妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヒサメ
今日はカレコレ屋でご飯を食べていた。カンナちゃんは依頼があってしばらく帰ってこれないから四人での食事だ。
「今日も美味しそうなご飯だね!」
やっぱりシディの料理はいいなー!
「いい食材が手に入ったから腕を振るったんだ。三人の好物もちゃんと作ってあるぞ。」
「いつもありがとうございます。」
するとカゲが帰ってきた。なんだか疲れてるみたい・・・
「はぁ~あ・・・」
「おかえりカゲチヨ。」
「見てよ、シディが私たちの好きな物を作ってくれたんだよ!」
「あー・・・わりなんか食いたくねぇから今いいや。」
え・・・カゲ最近こういうの多いよね・・・注意した方がいいのかな・・・?
するとフィーアちゃんが
「カゲチヨ、せっかくシディさんが作ってくれたのに不満があるんですか?」
注意した。
「別に食いたくねえからいらねえって言ってんだろ。」
なにそれ・・・
「だったらなんで前の日に言わないの?」
「ヒサまでなんだよ、その日の気分ってもんがあんだろ。」
すると
「三人ともよせ、カゲチヨが食べたくないんだから仕方ない余った分は俺が弁当にして食べる。」
シディ・・・
「シディがこういってんだからいいじゃん。」
そういってカゲは出て言ったけど・・・
「シディ優しすぎ。たまにはガツンと言わないと。」
「そうですよ。カゲチヨのためにならないと思います。」
私たちは言うけど
「カゲチヨにも事情があるんだろうこういう時は黙って見守るのも大切じゃないか?」
そうやって甘やかすからつけあがるんだよ・・・私はイライラを隠せなかった。
だからあんなことになってしまったのかと今でも思ってる・・・
sideフィーア
「今日の帰り遊びに行こうって言ってたけど二人ともいけそう?」
ヒサメちゃんが言うと
「あ~ごめん・・・ミキちょっと急用ができちゃったんだ。」
「実は私も・・・」
残念ですね・・・そうして私たちは二人で帰ってたんですけど、
「最近全然予定合わなくなったね・・・」
「そうですね・・・」
二人で暗い顔をしてると
「あれ・・・あそこにいるのって・・・」
ヒサメちゃんが指さした場所にいたのはミキとノリコが二人で歩いているところでした・・・
「ただ私たちと遊びたくなかったってこと?」
それなら相談すればいいのに・・・そんな暗い気持ちになりながらカレコレ屋に向かうと
「それっ!」
「うわっ!シディそれは無しだろ!?」
カゲチヨとシディさんがゲームで遊んでいました。
あんなことがあった後だと仲間外れっていうのはきついですね・・・
ヒサメちゃんもそう思ったらしく
「・・・依頼もカンナちゃんが行っているの以外ないし今日はもう帰るね。」
と言いました。
「ごはんは食べて行かないのか?」
「すみません・・・今はちょっと・・・」
そういって私たちは帰りました。するとシディさんが家まで来てくれました。
「何も食べないのは体に良くないからな。食事を持ってきた。」
「・・・ありがとうございます。」
私は受け取りました。
「今日は元気が無いな。いつでも相談に乗るからな。」
やっぱり優しいですね。
「はい。」
「ヒサメのところにも言ったのだがなんだか棘のある言い方をされてしまってな・・・」
シディさんの気遣いを無下にするなんて・・・
そのときの下らない意地でヒサメちゃんと仲が悪くなり。
シディさんと一緒に行動することが多くなりました。
シディさんもヒサメちゃんの棘のある言い方を気にして険悪になっていきました。
sideカゲチヨ
ヒサとフィーアの様子がおかしくなってから数日後
「カゲチヨ、明日は俺にゲームを教えてくれるんだったよな?」
シディがそんなことを言ってきた。やべぇ・・・覚えがねぇ・・・
「アー・・・そうだっけか?」
「そうですよ。一週間前に約束してましたよ。」
「よく覚えてんな!」
っていうかシディの約束をなんでフィーアが覚えてんだよ!
「え?カゲ明日は私と約束してたじゃんクーポンの期限が明日までだから焼肉バイキング一緒に行こうって。」
そういえば学校でそれは言われたなー!
やべぇ・・・同じ日にダブらせちまった・・・
「こういう時は約束が早い方を優先すべきじゃないか?」
「それが正論ですよ。」
そうなんだよな・・・
「そうだけど・・・ゲームはいつでもできるでしょクーポンの期限は明日までなんだよ。」
「けど・・・」
「カゲは私と一緒に出掛けたくないの?」
なんか機嫌わりぃな・・・
結局根に持ちそうってことでシディとフィーアの件はまた後でってことにした。
それでバイキングに行ったんだけど・・・
シディから教えてもらった料理の豆知識をいったら、
「あのさそういう細かいこというの辞めない?せっかくの食事が美味しくなくなるよ。」
なんかさらに機嫌悪くなっていった・・・
気まずくなってシディのいるカレコレ屋に戻ろうとしたんだけど
「そんなに私と一緒じゃ楽しくないの?」
はぁ!?
