妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヒサメ
今日はオーナーが依頼に来たんだけど・・・
「この子供を預かってほしくてな。」
「この子は?」
シディが聞く
「知り合いの子だ。」
「名前はなんていうんですか?」
フィーアちゃんが聞くと
「あっ・・・僕は・・・えどがわ・・・」
その瞬間オーナーに頭をはたかれる!
「駄目に決まってんだろ!!」
オーナー・・・?
「名前はシロウっていいます。」
「それはそうとアンタ、カゲチヨに似てない?」
確かにカンナちゃんの言う通り赤メッシュといいボサボサの髪といいなんかカゲが子供になったような感じが・・・
「カ、カゲチヨさん!?僕大ファンで髪型似せてるんです!!」
えっ!?
「カゲに子供のファンがいるなんて嘘でしょ・・・?」
「あんななりたくない大人ランキング上位にいそうな性格みせてるのに世も末ですね・・・」
「明日は雪だね。」
(三人ともヒデ―な!!)
「とにかく預かってくれないか私は絶対預かりたく・・・仕事で忙しくてな。」
カゲに似てるからかな・・・でもなんでオーナーてカゲ嫌いなんだろ?
父さんに部屋やマンション紹介頼まれたときもカゲに対しては厳しかったし・・・
「わかった・・・」
えっ!?
「シディ!ちょっと軽くない?子供一人預かるって大変なことだよ。」
私はシディがあまりに軽く受けるから驚きが隠せない。
「オーナーは上の階にいることだし大丈夫だろう。」
「そうそう!言うこと聞かなかったときはしっかりお仕置きすればいいし!」
「ひっ!?」
カンナちゃんがいうとなんか別のお仕置き(拷問)が思い浮かぶのは私たちだけかな・・・あの子も怯えてるし・・・
「僕も!カレコレ屋さんと一緒にいたい!!」
「仕方ありませんね・・・数日間だけ預かりましょう・・・」
「そうだね・・・」
こうして私たちは預かることになった・・・
sideカゲチヨ
危なかった・・・俺は一人で悪の組織を追っているときに薬を飲ませられて子供にされたのだ。すると
「なぜ正体を隠す?カゲチヨ」
ボティスが声を掛けてくる。
「な、なんでお前・・・」
「ワシは貴様と契約した悪魔じゃ姿が変わっても分かるに決まってるじゃろ。」
「今回追っている組織は危険な組織だ四人は巻き込めねぇ・・・」
「下らんのう・・・」
言ってろ・・・俺たちが話していると
「あっ!シロウ君!もうボティスさんと仲良くなったんだ!!」
ひ、ヒサ!?
「や、べ、別にそういうわけじゃ・・・」
「そうですか?仲良よさそうに見えましたが・・・」
フィーアまで・・・
「お風呂湧いたから一緒に入ろうか?」
な、なにいってんだ!?
「お風呂くらい一人で入れるよ!!」
「そう・・・?」
「駄目じゃ!!ヒサ子!!こどもが一人で風呂に入るのは危険じゃ!風呂でおぼれ死んだ人間をワシは何人も見てきたぞ!!」
ボティスてめぇ・・・!
「そうだよね!ちょっと恥ずかしいかもしれないけど一緒に入ろう!」
「入るならシディさんと入る!」
「えっ!?」
「シディさんとカンナちゃんは今用事みたいですよ。」
ましかよ・・・
「寝るときは私と一緒に寝ましょうね。」
そ、そんな・・・・
noside
ここはフィーアの部屋カゲチヨ、もといシロウが今晩寝る場所だ。
「・・・」
カゲチヨは今この危機的状況をどうするか考えてきた。
するとパジャマ姿のフィーアが姿を現した。
「・・・」
フィーアはカゲチヨを見てめていた・・・次の瞬間
「キャー――!!可愛い!!」
「!?!??!」
いきなり抱き着いてきたのだ!
