ウマ娘プリティダービー《Unusual world line》   作:K.T.G.Y

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誰が為に、我が為に

 

あるウマ娘が言った。

「亀かウサギかってあるだろ? あれさ、ウサギが亀を背負って同時にゴールインすれば、争いもなかったんじゃねーの?」

 

 

まあ、それはそれとして、

 

ゴールドシップが凱旋門賞を制覇したその年。

ハルウララは遂にJBCスプリントで一着を取り、念願のGⅠウマ娘となった。

病院のライスシャワーに優勝トロフィーを見せに行った時、二人の顔は輝いていた。二人は人目も憚らず泣いた。

だが、ウララはこの後中央には拘らず。地方巡業に精を出すようになる。

地方にはまだまだ業績が低迷している競バ場が山ほどある。自分はそれを救いたいとし、日本中をドサ周りするようになった。

彼女の笑顔は、やがて多くの人々とウマ娘を救うだろう。

 

この時、ライスはリハビリの甲斐あって驚異的な速度で回復。

歩行が可能になり、遂に走り込みまで可能になる程回復し、周囲を驚かせた。

しかしまだレースに出るには程遠い。それでも彼女は諦めなかった。誰の力も借りず、自分の手で奇跡を起こす為に。

 

その年の有馬記念もまた盛り上がりを見せた。

ツインターボ、イクノディクタス、マチカネタンホイザといったカノープス勢の他に、もう一度輝きを取り戻したいナリタブライアン、ビワハヤヒデなどが参戦。

勝負は激闘の末ナリタブライアンが最後にツインターボを差し切って優勝した。

なお人気投票1位のゴールドシップはゲート難が響いて14位と惨敗した。

 

キングヘイローは翌年の高松宮記念に出場。前人未到の3連覇を達成し、そして引退を決意。

今後はシンザンの元で勉学に励みながら、後進の指導に当たるという。

自身が『キング』であることは証明できた。ならば次代のキングを育成することが努めだと答えた彼女に後悔はなかった。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

一方、海外GⅠ10連勝といった今後抜かれることのない不滅の大記録を作ったシンボリエムブレム。

彼女は日本に帰国した後、まったく勝てなくなっていた。

GⅠを惨敗。それならグレードを落とした重賞に出てみたがこれも惨敗。かつて『雷光』と言われた走りは影を潜め、並みの走りと化していた。

メディアは察した。ああ、シンボリエムブレムはもう燃え尽きてしまったのだと。

 

そんなある日、エムブレムは会長から一人のウマ娘を紹介された。

前髪の長い、隠れ目のウマ娘だった。

「エムブレム、実はだな、彼女の友達になってあげてほしいんだ」

「わたし、ホワイトビーチって言います! エムブレムさんの大ファンなんです! 日本にいた時から、海外でのレースも、全部ビデオで持ってます!」

その後、エムブレムは練習場の片隅でぼーっとしている時も、カフェテリアで食事をする時も、寮の相部屋に至るまで、彼女と一緒にさせられた。

物好きもいたものだ。いや、ストーカーの類か? エムブレムはそう思った。

 

実際、彼女の観察眼は大したものだった。

我流とは思えない程力強い走りと体の使い方、キレのある末脚。今のエムブレムには、それがないと。

「わたし、エムブレムさんが復活してくれるのをずっと待ってるんです!」

そう言われた。しかしそれは無茶だった。

 

エムブレムを支えていたのは漆黒のモチベーションである。ブーイング、ラフプレー、妨害……、そういう事があるたび、それはマグマのように体の中でグラグラと増幅される。

その時、彼女は誰にも負けないような鋭いキレのある走りが出せる。

しかし死に時を見失い、かつてのモチベーションはマグマの抜けた火山のようにスカスカになってしまった。

もうあの感情は湧いてこない。おそらく2度と……。

 

ある日、ルドルフ会長から地方のGⅢに出てみないか、と持ち掛けられた。エムブレムは、走るだけなら、と承諾した。

レース当日。重賞とはいえ、人はまばらだった。周りのウマ娘も大したことはない。だが、今の自分はこのレベルだと分かっていた。

ゲートが開いた。エムブレムはあっさり好位置に付く。誰も自分をマークしていない。ただ自分の走りに集中し、自分が勝つための走りをしている。

(海外戦とは大違いだな。誰も私に興味ない、か……。ここで誰かが私の脚を踏んず蹴てくれたら、以前の走りが出来るかもしれないけどな)

レースは最終コーナーを周り、各ウマ娘が最後のスパートをかける。だが、エムブレムにかつての脚はない。ズルズルと後退していく。

「駄目だ……あの感覚が湧かない……」

もはやここまでか、いっそ走るのをやめてしまおうか、どうせ1着以外なら2着も最下位も全部同じだから、そう思った。

 

