妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

155 / 913
怒りタイプ診断

sideカゲチヨ

今日の依頼人は体の大きい牛の異宙人だった。

 

「・・・自分には彼女がいるんですけどよくケンカになってしまうんです。それで・・・えと、あのどうしたら喧嘩しないで済みますかね?」

 

なんか随分ふわふわした相談内容だな・・・

 

「喧嘩したくないならお互い怒らなければいいんじゃないのか?」

 

まぁ、シディの言う通りだけどそうもいかねぇときもあるだろ・・・

 

「彼女がどういうときにおこるのかわからなくて・・・」

 

まぁ、人の気持ちってわからないことが多いしな・・・

 

「じゃああなた自身はどんな時に怒りを感じますか?」

 

ヒサが質問する。

 

「・・・怒りですか。すみませんわからないです。すみませんすみません・・・」

 

「怒ってないですから大丈夫ですよ。」

 

フィーアが依頼人に優しく言う。

見た目と違ってメチャクチャ気弱だなこの人・・・

 

「うーん、二人の怒りポイントを見つけないとどうしようもないよね・・・」

 

ヒサの言う通りだよな・・・

 

「あ、アーシいいの知ってるよ!怒りタイプ診断!どういうことに怒りを覚えるか六つのタイプで診断してくれるんだって!」

 

「俺たちもやってみよう!もしかしたら彼女さんと同じタイプの人がいてヒントになるかもしれないからな!」

 

シディの言う通りだけど面倒だな・・そう思いつつ診断を始めた。

 

sideヒサメ

一問目は世の中には規律があり人は従うべきだという内容だった。

私は・・・

 

「私は思う方だな・・・」

 

「私は全くそう思うですね。」

 

「俺はどちらかというと思うだな・・・」

 

「俺はそう思わないだな。」

 

「私はどちらかというと思わないタイプですね・・・」

 

カゲと依頼人は似たタイプなんだ・・・

 

「仲間っすね、アイツらいい子ちゃんぶってるんですよ。」

 

「あははは・・・」

 

「アーシは全く思わないな。」

 

カンナちゃんはそんな感じがしてた・・・

 

「だって化学技術だって文化だって今までの決まりを破るのが多いしね。」

 

「俺よりもずっと崇高なことを考えてた・・・」

 

カゲ・・・そんなに落ち込まないで。

 

二問目は物事を突き詰めるタイプかということだった。

 

「うぬ、これはどちらかというと思わないだな。際限がなくなるからな。」

 

「あ、自分もです。」

 

次の質問ではシディと同じか・・・

 

「これはどちらかというと思うだな!」

 

「私はそう思うかな。美味しい店を探すときとか突き詰めるのが大事だし。」

 

「ヒサって融通聞かねぇもんな・・・」

 

「なにか言った?」

 

「いえなにも!」

 

全く・・・

 

「アーシもカゲチヨと同じかな。ファッションやオカルトで自覚あるし。」

 

「私はそう思わないタイプですね。瞑想も無理のない程度で辞めてしまいますし食べにいくときもサイトやヒサメちゃんのおすすめに頼っています。」

 

二人ともそんな感じだもんね・・・

 

 

三問目は自分がやっていることは正しいか自信があるという質問だった。

 

「「そう思わないな(ですね)」」

 

今度は一問目と同じでカゲと同じか・・・

 

「すみません私なんかと一緒で・・・」

 

「なんで!?」

 

ネガティブなんだな・・・

 

「俺はどちらかというと思わないだな。」

 

「私もそっちだな。」

 

「まぁ、そうですよね・・・」

 

「えー!アーシだけそう思ってるの?」

 

カンナちゃん・・・

 

「自身なんかあるわけねーよ・・・寝るときいつまでも陰キャでいいのかって考えてんのに・・・」

 

「わかります・・・」

 

こうして診断は続いていき結果発表となった。

 

sideカンナ

 

ヒサメちゃんが発表する。

 

「私とフィーアちゃんは公明正大タイプ、自分の信念を大切にして定めた目標に向かって努力する性格、

ルール違反や規則に従わない人に怒りを感じるみたい。」

 

