妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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新体操とセクハラ

sideフィーア

今日の依頼人は女子高生でした。

 

「私、新体操部に入っているのですがそこの顧問のセクハラが酷くて・・・」

 

依頼人がそういうと

 

「セクハラ・・・?」

 

ヒサメちゃんが殺気を帯びた雰囲気になりました・・・

 

「っ!?」

 

「ムっ!?」

 

「ヒッ・・・!?」

 

「ヒサメちゃん落ち着いて・・・」

 

「つ、続けてください・・・」

 

ボティスさんも含め全員委縮してしまいました・・・

 

「あの、私は・・あんまり可愛くないんでセクハラとかはされてないんですけど他の子たちが・・・」

 

話によると顧問は立場を利用してマッサージと称し体を触って笑顔を強要したり、試合に出られるメンバーを決めたり進学先に推薦を出せる権限を利用して好き勝手やってるみたいです。

 

「酷い・・・」

 

「自分の立場を使ってのセクハラ許せんな。」

 

ヒサメちゃんはもちろんシディさんもこれには怒っています。

当然私も今回の依頼もやる気に満ちています・・・

 

「今回カレコレ屋の皆さんには顧問のセクハラの証拠を集めて部から顧問を追い出して欲しいんです。」

 

「勿論だよ!まかせて!」

 

ヒサメちゃんもそう返しますが・・・

 

「・・・」

 

カゲチヨはなぜか泣きそうな顔になっていました・・・

 

「どうしたの?カゲチヨ?」

 

カンナちゃんが質問すると

 

「女子校って女子が沢山いんだよな?怖い・・・」

 

「カゲチヨヒビキさんにいったいどんなからかい方されたの・・・?」

 

「なんじゃこいつ。」

 

たしかにカンナちゃんの言う通りヒビキさんはカゲチヨに何をしたらこんなに女子にビビるようにできるんでしょうか・・・

 

大きななぞはできましたが私たちは依頼人の学校に向かい調査を開始しました。

 

sideカンナ

そして数日後

 

「私たちが集められた証拠はこれくらいかな。」

 

「凄い・・・短期間でこんなに!!」

 

アーシたちは完璧に証拠を集めていた。

 

「まぁ、立場に頼る人ほど証拠は出やすいからね。」

 

アーシが言うと

 

「まっ、これがカレコレ屋の実力だぜ。」

 

カゲチヨがいうけど・・・

 

「アンタ、アーシと組んだけどキョドって何も聞けてなかったでしょ・・・」

 

「私も見ていましたが不審者通報されなかったのが奇跡ですよ・・・」

 

「うっ・・・!」

 

ホントに女子苦手だよね・・・

 

「あとはこの証拠を学校や教育委員会他のしかるべき場所に持っていけばあの顧問は部にいられなくなるはずだ。」

 

シディが説明して一件落着かと思ったんだけど・・・

 

「ちょっと待ってよ・・・」

 

「え?アイちゃん・・・」

 

どうやら他の部員みたいだね・・・

 

「先生のこと追い出す気?」

 

「う、うんだってセクハラ酷いし・・・」

 

「セクハラされてんのは私なんだけど?」

 

そういえば自分は違うけど他の人がされてるって言ってたっけ・・・

 

「そうだけど・・・」

 

「先生を追い出すの辞めて。」

 

「え?」

 

ヒサメちゃんは当然そういうけど依頼人の話をアーシは思い返してアーシは納得がいった。

 

「私は先生のおかげで試合に出れてるし推薦ももらえるの!いなくなったら私の実力じゃ試合に出られない!!」

 

あの顧問は推薦先や試合メンバーを決めてるって言ってたもんね・・・この子も恩恵をもらってるってことだから確かに余計なことかもしれないね。そして依頼人との会話は続く。

 

「でも、アイちゃんこのままじゃ良くないよ・・・」

 

「このままじゃ嫌なのは私じゃなくてアンタでしょ!!」

 

