妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヒサメ
今日の依頼人は女性だったから私とフィーアちゃん、カンナちゃんが対応したんだけど・・・
「恋人からサイコパス認定されて別れそうになってるんです。」
いきなり重い話だった・・・
「サイコパス!?」
「はい・・・行動も言動も行き過ぎてるって言われてしまって・・・私としては普通のつもりなのでどうしたらいいかわからなくて・・・」
「あー、分かります。アーシもよく仲間やクラスメイトにサイコパスって言われてるんですよね・・・アーシは普通なのに・・・」
「いや、カンナちゃんはサイコですよ・・・」
「フィーアちゃん喧嘩売ってる?」
「二人とも落ち着いて!」
力になってあげたいけど私で力になれるかな。同じサイコパスのカンナちゃんは自覚ないし、恋愛はフィーアちゃん苦手というかある疑惑があるし・・・そうだ!
私はミキの力を借りることにした。
「なるほどそれで呼ばれたんだ。」
「ごめんね私は自信ないし二人はまだ喧嘩してるし・・・」
「だからアーシはサイコパスじゃないってば!」
「いい加減自覚してください!」
「二人とも依頼人の前だぞ・・・」
一緒に来てくれたノリコが二人を止める。
「まあまあ!二人の喧嘩の解消と依頼解決のためにまずはこの恋愛サイコパス診断で確かめてみようよ!質問に答えることでサイコパスみたいな行動をとるかどうかの診断ができるんだ。」
そんな診断があるんだ。
「皆でやれば少数派かどうかわかるんじゃないかな?」
「ってことはもっとサンプル数多い方が良いんじゃない?」
ノリコの言う通りだね・・・ということでカゲとシディも呼ぶことにした。
sideカゲチヨ
「恋愛サイコパス診断か。」
「依頼に必要ならやろう。」
俺たちはヒサに呼ばれて事情を聞いた。それに・・・
「俺は冷静で恋に溺れるタイプじゃねぇからそういうのは絶対ねーと思うけどな~」
「いや、ヒサメちゃんの後付けたりしてますよね?っていうか女子にキョドってる時点で恋に溺れそうな雰囲気で満ちてるじゃないですか・・・」
んだと!
「そういうフィーアこそシディに・・・」
「ふん!」
グサッ!
「ぎゃー!」
いきなり目つぶしされた!やっぱこいつ恋愛になるとヤベェ・・・
「じゃあ診断しようか!」
カンナが仕切るこういう恋愛がらみの依頼でも頼りになるぜ・・・
「じゃあ、始めようか!」
こうして俺たちは診断を始めた。
一問目はメッセージの返答が遅れてるときの気持ちだが・・・
「俺はキモがられてるだな・・・」
「カゲらしいね・・・私は返事が無くてもいいかな?」
依頼人は・・・
「怒ってると思いますね・・・」
フィーアは
「私も同じですね・・・」
カンナは、
「アーシは忙しいと思うな~」
意外だな・・・
「カンナなら早く返事催促すると思ってたぜ。」
「アーシのことなんだと思ってるの?」
シディは
「俺は気長に待つだな。」
「流石ですね。シディさん!」
フィーアってホント盲目だよな・・・
第二問目は告白で笑われてしまったときの反応だったっていうか・・・
「ヒデぇ状況だな!?そんなん泣くに決まってんだろうが!」
ヒサは
「私は愛想笑いしちゃうかも・・・」
カンナは
「アーシは普通な感じで告白を続けるけど?」
「メンタル強いな!?」
「だって最後まで告白をやり遂げたいじゃん?」
そうだったスズキが言ってたけどカンナって意外と乙女なんだっけ・・・
フィーアは
「普通きれませんか?」
「そうだよな・・・」
ノリコも同意する。
シディは・・・
「俺は一緒に笑うな!笑ってくれるのはいいことじゃないか!」
まぁ、そうだよな・・・
こうして診断は続いていって結果発表になった・・・
sideカンナ
「じゃあ、一人ずつ言っていくよ。」
「シディくんはサイコパス度0%!恋愛を健全に楽しめるタイプだね~」
「そうなのか。」
「このタイプの人は恋愛より友達と遊ぶ方が楽しいって人も結構いるみたいだね。」
「へぇ、それじゃあシディは恋愛より友達を優先するタイプなんだ。」
ミキとヒサメちゃんががシディに聞くと
「うむ・・・そうかもしれん今は五人でカレコレ屋をやるのが楽しいからな!」
シディ・・・嬉しいよ!