その時だった。

「すうっ…………エムブレムさぁぁぁぁん! 負けないでぇぇぇぇぇぇっ!!!!」

それは咆哮に近かった。ホワイトビーチの声が、エムブレムの耳まで確かに届いた。

 

そしてその瞬間、エムブレムの下腹部の底に何かが生まれた。

それは種火だった。かつてのように黒くない、小さくても決して燃え尽きない輝く炎だった。

「……!」

その炎はゆっくりと全身を包む。力が沸き上がる。魂が燃えている。脚が、脚が稲妻を放てと轟いている。

 

「……! はああああああああっ!!!!」

 

『おーっと、中団の中から物凄い勢いで突っ込んでくるウマ娘がいる。シンボリエムブレム……間違いない、シンボリエムブレムだ! これは凄い! 前方集団をごぼう抜きだ!』

 

速い。まぎれもなく速い。地方の競バ場では、誰も見たことのない走りに観客は全員度肝を抜かれた。

 

『シンボリエムブレム! 今一着でゴール! 差した! 差し切った! 豪脚一閃! 復活だ! かつて『雷光』とまで言われた末脚が、ここに復活したぁっ!』

 

「…………」

エムブレムは息を乱していなかった。まだ半信半疑だった。あの脚が、死んだはずの脚が、なぜ蘇ったのか……。

ただあの時、ぽうっと腹に熱がこもった。ウイスキーをストレートで腹に入れたような熱い灯りのようなものが。

「エムブレムさぁぁぁぁん!!!」

観客席にいたホワイトビーチが抱き着いてきた。

「うわっ、おい、やめろ。人が……見てる……」

「いいじゃないですかそんな事! 復活ですよ! 私が惚れたあの走りが復活したんですよ!」

「あ、ああ、そうだな……」

正直、自分でも信じられない。頭の中が妄想と事実と現実がごちゃ混ぜになってうまいこと整合しない。

 

 

レース後、エムブレムは電話を掛けた。ルドルフ会長に。

「そうか、そんな事が……」

「死んだはずのわたしが、何故あんな力を発揮できたのか、分からないんですよ……」

「そんなの、決まっているだろう」

「何です?」

「……『愛』だ」

「はぁ?」

「誰かの為に走る。人はその時途方もない力を発揮できる。ホワイトビーチの愛の応援が、君を蘇らせたのさ」

「…………」

この人に聞いた私が馬鹿だった。エムブレムは電話を切った。

 

次はシンザンのばあさんに聞いてみた。

「そりゃあんた、臍下丹田に気を集中し、五体を結ぶ。ってやつだよ」

「……よく分からないんだが」

「臍とはへそ、その下、そこに丹田と呼ばれる部位がある。

そこに気を集中し、それを止めるのではなく、五体、つまり全身に届かせ、体を包む。

すると体の余計な力がスッと抜けて、極めて自然体のまま物事をこなせる様になる」

「やはりよく分からん」

「武道の達人なら誰もがやってる事だよ。それが自然に出来るなんて、あんた凄いねえ。今度うちに来な。色々教えてやるよ」

「機会があったらな」

エムブレムは電話を切った。

 

何にせよこれで久々の白星である。勝利数がまた一つ増えた。まあここまでくれば勝ち星なんてあまり関係ないのだが。

(ここまま隠居しようと思ってたんだがな……わたしの人生分からないものだ)

 

 

それから数日後、海外、イタリアから留学生がやって来た。チャンピオンバッジだった。

「シンボリエムブレム! オマエヲ倒ス為ニヤッテ来タ! 海外戦ナド待ッテイラレルカ! 今度コソ貴様ヲ倒ス!」

 

(やれやれ……)

少なくとも、もうしばらくは退屈することはないな、と思ったエムブレムであった。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

