妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideシディ
ブラックに連れられて俺たちは動画の撮影場所にやってきたのだが・・・
「何ここ!?悪魔って金持ちなの!?」
モブ男の言う通り案内された先には豪華な部屋やソファ、テーブルなど様々な家具が揃っていた。
「いや、悪魔的な力じゃない?」
カンナが突っ込む、やはりブラックは凄いな!
「ここは今日の撮影場所ですよ。」
「どんな動画を撮るんだ?」
俺は内容をブラックに聞く。
「アカネさんへのドッキリ企画です!」
うむ、ドッキリか・・・
「ドッキリさせるぞ!」
モブ男も張り切ってるな。
「それでどんなドッキリにするの?」
カンナが詳細を聞く
「まずアカネさんには魔界のモンスター100人抜きという偽の企画を伝えてここに招待します。実際は執事となった三人がアカネさんをおもてなしして楽しませる企画です。」
「じー!」
「てっきりいつもみたいに調子に乗った人間を成敗する動画と思ってたのに・・・」
「それでも良かったのですが・・・戦いになったときにモブ男さんが足で纏いになるでしょ?」
「確かに・・・!」
「酷くない!?」
カンナがいつもの動画じゃないことに落ち込むがブラックが訳を説明する。
「それにアカネさんには日ごろからお世話になってますので。」
「そういうことなら俺も全面的に協力するぞ。」
アカネとは知り合ったばかりだがいい人そうだしな!
「シディさんはお優しい方ですね。俺ちゃんの思った通りです♪」
「おいおいイケメンくんよぉ?!こいつ悪魔だぞ?そんな簡単に信用していいの?」
モブ男が疑うがそんなことないと思うぞ?
「悪魔だからと言って悪い奴とは限らないぞ、ボティスもいい奴だからな。」
「ボティスを良い奴と言えるのは少ない方なんじゃ・・・?」
カンナも言うが俺は信じているぞしかし・・・
「執事か・・・やったことは無いが大丈夫だろうか・・・」
「シディさんならカッコいいのでばっちりです!」
「そうそうアーシが燕尾服の色合いとか決めてあげるから頑張ろう!アーシの方が女だから不安だし!」
カンナはそういうが
「カンナも綺麗だから大丈夫だろ。」
「やっぱシディって天然だ・・・」
「そうです!きっと執事姿も似合います!」
「俺は!?」
モブ男が聞くが・・・
「モブ男さんも・・・土下座が得意ですし。」
「それ関係ある!?」
俺たちはアカネが来るまでの間に料理などの準備を進めた。
そして着替えてみたのだが・・・
「なんだが気が引き締まる衣装だな。」
「うんうん!シディ似合ってるじゃん!」
カンナも黒の燕尾服が似合ってるぞ。
「流石はシディさんにカンナさん、ばっちり着こなしてますね。」
「俺はどう?」
モブ男がどや顔をしながらやってきたが・・・
「ええ、とってもカッコいいですよ。服が。」
「来てる人間は!?」
こうしてアカネを迎える準備を整えた。
sideカンナ
「なんだここ?魔物なんていないじゃん・・・」
アカネちゃんが来た!
「二人とも練習通りにね!」
「分かったぞ。」
「OK!」
アーシたちはアカネお嬢様の元に来て
「おかえりなさいませ!お嬢様!」
挨拶したんだけど・・・
「おかえりやがれー!」
「む?おかえりくださいませじゃなかったか?」
二人とも的外れな挨拶をした!?
「ちょっと!練習したでしょ!?」
「ごめんごめん!ど忘れしちゃって!」
「すまないバタバタしてたからな・・・」
二人の挨拶じゃ帰ることになるじゃん!
「カカカっ!やっぱり面白うですねぇ三人とも!」
ブラックも出てきた!
「ブラック!?なんだよこれ!魔物は!?」
当然驚くけどここでブラックさんがネタ晴らしをした。
「すみません。それは嘘の企画で本当の企画はシディさんとカンナさん、モブ男さんが執事となってアカネさんをたっぷりおもてなししちゃいます!」
「な、なんか落ち着かないなぁ・・・」
まぁ、ドッキリは成功したしいいか・・・
「よろしくな!」
「俺も詳しくはないがお嬢様の身の周りのお世話をするものらしいぞ。」
「これから精一杯おもてなしするのでよろしくお願いしますお嬢様・・・。」
「ちょ・・・手を顔に近づけて・・・!」
アーシはヒサメちゃんとフィーアちゃんが男装喫茶で習ったと言ってとおり王子様がやるみたいに手をとる。
「アカネちゃん照れてるね・・・」
「カンナさんは魔性の女ですねぇ・・・」
モブ男とブラックさんなにか言った?
するとその間にシディが用意したものを運んできた。
「お嬢様のために作ったぞ。食べてくれ。」
シディが持ってきたのは美味しそうな肉と野菜をバランスよくトッピングした料理だった。
「うまー!これホントに手料理!?料理上手なんだね!」
「ありがとう。」
よし!アーシも
「私はお嬢様の料理に合う紅茶を入れさせていただきます。」
「良い香り~!このソースと合うよ!」
「喜んでいただき光栄です!」
いつもシディと料理作ってるのがここで活きた!
