妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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ダイエットのすすめ

sideヒサメ

 

た、大変なことになっちゃった・・・

 

「これはヤバいことになったな・・・」

 

「そうだね・・・やらないとまずいよね・・・」

 

そう・・・人類が古くより立ち向かい挫折した魔の試練・・・

 

 

「「ダイエット!!」」

 

そう!メチャクチャ太ってしまったのだ!私たち二人!

 

「どうしてそこまで太ったんですか・・・」

 

フィーアちゃんが呆れながら聞いてくる

 

「だってー!シディとカンナちゃんのごはん美味しいんだもん!」

 

「そうそう、それにいつにもまして料理にハマってるからついつい食べ過ぎんだよな・・・」

 

「だからってそんな体型になるまで食べますか?普通・・・」

 

フィーアちゃんは呆れてるけどしょうがないじゃん!

 

「一日五食普通に食べられるじゃん!」

 

「それはヒサだけだろ。」

 

なんで!?

 

「でも、ゾンビと吸血鬼のハーフのカゲも太るんだね。」

 

「再生力はあっけどいつでも体を万全の状態にしてくれるわけじゃないからなー」

 

「だから心が腐りかけてるんですね。」

 

「それ関係なくない!?」

 

フィーアちゃんに毒を吐かれてるけどとにかく!

 

「痩せないと!夏に可愛くビキニ着たいもん!」

 

「ヒサ、別に痩せなくてもいいんだぜ?今のままでも十分素敵だよ。」

 

カゲ・・・

 

「自分がダイエットしたくないだけでしょ。」

 

「うっ・・・!?」

 

全く・・・

 

「っていうかシディのごはんたくさん食べてるカンナちゃんは何で太らないの?」

 

疑問に思った。私たちと同じ食事してるのに何で?

 

「カンナちゃんなら勉強が終わったら心霊スポットやネッシーやツチノコ探して野山を走ったり、オシャレな服屋探して歩き回ってるからですね・・・」

 

フィーアちゃんが答えてくれる。

 

「ストレスもなさそうだしな・・・」

 

ホントに自分の欲望って健康につながるんだね・・・

 

「カゲもダイエットやるよ!」

 

「俺は大丈夫なんだよ!!YOUTUBE広告に出てくるダイエットの奴やるから!!」

 

その瞬間殺気を感じた!後ろを振り向くと発生源はフィーアちゃんだった・・・

 

「あれ気に食わないんですよね・・・飲むだけで痩せたり筋肉つくなら私のトレーニングは何なんですか・・・!」

 

「フィーアさん・・・?」

 

「カゲチヨ今日から動画撮影しますよ。タイトルは数か月間で激やせ確定山での地獄のハードトレーニング・・・」

 

そういってフィーアちゃんはカゲの腕をつかんで引きずっていった・・・

 

「いーやー!」

 

カゲの悲鳴が夕暮れ空に響いた・・・

 

sideカンナ

 

アーシたちは晩御飯を食べていた。今日はシディと張り切って作ったんだけどいつもよりヒサメちゃんが食べてなかったいつもは四杯くらい食べるのに今日は一杯だけだし・・・

 

「ヒサメちゃんどうしたの?具合悪いの?」

 

「いや、ダイエットしてて・・・食事制限や添加物の少ないものを食べてるんだ。」

 

へー、アーシたち若いんだから気にしなくていいと思うけどなー!

 

「うむ、俺たちの料理には添加物を使ってないぞ。」

 

「流石!」

 

「とにかく食べ過ぎには注意なんだよ!」

 

ヒサメちゃんは頑張るみたいだし協力はしたいけど・・・

 

「ヒサメ、皿が空いてるなおかわりいるか?」

 

アーシ以上のオカン属性のシディを攻略しないとだめだよ・・・

 

「おかわりはがまん・・・」

 

そんな葛藤すること?

 

「アーシは気にしたことないけどな~!」

 

「カンナちゃん・・・」

 

ん?ヒサメちゃんがにらんでるけどなんで?

