舞台は京都、芝、1600m
"無敵"と称される二人が相対する
「短距離の開拓者」
マイルの皇帝 ニホンピロウイナー
「世界を制した大器」
最強マイラー タイキシャトル
彼女らの対決が今ここに。
「本日のエキシビジョンマッチレース、マイルチャンピオンシップはもう間もなく発走です。今しばらくお待ちください。」
「本日のマッチレースは芝、1600メートル、馬場状態は良で開催されます。」
少し離れた控室を与えられ、レース開始を待つ二人の王者。
緑に黄色のストライプが入ったパンツスタイルの勝負服。右手の白い手袋をギチリと嵌めなおし獰猛に笑うその姿は今にも駆けだしそうなほどに猛っていた。
「あぁ...いいな。良い環境に良き相手、最高だ...」
カウガールモチーフの勝負服。ウエスタンブーツの拍車を鳴らしている様子をみれば誰もが彼女の闘争心が見えてくるだろう。
「フンフンフ~ン!サイッコーに楽しみデース!!」
心意気をひとつ声に出して控室を出る。控室外で待機していた係員は彼女らを見て口を揃えて言った、
「自然と『頑張れ』と声が出た。」と。
地下バ道入り口で出会った二人は先輩後輩としての態度を捨てていた。
「ウィンサーン!今日は良いレースにシマショウ!」
捨てていなかったかもしれないが...
「おう、タイキ。今日はよろしくな。」
「やっとウィンさんとレースがデキマース!勝ちマスヨ!」
「ここで負けたらマイルの皇帝なんざ名乗れんな。勝つのは私だ。」
地下バ道から姿を現す二人。スタンドから響く大歓声に応えるとはしゃいだ足取りでゲートへと向かう。向こう正面のゲートに今、揃って足を踏み入れた。
ガッコン!!
「今、スタートです!!」
「揃って良いスタートです!並んで向こう正面を進んで外を二ホンピロウイナー、内をタイキシャトルが駆けていきます。」
「3コーナーへ、ここでニホンピロウイナーがスッと後ろに下がる!足をしっかり溜めています!」
「さぁ4コーナーへ突入!坂を下って加速開始!タイキシャトルがさらに引き離しにかかる!」
「そして直線コース!内ラチ沿いにタイキシャトル!その外1バ身半離れてニホンピロウイナー!」
「抜き去る距離を測っていたのかニホンピロウイナー!一気に差を縮めていく!!」
得意な距離、絶対的な自信をもって負けないと言えた。
今日までは。
追いつけない可能性を振り切って全力を見せつける。
「ここまで苦戦するとは!最高だっ!!」
未来へ道を開いても、勝利への道は閉ざしてやる。
「残り150メートル!タイキシャトル驚異的な粘りだぁ!!」
迫られる感覚、絶対的な自信を持って抜かさせないと言えた。
今日までは。
抜き去られる可能性を置き去りにして全力で魅せつける。
「譲りまセンッ!!」
世界への道を示しても、勝利への道は示すものか。
「「うぉぉぉぉおおおおぉぉぉ!!!」」
「残り50メートル!ほとんど並んだ!譲らない!譲らない!」
「どっちだ!どっちだ!!夢に刻まれた、無敵はどっちだ!!!」
ピロピロしてきた
タイキシャトルはパリピ。シリアス君は不在です
貴方の勝者は?
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ニホンピロウイナー
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タイキシャトル
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心の内に留めておくよ