後はモブ男のおもてなしで・・・
「俺はお嬢様の代わりにハンドスピナーを回してあげよう!どう?助かってる?」
「あ、ありがとう・・・」
モブ男に期待したアーシがバカだった・・・確かに指で三個回してて凄いけど・・・もうちょっと色々あるでしょ・・・
「アカネさん無理にお礼を言わなくていいんですよ。」
「じ?」
カメラちゃんも呆れてるし・・・
「これホントに美味しいよ!もっと食べたいくらい!」
「すぐに用意できるぞ・・・ん?」
「どうしたの?シディ?」
「用意していたお代わりがなくなっているな・・・急いで作ってくるから待っててくれ!」
「アーシも手伝うよ!他の紅茶も作りたかったし。」
「すまない助かる。」
「その間アカネお嬢様が退屈しないようにモブ男さんは一発ギャグを百連発お願いします。」
ブラックさんがトラブルのフォローをしてくれたけど・・・
「よし!!死にかけのセミのマネしまーす。ミーンミンミンミーン・・・ブブブブブ!!」
「唾を飛ばすな!」
モブ男クオリティでどこまでしのげるかわからないし早く作らないと・・・
アーシたちはキッチンに向かった。
「さて、胡椒とハーブはどこにしまってあったか・・・」
そのとき
コン
「物音がしたね。」
「ああ、何かの気配を感じた。」
アーシたちは追いかけたけど逃げられてしまった・・・
「もしかしたら気配の主が食料が少なくなってるのかもな。」
「まぁでもまだ材料はあるし、今頃モブ男が土下座してるかもしれないから早く作ろう!」
「うむ、そうだな。」
アーシたちは調理を開始しようとしたとき。
「すみませーん!」
キッチンの勝手口から声がした・・・
「どうかしたのか?」
シディが出るとそこにいたのは
「きゃあ!やっぱイケメン!」
「男装執事もいるよ!カッコいい~!」
「あの、ここって執事喫茶ですよね!?」
なんと若い女性を中心に人がごった返していたの!
「私たちそとの看板見てきました!」
確かに入り口に執事喫茶の看板が置いてあった・・・
アーシたちはすぐに中の二人に報告に行った。
「じー!じー!」
「カメラちゃんが外の様子を撮影してきてくれました。」
「めっちゃ人いるじゃん!」
ブラックさんの報告にアカネちゃんは驚く、
「俺のファン・・・まさかこんなにいたなんて・・・」
「いやないから。」
ナルシスト発言をするモブ男に毒を吐きアーシたちはこれからどうするか考える。
「せっかく来てくださった方々を無下にするわけにもいきません・・・動画の企画は執事喫茶やってみたに変更です!」
さすがブラックさん対応力が早い!アーシたちはすぐに準備を開始し三人で接客をした。
「ホントイケメンですね!結婚してください!」
「すまない、無理だ!」
シディはさすがだね・・・
「かっこいい・・・お姉さまと呼んでも?」
「はい、例え火の中水の中、それを操って妹を助けましょう・・・」
「きゃー!」
「キスより凄い土下座・・・見せてあげるよ!」
「は?」
モブ男は相変わらずだね・・・
「フロアが全然回ってませんね。」
「お客さんめっちゃきてるもんな?見てるだけでいいのかよ?」
「仕方ありません・・・俺ちゃんたちも執事やっちゃいますか。」
「この服動きやすくていいな!」
「じー!」
なんとブラックさんとアカネちゃんも燕尾服に着替えて手伝ってくれたの!
「私の専属執事になってください❤」
「悪魔を執事にしたいなんて・・・命が惜しくないんですか??」
「キャー!」
「そこの悪魔にいじめられたらすぐ言えよ?あたしがお嬢様を守ってあげる!」
「守って!」
「二人が来てくれて助かったな。」
そうだね・・・
「アーシたちは料理でも・・・」
「今のうちに・・・!」
え?
sideモブ男
「シディとカンナちゃん!全然手伝いにこないじゃん!」
何やってんだ!?俺は料理なんて塩むすびとカップ麺しか作れないのに・・・
「仕方ない、もうカップ麺でいいから作るかって沢山あった作り置きがなくなってるぞ!?」
いったい誰が!?そういえば二人とも気配がするって言ってたような・・・
「絶対に捕まえてやる!」
俺は籠に棒を立たせまだあった料理をおとりにした!さぁ!こい!
「ふわぁ?おいしそうですぅ?・・・」
そうして声の主が罠にかかった!
「よし!ってあれ?」
なんとそこにいたのはブラックのチャンネルにいた天使だった!どうなってるんだ?
sideシディ
接客中に腕をつかんできたのはカゲチヨだった!
「こんなところで何をやってるんだ?」
「そうだよ!お父さんたちと撮影してるはずでしょ?」
俺たちは質問するが
「そんなのいいから帰るぞ!」
そう言ってくるしかし・・・
「そういうわけにもいかない沢山の女性が俺達のおもてなしを待っているからな。」
「それに看板を置いた犯人を見つけないといけないから駄目なの!わかった?」
「だーっっ!なに染まってんだ!俺が看板を立てたんだよ!」
ん?
