妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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悪魔との共闘2

noside

カゲチヨが倒れた後ブラックは悪魔と話していた。

 

「動けないようだな。」

 

「不死身とはいえどつくりは意外ともろいですから。」

 

「お前から聞いた通りだ。」

 

そう言っていると

 

「し、死んだか!?」

 

出てきたのはあの依頼人の青年だった。

 

「おや、あなたは・・・」

 

「じー!」

 

「イヒヒヒヒ・・・!!やはり悪魔様にお任せして正解だった!!カレコレ屋とかいう偽善者集団・・・安い値段で仕事を受けて僕の邪魔ばかりして・・・ずっと目障りだったのさ!これで全ての依頼は僕のものだ!」

 

どうやらこの依頼人がオールグレイズのの正体だったようだ。

 

「全ては仕組まれていたというわけですね。」

 

「はぁ~悪魔様!ありがとうございます!」

 

「悪魔は人間のために働いたりしないつまりお前のなどのために働いたわけじゃない。」

 

どうやらこの悪魔には別の目的があるようだ・・・

 

sideヒサメ

カゲたちとはぐれて一人で歩いてたんだけど向こうから歩いてきたのは・・・

 

「え・・・私?どうして・・・」

 

そう言ったとき

 

バリバリっ!

ビュオっ!

 

突然電撃と吹雪のラッシュを放ってきた!

 

「私・・・?ふふっ面白いこと言うねあなたと私は全然違うよ。私はそんなに臆病じゃないもの。」

 

なに?急に・・・

 

「殺すことにはお父さんの影響で少し慣れてても本質は変わらない。臆病でためらってしまう貴方よりためらいのない私の方がずっと強いの。」

 

くっ・・・

 

「逃げるんだ?情けないよね怖いからって逃げ出しちゃうなんて。はぐれた皆が危険な目にあってるかもしれないよ?」

 

確かの私はまだ臆病だよ・・・でも

私はあたりを見回し攻撃で壊れた壁の向こうに鏡があるのを見つけた。

あれなら・・・私は高速移動してそれを外した。

それに気づかないアイツは・・・

 

「ほんととろいよね?そんなんだから殺されちゃうんだよ!」

 

ためらいなく電撃をぶつけた!だから私は鏡で電撃を受け止めた!

 

「何・・・!?」

 

「確かに私はまだ臆病だよ・・・だからこそ慎重に作戦を立てて皆を助けるんだ!」

 

鏡は絶縁体・・・つまり攻撃を受け流せるの!

すると偽物は

 

「グっ・・・ガアアアアア!!」

 

突然ひび割れて叫び声を上げた!

攻撃を反射したわけじゃない・・・・もしかして!

 

「ぐああ!」

 

そして偽物は鏡が砕けたのと同時に消えてしまった。

 

「この鏡が本体だったんだ・・・」

 

そうだ!急いでカゲのところにいかないと!

 

sideシディ

カゲチヨたちとはぐれてしまい一人で廊下を歩いていると誰かがやってきた。

 

「何者だ?」

 

俺が問いかけると

 

「俺が何者か・・・?それはすぐにわかることだ。」

 

暗闇から攻撃してきたのは俺だった。

 

「俺はお前・・・だが一切の迷いや甘さがない!だからお前よりも強い!」

 

そう言っているがそうか?

 

「そんなはずないだろう。」

 

取りあえず襲ってきたので偽物を地面にたたき伏せる。

 

「何・・・!」

 

「俺はそんなに遅くないし力も弱くない。」

 

「何故だ能力も姿もこいつのすべてをコピーしたはず・・・!!」

 

うぬ?コピーだと?俺はコピー機には掛けられていないはずだが・・・

取りあえず戦う目的を聞かなければな・・・

 

「何故戦おうとする?俺は仲間を探しているだけなんだはぐれてしまって・・・」

 

「お前の都合なんて知るものか!死ね!」

 

そういって偽物はおれに蹴りをくらわしてきた。

さっきのと違ってすこし力が強いな・・・

 

「やはり俺の力にかなうはずが・・・何!?」

 

そう奴が言って手を見ると奴の手は少し消えかかっていた。

 

「大丈夫か?けがをしているようだが・・・」

 

俺の力、正確にはホルスの力もコピーしたからだろう、体がもっていない。

 

「戦うのは辞めた方が良いお前の身が持たないぞ。」

 

そう言ったのだが

 

「仲間もろとも地獄に送ってやる!!」

 

奴は聞き捨てならないセリフを吐いた。

俺は殺気を放出して奴と組み合う

 

「仲間になにかするつもりか・・・?ならば容赦はしない!」

 

俺はホルスの力を拳にのせ、奴を殴った!