そうフィーアは可愛いもの好きで動物をみては手なずけようと一人のときは鳴きまねや
餌でおびき寄せようとしてるし妖精王の森に暮らしていたころは異宙や元の地球に暮らしている生物を持ってきては妖精王に飼うとせがんできたほどだ。
当然子供も好きでシディとよく子供たちと遊ぶのはシディと遊びたい気持ち半分純粋に遊びたい気持ち一割であとは子供たちと遊びたいのが四割なのだ。
「ふふふ・・・つい数日とか見栄張っちゃったけどやっぱりズーと一緒がいいなぁ・・・」
カゲチヨは恐怖を感じていた・・・いつもクールだったフィーアにこんな一面があったなんて・・・
「シディさんに相談して一か月とかにしてもらおうかな・・・あっ!シロくんシディさんの素敵な所はね・・」
途端に始まるのろけ話自分と同じく素直になれないものの言葉がそこにあった。
抱き着かれながら延々とのろけ話を聞かされる羽目になったのであった・・・
sideカゲチヨ
翌朝、俺はげっそりとした顔でカレコレ屋で眠っていた。
昨晩はフィーアが満足するまでシディについてきかされて全然眠れなかった・・・
しかもフィーアにあんな一面があったなんて・・・抱き着かれて寝苦しかった・・・
するとシディとカンナがやってきて、
「小学生なんだから小学校に行くぞ!」
と言ってきたのだ!
「いーやーだー!」
早く組織を見つけて体を元に戻さなきゃなんねーのに!!
「僕にはやらなきゃいけないことがあるんだよー!!」
「小学生のやることは小学校に行くことだよ。それともお仕置きされたいのかなぁ・・・?」
ひっ!?やっぱりカンナが言うとそっちの方向に想像しちまう・・・
結局俺は小学校に行くことになった・・・
手続き諸々はオーナーがやってくれたらしいオーナーはシディやカンナたちには優しいからな・・・
「くそっ・・・二人とも人の気も知らないで・・・」
泣き言いっててもしょうがないか・・・そうは思っていたがガキの本気のドッチボールや大人のデカさにビビりっぱなしだった・・・
ま、高校では勉強ビリな俺でも小学生のテストなら満点だろ!
そう思っていたが・・・
「もうちょっと頑張れよ。」
先生にそう言われて渡されたのは60点のテストだった・・・
意外とムズいんだな・・・俺は心の中で泣いた。
俺はカレコレ屋に帰ってきた・・・
「半端なく疲れた・・・」
これから組織を追わなきゃ・・・そう思っていると
「おっ!カゲチヨいたか!」
「おぉ、シディにカンナ・・・って俺はカゲチヨじゃなくてシロウだよ!」
俺がごまかすためそういうと
「これを飲めばカゲチヨに戻れるよ!」
カンナがそう言って青い瓶の中に入った薬を出してきた!
「えっ・・・何それ?」
「お前を子供にした組織から元に戻す薬を手に入れた。」
「感謝してよ~アーシ学校休んで取り戻してきたんだから!」
お前はただ休む口実が欲しかっただけだろ・・・そう思ったがなんで俺だと分かったか聞いてみると
「ボティスから組織のことは聞いたぞ匂いでお前がカゲチヨだということはわかったからな。」
「アーシの推理力見くびらないでよね!」
ボティス、この野郎!
「じゃあ組織を倒して手に入れたのか?」
「ああ。」
話によれば薬を使って大人が嫌いで全員子供にして素晴らしい世界を作ろうとしたらしい・・・一部はロリだったみたいだが・・・・
「メチャクチャな組織だったな・・・」
「シディの説教シーンかっこよかったな~!」
「確かに子供に戻れたらと考えるときはあるがな。」
俺が薬を飲もうとしたとき、
ドサっ!
鞄が落ちる音がした気がして振り向くとフィーアが立っていた!
「フィーア・・・?いつから聞いてた?」
「ボティスさんが二人の組織のことを言ったところまで・・・」
最初からじゃねーか!
「・・・忘れてください!」
バチ―ン!!
「シロちゃんとか・・・色々忘れてください!!」
「フィーア落ち着け!」
「もしかして森で動物可愛がってたみたいにまた・・・」
「どういうことだカンナ?」
「ただいまー宿題がいっぱい出されたからカゲに連絡ってなんでシロウくんが叩かれてるの?」
ギャー!!
noside
このあとカゲチヨは戻ったがフィーアのビンタのせいで昨晩の記憶はきれいに消去されていた。