妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
noside
ここはとある研究所そこの一室のデスクでパソコンを打ってるメガネをかけた研究員がいた。彼はレイナ、トッププレデターの研究員でカゲチヨがゾンビにしたときに鈴の吸血鬼と
一緒にいた男である。
「あー!!もう人使い荒いんすから!!」
彼は苛立っている様子だった。
そこに
「失礼するよ。」
そこに現れたのはアハト、がしゃどくろとジャックオーランタンの混血である。
「おはようす。どうしたんすか?」
「レイナさんがカレコレ屋のデータをまとめていると聞いたから見に来たんだ。前に失敗してるから研究だよ。」
「とかいってホントはゼクスくん奪われてるからその復讐に向けてですよね~」
「いいからみせてよ・・・!」
「わかったすよ。一緒に見ていきましょう。」
そうしてまずはカゲチヨのデータを見る。
「腐血はこうしてゾンビのハーフになったんだな。」
「そうなんすよ!全くあの人も勝手なことするんだから。」
「腐血は他の混血と違って出自は普通の人間なんだね。」
「それが他の混血児と大きく違うとこっすねー」
「失敗作だけどゼクスが苦戦する程度の力はあるんだね・・・」
「まぁ、僕の研究の延長上の産物だけどやっぱり妖精王が何かやったんすかねー?」
そしてシディのデータも見ていく
「やっぱ陽狼の強さは頭一つ抜けてますねー。」
「確かにそうだよ・・・でもアイツは夜の時でもかなわなかった・・・」
「アハトくんとの戦闘では狼男の力をフルに使って戦ってましたからねーしかしホルスの力でそのブレイクって言ってた力を使ったら一瞬でやられてたっすよね。それから腐血は人間の血を吸うと吸血鬼の力を強く引き出せるみたいっすね。」
「あの程度だったら軽くひねりつぶせるよ。」
「まぁ、あれがマックスってわけじゃないんだろうけどねぇ。」
レイナは怪しくほほ笑む。
「そういえばオタクの吸血鬼は腐血の毒にやられたみたいだけど。」
「そうなんすよあの人が皮膚腫らして帰ってきたときはびっくりしたっすよ!」
「数多の毒を食らったことでそれを操作できるようになった・・・厄介だね。」
「ホント名君って呼ばれたりこんなスパルタじみたことしたり一体何者なんすかね?妖精王は・・・」
そしてヒサメ、カンナ、フィーアのデータを見ていく。
「全く上はなに考えてんすかね?わざわざ妖精王の森に特別優秀な混血を置いておくなんて。」
「言っても仕方ないでしょ。」
「まぁそうっすねぇ、しっかし研究所では臆病だった氷電が本気で力を振ってズィーベン君を倒している・・・」
「氷電と炎水のコンビネーションが厄介なのはこれが理由か・・・同じ牢で苦楽を共にしたから合図を送らずとも連携が自然にできている・・・」
「アハト君が戦った聖速と陽狼のコンビネーションも中々だったんすよね?」
「ああ、夜の状態の陽狼に直接肉弾戦をやらせず聖速が格闘技で僕を圧倒していた・・・そしてブレイク・・・」
「圧倒的だしどうやってやるのかもわからないから参考にならないっすよね・・・」
そして一章と二章の報告を見る。
「まさかアヌビスと妖精王が知り合いだったとはね・・・」
「それもそうですけど・・・ハハハハハー!!オバコンとイーラさん見事に一杯食わされてるっすねー!!イーラさんの表情最高っすね!あとでスクショして待ち受けにしよっ!」
イーラとオバコンの表情をみて大爆笑するレイナ
「デリカシーないのかアンタ・・・」
当然アハトは注意するが
「僕はそんなもん捨てとりますから。」
「あの吸血鬼なんか研究所に行ってからの記憶ないんだろ?」
「そうなんっすよね・・・傷が治ってから夜なにしてたんだか・・・?」
「鬼の混血児も廃棄だったとはいえ妖精王に横取りされてるな。」