 

「ぐわぁぁぁ!」

 

奴は吹き飛び砕けてしまった。

 

「よし、みんなのところに戻ろう。」

 

待っていてくれ皆!

 

sideカンナ

アーシは皆とはぐれて一人廊下を歩いてた。

 

「全く・・・皆どこほっつきあるいてるんだろ・・・?」

 

そう愚痴ってたんだけど廊下の向こうから誰かが歩いてきた。

 

「あれって・・・アーシ?」

 

そう暗闇から見えたのはアーシだった。もしかしてドッペルゲンガー!?

 

「アハハ!私とアンタは全然違うよ?欲のために何でもできる私は仲間と一緒にいて窮屈そうにしてるアンタより全然強いもん!」

 

そういって炎弾と水流を放ってきた。

 

「ほらほら!早く帰りたくなってきたんじゃない?この館を仲間ごと燃やしちゃったほうが・・・」

 

ふふっ、知らないようだから教えてあげる。

 

「アーシはね、仲間といることも欲のうちなんだ。だって仲間なのにわからないことだらけだから知りたいって思っていじりたくなるアーシは欲のためにさらに強くなれる。」

 

そしてアーシは炎の檻を作り出して閉じ込めた。

 

「なっ・・・消せない・・・!」

 

この檻は小さいけど高温になっていてちょっとやそっとの水じゃ消せない。

 

「閉じちゃえ。」

 

ドオォォォン!

 

アーシはそのまま檻をさらに建物を巻き込まない程度に燃え上がらせた。

 

「なぁ・・・!」

 

そのままアイツは砕けて行った。

 

「よし!ヒサメちゃんのところに行こう!」

 

ブラックさんのところも気になるけど皆とみたらより面白いし!

 

sideフィーア

 

私は皆とはぐれ廊下を歩いていました。

 

「分断されたみたいですね・・・」

 

一本道だったのにはぐれるなんてやはり今回も異宙関連ですね・・・

そう分析していると誰かが向こうから歩いてきました。

 

「私ですか・・・」

 

暗闇にいたのは私でした。

 

「私?それは少し違いますね。私は全てを合理的に対処できます。仲間のことには非合理になる貴方とは違ってね!」

 

そういって偽物は私と同じ威力速さで蹴りや拳を繰り出してきました。

 

「なるほど・・・確かに力は同じですが性格が反対ってところですね・・・けどそれだけです。」

 

私はさらにギアを上げた。

 

「がはっ・・・!なぜ?能力も全て一緒のはず・・・」

 

「仲間のためになら限界を超えたパフォーマンスができるのは合理的だと思いませんか?」

 

私はさらにパンチのラッシュを加えた。

 

「ぐああ・・・」

 

こうして偽物はひび割れて消えてしまった。

 

「自分で自分のことを殴るのは気分悪かったですがまぁ、しょうがないですね・・・

速くいきましょう・・・」

 

無事だといいんですが・・・

 

sideブラック

 

さて、動画のためにインタビューと参りましょう!

 

「お願いできますか?」

 

「お前のおふざけに付き合う時間はないぞ・・・」

 

そうは言われましても・・・

 

「撮影には協力してくれるって約束したでしょ?」

 

「フン・・・」

 

「まずは一つ目、どうして人間相手の何でも屋なんて面倒なこと始めたんです?見下している人間をわざわざ傀儡に用意してまで・・・」

 

「単純な話だ俺は欲望を欲している。欲望をもつ人間たちを集め願いを叶える代償を集めれば集めるほど悪魔は力を得る・・・俺はここで終わるような悪魔じゃない力・・・力さえあれば古き者たちにも勝てる・・・」

 

なるほど・・・やはりつまらなかったですね。

 

「もういいですよ。」

 

俺ちゃんは機をうかがているあの人に合図を送ります。

その瞬間

 

グサッ!

 

あの悪魔の体に血液の刃が突き刺さりました!

 

「マジでやりやがって!痛かったじゃねーか!」

 

いやー俺ちゃんこだわるタイプですので・・・

 

「思い切りやらないと動画映えが・・・いえ、信じてもらえないかとおもったので。」

 

「じー」

 

「おまえ・・・裏切ったな・・・」

 

カカカ!

 

「悪魔なんて信用しちゃダメだぜ?」

 

カゲチヨさんはいいビジネスパートナーですからね。

 

「やっぱりこちらの撮影が面白そうでしたので。」

 

「マジで裏切るつもりかもだったの?やっぱ信用できねえ・・・」

 

悪魔ですから。

 

そしてやはり下級悪魔は怒って光線を出してきました!