「ぽいなー。」

 

「後私は博学多才タイプにも当てはまってたよ。このタイプの人は向上心が高く何事にも挑戦しようとする性格で自分や他人に厳しくなりがちで優柔不断で考えが違う人に対して怒りを感じやすい・・・」

 

まぁ、当てはまってるよね。

 

「カンナちゃんは威風堂々タイププライドが高く思い描いていた方向に物事が進まなかったり自分への評価が低くされたりすると怒りを感じやすいみたい。」

 

うーん・・・

 

「あんまり当てはまってないね。」

 

「いや!お前オカルトの現場に行くとき自分の予定していた時間遅れたら俺らに怒るじゃねぇか!?」

 

カゲチヨがいうけどそうだったかな?

 

「あと当てはまるならボティスですね・・・」

 

フィーアちゃんが言う。

 

「あー確かに!あいつ偉大なる悪魔だって騒いでるもんな・・・」

 

「カゲチヨは外柔内剛タイプ、外見は穏やかに見えるが自分の頭で考えたことが大切だという強い信念の持ち主自分の考えに反している物事に出会ったりするとストレスの原因になる。」

 

「やべぇ・・・図星だ。」

 

「シディは天真爛漫タイプで自分の気持ちを正直に伝えることができ行動力もあるタイプ、正直に行動できないと怒りを感じる。」

 

確かにシディって言い方ストレートで素直だもんね・・・

 

「俺は伝え方を間違ってしまうからな・・・」

 

「それに嘘も苦手なイメージあるしな。」

 

「私は素敵だと思いますよ!」

 

フィーアちゃん・・・

 

「依頼人さんは用心堅固タイプ真面目な性格で物事を自分自身で判断する性格、周りに頼ることが苦手で自分自身で全てなんとかしようとしてストレスが溜まりやすい。」

 

「確かに頼るのは苦手ですね。迷惑をかけてしまうので・・・」

 

「この診断のアドバイスに沿うなら・・・時々は彼女さんに頼ってみるのもいいかもしれませんよ。」

 

「うむ、俺なら好きは人に頼られるのはうれしいぞ。」

 

ヒサメちゃんとシディが依頼人にアドバイスをする。

突然携帯が鳴って依頼人が帰ってしまった・・・

 

「皆・・・」

 

「ああ、分かってる。ちょっと行ってみるか・・・」

 

「ついでに財布も届けないといけないしね。」

 

アーシが声を掛けようとすると皆もいくようだった。

 

sideフィーア

「・・・」

 

依頼人の家に向かってみると家の中は荒れており縮こまった依頼人がいました・・・

 

「やっぱりそういう感じの彼女だったんすね。」

 

「すごいヒステリックだったもんね。」

 

カンナちゃんのいうとおりあれじゃ頼れませんね・・・

 

「なんでここに・・・」

 

その質問にヒサメちゃんが答える。

 

「お財布を届けに来たんです。」

 

「それに様子もおかしかったしな。」

 

シディさんも補足して答える。

 

「診断で他人を頼れないタイプってわかって気づいたんです最初依頼に来た時になにか言いよどんでいましたよね。あれは他のこと依頼にきたんじゃないかって・・・それに女の人の名前も出てたからもしかしてって・・・

これは私たちの推測ですが。」

 

「私・・・日常的に彼女からDVを受けておりまして本当はそれを相談しようと思ったんです。こんな見た目なのに情けないですよね・・・」

 

「そんなことないです!それは貴方が優しいからですよ!」

 

ヒサメちゃんの言う通りですね・・・すると

 

「なんで追いかけてこないのよ!ってだれ?信じられない私よりもこいつらをとるの許せ・・・ってきゃ!?」

 

彼女が物を投げてすぐに水球が彼女を包みこみました!

 

「とりあえず危害加えそうだったから拘束したけど大丈夫だよね?」

 

カンナちゃんナイスです!

