妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカンナ
ブランド品のバックと服の発売まであと二週間、楽しみだな・・・!
「これのためにお金貯めてきたからね・・・待ちきれないよ!」
アーシは家でドキドキしてたら突然電話がなった。
「もしもし?」
「もしもし!?俺だよ俺!」
この声って・・・
「もしかしてカゲチヨ?」
「そうだカゲチヨだ!助けてくれ!俺今、闇金業者に監禁されてるんだ!」
ええ!?
「なんでそんなことになったの!?」
「前に隕石を売った金で手に入れたゲームのつけ払えないって言ったら怖い男が現れて闇金までつれて行かれて・・・」
そのまま借りたと・・・
「今度はその金が返せなくて・・・頼む!俺に今すぐ30万貸してくれねぇか!?」
「無理だよそんな大金!そういうのはシディに頼んでよ!」
「なんとかたのめねぇか!?じゃないと・・・」
「おい!カゲチヨ!誰でもいいから金かき集めて返せよ!」
「ぐはっ!」
カゲチヨ!?
「なぁ、電話口の嬢ちゃんお前カゲチヨの友達なんだろ?代わりに金返してくれよ・・・」
ど、どうしよう・・・今あるのはブランド品のバックを買うお金の・・・
「20万しかない・・・」
「ちっ!だったら今払えるだけ入金しろ、そしたら今は勘弁してやる。」
アーシは早速お金を振り込みにいった。
そして翌日
「なんとか許してもらえたけどカゲチヨ大丈夫かな・・・」
アーシは恐る恐るカレコレ屋に向かった・・・
「お疲れカンナー。」
カゲチヨ!良かったいつものようにソファーでぐーたらしてる・・・
「カゲチヨ、解放されてて良かった・・・」
「なんの話をしてるんだ?」
何って・・・
「昨日闇金にお金借りたって言ってたでしょ!ゲームのつけで・・・」
「カゲまだあのつけ払えてなかったの?」
ヒサメちゃんが聞く。
「払ったよ!ちゃんとこつこつバイトや依頼金でな!カンナ別の奴と間違えてるんじゃないか?」
そんなはず・・・
「カンナ、昨日の状況を思い出してみてくれ。」
シディに言われて思い出す。確か・・・
ーもしもし!?俺だよ俺!ー
ーもしかしてカゲチヨ?ー
「まさか・・・オレオレ詐欺!?やられたー!」
アーシはすぐに銀行に振り込みキャンセルしたが相手の口座は解約されていて難しいらしい・・・
sideヒサメ
「あ、アーシのこつこつとためていたお金が・・・アーシのブランド品のバック・・・」
カンナちゃん灰になってる・・・
「今時オレオレ詐欺に引っかかるなんてな~!高い勉強代になったなカンナ!」
クズかよ・・・
「は?なに笑ってるの?」
「え?」
「カゲチヨならやりかねないから騙されたところもあるんだよ・・・?」
「確かにありそうですね・・・」
「フィーア!?」
「本気で怒ってるな・・・」
シディの言う通りカンナちゃん目の輝きが無いよ・・・
「アーシのバック代をだまし取るなんて許さない・・・犯人を捕まえて死ぬほどの苦痛を味合わせてあげる・・・協力してね?」
「カンナちゃん・・・警察に任せた方が・・・」
私は言ったけど
「ねっ?」
「「「「はい・・・」」」」
笑顔だけど闇を帯びたカンナちゃんに抵抗できなかった・・・
sideカゲチヨ
「まずは拠点の割り出しだね・・・ヒサメちゃんハッキングで銀行の口座番号から銀行のビッグデータにアクセスしてくれない?」
「それって犯罪なんじゃ・・・?」
「大丈夫だよ!すこし住所と名前見るだけだし。」
こいつなりふり構わなくなってる・・・
こうして調べてみたが・・・
「空き地だったな、この辺にして警察に・・・」
「次は電話会社の顧客データを見てみよう。」
この短時間で二つも犯罪犯してるぞ!?