「どういうことですか?」

 

フィーアちゃんが聞くとアイさんは話した。

どうやら依頼人はアイさんのようなセクハラは受けていなかったけどそのかわり容姿のことを馬鹿にされているみたい、発言の一部を聞いたけど変顔の練習しろとか可憐になれないとか爆笑でいうって子供だねまるで・・・

 

「自分が虐げられてるからって先生のこと追い出したいだけじゃん!私へのセクハラ利用しないでよ!」

 

「でも・・・こんなの不健全だよ・・・」

 

「なんで?自分より下手な私が試合に出てるから?アンタに新体操の才能があったのと同じように私には容姿が綺麗っていう才能があったそれを使って何が悪いの?」

 

全く・・・アーシが言うのは変だけどその子はね・・・アーシが言おうとしたら

 

「いや、ワリ―だろ。」

 

意外にも先に話したのはカゲチヨだった。

 

「は?」

 

「だって新体操って競技なんだからそのルールに則ってやるべきじゃね?」

 

「なんなのアンタ。」

 

「部外者ですけど。」

 

「だったら黙っててセクハラされてるのは私!私が良いって言ってるんだからこのままでいいの!」

 

「セクハラされてんのは彼女も一緒だよ。容姿のことでからかわれて皆の前で笑いもんにされる、それだけで声を上げる権利はあるはずだぜ。」

 

「そ、その程度のことで・・・」

 

「その程度じゃねーよ心に残る傷だ。お前がセクハラされてんのと同じようにな。」

 

「え?」

 

困惑しているアイさんだがそれでもカゲチヨは続ける。

 

「自分では割り切ってるつもりでセクハラさせててもお前だって本当は傷ついてんじゃねーのか?」

 

「それは・・・」

 

そして、

 

「簡単に許しちゃダメだよ。そんなことしなくてもきっとあなたは素敵な女性なんだから。」

 

ヒサメちゃんが言うと

今までの辛かったことを思い出したようで

 

「うわあああ・・・!ほんとは嫌だったよおおおおお!気持ち悪かったよおおおお!」

 

堰を切るように泣いた。

 

「辛かったですね。」

 

フィーアちゃんもそういって手を握り、ヒサメちゃんもアイさんを落ち着くまで抱きしめていた。

 

「カゲチヨ女子と話すの苦手なのにいいこと言うじゃん!」

 

「あの時は、依頼人の気持ち考えてなかったからついな・・・」

 

分かってるって!

 

その後新体操部の顧問の先生はくびになり新しく女性の顧問がやってきたそうです。




質問コーナー!

Q1出会ったときの印象は?

カンナ

「ヒサメちゃんは無口で泣き虫だったから懐かしいな~フィーアちゃんは最初のころは何考えてるか分からなかったかな?最近はわかるようになったけど。」

「男性陣はカゲチヨはなんか悲しい顔してるとは思ったよ。まぁ今は陰キャで面白い奴だけど、シディは強さが際立ってたかな?雰囲気とかでピュアそうってわかったし。」

フィーア
「ヒサメちゃんは大食いがインパクトありすぎましたね・・・あと料理の下手さとか・・・
カンナちゃんは自分とは正反対で仲良くなれるか不安でしたね。」

「カゲチヨはなんか暗い男だと思ってましたね。今は面白いですけど。シディさんは・・・いつでも明るそうって思いましたね。」

Q2サトウとスズキは二人のことどう思ってますか?

サトウ
「フィーアは良い教官って思ってるぜ!可愛いとこあんだからもっと出していけとも思うしな!カンナとはスズキが戦ったから聞いてみたいんだけどなんでか教えてくれなくてな・・・」


スズキ

「フィーアはトッププレデターで落ちこぼれの俺たちにも厳しく教えてくれるからいいやつと思ってるぞ。カンナは・・・戦い方がえぐいな・・・あの体内の水を操る以外にも隠し玉をもってそうだ・・・」

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