!? その子愛月君だったの!? …ま、まあいいか…愛月君が見つかったなら…。はふぅ……」

【お湯の温かさで落ち着く】

 

イリゼ「はぁ…私も服着替えてこよ…」

【湿った服を変える為一旦割り当てられた部屋へ撤収】

 

ビッキィ「…そういえば愛月くんは今どこに…?」

 

ズェピア「…彼女なら風呂場にいるよ。ただ、今はやめておきたまえ。もう寝なさい」

 

ビッキィ「ズェピアさん何を言っているんですか? 彼女じゃなくて彼でしょう?」

 

ズェピア「いいから。…いいから寝なさい。現実見るのは明日でもいいだろう…」

 

ビッキィ「…? …わかりました」

【納得できないも渋々引き下がり、部屋へ戻る】

 

ズェピア「うむ、おやすみ。

…ふぅ…家族が恋しくなるな、ここは」

 

冥ネプ「ありゃ、完全に愛月君寝ちゃった…よーし、ここまで来たら張り切っちゃうよ!」

 

ルナ「(あっ、また眠気が…上がろう)ネプテューヌ、私はもう上がるよ」

 

ビッキィ「…やっぱり気になる…降りよう」

 

冥ネプ「うん、私もすぐ上がるよ。あ、なら愛月君お願いね」

 

ビッキィ「………」

【階段を降りる】

 

ルナ「はーい。はい愛月君、いくよ」

【脱衣所に移動。体を拭いてから愛月ちゃんを着替えさせる】

ルナ「はい、下着履こうねー」

 

冥ネプ「あー疲れたよぅ……無事でよかったぁぁぁぁブクブク…」

 

ズェピア「…ふむ」

【執筆中。珍しく眼鏡を掛けている。まあ、目は閉じてるけど形から】

 

ビッキィ「………すみません。わたしも一風呂浴びにきました」

 

ズェピア「ハッキリ言ったらどうかね。気になるんだろう?」

【執筆しながら返す】

 

ビッキィ「はい。気になります。──愛月くんの身に何が起こったんですか?」

 

ズェピア「深刻でもないよ。明日の昼方まで女児なだけだ。グレイブ君の気遣いだろうね」

 

ビッキィ「………はい?」

 

ズェピア「深くは考えるべきではないよ。私も考えていない。こういう時は受け流したまえ」

 

冥ネプ「お風呂上がったねぷ~…」

 

ルナ「ほ~い」

【愛月君にTシャツを着せてる】

 

ビッキィ「………わたしの手札には意味不明なカード」

【いみがわからな過ぎてバグる】

 

冥ネプ「明日起きたら困惑してそうだし、私が愛月君と一緒に寝るよ」

【パパっと下着を来てパジャマを着る】

 

ズェピア「まあ、君も疲れてるだろうしここに座るか寝るかしたらどうだろうか。お茶は出してあげよう」

 

ビッキィ「………ここでお茶をいただきます」

 

ルナ「うん。じゃあ私も着替えてっと」

 

ズェピア「しっかり寝ないと肌にも悪いよ? 止めはしないが」

【温かいお茶を出す。ほうじ茶】

 

ビッキィ「大丈夫です。飲み終わったらお風呂入ってすぐ寝ます。………ごめんなさい」

 

ズェピア「何についての謝罪かな。

今回の件についてなら説教しただろうに」

 

ビッキィ「え? 説教? いったい何の話をして──ッ!? な、なにからだが、f、ふるえ…!」

 

冥ネプ「今日は疲れたねー」

 

ルナ「だね~。まさか夜中にたたき起こされるとは思わなかったよ~」

【悪意はない】

 

冥ネプ「あはは…ごめんね」

 

ルナ「あぁ別に嫌だったとかじゃないよ。頼られたのは嬉しかったから。むしろ後でこういうことがあったよって言われる方が嫌だし…寂しくなっちゃうかな……」

 

冥ネプ「もー…皆一緒に進んでこうって言ったじゃん。皆一緒だよ! 今回はごめんだけどね~…」

 

ビッキィ「(寒気が、止まらないッ!?)」

 

ズェピア「…うむ、風邪を引きそうなのではないかな? 寝ると良い」

 

ビッキィ「は、はい…やっぱりそうします…!」

 

ルナ「うん、一緒に、だよね」

【嬉しくて朗らかな笑みを浮かべる】

 

ズェピア「そうしたまえ」

 

冥ネプ「じゃ、上行こっかぁ」

【ルナちゃんも着替えたら扉を開ける。】

 

ルナ「うん。いくよ、愛月君」

【愛月ちゃんの手を引く】

 

冥ネプ「あれ、ズェピアさん寝ないの?」

 

ズェピア「君達が寝たら私も執筆を終えて寝るとも」

 

ルナ「(…あれ? ズェピアさんを見たらなんだか頭痛が……)」

 

ズェピア「少々、傷になったかなこれは」

 

冥ネプ「あ、あはは…次から加減してね~」

 

ズェピア「心掛けよう」

 

ルナ「あれ、ビッキィ。顔色が悪いけど大丈夫かな…?」

 

ズェピア「彼女も疲れが溜まってたようでね。うむ、気にせずとも良い。明日には治る」

 

冥ネプ「だねー…ルナちゃんも上行こ? ネプ子さん眠くて眠くて~」

 

ルナ「う、うん…先に寝てるね、ビッキィ」

 

 

 

【廊下に出た三人】

ルナ「じゃあおやすみ、ネプテューヌ。愛月君のこと、よろしくね?」

 

冥ネプ「うん! 任せてよ! おやすみー!」

 

ズェピア「ふふっ──さてどう色付くかな。この無色の泡沫の夢は」

 

 

 

~愛月逃走事件の翌朝~

 

愛月「ふにゅあ〜〜…あれ?」

【自身の体の変化に気づく】

愛月「えっ? 何これ……うそぉぉ〜〜〜〜〜!!!」

【びっくりして大声をあげる。

同時にネプテューヌの寝顔が目の前に写る。】

愛月「(お姉ちゃん…怒ってるのかな?)」

【昨夜の出来事を思い出ししょぼんとする】

 

冥ネプ「ん…ぁ…ふふっ、おはよ」

【寝ぼけ目ながらも微笑んで愛月の頭を撫でる。】

 

愛月「おはよう……ねぇお姉ちゃん?」

 

冥ネプ「んー?」

 

愛月「昨日の事…何だけど」

 

冥ネプ「うん、ごめんね。私の言葉が悪かった」

 

愛月「怒ってないの?」

 

冥ネプ「怒ってないよ。『自分』の言葉が愛月君を…君の心を傷付けた。『自分』がやっちゃったんだから、怒るわけ無い」

 

愛月「お姉…ちゃん」

【泣きながら抱きつく】

 

冥ネプ「もーすぐ泣かないの、男の子でしょ?」

【泣く愛月の背中をよしよしとさする。】

 

愛月「ひっぐ…うぅ〜」

 

冥ネプ「愛月君が私をどう思ってるかは分からないけどね…弟と妹を守るのがお姉ちゃんなんだから。怒ったりしないよ、絶対。これだけは信じてね」

 

愛月「うん……あのお姉ちゃん。

ごめんなさい」

 

冥ネプ「うん、いいよ。私もごめんね」

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