「この番号は・・・一か月で契約と解除が行われてるね。」
「それで何が分かるんだ?」
シディが聞く。
「詐欺は飛ばしの携帯を使うけどそれをこまめに契約しなおして足がつきにくくするんだよ。」
なるほどな・・・
「この店は隣町ですね。」
フィーアが言う。
「この店に行けば契約しなおしに来た犯人が見つかるよ!」
そうして俺たちは隣町に行った。
sideフィーア
こうして私たちは電話店の前で見張っているとチャラい雰囲気の男が大量にスマホを契約していました・・・
「つけてみるよ。」
そういって私たちは男が入った建物を見た。
「ん?どっかで見た気が・・・」
カゲチヨが呟くとカンナちゃんは過剰に反応しました。
「本当!?思い出してカゲチヨ!無理そうならシディに全力で殴ってもらって記憶を呼び起こすけど!」
「まかせろ!カゲチヨ!」
「昼のシディが全力でぶん殴ったら生まれてからの記憶も消えるわ!ここはおもちゃ屋の主人が言ってた怖い奴らがいるところだ!」
「おそらくフリーの詐欺師だね。アーシ知り合いのヤクザに写真送ったけど知らないって言ってたし。」
そういえばカンナちゃん、ヒサメちゃんのストーカーの臓器ヤクザに売ったって言ってたもんね・・・
「ここがアイツらの事務所か。」
シディさんも言います。
「けどなんでカンナちゃんの電話番号知ってたんだろう?」
ヒサメちゃんが当然の疑問を口にすると
「あっ・・・」
カゲチヨが何かを気まずそうに思い出しました。
「そういえばおもちゃ屋でサインした時に保証人としてカンナの電話番号とか書いたかも・・・住所は俺のアパートの住所分かれば調べられるし・・・」
「何勝手に保証人にしてるの!っていうかやっぱり元凶はカゲチヨじゃん!」
カンナちゃんは大声で怒る。カゲチヨ・・・流石にクズすぎますよ・・・
「とにかく!犯人はわかったしあとは警察に頼んで終わりだな!一件落着!」
「ごまかしたな・・・」
カゲチヨとヒサメちゃんがいつもの感じの会話で絞めようとしますが
「それだと下っ端が尻尾切りに合うだけだよ!はめた奴は死ぬほどの苦痛を味合わせるって!」
「で、でもどうするの?」
ヒサメちゃんが聞く
「いいこと思いついた・・・皆一芝居打ってくれない?」
noside
ここは詐欺師たちの事務所ここには詐欺をやった奴らが集まっていた。
「一人暮らしの学生は金持ってるからな!意外とちょろかったぜ!」
「残りの金もむしり取りましょう!」
二人はゲラゲラと笑っていたが突然騙した女が現れた・・・
「な、なんでここに・・・?」
「ごめんなさい・・・お金用意できなかったんでこの腎臓で勘弁を・・・」
そういって差し出されたのは本当に腎臓だった・・・
「ひぃぃぃ!」
子分の一人も怯え切ってる。
そして話してる詐欺師も
「う・・・おえぇぇぇ!」
「どうか・・・買っていただけませんか?」
カンナはそう言って差し出す。
「いらねぇよ!そんなもん渡さないでくれ!?」
「どうして・・・?そうか!まだ足りないんだ・・・じゃあこの腕を・・・」
そういってフィーアが前に出てくる。
「お願いします!」
「おい!正気か!辞めろ!」
そしてフィーアは手刀をカンナの右腕に振り下ろした。
ズパっ!!
右腕が切り落とされカンナがそれをもって詐欺師に渡そうとする。
「これでどうか・・・」
「あぁぁあぁぁ!!」
全員カンナの血と狂気に怯えて気絶してしまった・・・
sideカゲチヨ
「マジでカンナの臓器と思ってたなこいつら!」
俺は少し笑ってしまう。
「カゲチヨが腎臓を取り出してそれをフィーアちゃんがアーシの体の大きさに合うように加工してくれたおかげだよ!」
「これくらいなら朝飯前ですね。」
そしてシディもため息をつき
「ここまで追い詰めてしまったという罪悪感があれば彼らも詐欺なんてやらないだろう・・・」
そうつぶやく
「にしてもよく右手をフィーアに切らせたよな・・・オーナーの店で買ったマジック用の義手と血糊とはいえ怖いだろ?体のすぐ隣をフィーアの手刀が通過するんだぜ?」
「そうだよ・・・いくら演技が上手い私でもここまでできないよ・・・」
俺はヒサと一緒に言うが
「いや別に?」
そんな素っ気ない回答だった・・・
「まじでイカれてますね・・・」
フィーアが苦笑いでそう言う。
「これであとは警察に突き出して終わりだな!」
「なに言ってるの!まだ終わってないよ?」
「そうか、お金ですね?」
俺が言うとカンナが否定するのでフィーアが推測するが
「それなら金庫に入ってたから。」
カンナはそういって20万を出す。そういった直後熱を帯びた小さなメイスのような器具を取り出した。
「あとはこいつらに苦痛を与えて終わりだよ。」
カンナがそう言って軽く一振りすると熱された油が飛び出し奴らの顔に掛かった。
「ぎゃあぁあぁ!」
途端に苦しみだす!
「確かあれってカンナちゃんのコレクションしてる拷問器具にあった鉛のスプリンクラーだね・・・」
ヒサが顔を覆いながら言った。やっぱり怒らせたらダメなのはカンナだな・・・
男たちの悲鳴を聞きながら思うのだった・・・