それは、日本ウマ娘競バ連盟の者がわざわざトレセン学園にやってきたことから始まった。

会議室にて。

「新しい、GⅠ、ですか……」

「ああ。シンボリエムブレムがやらかしたおかげでしばらくジャパンカップは開催できなくなった。その代役として、新たなGⅠレースを開催したい」

テーブルの上に、資料が並べられる。ルドルフはそれを拾い上げると、瞬時にその内容を一字一句間違える事無く暗記した。

「ジャパングランドクロス、芝2400m。ダート1600m。同時開催。場所は東京競バ場……」

「ああ。これまでダートは芝に比べれば今一つマイナーな存在だった。だが今回のコンセプトは、芝を走るウマ娘もダートを走るウマ娘も平等にチャンスを得られる企画でね」

「いいと思います。特にダートは地方に多い。東京に来ることが出来るチャンスとあれば、多くの地方のウマ娘も躍起になることでしょう」

「そこで、何だが……」

ルドルフは察知した。成程、ここからが本題という事か。

「シンボリルドルフ会長。君に芝16頭の出場者を、……悪い言い方になるが丸投げしたい。どうだろう?」

「私が全て決めてしまってもいい、と?」

「ああ。本来であればGⅠレースの場合、GⅡなど他のレースで好成績を収めたウマ娘に出場権利資格が与えられる。しかし、あいにく今年は時間の余裕がなくてね……」

「誰を選んでも良いのですか?」

「ああ。余程の事がない限り、私たちは駄目出ししない。古バでも、ルーキーでも、実績のあるなしも関係なく選んでほしい」

この時、ルドルフには思い当たるウマ娘が何人かいた。しかしそのウマ娘は本来ならばGⅠには出場は難しいウマ娘だ。

しかし、もしかしたら彼女たちを出場させることができるかもしれない。勿論首を縦に振らせる交渉が必要だが。

「分かりました。お引き受けいたしましょう」

「そうかね。そう言ってくれると私どもも有難い。是非、お願いするよ」

 

ジャパングランドクロスはメディアを通じて大々的に取り上げられた。中には「名前がチープすぎる」という声もあったが。

なにせ開催一回目のGⅠである。どんなウマ娘が出るか全く予測が付かない。

 

誰が出るのか、出ないのか。予想と希望。人々の思惑が滲み出る中、遂に芝16頭は発表された。

一部は順当だったが、それ以外のウマ娘の出場に、人々は度肝を抜かれた。

 

「おおー、ジェンティルドンナ出るのか。今年の桜花賞、オークス1着ウマ娘!」

「キタサンブラック、サトノダイヤモンドも出るじゃん。菊花賞の同時ゴールGⅠ獲得は見ものだったなあ!」

「うおー、ドゥラメンテも出るのか! トレセン学園一のチーム・リギルの期待の星。皐月賞、ダービー優勝ウマ娘!」

 

順当に名を連ねるは注目度の高い新時代のGⅠウマ娘。しかしそれだけではなかった。

 

「ひふみの……あれ、ミホノブルボンだってぇ!? マジ!? 復活するのか、あのサイボーグと言われたウマ娘が!」

「ナイスネイチャも出るじゃん! 彼女がブロンズコレクターの名を返上して勝った秋天は今も語り草だけど……」

 

更にその下の名前に、人々は驚愕した。

 

「「「「ライスシャワー!!??」」」」

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

ワアアアアアアアッ!!!!

 

ワアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

 

『急遽開催が決定した第一回『ジャパングランドクロス』芝2400m。東京競バ場は予想に反して大入り満員。期待度の高さが伺えます』

『今年活躍したウマ娘。かつて活躍したウマ娘。それが一同に会したこのグランドクロス。果たしてどのようなレースになるのか。どのような結末を迎えるのか、楽しみです!』

『まもなく本バ場入場が始まります。果たしてどのウマ娘から先に現れるのか……』

『ある意味ドリームマッチですからね。私も胸が高鳴っています』

 

 

チーム・リギルの控室。

「調子はどう? ドゥラメンテ」

「問題ありません。ササッと行ってチャチャっと勝ってきますって」

「ウマ娘にとって、GⅠは最高の晴れ舞台。栄冠は幾らあってもいいわ。あなたなら5つも10も取れると私は信じているわ」

「ははっ、怪我とかがなければね」

 

コンコン。ガチャ……

 

「ドゥラメンテさん。お時間です。入場してください」

「行ってきなさい。ドゥラメンテ」

「はいはい。それじゃ、ちょいちょーいと参りますか!」

 

 

チーム・スピカの控室。

「どう、キタちゃんもダイヤちゃんも?」

「緊張はありません。晴れ舞台ですし、お爺ちゃんも応援に来るって言うから気合入ってます!」

「わたしは、キタちゃんと違ってちょっと緊張してるかな……」

控室にはトレーナーだけではなくテイオーとマックイーンもいる。

「そういう時はね、観客のみんなが自分だけを応援してくれてる思えばいいよ。ボクはそうしてきた」

「もうテイオーったら、それは驕りというものですわ」

「と、とにかく、自分の持ち味を出して、掛からないようにして、スタイルを安易に変えないようにな」

 

コンコン。ガチャ……

 

「キタサンブラックさん、サトノダイヤモンドさん、お時間です。本バ場入場を」

「よーしいくぞー!」

「わわっ、い、いきますー!」

 

 