 

「今のうちに言えなかったこと言っておいた方がいいっすよ。」

 

「私たちは依頼人さんの味方です。頼ってください。」

 

カゲチヨとヒサメちゃんが依頼人を励ますと

 

「俺は!君とは付き合えない!気に入らないことがあるとすぐに怒鳴ったり力に訴えたり言いなりになるのはもうごめんだ!」

 

「わ、私に逆らうつもり!?何様のつもりだよお前!」

 

「拘束されてるのによくそんなセリフが言えましたね。」

 

私は言ってやりました。

 

「それに暴力に訴えるなど最低だぞ。」

 

「お、女に手を挙げていいのかよ!」

 

「でも自分も同じことしてるよね?」

 

「あっちは大きいし強いからちょっと叩かれたって平気でしょ!それに男のくせになよなよして!だから私が言ってやって・・・」

 

バリバリ!ズガン!

 

「あ、ああ・・・!?」

 

彼女が自分勝手かつ差別的な発言をした瞬間雷がおち彼女は気絶した。

 

「ごめん・・・ちょっと手荒だったかな?」

 

「仕方ない彼女のせいで依頼人はもっと痛い思いをしたんだ。」

 

水球で拘束された彼女を見ながらヒサメちゃんとシディは呟く。

 

「・・・アンタちょっとカレコレ屋で待っててくれねぇか?もう近づかないように説得するんで。」

 

「分かりました・・・」

 

そういってカゲチヨは依頼人をカレコレ屋に向かわせた。

 

sideカゲチヨ

 

「ぐっ・・・アイツは私のもんだ・・・探し出して捕まえてやる・・・」

 

やれやれ・・・独占欲まで強いとは救えねぇな・・・

 

「っていうかこの水球の温度が熱くなっている気が・・・」

 

「それはアーシが能力を使って水の温度を調節してるからだよ。」

 

「それに俺も炎で水を沸騰させようとしてるしな。」

 

「お、お前たち帰ったんじゃ・・・?」

 

おいおい、俺たち結構怒ってるんだぜ?

 

「それに追おうとしても無駄だぜ?」

 

俺は割れたガラス瓶で腕を傷つけた、けれど能力で腕は再生する。

 

「傷が治って・・・」

 

「俺は不死身なんだ。あんたが探すのは勝手だけどそのたびに必ず俺が現れる何度殺しても立ちはだかり続けるお前はもう一生アイツとは会えねぇんだよ・・・!」

 

「ならなんでこんなことを・・・」

 

「そりゃ、同じ痛みを少しでも味合わせるためですよ。」

 

「火傷した後は水球を凍らせてあげるから大丈夫だよ?」

 

「や、やめて!凍傷になっちゃう・・・!」

 

さて、依頼人の貴重品を持って帰るとするか・・・

 

sideシディ

 

「ありがとうございました!このまま実家に帰ろうと思います。」

 

依頼人はそう言って帰っていった。

 

「行ってしまったな。」

 

「でもちゃんと笑えてたから大丈夫だよきっと。」

 

「いやー、彼女も参ってたし大丈夫だよ。カゲチヨの不死身宣言が効いたんじゃない?」

 

カンナの言う通りだな・・・

 

「やはりカゲチヨ怒らせたのが良くなかったな。」

 

「いや、お前らも十分苛烈だったぞ。」

 

「そう?森ではいつも侵入者にやってたけど?」

 

「まぁ、依頼は完了ですね。DVがバレても厄介ですからあの人も警察には駆け込まないでしょうし。」

 

そうだな!

 

「お前ら、怒ると全員怖すぎじゃろ・・・」

 

ボティス何か言ったか?




質問コーナー

カゲチヨに質問!カンナのサイコパスとヒサメの大食い、フィーアの音痴とショタコン、どれが厄介?

「どれも面倒だけど、フィーアとカンナのそれは自覚がないから厄介だな・・・」

フィーアとカンナはミキのことどう思ってる?

フィーア「シディさんに無遠慮に近づく女ですがまぁ、友達と思ってますよ。」

カゲチヨ「何様だよ・・・」

カンナ「ヒサメちゃんに慣れ馴れしいけどなかなかヒサメちゃんのことわかってるしカゲチヨのくっつけ作戦では協力してるし友達かな?」

ボティス「怖いぞ。おぬし・・・」


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。