「まぶしいです・・・シディさん・・・」
「これは攻略するのが一苦労ですなぁ~・・・フィーちゃんわかってるのかな?・・・」
「多分わかってねぇだろ・・・」
カゲチヨが苦笑いしながら言う。
「ヒーちゃんはサイコパス度25%!偶に恋煩いが激化するタイプだね!」
「あーヒサっぽいかも。」
ノリコが答える。
「カゲチヨとの同棲ドッキリでも喧嘩が激しかったもんね・・・」
「「あれはカンナ(ちゃん)のせいでしょ(だろ)!?」
でもあれは激しかったよね~
「このタイプは恋煩いの行き過ぎには注意だよ。」
「ああ、たまに心配になるしな・・・」
「気を付けます・・・」
ミキとノリコに言われ縮こまるヒサメちゃん
「次はカンナちゃんサイコパス度50%!平均的だけど恋の病の発病には注意だよ!」
「後で見返すとドン引きなラブレターだったりするのがこのタイプだからな・・・」
「ふーん、まぁアーシは普通に話してデートにいくしストーカーはしないよ。」
「そうだねこのタイプは相手の気持ちを踏みにじったりするレベルではないから問題ないよ。」
にしても・・・なんでカゲチヨとフィーアちゃんは固まってるの?
「か、カンナに負けた・・・?」
「どんなに低くてもカンナちゃんには勝てると思ってたのに・・・」
メチャクチャ失礼だね。
「カゲチヨはサイコパス度75%!相手に振り向いてほしくて負の感情が出ちゃうタイプだよ。」
「マジかよ・・・」
ショック受けてる・・・あれだけ意気込んでたもんね・・・
「このタイプは何事も容赦なく徹底するタイプだからな。」
「人を影で操るタイプじゃないけど思い通りにならないとマイナスな感情が出ちゃうみたいだな。」
ミキとノリコがカゲチヨのタイプを言う。
「モテないのにサイコパスなんて哀れだね・・・」
「カゲ・・・悩みがあったら言ってね・・・」
アーシとヒサメちゃんは憐みの視線を向ける。
「同情しないでくれよ!」
「カゲチヨ!お前の魅力はわかる奴にはわかるさ!」
「うぐっ!」
遠回しにとどめをさすシディ・・・流石だね。
「最後にフィーちゃんと依頼人はサイコパス度100%好きすぎて暴走するタイプだよ。」
「そうですか・・・やっぱり私サイコパスなんですね・・・」
「でもそこまで気にする必要ないと思うよ?」
「えっ?」
「誰だって恋に落ちると普段と違って変な行動しちゃうじゃん?」
ミキが励ましの言葉を贈る。そしてノリコも励ます。
「そうだな誰しもがそういうものだって書いてあるし人間なら普通なんじゃないか。」
「そうですよ!これはあくまでもそういう傾向ってだけですから!」
フィーアちゃんは・・・
ーレンタル彼女でストーカーー
ー浮気女の記憶消去ー
少しはこの診断で改めてよね・・・
「これからは少しは相手の気持ちも考えて行動すればもっと良くなると思うな!」
「・・・!はい、私これからは相手と話し合っていきます!」
「頑張ってね!」
こうして依頼人は無事復縁できたんだけど・・・
学校の帰り道
「あの女、シディさんとすっかり話し込んで・・・これからシディさんは遊ぶ予定なのに何してるんですか!」
「いやフィーアちゃんあの人も同じデリバリーのバック持ってるし多分なんかの連絡じゃない?」
角に隠れてまたやってた・・・懲りてよ!