「しかもイリザワ氏のケルベロス捕獲の邪魔をしたのはこの二人を指導していた聖速っていうんだから驚きっすよ~まぁ、流石に上も妖精王が関わっているかもしれないからってイリザワ氏の処分は無しになりましたけどね。」
「しかしアヌビスが一時的とはいえカレコレ屋に協力してイーラさんよく逃げられたっすよね!妖精王教師の才能もあって人脈も広く駆け引きも得意、もう政治家とか向いてますねぇ。それに腐血がボティスと契約したのも面白いっすね。」
「ここでも妖精王・・・なんなんだアイツは・・・」
(やっぱりゼクス君とられたこと根に持ってんな~)
レイナは空気を読んで苛立っているアハトをちょっと見るだけにとどめている。
「にしても陽狼を逃がしたあの女・・・極秘にしていたファーストロットも昔逃がしてたとかどんだけ反抗するんすか・・・」
レイナはそう言ってデータを閉じるのだった・・・
side妖精王
ある日森にやってきたのは男一人と女子二人のトリオだった。
年はヒサメと同じくらいいや、男の方はシディと同じくらいか?俺が目を引いたのはそこだけじゃない
一人の女子は金髪碧眼で九尾の尻尾に狐耳の巫女服
もう一人は着物に狼のお面を頭に付けた赤目黒髪で体を蛇や狼にすることができ、
青年はメガネをかけた灰色の髪緑の昔の俳人が着るような服を着たカメの甲羅のようなものを背負っていた・・・それぞれ鉄扇や刀、三節混を持っていたが危害を加えないとのことで許可した。
「お前たちは何者だ?」
「私たちは陽狼の母親に脱走させてもらったファーストロットなんです。」
「じゃあ、なにか母親について知っているか?」
「すみません・・・手紙で指示されて燃やしてしまったので・・・」
「そうか・・・」
「私たち妖精王様の異宙人と人間の共生に共感してジャーナリストとして活動してたんです。あ、申し遅れました私はヤヨイ、九尾の狐と煙煙羅の混血です。」
「・・・ミナヅキ、ヒュドラとフェンリルの混血。」
「僕はハツキ、文車妖妃と玄武の混血です。」
「よろしくたのむ。」
「私たちはミューズビレッジに行ったのですかそこではマンティコアなど知能の低い異宙人が飼いならされていて更には人間の老人たちは小屋の牢屋にギチギチに詰められていました・・・そして大人数の銃や爆弾で避難しようとしたレオナルドさんたちを・・・」
「・・・私たちは異宙の力を使って逃げるのが精いっぱいの軍勢だった。」
ヤヨイとミナヅキが言うまさかここまで原作乖離してるとはな・・・しかもレオナルドは・・・
「俺が同盟を組んでた一人だ。」
「はい・・・私たちもレオナルドさんに勧められて取材に行ったので・・・」
「お願いします!政府も国の軍のような奴らに関わりたくないのか聞き入れてもらえなくて・・・どうか力を貸してくれませんか?ジャムの最後の夜は近づいています!秘書だった人も協力してくれますがどこまでやれるか・・・」
ヤヨイの願いを俺は無視できない。
「わかった、カレコレ屋や他の助っ人も連れて行く当然お前たちにも協力してもらうぜ。」
「わかっています。特訓をつけていただけるのですね。」
「ああ、見た感じ大丈夫そうだけどな。」
ハツキにそうこたえる。仇は取ってやるよレオナルド・・・
キャラ紹介
ヤヨイ 九尾の狐×煙煙羅
鉄扇の達人で狐火や呪い体を煙にして戦う。
性格は穏やか。
ミナヅキ ヒュドラ×フェンリル
刀に毒を宿したり氷の爪で戦う、狼の爪や体の一部を蛇にもできる。
性格はクールで無口な仕事人
ハツキ 文車妖妃×玄武
三節混を玄武の力で硬くしたり結界を作りだすこともできる。
言霊を増幅させてその言葉の現象を実際に起こしたり。
相手に行動を強制できる格上に効くかは五分五分
性格はちょっと天然。
もうちょっと日常回をやってから地球人民幸編をやります。