「どういうこと?」
カンナも質問する。
「い、忙しくなったらどさくさに紛れて連れ戻せるかと・・・」
「なんだか楽しそうですねぇ?俺ちゃんも混ぜてください♪」
「ついでに俺もね!」
ブラックとカゲチヨを連れ戻しにきたのか妖精王も現れた。
「どうしてチャンネルを抜け出したんだ?」
「あんなチャンネル続けられるか!あのバニラって幼女無茶苦茶食うんだよ!!それに妖精王が森の食べ物の輸送で金使うから収益全部持ってかれるっつーの!生存フラグさんは怖いし!」
「え?俺たちのせい?」
「何したの三人とも・・・」
カンナもため息をついている。
「頼む!二人とも戻って来てくれ!」
しかし
「そういうわけにはいきませんよ。シディさんとカンナさんはブラックチャンネルの一員です。」
「そうだぞ、カゲチヨもう覚悟を決めろ。」
妖精王が言うが・・・
「お前が言うなよ!」
「マンネリを打破するために一週間限定で3チャンネルを解散してシャッフルするこの企画・・・カゲチヨさんだって賛成してたじゃないですか。」
「まだ三日も立ってないのに情けないな~!」
カンナも呆れる。
「もう無理だって!?あの幼女返すから!四人を返してくれ!」
「俺ちゃんは皆さんを望みを叶えただけなんですけど。」
ブラックとカゲチヨが言いあっていると
「おーい!皆!キッチンのつまみ食いの犯人!捕まえたぞー!」
モブ男がバニラを抱えてやってきた!しかし・・・
「俺が見たのはこんなに大きくなかったぞ。」
「うん、もう少し小さかったような・・・」
カンナと一緒に特徴を言うと
「それはこの人じゃないですか??」
ブラックが出したのはサトシだった!
「なんでキッチンに?」
カンナが聞くと
「俺を匿ってくれないじゃないと・・・!」
「見つけましたよー!」
「うわーっ!!助けてー!ブラックー!チャンネルもとに戻して!?」
「おやおや、ヒメちゃん以上に美人なお姉さんに追いかけられているのになにを怯えてるんでしょうか?」
ブラックが疑問を口にする。
「フィーア・・・またやったのか・・・」
「懲りないね・・・」
カゲチヨとカンナも呆れているな・・・仕方ない。
「フィーア。」
「シディさん!じ、実は今サトシ君との生活動画をですね・・・」
「実は俺たちは執事喫茶の動画を作っているんだ手伝ってくれないか?」
「シ、シディさんと執事喫茶・・・わかりました!」
よしこれで人手の確保ができた。
「助かったよ!シディお兄ちゃん!」
すると
「ねぇ!ここにフィーアちゃんこなかった・・・ってカゲ!?どうしてここに?」
「立ちました!ってモブ男さん!?」
「あれ~?皆集まって来てるね~!」
ヒサメたちが現れた!
「大丈夫だ!フィーアなら今落ち着かせた。」
「良かったです・・・」
俺がそういうと三人とも安堵する。
「おい!カゲ男とクリス!さっさと撮影に行くぞ!」
「主役の貴様が逃げてどうするのじゃ?早くこい陰キャ。」
ボティスと生存フラグもやってきた。
「ひっ!?頼むブラック!もとに戻してくれ!」
「俺もブラックチャンネルに戻りたいよ!」
「仕方ないですね?シディさんも取り入れたことをしてくれたらいいですよ。」
「?」
side妖精王
ブラックが出した条件・・・それは
「全員で執事かよ!」
「私は男装喫茶で経験あるから大丈夫だけど・・・」
「こういうのは皆でやったほうが楽しいか!」
カゲチヨの文句にヒサメとアカネが答える。
「うう・・・緊張します。」
「フラグちゃん!挨拶はおかえりやがれー!だよ!」
「だから違うって・・・」
緊張しているフラグちゃんにモブ男が間違ったアドバイスをするのをカンナがとがめる。
「サトシ君とバニラちゃんの燕尾服姿・・・尊い。」
「おい、このカメラを構えてる変態を早くつまみ出せ。」
「無駄じゃ・・・」
フィーアは生存フラグとボティスに任せておけば大丈夫か・・・
「バニラつまみ食いはダメだぞ。あとで賄いを作ってやるから。」
「わ~い!」
「なんとかなって良かった。」
シディがバニラに注意してサトシも業務に専念している。
「ブラック良かったな。欲しい画が撮れて。そしてこんなににぎやかで娘たちも皆も明るいところを俺に見せてくれてありがとな。」
「カカカっ!俺ちゃんはただ皆さんの願いと自分のためにやっただけですよ!」
にぎやかに接客する皆を見ながら俺はブラックにそう言うのであった。
これにて三チャンネル編終了です!お楽しみいただけたら幸いです!
何かリクエストの話があったら教えてください!
R18やストーリー編に影響のあるものはNGでお願いします!