妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
ご了承ください。
あと本家でシディが地球滅亡の回でDNAを使ってオリジナルの異宙人に語りかけていたのでそれも使います。
sideカゲチヨ
今日の依頼人は、紫の髪をポニテに束ねた女性だった。
「カレコレ屋に動物園の飼育員の手伝いをお願いしたいの。」
「動物園!?野生の動物しか見たことなかったけど興味あるので
私はやってみたいです!」
「アーシも!」
ヒサとカンナは目をキラキラさせている。
しかしおれは、
「俺、動物キライ、メンドそう。」
世話とか絶対肉体労働だろ!
「良いじゃん!!こんな機会滅多にないんだしさ!ねぇ!シディとフィーアもそう思うよね?」
ヒサは、二人に質問するが、
「俺は動物園というのが嫌いだ。」
「わたしも同じ意見です。」
二人からのこたえは厳しいものだった。
二人とも自然の中の動物見て微笑んでたからな。
「動物を見せ物にするのは、人間のエゴだ。」
「動物たちは、自由が少ないけど安全に過ごせているよ。双方に利益があるんじゃないかな。」
依頼人が意見を言うが、
「売り上げが無ければ殺処分にするなんて人間は、随分偉いんですね。」
フィーアが厳しい意見を述べる。
「けど、一度働いてみて欲しい、働いてみて考え方や見方が変わるかもしれないから。」
「わかった。」
「わかりました。」
こうして業務内容を詳しく聞いて依頼に臨むことになった。
ー依頼当日ー
「ふぁー、寝みぃ。」
「夜更かしするからでしょ!」
ヒサが注意するが
「面白い関連動画勧めてくるYouTubeが悪い。」
「これがAIに負けるということかし。」
言い訳すると、カンナに皮肉を言われる。依頼人がやってきた。
「おはよう!さっそく掃除やチェックお願い!」
依頼が始まったのだが、
「キタネー、めっちゃ汚れるじゃん!」
「体の大きい動物は餌も沢山食べるから糞も大量にだすからね。」
ヒサが説明した。
「ヒサはなんで平気なんだよ?」
「仕事ですから!それにこれより汚い奴と一緒だから。」
「それって俺のこと!?」
ヒサに暴言吐かれながらやっていたがシディとフィーアは、大丈夫かな。
sideシディ
俺達は、ある色の違う動物がいじめられているのをみて助けに入った。
「親がいれば虐められなかったのだろうか...」
「いえ、親がいても、虐められたでしょう、特別だと虐められやすいですから」
そういうフィーアはなんだか苦しそうだった。
「どうした何か辛いことを思い出したのか?」
「シディさんは鋭いですね。」
そうしてフィーアが話してくれた過去は壮絶なものだった。
sideフィーア
まだ研究所にいた頃ある日、私は物をぶつけられた。
その人達は欠陥品や廃棄が決まった人たちだった。
「なんで無表情なお前が正規品なんだよ!」
「アンタが廃棄になれば良いのよ!」
「何してるんた!お前たち!」
研究員はいつもかばってくれたがそれは、
「あれだけのことを言われて感情をださないなんて。将来有望な兵器だな!」
私の感情を顔に出しにくいのを無感情と勘違いした結果だった。
私の価値ていったい?
私は誰もいない牢屋で涙を真顔でながしていた。
sideシディ
「そんなことが...」
研究所でフィーアがされていたことは許されることではない。
だからこの子と自分が重なるんだろう。
「でも、通常業務もやらなきゃいけないし、頑張りましょう。」
「うむ...」
俺はどうすれば...
sideヒサメ
私達は今園内ガイドの仕事していた。予習していたので子供達を楽しませられていた。そんな時、
「お姉ちゃんーあの動物は?」
指差す場所にいたのは、アイスをかじってだらけているカゲだった。
「アレはダメナオトナていうんだよー。みんなはああならないようにしよう。」
「はーい♪」
こうして依頼を順調にこなしていた。
sideシディ
俺は閉園時間になってもいじめられている、あの子の様子を檻を握りしめて見ていた。
どうするのが正解なんだ...
俺が考えていたとき。
「確かに動物園は人間のエゴだよ。」
依頼人が話しかけてきた。
「でも私達は、動物に愛がある。それだけははっきり言える、お客様も
動物が好きなの。動物も自由はないけど安全がある。わからないことがあっても考えることをやめない、檻の中での幸せを願ってる。」
確かにそれも正解なのかもしれないだが...
俺は答えを詰まらせるが、フィーアがやってきた。
「この子の特徴を調べてみたら、わかったことがあります。
もしかしたら親に会わせられるかもしれません。」
そう言ってこの子の毛を一本取ってそこに自分の力を宿し始めた。
「この子のDNAを通じて親に呼びかければ。」
どうやら俺がやったことの応用をやっているらしい、フィーアのDNAということは、そう思った瞬間周りが光に包まれとてつもない力を秘めた生物があらわれた。近づけなかった、いつでも殺せるという感じが
伝わってきた。
「き、麒麟だ...」
依頼人が呟く。
「地球での目撃例はほとんどない、目にも見えない速度で移動する幻獣
!」
そうかあの子は、麒麟の子供だったのか。そうおもっていたらあの子が
駆け寄ってきた。
そして、フィーアは
「これからは、自由にいきてください。」
と抱きしめて笑顔を見せていった。
俺にもよって来たので、
「親とはぐれるのは寂しいよな俺も似たことがあったからわかる。
じゃあな。」
そうして麒麟の親子は空を駆けていってしまった。
「ハァ、ハァ、まさか麒麟の子供だったなんて。」
「相手に生き死にを握られるのは不安だろ?
俺は動物たちと友達でいたいのだ。でもお前たちも動物たちを愛しているのはわかった。働いてみてよかったよ。」
この後光をみたカゲチヨたちが駆けつけ、今日の依頼が終了した。
帰り道フィーアとはなした。
「フィーア、お前のいいところは、自分の心に従って行動できることだと思う、それにお前はちゃんと泣いたり微笑んだりできていた。
価値はそれではないか?」
「ホント、シディさんには敵いませんね。」
こうして俺たちは、帰路についた。
いかがだったでしょうか。