妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideフィーア
私は学校から帰ってすぐにカレコレ屋に向かった
「お疲れ様ですって・・・皆留守ですか・・・」
シディさんもバイトですかね?
すると机の上に飲み物が置かれていました。
「変わった色ですね・・・オーナーの商品でしょうか?」
私は喉が渇いたのでそれを飲みましたすると
「あれ・・・なんだか頭が・・・」
私はふらつき意識を失ってしまいました・・・
sideカゲチヨ
俺たちは学校が終わりカレコレ屋に行ったのだが・・・
「シディさん・・・大大大大好きです・・・」
「フィーア、落ち着いてくれ・・・」
なんとシディに抱き着いているフィーアがいたのだ・・・!
「どうしたの!?フィーアちゃん!?」
ヒサは驚く普段は奥手のくせに・・・
「すまん、実は俺のせいなんだ・・・」
シディの話では薬の処分を依頼されて薬を机に置いていたのだがフィーアが飲んでしまったらしい・・・
「どんな薬なの?」
カンナが聞くと
「メンヘラになってしまう薬なんだ・・・」
マジかよ!?
「もとに戻せないの?」
ヒサが聞くが
「元に戻す薬は貴重らしくて時間経過でもかなり強力で一か月はこのままらしい・・・」
「ヤバいね・・・」
カンナも苦笑いになる。
「これからはシディさんの部屋で生活したいです!」
おいおい・・・メンヘラを好きな人と一緒にするってヤバいぞ・・・
しかしシディは
「分かった一緒に暮らそう。」
即答したのだ。
「シディ!?何考えてるの!?」
ヒサが驚いているが
「元は俺が薬を置いたせいなんだ。俺がなんとかして見せるさ。」
そういって今日は解散となったんだが大丈夫か・・・?
sideシディ
今日はフィーアは学校は休みだったのだが家事全般を俺よりも早くやってくれた。
「シディさん!掃除終わりましたよ!」
「ああ、ありがとう。」
「洗濯ものも畳んでおきますね。」
「そんなことまでいいのか?」
「はい!私はシディさんの役に立ちたいですから!」
積極的に動いてくれた。
俺はバイトの予定があったので出かけた。
「言ってくる。」
「頑張ってくださいね。部屋のことは任せてください!カレコレ屋にも行っておきますから!」
俺としては助かっていた。
「薬を飲んだ時はどうなるかと思ったがなんとかなりそうだな・・・」
このまま一か月やり過ごせれば・・・俺は配達が終わった待機中にそんなことを思っていたがスマホをつけたときLINEにメッセージが来ていた。
「シディさん気を付けてくださいね。」
「今日は何時に帰ってきますか?」
「お風呂と夕飯どっちにします?」
「今日は依頼が無くて退屈です。」
「シディさん大好きです。」
な・・・!ドンドンメッセージが増えていく・・・
sideヒサメ
私たちはカレコレ屋で依頼人を待つという名目でくつろいでいたんだけど・・・
「シディさん・・・シディさん・・・」
フィーアちゃんはカゲよりも真剣にスマホを見つめ一心不乱にメッセージを打ち込んでいた・・・
「ねぇ・・・フィーアちゃんシディ今日はバイトなんだからほどほどにしといたほうがいいんじゃない・・・?」
カンナちゃんが刺激しない程度に窘めるけど・・・
「大丈夫ですよ!この時間帯は休憩時間ですから!」
なんでシディのスケジュール知っるの・・・?
