妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヒサメ
今日は気持ちよく散歩してたんだけど・・・
「カゲからLINE?・・・泊まり込みになりそうだ俺の部屋から着替えを持ってきて欲しい?」
そういえば昨日ゲームのデバック作業の依頼があるって言ってたけど終わらなそうってことなのかな・・・
私は返信する。
「分かった、鍵はどうすればいいかな?っと。」
そうしたらすぐに返信が来た。
「部屋の鍵は玄関の植木鉢の下に隠してある!?」
私は声を大きくしてしまった・・・不用心すぎるでしょ・・・
取りあえず私は急いでカゲの部屋に向かい植木鉢から鍵を回収した。
「カゲいないのに部屋に入るのって緊張するな・・・」
勉強教えたときもカゲがいて寝室とか入ったことなかったし・・・
「おじゃましまーす・・・」
私は連絡で着替えのある部屋に入ったんだけど・・・
「・・・なに・・これ。」
そこにあったのは二人分の敷布団と女性用のパジャマだった・・・
私は急いで部屋をでる。
「私部屋間違えた!?今のなに?幻覚!?」
衝撃が強すぎて私は混乱していた・・・しかし深呼吸して再び部屋に入っても現実は変わらなかった・・・
「昨日女の子がカゲの家に泊まりに来たってこと!?依頼なら私やカンナちゃん、フィーアちゃんに相談するよね・・・」
私はなんとか自分を納得させるために考えるそして
「もしかしてカゲの趣味とか?」
そうだよ!カゲも乙女なとこあるし・・・・
「ってそんなわけない!」
あまりのことに現実逃避しちゃう・・・
取りあえず水を飲んで落ち着こうと洗面台に行くと
「っっ!?なにこのメルヘンチックなグラス!?」
持つところがハートになってるとか明らかに女の子向け・・・カゲが使うわけないし他の人のだよね・・・
「依頼人のお礼の品かな・・・」
そんなことをいってるとなにか音がしたので脱衣所に行くと洗濯機の洗いが終了した音だった。
けどまた目を疑う光景があった・・・
「歯ブラシが二本・・・それにヘアブラシやヘアアイロンまで・・・」
長い髪の毛もついてるしもう決定的・・・
「・・・なんでもやもやしてるんだろ。」
一緒に住んでる子がいるなら私の頼まないで欲しいからかな・・・それとも・・・
そんな結論が出ないことを考えてると
「ヒサ!?ここで何してんだ!?」
カゲが帰ってきた。
「ってなんだこの部屋!?なんでこんなものが放ってあんだ?」
なんでしらばっくれるの・・・私は別に・・・
「女の子と同棲しててもいいけどさ私たちに一言あっても良かったんじゃない?」
「同棲?なんの話だよ。」
「認めるつもりないんだね。私歯ブラシもヘアアイロンも見ちゃったから!」
そういって私はカゲを連れて洗面所に行く
「んだよこれ・・・」
「そういうのもういいよ。」
「マジなんだって!俺にそんなことできると思うか!?こっちは女子とろくに話せねぇ
陰キャだぞ!」
考えてみれば・・・
「確かに・・・」
「納得されるのも複雑だな・・・」
「え・・・じゃあカゲが依頼でいないときに誰かが置いていたってこと?」
「わけわかんねーけどそういうことだろ。」
「ストーカーとかかな・・・」
「気味が悪いぜ・・・」
私たちは取りあえず部屋を片付ける。
「誰のかわからねぇパジャマとか嫌だな・・・」
カゲはそういって布団があった部屋を片付ける。
私は脱衣所を片付けてていた。
「そういえば鳴ってたよね服干しといてあげよう。」
疑っちゃたしね・・・
すると上に置いてあった手帳が落ちた。
「これもストーカーの人が・・・?」
見てみるとそこに貼ってあったのはカレコレ屋のソファーで寝るカゲの姿だった・・・
「こんな写真ストーカーに撮れるわけない・・・」
そして開いた洗濯機の中には女の子の下着が入っていた・・・
やっぱりストーカーが置いたなんておかしいよ!カゲ・・・なんで嘘なんか・・・
するとカゲが
「ヒサ、そっちの歯ブラシこの袋に・・・」
なんにもないかのように現れた・・・
「私帰る。」
とっさにそんな言葉がでた。
「いきなりどうしたんだよ?」
「こんな場所にいたくない。」
「なんでまだ怒ってるんだよ。」
まだしらを切るの・・・!
「カゲが嘘ついてまで女の子と一緒に暮らしてるの隠すからでしょ!」
私は声を荒げる。
「さっきストーカーって結論ついただろ?」
私は証拠の写真を見せる。
「んだこれ・・・」
「寝顔の写真、手帳に大切にしまわれてたよ良かったね。あと女子の下着も洗濯機にあったよ。」
「本当に知らねぇって!」
「なんで隠すの?認めればいいじゃん。」
「嘘なんかついてねーんだよ!」
「着替えなら一緒に暮らしてる子に頼めば良かったじゃん!」
「なんのはなしだよ!?」
私たちが言い争いをしていると
「二人とももうやめてくれ!」
「そうです!悪いのは私たちですから!」
「こらシディ勝手にでるな!」
「あー!フィーアちゃんいいとこだったのに~!」
「シディ、フィーア!?」
「ボティスさんにカンナちゃんも!?」
なんと押し入れから仲間たちが出てきた。
「実はカゲチヨの部屋に細工をしたのは俺たちなんだ!」
「どういうこと?」
私が聞くとシディとフィーアちゃんは詳細を話した。
sideフィーア
ことの発端はカゲチヨとヒサメちゃんがカレコレ屋にいないときにきた依頼でした。
「自分カップルYOUTUBERでした今度相方の子に同棲ドッキリを仕掛けようと思ってるんです。
「うぬ?ドッキリ?」
シディさんが首を傾げます。
「部屋に女の子物のアイテムを置いて実は他の女の子と浮気してましたー的な奴です。」
「浮気はだめだ!女の子が悲しむ!」
「いやシディ・・・ドッキリだから・・・」
「そうじゃぞ・・・」
ボティスとカンナちゃんは言うけど
「流石シディさん・・・優しいです。」
「「えっ?」」
(盲目すぎでしょ「じゃろう」・・・)
二人がなんか驚いた眼で見てるけどどうしたんでしょう?