チーム・カノープスの控室。

「ジェンティルドンナさん、どうです? 調子のほどは!」

「絶好調ってやつです! これならいいレースができますよ!」

緊張の方もない。表情も明るい。これならいいレースができそうだ。

「あーあ、ターボも出たかったなー」

「我慢しましょうターボさん。今日は応援の番です。後輩を応援するのも先輩の努めですよ」

 

「おいおい、わたしをお忘れかいみんな。このネイチャさんも出るんだからさ」

そう、エントリーしていたのはジェンティルドンナだけではなかった。ナイスネイチャもいたのだ。

「ネイチャさん、脚の具合は?」

「あんまり良くないね。まあ引退試合なんてこんなものでしょ。でも……後輩に負けるつもりもないけどね」

ネイチャがジェンティをチラッと見る。ジェンティもネイチャを見返す。どちらも譲るつもりはない。そんな表情だ。

「ジェンティさん、頑張るっスよ!」

「ジェナちゃん。ファイト~」

「ドンちゃん。張り切っていこー!」

「あは、あはは……呼び名が人によって変わるのはなぁ……。そろそろ統一してほしいな」

 

コンコン。ガチャ……

 

「ジェンティルドンナさん、ナイスネイチャさん、時間です。本バ場入場をお願いします」

「分かりました!」

「さーて、行きますかー」

「どっちも頑張れー!」

 

 

ミホノブルボンの控室。

「…………」

「…………」

ブルボンは座りながら瞑想していた。

黒沼トレーナーは、何も言わずブルボンを見つめながら、ルドルフ会長の申し出を回想していた。

 

『ブルボンをグランドクロスに? 本気なのですか会長?』

『ああ。そうだ。私はこのレースに、ライスシャワーのエントリーも模索している』

『何と……!』

『マスター、お願いがあります』

『ブルボン……』

『そのレース、出場させてください。お願いします』

ブルボンは頭を下げた。ブルボンはやる気だ。実現不可能だと思われていたライスシャワーとの再戦が叶う。ブルボンとすれば何としてでもということだろう。

しかし……、

 

「…………」

黒沼は思った。果たして、このレースに出すことがブルボンの幸せになるのか、と。

全盛期の走りは最後まで戻らなかった。周りもこのレースがミホノブルボンの引退レースだと思っているだろう。

そんな満身創痍な状態のウマ娘を、果たして過酷なレースに出場させていいのか……?

(いや、今更そう考えるのは遅いな……)

自分はブルボンのトレーナーだ。ならば最後までそれを見守るのが筋というものだろう。

「……ブルボン」

「はい、マスター」

「精神は肉体を凌駕する。この言葉を忘れてはいないな?」

「勿論です。マスター」

「ならばかつての走りを見せてこい。ミホノブルボンは終わったと思っている連中に、お前の本当の走りを見せてやれ」

「心得ております。マスター。そして……」

「どうした?」

「このレースの出場を許諾してくれたことに感謝します。マスター」

 

コンコン。ガチャ……

 

「ミホノブルボン選手、お時間です。本バ場入場を願います」

「よし、行け。ブルボン。勝って戻ってこい!」

「ミホノブルボン、出撃します!」

 

 

ライスシャワーの控室。

「どうだい、ライス。調子は?」

「うん、いい感じです。おばさま。ほら見て」

ライスは脚をひょいひょいと動かしてみせる。

「おばさまが買ってくれた、サポーター、凄くいいの。膝が軽くて、曲げやすくて、これならいい走りができそう」

「すごーい! ライスちゃんばんぜんだねー!」

控室にはライスのトレーナーとハルウララもいた。この後のダート1600mにも出場予定だ。

「……」

だが、シンザンにとっては複雑だった。

それはそうだろう。今回のレース、もっとも出場選手の中で一番多くの人々を驚愕させたのがライスシャワーの出場なのだから。

……結局、ボルトは最後まで挿れたままだった。痛み止めの注射を打ち、サポーターで膝周りを矯正しただけ。

テーピングでガチガチにはしていない。まともに走れなくなるからとライスが断った。

(普通なら、最後尾を歩いて終わりだ。でも、この娘は勝つ気でいる。勝つつもりでレースに出ようとしている。……大した娘だよ)

練習はした。走り込み、筋トレ、水泳、だがダッシュは殆どしていない。

医者の目から見ても、とても走れる状態ではない。

それでもライスは走ろうとしている。ブルボンとの約束を果たすために。

 

コンコン。ガチャ……

 

「ライスシャワー選手、お時間です。本バ場入場してください」

「行っておいで、ライス。そして、皆に見せてやりな。ライスシャワーというウマ娘の姿を」

「うん。行ってきます、おばさま!」

 

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