妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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妖精王の転生前の過去が明かされる。


sideストーリー楽しみと過去

side妖精王

僕たちはまず森の中で昼食にための狩りをしていた。

 

「この鹿肉も美味しそうですね。」

 

「このハーブを掛けるとさらに美味しくなるんだ。」

 

目的の所までまだまだあったので寄り道で滝や頂上の絶景を見ていた。

 

「クリスさんありがとうございます。こうして水の音や山からの景色を見ていると

なんだか心が癒されます。」

 

「そうか、それは良かった。最初会ったときは今にも死にそうな顔してたからな。」

 

そうして俺たちが山の向こうについたとき村があった。

 

「もう少しで目的地だ。今日は此処に泊っていこう。」

 

「はい!野宿も良かったですけどやっぱりベットも恋しかったですから・・・」

 

そうして俺たちは村に向かった。山の中にある村だったが人間たちでにぎわっていた。

 

「リル、この村では俺たちが異宙人であることは黙っておこう。」

 

「どうしてですか?」

 

当然リルは疑問を投げかける。

 

「ここには異宙人がいない。おそらく異宙人を差別的な目でみたり危害を加える人間たちかもしれないからな。幸いリルは人間に近い見た目だし、俺も羽をしまえば気づかれることはないだろう。」

 

「わかりました・・・」

 

そうして俺たちは村人に話しかけた。

 

「随分と賑わってるね。なにかあったのかい?」

 

俺が村人の男にそう聞くと

 

「おお、旅の人かい実は最近までセイレーンっていう異宙の住人が村人を食ってて大変だったんだが村人が一致団結して追い払ったから安心して狩りや山菜とり、漁に行けるようになったんだ。」

 

「そうなんですね・・・それとこの村に宿はありますか?」

 

リルが聞くと村人は快く答えてくれた。

そして宿の部屋で休むが

 

「そのセイレーンの中にはセイナさんの仲間がいたんですよね・・・」

 

「ああ・・・俺の目的はセイナが住んでいた湖の水を持ち帰ることだ。少しでも住んでいた頃みたいにしたくてな・・・」

 

そう、妖精王の森の湖も水質はいいがやっぱり慣れ親しんでいたものを少しでもあげたくてここの水を貰いにきたのだ。

 

「もしかしたら住人と争いになるかもしれない。でも俺は・・・」

 

「わかっています。けどなんでそんなに私たちみたいな人に気をかけてくれるんですか?」

 

「・・・俺がこの世界とは別の世界から来たって言ったら信じるか?」

 

俺は小さな声でそうつぶやいた。

 

「え?なにか言いました?」

 

「いや・・・何でもない。」

 

「じゃあ明日の夜に貰いに行くんですね。」

 

「ああ・・・今日は寝て英気を養ってくれ。」

 

「「お休みなさい。」」

 

そして俺たちは眠りについた。

しかし俺は一旦目を開き。

 

「何を言おうとしてんだ俺は・・・言えるわけないし、信じてくれるわけない。ましてや野望のことなんて・・・」

 

俺はそういって今度こそ寝た。

 

ー地球が異宙に転生しなかった本来の世界でー

 

「混血のカレコレ面白かったー!」

 

俺はごく普通の学生だった。勉強はしているが特に夢も目標もあるわけじゃなく

休みや学校が終わったら読書やYOUTUBE動画をみて楽しむ普通の人間だった。

ある日の家でまた動画を見ていた。

 

「ストーリー編二章最終話みたけどなんか暗かったな・・・ヒサメの寿命とかここにきての新しい勢力とかどうなるんだよ・・・」

 

そうPLOTTのアニメは見ていたが一番気になったのはこれだった・・・

 

「カゲチヨとヒサメは結ばれんのかよ!ま、まさかまた悲恋で終わるんじゃ!?」

 

そうなったら流石に可哀そうだろ!バットエンドは俺は苦手なんだよ!