「それで俺人を騙すのあんまり得意じゃなくて上手くいくかわからないんで協力してほしいです。」
「そもそもなぜ騙すようなことをするんだ?良くないと思うぞ。」
「ドッキリなんですって!」
なんかボティスとカンナちゃんがにやりとしてるのは気のせいですかね・・・
「分かりました、依頼を引き受けます。」
「ああ、ワシも賛成じゃ。」
「やっぱり・・・」
呟きが漏れてしまいます・・・
「俺は嫌だぞ。」
シディさんは反対みたいですが・・・
「分からんやつじゃのーパートナーからの愛情確認も若者には大事なんじゃ。」
「そうそう、確認を怠ると愛は薄れてしまうものだからねー」
「それに視聴者も愛が深まれば喜ぶ!まさに一石二鳥なんじゃ!」
「そうなのか?」
絶対なにか企んでますね・・・
「YOUTUBEの企画ならカゲチヨが詳しいし協力してもらいます?」
私が皆に聞くと
「じゃあ、そのカゲチヨさんに・・・」
依頼人が賛成するところを
「いえ、その企画がどうなるかまずは実験をするのが大事ですね。ドッキリは下手すれば相手を怒らせてしまうので。」
カンナちゃんが止める。
「そうじゃ、こちらが手配した男女にそのドッキリを仕掛けてみよう!」
ボティスさんが驚きのことを言い出した男女ってまさか・・・
「なるほど・・・それで成功しそうなら改めて協力を依頼するということですね。」
「はい!」
まずいですね・・・依頼人も納得しかけてます・・・」
「待てボティス、その男女というのはカゲチヨとヒサメか?」
シディさんも勘づいたらしい
「そうじゃ、このドッキリは相手との関係をより深めることができる!」
「そうだよ!シディ!あの二人さらにはカレコレ屋の絆がもっと深まるんだよ!」
「いや、あの二人はもう十分なんじゃ・・・」
私は止めますが
「なるほど!そういうことなら頑張ろう!」
シディさんもやるということで私も依頼のためにやることになりました。
そして依頼人はドッキリ用の女子用品を置いて去っていきました。
その後はデバック作業に行く準備と寝不足で注意力のなくなったカゲチヨのスマホを私の素早さで盗む。
「この後はどうするんだ?」
シディさんが後で返すことを言い次の作業に移る。
「後はアーシが・・・」
ヒサメちゃんにカンナちゃんがカゲチヨのスマホでメッセージを打ってヒサメちゃんを家に向かわせる。
そして先回りしてシディさんとカンナちゃんと分担してアイテムを置いてきたというわけです・・・
sideカンナ
「というわけです・・・」
フィーアちゃんが全てを話した。
「鍵はオーナーに言って合鍵を借りてな。」
シディが頼んだら一発だったよね!
「ちっ、途中まではワシとカン子で考えた段取りでばっちり完璧じゃったのに・・・」
ほんとだよね・・・修羅場楽しかったのに・・・
「ボーティースー・・・」
「カンナちゃーん・・・!」
あれ・・・?二人とも怒ってる?
「でもこれでドッキリが成功することはわかったし依頼人に伝えておこう。」
シディがそういう
「ボティス!カンナ!許さねぇからな!」
カゲチヨが言うけど
「面白かったよーそれにカレコレ屋の名声がまた上がるんだからいいじゃん!」
「うるせー!そんなんじゃお前恋人なんか出来ねーぞ!?」
「アーシはアンタと違って男子と話せるから大丈夫ですー!」
「ねぇ・・・カゲ。」
ヒサメちゃん?
「勘違いして勝手に怒ってごめん。」
「別にヒサのせいじゃねーし・・・こっちこそイラついて言い返して悪かったな。」
「今回は迷惑かけてすみませんスマホです。」
フィーアちゃんがカゲチヨのスマホを返す。
「失くしたと思って焦ったぜ。」
「お詫びと言ってはなんだが今回は俺とカンナで腕によりをかけて料理をするぞ!」
え!?
「シディ?聞いてないんだけど!?」
「当たり前じゃないですか・・・」
フィーアちゃんそんなー!
「ボティスー!」
「ワシは知らんぞ。」
「二人の料理楽しみー!」
ヒサメちゃんにそう言われたらやるしかないか・・・
そしてアーシが皆が部屋をでて行ってヒサメちゃんだけになったときに
「よかったね同棲してなくて。」
ヒサメちゃんの耳元でそう囁いた。
「な、何言って・・・」
「別に―?」
「もう!反省してよ!」
ははっ!やっぱり面白いなー!