 

「おしゃべりは後です。カゲチヨさんしっかり動きを止めてください。」

 

「分かってるつーの!」

 

カゲチヨさんは血液で拘束してくれましたが・・・

 

「この・・・!」

 

「おっと、そうはさせねえぜ。」

 

ズバッ!

 

「なにっ!ぐうぅ・・・」

 

カゲチヨさんの攻撃がヒットしてウイルスで襲ってきた男の動きがふらふらになりました!

 

「裏切ったといえばそっちが先だよな?」

 

「うるさい・・・くそっ体が痺れて動きが・・・」

 

「ま、俺としてはお前をつぶせる大義名分ができてありがたいくらいだけど。」

 

やっぱり挑発するカゲチヨさんは動画映えしますねぇ・・・

 

「イキるなよ!悪魔様!!こいつ死んでないじゃないですか!!早く殺してください!そういう約束でしょ!アンタと契約したら悪魔の力でどんな願いでもかなえてくれるって・・・この世界にはオールグレイズだけがいればいい!俺だけが感謝されて、賞賛されて、俺だけが本物なんだ!早く全員殺してくれ!悪魔なんだからそれくらい楽勝だろ!?」

 

おやおや、そんなこと言ったら・・・

 

「ああ、お前の力が必要だ。」

 

「へっ?ぎゃぁあぁ!」

 

そういって悪魔は契約者を食べてしまいました。困りましたねぇ・・・

 

「やめろ!!」

 

「規制されちゃいますのであんまりショッキングなシーンは辞めて欲しいんですが・・・」

 

「契約者を食うって・・・そこまでするかよ・・・」

 

そしてあの悪魔はさらに力をあげました。

 

sideカゲチヨ

 

見ただけでわかる・・・さらに強力になってやがる・・・

 

「契約書をちゃんと読まないからこうなるんですよ。」

 

「言ってる場合か!」

 

そしてアイツはさらに強力になった力で俺たちに殴りかかってきた!

 

「俺の邪魔をするな・・!!」

 

ドゴッ!!

 

「さっきより格段に速いです!もしかしてかなり鬼ヤバです?」

 

見りゃわかるだろ!

 

「くそっ・・・!こうなったら速攻だ!同時に一発入れるぞ!」

 

「了解です!」

 

俺は血液の鞭、ブラックは鎌で一撃を入れるが・・・

 

「ぐあっ・・!」

 

手ごたえはなくパワーまで上がったやつにふき飛ばされてしまう。

 

「頑丈さまで上がってやがる・・・」

 

「もう一度拘束してお互い必殺の一撃を入れるのは?」

 

それしかねぇか・・・

 

「頼む!」

 

「デビルチェーン!」

 

ブラックが鎖で拘束するが・・・

 

ブチブチ、パリーン!

鎖は簡単に引きちぎられた、マジかよ!

 

「おれが手に入れた血からお前たちよりはるかに強い!」

 

「どうやら俺ちゃんが予測してたより早いスピードで強くなってますね。」

 

「じ~」

 

「それって・・・」

 

「鬼ヤバです!」

 

ブラックの声のあと俺たちは屋敷を走り回って逃げた。

 

「俺ちゃんも死ぬかもです!」

 

「悪魔のお前が!?」

 

「そういうときもあります。」

 

あぁ、くそっ!無責任すぎるぞ!

 

「この悪魔!」

 

「悪魔ですがなにか?」

 

「ったく・・・だから信用できねーんだよ!」

 

するとブラックが

 

「さて、どうします?もちろん俺ちゃんは悪魔ですから色んな奥の手を隠してます。別に使ってもいーですよここら一帯が消滅してもいいなら・・・」

 

くそっ四人がいるのをわかってて試してやがる・・・そうだ!

 

「そんなにパワーあんならさお前から見て左の壁・・・ぶっ壊してくれよ。」

 

「いいんですか?建物が崩壊するかもですよ俺ちゃんたちは平気ですが。」

 

「じー?」

 

大丈夫だ、絶対アイツらはいる!

 

「やってくれ!」

 

「お望みのままに・・・」

 

そしてブラックは

 

「ディス・イズ・炎ターテイメント!!」

 

掛け声とともに壁を鎌でぶっ壊した!

そしてやっぱりいた!

 

「カゲ!」

 

「カゲチヨ!」

 

「なんですかあの鏡の怪物・・・」

 

「っていうかカゲチヨ、ブラックさんと共闘してるじゃん!いいなー!」

 

カンナそんな楽しい場面じゃねーんだわ!