 

「神谷が死んでさらに事態は困窮しそうなのに・・・くそっ!鈴の吸血鬼滅びろ!」

 

キザっぽくしゃべってそれでかっこつけてるのか!?大体トッププレデターが寿命短縮なんてするからこんなことに・・・

 

「あーあ、俺もこの世界に転生してルートを変えれれば・・・」

 

最近よんだラノベじゃ悪役が転生してルートを変えたり陰の実力者になってかっこよく

助けるなんて物語を読んでるせいかこんな発想をしてしまう。

 

「大体混血のカレコレの悪党って皆悪質じゃない?」

 

男女をフォロワーのためにガラス張りの部屋に閉じ込めたり好きな人がヒサメに惚れてるからってヒサメの気持ちも考えずにおねしょの冤罪着せる女・・・

他にも宗教狂いや差別者色々いる。

 

「はぁ~せめて気に入った相手だけでも救える力があればな~」

 

別に英雄願望があるわけじゃない。救いたい人を救える力を欲するのはいいことだと思うんだが・・・

 

「ま、考えても仕方ないか。これからも応援していくだけだし。」

 

結局できるのはそれしかないのだ。人生割り切りが大事な時もある。

そして次の日の帰る道

 

「今日も疲れたな・・・」

 

俺は今日も学校から帰ってるのだが、

 

「きゃっ!?」

 

突然女の子が横断歩道の途中でこけたのだ!

 

「おい、信号赤だぞ!」

 

「嘘でしょ!?」

 

通行人から悲鳴が上がるしかも車がきてる今から女の子が走っても・・・

 

「くそっ!」

 

俺は鞄を放り捨て女の子を向こう側に投げた!そして

 

ドンッ!

 

鈍い衝撃とともに俺の意識は飛びそうになる。

 

「お兄ちゃん!?」

 

あー無事で良かったわ・・・しかし俺にこんな主人公みたいなことで来たんだな・・・

これで転生とかしたらベタ過ぎんだろ・・・そう思って俺の意識は闇に落ちていった。

 

 

 

・・・のだが

 

「ホントにベタが起きたよ・・・」

 

しかも昨日話した通りになった・・・

生えていた神樹からこの世界の情報を貰った。

 

「しかしまさか七つの大罪の神樹と森があるとは・・・しかもこの姿・・・」

 

キングよりデカい羽が生えててこの槍・・・もしかしなくても妖精王だな・・・うん

実力者とは言ったけどまさかここまでとは・・・それに

 

「ほんとに泉がある・・・」

 

そう情報では植物を育てる養分を無限に出すだけだがちゃんと泉もあった。

 

「とりあえず霊槍の性能と使いこなす訓練だな・・・」

 

まぁ、森にはなぜか訓練場や山もあって特訓場所には困らなかったけど。

 

「ホントに手足みたいに使いこなせるな・・・」

 

まだほんの数分操っただけなのにホントこの体チートだな。

すると死にかけのリスがヨボヨボと歩いてきた。

 

「・・・まさかな・・・・」

 

俺は試しに命の雫を垂らすと

 

「キキっ!」

 

なんと寿命が延びたみたいに活動し始めたのだ!

 

「全部の形態を使えるうえにこれって・・・これならホントに救えるな・・・」

 

そうシャスティホルやバスキアスなどの全ての形態が使える上に植物を使えば相手に養分を与えたり奪ったり、森の動物たちを操れる力に心を読む力、それにこの森もチート

とはまさに俺にハッピーエンドを作れと言ってるようなもの・・・

 

「ふふふふ・・・やってやるぜ。悪党を全て成敗してカレコレ屋や良い混血そして気に入った人全てをハッピーエンドにしてやるぜ!」

 

カゲチヨにとがめられるかもしれない。ヒサメが可哀そうというかもしれない・・・

シディはなんていうかわからないが俺の意思は変わらない!

 

「待っていろ・・・必ず救うからな・・・わははは!」

 

・・・なんか悪役みたいだな・・・

 

それから異宙から転生するまで俺は森の構造を確認したり以前話したことをしながら

ヒサメとカンナそしてフィーアを拾い、今に至るというわけだ。

そして無事に結ばれてくれよ・・・三人とも

 

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