妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideサトウ
今日はシディにあることを頼みたくて呼び出したんだが・・・
「なんでフィーアもいるんだよ・・・」
「何か聞かれてマズイ話でもするんですか?まさかシディさんとB・・・」
「そういうんじゃねぇよ!」
俺は速攻で否定して本題を話す。
「シディってバイトしてるじゃねぇか!だから同じバイトを紹介してほしいと思って!」
「何故だ?」
シディが聞いてくるもちろん・・・
「俺ってお前らに負けたろ?そんで思ったんよ。お前から色々学びてーって俺はお前をぶっ倒すために同じバイトをするっつーことよ!!」
俺は二人に指さしながら答えた!
「私との特訓じゃ不服ですか?」
「人を指さすのは良くないらしいぞ。」
「うるさいのぉ・・・」
そういやボティスもいたんだったな・・・それにしても
「ノリわりーな!おい!俺は向上心旺盛なんだよ!」
俺はフィーアの疑問にそう答える。教官なんだから弟子の向上心に乗っかってくれよ!
そして俺はシディからバイトの説明を取り付けた。
ー次の日ー
俺は仕事に向かうシディと待ち合わせをしていた。ボティスとフィーアもいたけどな・・・
「これから仕事か?」
「あぁ。フィーアもついていきたいらしいがダメか?」
別にいいけどよ・・・
「なんでついてくんだ?」
「貴方がバイト先で迷惑かければ推薦したシディさんの責任になるかもしれませんからね。暴力や暴言を吐かないか見張ります。」
信用ねぇな・・・
「ワシは帰る。」
ボティスは帰るみてぇだ・・・
「車には気を付けて帰るんだぞ。」
「なめるな!」
「空飛ぶときは鳥や飛行機に気を付けてくださいね。」
「そんなに高く飛ばんわ!」
シディとフィーアはボティスのことなんだと思ってるんだ・・・?
そうして俺はシディから説明を受ける。
「仕事の流れはどんな感じなんだ?」
「まずはスマホで通知を受けてレストランで料理を受け取り注文者へ渡すんだ。自転車か原付バイクで配達可能だ。」
いやお前が乗ってるのって・・・
「三輪車もいいの?」
「何を言っている?三輪車は最速の自転車だぞ。」
「そうですよ。それに何が悲しくて私たちの早歩き程度の速度しか出せない機械を積んだ乗り物に乗らなきゃいけないんですか。」
「フィーアはカゲチヨ達と出かけるとき以外全て走りで移動してるからな。」
やっぱぶっ飛んでやがる・・・
「金はどういうルールなんだ?」
「自分が料理を運んだ距離に従って報酬が決まるんだ。」
なるほどねぇ・・・そうだ!
「じゃあどっちが一日で多く稼げるか勝負しねーか?そういう方がおもしれーだろ?」
「配達は早くやればいいってもんじゃないぞ?」
「全く・・・すぐに勝負と結び付けて・・・バイトは遊びじゃないんですよ?それに今の貴方じゃシディさんにはまだ敵いません。」
相変わらず真面目で厳しい教官様だな・・・
俺はついでに質問する。
「っていうかこのバイトって出会いすくなそーだな。俺男子校だからちょい期待してたのによー。」
「意外ですね。硬派っぽそうだから喧嘩しか興味ないと思ってました。」
んなわけねーだろ!特訓のときお前が風呂入ってきたときだってドキドキしてたんだからな!お前は借りを返すためだったんだろうけど・・・
「あまり人と会うことは少ないな。レストランの人や注文した人に交際を迫られることはあるがな。そういえば偶に怯えてなんでもないという人もいるが何なんだろうか・・・?」
それフィーアがにらんでるんじゃ・・・俺は言わぬが花と思い言葉を飲み込んだ。
「男女比はほぼ男だな。ちなみにかばんなどの必要は物は企業からの説明の時に8000円払って支給されるんだ。」
俺は財布の中身を確認したが・・・
「やべっ!?8000円ねーわ!!貸してくんね。」
俺はシディに頼んだが・・・
「うむ、トイチで貸すぞ。」
急にシビアに言ってきた!?
「すみません・・・後でカゲチヨ殴っておきます・・・」
アイツの仕業かよ・・・
最後に俺は仕事のメリットデメリットを聞いた。
「メリットは配達の時間や場所を自分で調整できるのはいいな。俺はカレコレ屋もやってるしな。あと週単位で報酬を手に入れられる。あと自転車をこげるのはいいな。」
なるほどな苦学生にはいいな。それに
「そうして修業してたんだな。」」
「ああ・・・宅配を通じて人間たちの交通ルールをな!」
「流石シディさん・・・どこまでもストイックです!」
そっちかよ!?フィーアは盲目すぎだろ!
「デメリットは給料が安定しなくて天候にも左右されやすいしな・・・」
「交通事故も心配だよな・・・」
「この前トラックが突っ込んできたときは危なかったがギリギリよけられたな。」
えっ!?回想で壁走ってんだけど!?
こうして俺はシディに説明会の会場に送ってもらった。
sideフィーア
説明会から数日後ついにサトウの初バイトですね・・・
「よし!いくかー!」
普通に原付で行くんですね・・・シディさんに対抗して三輪車で行くと思ってましたが・・・っていうかそもそも免許持ってたんですね。
「ここのマンションか。」
そういってアイツは入っていきました。私は遠くから見ていましたが酔っぱらいの対応で殴りそうになっていましたが途中で何かに気づいたのか頭を下げました。
なるほど・・・シディさんと同じバイトをしたいって言ったのはそういうことですか・・・目的を察した私は帰ることにしました。
sideシディ
俺はサトウに思ってたことを言うため開いてた時間に待ち合わせをした。
「お疲れさまだな。」
俺はサトウにコーラを渡す。
「おう、さんきゅ。」
さて、ここからが本題だ。
「・・・言おうか迷ったんだがな。たぶんこのバイトをやってもお前は強くなれないと俺は思うのだ。言いにくいのだが俺が強いのは生まれつきであってバイトをしているからではないからな・・・」
俺がそういうとサトウはぽかんとした顔になり
「カハハハ!そりゃそうだ!そんなんで強くなれたらあの特訓でフィーアにボコボコにされてねーわ!」
「?」
俺は首を傾げてしまった。
「分かってるよ。んなことはただお前と同じ行動をすることで今まで見えてなかったもんが見えてくる気がしただけだ。持って生まれてきたもんがしょっぱいからな、普通の奴が試さねぇ方法を模索して発見をして俺をアップデートしていく。んで、最強になんのよ!今日新しくなれたしな!
「フィーアに漫画を貸したのもそれか?」
「あぁ、アイツは研究所にいたころも今も真面目な体力バカだからな。息抜きが必要だし他人もいい方にアップデートできたら無敵と思ってやってたんだ。」
「・・・そうか。」
それをきいて俺は自然に顔がほころんだ。
「後普通に金欠だしな!!」
なんだって!?
「サトウの尻は金色なのか!?」(金尻)
「どういう解釈だよ!?」
俺は詳しく聞きながら一緒に次の配達先に向かったのだった・・・