 

「おやおや、これは感動の再会!」

 

そしてヒサが鏡を持っているのを見た。

 

「その鏡・・・」

 

「さっき見つけたの!これもしかして・・・」

 

「良くお気づきですね。そう、これこそ彼の力の源泉です!」

 

そういってブラックが鏡を壊すと

 

「グがああぁ!」

 

悪魔の顔の鏡は割れて消えていく

 

「こ・・・こんな奴らに・・・違う・・・俺は・・俺の力はもっと・・・」

 

はっ、人間の欲望は利用しといて自分の欲望も底なしじゃねーか!

 

「最後の最後まで自分の話ばっかだな。」

 

「そうそう、そういう人は嫌われるよー?」

 

俺とカンナは奴を煽る。

 

「オールグレイズについて調べてたとき色んな評判を聞いたよ。」

 

「概ね皆賞賛していたが・・・中には数名法外な代償を支払わされ苦しんでいる者もいた。」

 

「真の何でも屋っていうのは依頼を受けた後でもいい気分で帰ってもらうのが基本ですからね。」

 

「どうでもいい・・悪魔が・・・人間のことなど考えるわけがない・・・」

 

ヒサとシディ、フィーアの言葉も馬耳東風らしい、

 

「だろうな、ずっと自分のことだけ考えてたんだろ?そういう奴には何でも屋なんて勤まんねーよ。」

 

俺はあいつにそう言った。

 

そして奴が完全に消えた後俺は依頼人のことなど全て話した。

 

「そっか・・・あの依頼人の人は・・」

 

優しいヒサは依頼人を救えなかったことを悔やんでいる、俺はクズだからな・・・アイツの自業自得って思っちまうけどな。

 

「野放しにしておけばもっと悲惨な事件が起きていただろう止められて良かったと思うしかないな。」

 

シディの言う通りだな。

 

「お疲れさまでした!機転を利かせて敵を倒したヒサメさん!」

 

「わ、私!?」

 

「圧倒的なパワーで敵をねじ伏せたシディさん!」

 

「ん?」

 

「そしてやりたいことのために力と技術で邪魔する敵を倒したカンナさん!」

 

「はい!」

 

「そして仲間のためにさらに一歩成長して敵を超えたフィーアさん!」

 

「なんですか?」

 

「四人ともとってもかっこよかったです!素晴らしい画がとれました!」

 

「じ~!」

 

こいつ・・・あの大変だった時に・・・

 

「撮影してたの!?」

 

ヒサもびっくりしてる・・・そっちも大変でカメラ仕込まれてるのに気づいてなかったんだな。

 

「そんなはずないだろう、俺は魂をとられていない。」

 

「シディって江戸末期の人だっけ・・・」

 

カンナの言う通りだぜシディ・・・

 

「いや~ラストは皆さんの友情に俺ちゃん涙が出そうでしたよ。」

 

全くまた嘘を・・・

 

「あの時カゲチヨさんは四人がすぐ近くまで来ていること分かってたんですね。悪魔の力によって連絡手段は全て断たれていたいたと思っていましたが・・・」

 

そんなのなくてもなぁ・・・

 

「俺たちにはこれがあっから」

 

そう言って俺たちはお互いのバッチを指さした。

 

「離れていたも分かっていたぞ。」

 

シディが言うと

 

「なるほど・・・鬼ヤバなアイテムですね~ちょっと調べさせていただきたいのですが・・・」

 

「じ~」

 

「やだよ、お前魔改造とかしてきそうだし。」

 

「残念です。それでは皆さん撮影にご協力していただき感謝です!サービスで事後処理流行っておきますよ。」

 

「じー!」

 

「ま、それは助かるんだけどさ・・・ブラックどこまで計算してた?」

 

俺が聞くと

 

「さぁ・・・なんのことだか。」

 

まったく読めない奴だぜ・・・

 

「これで撮影は終わりなんだろ?」

 

「ええ、こちらで正真正銘クランクアップです。」

 

こうして俺たちはブラックと別れこの騒動は幕を閉じた。

 

sideブラック

 

・・・あったあった!俺ちゃんはカレコレ屋の皆さんが去った後瓦礫を探していてお目当てのものを見つけました。

無くしたと思ったときは焦りました危険なアイテムなんですよ一応・・・

 

 

「なんせ持ってるだけで悪魔の力をパワーアップさせるんです。あ~んな下級悪魔さえあれだけ強くなっちゃうくらいに!」

 

「じー」

 

ま、落としたのがこの世界で良かったです・・・おかげで面白い動画が撮れました・・・

カカカカ!

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか!百話目でした!お気に入りも百人を超えたのでこれからも頑張っていきます!
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