「なんでそうなんだよ。話題に出しただけだろ。」
「こういう時にいない人を話題に出すのが問題なの。そういうところが陰キャなんだよ!」
「それが来てやった俺に言うセリフかよ!」
「最低・・・カゲなんて二度と誘わないから。」
くそっ・・・!
それからヒサはカレコレ屋に来なくなり。
依頼も上手くいかなくなりシディとフィーアとも険悪になっていった。
そして
「もうカレコレ屋を解散しようぜ。もともと俺たちが一緒にやっていくなんて不可能だったんだよ。」
「同感だな、これ以上関わっては全員不幸になるだけだ。」
「そうですね。残念ですけどカンナちゃんにも事情を伝えましょう。」
「じゃあ、お別れだね。」
そういったとき、
「ただいま~。」
カンナが帰ってきた。
俺たちが事情を話すと
「じゃあ、最後に動画撮影しない?いきなり動画の投稿がなくなったら視聴者も心配すると思うし・・・」
まぁ、そうだな・・・
これだけは俺たちも納得したので行うことにした。
sideヒサメ
「それで最後の動画のネタはどうする?」
カゲが聞くと
「それなら考えてあるんだ!」
カンナちゃんが笑顔で答えてビデオを回す。
「それはなんなのだ?」
シディが質問すると
「人間が経験できるもっとも気持ちいいことは何かってこと!」
カンナちゃんは答えた。
「それで何なんですかそれは?」
フィーアちゃんは聞くとカンナちゃんは
「誰でも簡単に体験できることだよ?じゃあ今日解散するし今すぐにでもできるから撮影しようか?」
「うん・・・」
これでカレコレ屋とお別れか・・・そう思っていると
突然カンナちゃんが熱線を放った!
「うっ・・・!?」
私はよけることもできずに倒れた・・・この傷致命傷だよ・・・
周りをみると同時に撃たれたのか、カゲは脳と心臓、シディは私と同じ胸、フィーアちゃんは頭を打ち抜かれていた。
「死を察知した脳は一種コルチゾールやβエンドルフィンっていう快楽物質を大量に放出するの。ちなみにドーパミンに限ったら性行為時の100倍から200倍もの分泌するみたい。」
「この世でもっとも気持ちいい快感を味わえるのは死の瞬間だよ・・・皆・・・気持ちよかった?」
カンナちゃん・・・
「ふふっ・・アハハ!アハハハハハ!!」
どうして・・・私はカンナちゃんに手を伸ばしたが力尽きて倒れた。
ーGAMEOVER-
noside
これまでのことが映ったゲームを見ながらヒサメは泣いていた。
「またこの結末になっちゃった・・・」
そんなときカゲチヨ、シディ、フィーアが帰ってきた。
「うおっ、何で泣いてんだよヒサ!?」
カゲチヨは心配する。
「何か悲しいことでもあったのか?」
「大丈夫ですか・・・?」
二人も心配する。
「あっ・・・何でもない・・・あ・・・」
ヒサメは心配かけないようにしたがあのゲームを思い出し
「・・・実はね・・・」
カゲチヨ達に全てを話した。
「俺たちの仲今後がどうなるかゲームでシュミレーションしてた?」
「うん・・・ほら、データの喧嘩の時にカンナちゃんの夢が気になって。」
(喧嘩とカニ風呂の話をご覧ください!その後ヒサメにも話した。)
「けど、状況が意地悪で何回やっても喧嘩してカンナちゃんに全員殺されちゃうんだよね・・・」」
「怖ぇ・・・」
「ありえそうですね・・・」
「それで悲しくなったというわけか。」
「んなのゲームなんだから気にするなよ。」
「けどもしものことがあるかもしれないし・・・今のカレコレ屋がなくなるのもカンナちゃんがみんなを傷つけるのも嫌だから・・・」
ヒサメが心配すると
「そう考えられてるうちは大丈夫だと思うぞ。」
シディが頭を撫でながら言う。
「なんで・・・」
「ヒサメがこの関係を大事にしたいと思って行動してる間はきっと大丈夫だ。それに俺たちもやられるつもりはない。」
「あ・・・」
「そういう行動の積み重ねがあるからこそ今の俺たちがいるんだ。間違ったことを親友がしていたらその時は喧嘩してでも全力で止めるしな。」
「ヒサはなんでもすぐにため込むからなー、泣いちまう前に言えよな。それにカンナは神じゃねーんだしアイツの意思だけで殺されてたまるかっての。」
カゲチヨもこれからの仲について考えてくれるようだ。
「カゲチヨは優しいな。」
シディが褒める。
「はぁ!?俺は自分の面倒を増やしたくないって話をだな・・・」
「はいはい、分かってますよ。私もこれまで以上に頑張りますから。」
フィーアも言ってくれたことで
「ふふっ、そうかも!いざってときは私が全力でみんなの力を借りて何とかするよ。」
ヒサメも吹っ切れたようだ。
そのとき
「ただいま~みんなどうしたの?」
ことの張本人が帰ってきた。
「カレコレ屋の絆は無敵だなーって話してたの!」
「そうなんだ!」
これからもこのカレコレ屋の喧嘩しながらも強いきずなは紡がれていくだろう。
それはゲームですら予測できないほどの強さで・・・
近々ヒサメとカンナの喧嘩シーンも入れたいです。