 

あとヒサメちゃんが食べる時間を早めにしたのも気になっていた。

 

「眠るだけになる夜は消費カロリーが減るうえに脂肪が燃えにくくて蓄積されやすいんだってだから消化をしっかりした状態で寝れば胃腸を休めることができるの。」

 

するとシディが

 

「そうだったのか・・・早いご飯だから夜お腹がすくと思って夜食を作ってしまった。」

 

やっぱりオカンだ・・・

 

「うぐっ!ごめん・・・」

 

「というかカゲチヨとフィーアはどこに行った?」

 

そういえばいないよね?

 

「カゲはね・・・フィーアちゃんに心を清められてるんですよ・・・」

 

ヒサメちゃんは遠い目で山の向こうを見ていた。

 

「そうなんだ・・・じゃあしばらくはアーシの作った激辛料理でみんながヒーヒー言う

姿を見る楽しみはお預けだね・・・」

 

「カンナ・・・あれは辛いからもうちょっと抑えてくれないか・・・?」

 

「でもついつい食べちゃうんだよね・・・」

 

それから食べ終わった後もヒサメちゃんは宿題を姿勢を良くしていた。

 

「姿勢を良くすると筋トレにもなるんだって、逆に普段カゲがやってる背中を丸くして

肩が前にでて内側にまいてる姿勢は太っちゃうんだって。」

 

へぇ~あれ?

 

「そういえばシディは?」

 

「カゲとフィーアちゃんの宿題を届けるついでにフィーアちゃんがメールで送った。

卵の白身や鳥の胸肉、おからをつかった超ダイエットメニューを届けにいったよ。」

 

なんか凄そうだね・・・

 

翌日もヒサメちゃんは運動をしていた。

 

「階段を使ってやる運動とかやってるんだ。」

 

え!怪談!

 

「え~これは実際に起こった話なんですが・・・」

 

「おお!良かったなヒサメ!更に痩せられるぞ!」

 

「そっちの怪談じゃないから!っていうかやめて!」

 

段差があればできるみたいで右足を上げたあとそれに続いて左足を上げてまた右足から腕を振りながら下がるんだって、けどこれってまるで・・・

 

「なるほど!つまりヒサメが一人グリコをやっているということだな!」

 

そう!それ!

 

「え?私ちゃんと説明したよね?」

 

「あとはドローインだね。」

 

「ウノの新しいカードか?」

 

「違うよシディ、たぶんドローンの兄弟分の飛行物体だよ。」

 

「運動の名前だよ!っていうかカンナちゃん興味ないことはとことん鈍感だね!」

 

そうかな?

 

これはタオルを使う運動で息を吐きながらお腹を凹ませてやる運動みたい!

 

「これなら家の中でもできるしいいな。」

 

「うん!毎日の細かい努力で痩せなきゃ!」

 

「えー!それだったらヒサメちゃんアーシと一緒に心霊スポットとかで走り回ったほうが楽しいよ!」

 

「ごめんカンナちゃんそれだけは勘弁して・・・」

 

sideヒサメ

 

そして二か月後・・・

 

「うん!うん!嘘じゃないよね・・・痩せてるよね・・・やったー!」

 

ついに私は痩せることに成功したのだ!

 

「頑張ったかいがあったー!」

 

けどカゲとフィーアちゃん大丈夫かな・・・

すると

 

「ただいま・・・」

 

カゲが帰ってきた!

 

「ねぇカゲどうだった・・・の!?」

 

なんとカゲは信じられないくらいムキムキになっていたのだ!

けどなんか表情が死んでる・・・

 

「ふふふふ・・・これぞ私が栄養学やトレーニング理論などを学び実践した結果!

実験動物だった私は肉体強化されていたのか体型は変化しませんでしたけどカゲチヨは

体型が変化したので変化が目に見えて嬉しいです!」

 

これももう肉体改造のレベルじゃない・・・?

 

「ヒサ・・・どんなにつらくてもフィーアだけは頼るな・・・頼ったら・・・うわぁぁああぁあ!」

 

何があったの!?ダイエットが終わったカゲはしばらく食事がダイエットメニューしか口にできなくなっていたし連れて行かれた後のことは話そうとしなかった。

動画もカメラが山の動物たちに奪われたので真実は森の中です。

 

 

 

 

 

 




カゲチヨは次回には戻ります。
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