「なぁ、フィーアもうお昼だし飯でも食わねぇ?」
「そうですね・・・メッセージは食べながらでも打てますし・・・良いですよ。」
「じゃあ、カンナ!一緒に作ろうぜ!」
私たちは台所に向かったんだけど・・・
「カゲチヨ珍しいね・・・アーシと一緒に作りたいなんて・・・」
「ああ・・ちょっと協力してほしくてな・・・」
カゲはフィーアちゃんが暴走した時に備えた作戦を私たちに教えた。
sideシディ
「おかえりなさい!シディさん!」
俺はバイトから帰ってきたのだが・・・
「バイト中にメッセージを送らないでくれないか?配達中にもメッセージ音がきていたんだが・・・」
「すみません・・・シディさんとおしゃべりしたくてつい・・・それに他の人と話してると不安になってしまって・・・」
「・・・今度からもう少し頻度を減らしてくれないか?」
こうなったのは俺のせいなのだ・・・少しのわがままくらいきいてやらねば・・・
「じゃあ、代わりに家ではもっとそばにいますね。」
そのあとは料理が用意してあったりお風呂も適温ですごく快適だった・・・
寝るときもくっついてはきたが何もされなかったしこれまでのストーカーとは違うので安心した。
しかし翌日フィーアも学校だったので一緒に分かれたのだが・・・
「まだメッセージが届いてる・・・」
もう授業中だというのに・・・
sideカゲチヨ
俺たちは学校で授業を受けていたんだが・・・
「なんで電話切っちゃうんですか?私のことが嫌いに?なんで?なんで?なんで?・・・」
「おい・・・なんかヤバくねぇか・・・」
「ヤンデレが暴走してるでござる・・・」
「これはインキュバスの僕でも手に負えないねー」
「誰にも手が付けられないんじゃい!」
キモ5もドン引きするくらいフィーアが明らかにおかしくなってる・・・
「おい・・・事情は聴いてるが明らかに暴走してるぞ・・・とりあえず携帯は没収な・・・」
「あっ・・・!」
取りあえず神谷が携帯を没収したからどうにかなると思ったんだけど・・・
今度は休み時間に・・・
「ミキ・・・もうシディさん狙うのは諦めてくださいね・・・」
「ひっ!?わ、分かったよ・・・」
他のシディ狙いの女子にガンを飛ばすし、
「フィーアちゃん・・・なんか手が震えてない?」
「ああ・・・メッセージが送れないからな・・・・」
依存症の症状なんかもでてて大変だった・・・
「フィーアちゃん!シディの朝食作ってて大変でしょ?アーシが弁当作ってきたから食べて!」
「ありがとうございます。そうだ・・・」
もうすぐで大丈夫だぞシディ・・・
sideシディ
バイトの帰り道俺は悩んでいた・・・
「相談すべきなんだろうか・・・いやもともと俺が薬を置かなければ・・・」
また大量にメッセージが来たのでどうするか悩んでいた・・・
すると
「シディさん・・・」
なんといつの間にか背後にフィーアがいた・・・
「今日、私のこと無視しましたよね・・・すごく寂しかった・・・それで私思いついたんです!シディさんに無視されない方法です。」
その瞬間高速の拳が俺を襲おうとした!まずい・・・避けられない!俺がそう思った瞬間、
「フィーアちゃん!」
それを受け止めたのはヒサメだった。
「邪魔しないでください・・・」
フィーアは力を込めてふりほどこうとするが・・・
「あれ・・・力が・・・」
「薬の影響とはいえやりすぎたな・・・ウイルスに感染させたからな・・・」
「そのウイルスは私には効かないはず・・・」
「それは空気感染ならな・・・経口感染ならより強力なウイルスを入れれるんだよ。」
「あの食事まさか・・・!」
「アーシが協力して料理にカゲチヨのウイルスを仕込んだの。」
「くっ・・・」
そしてフィーアは気絶してしまった・・・
「すまん・・・俺のせいなのに・・・」
「気にすんなよシディにも助けてもらってるし、学校の皆にも事情は話してるからな。」
「そうだよ、シディも一人で解決しようとしないでね。」
「オーナーから元に戻る薬早めに届けてもらったよ。シディが困ってるって言ったらすぐに用意してくれたよ!」
一体何者なんだ・・・あの人は・・・
「あれ・・・なにしてたんでしょうか・・・私」
フィーアの目が覚めたみたいだ・・・そして事情を話した。
「すみません・・・まさかそんな薬だったなんて・・・」
「いや、俺も薬を置いてしまったからな・・・」
こうしてフィーアは学校の皆に謝りこの事態は収束した。