妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
俺たちは今日はお気に入りのアイドルについて話していた!
「いやー!やっぱエリコちゃんはアイドルの鏡だなー。プライベートでは男の人と話さないんだぜ?」
アサヲが感心して魅力について話す。
「なるほど、それゆえエリコ殿はあのような純真な笑顔を振りまけるのだな。」
「ホント、あの笑顔は心がきれいじゃないと無理だよな。」
俺はチダイの意見に賛同する!あの子は嘘付けないタイプだよ!
俺なんていつもカンナに嘘つかれるしフィーアにパシリにされてるからあの笑顔で女子にもこういうのがいるんだって立ち直れるよ・・・(カゲチヨも嘘ついてるし、フィーアにパシリにされるのは怒らせてるのも含まれているのだが・・・)
「本当エリコちゃんだけはエロとかそういう視点じゃなくて純粋に応援できるよ!」
「エリコちゃんは本当に高尚な存在なんじゃ!トイレにもいかないんじゃい!」
全くルイとマチャソの言う通りだな!
「カゲチヨ、今日行ってもいいんだな?」
アサヲが聞いてくる・・・なんのだって?それはな・・・
「オケチヨ、四人には話通してあるから。」
「カレコレ屋でライブ上映会じゃな?」
そう!待ちに待ってたライブを仲間と見れる日なんだ!
「我は自慢のグッズコレクションを持っていこう!」
「テンション上がるねぇー!」
チダイもルイも楽しみにしてるし放課後が待ちきれないぜ!
sideヒサメ
「で、その時エリコちゃんなんて言ったと思う!?ファンの皆さんあってこその私です。って言ったんだぜ?信じられるか?どんだけ心綺麗なんだよー!!」
もうずっと語りっぱなしじゃない・・・?
「ただの営業トークじゃないですか・・・」
「アイドルはあんたみたいなファンでお金を稼ぐ仕事なんだよ?」
案の定フィーアちゃんとカンナちゃんに呆れられてるし・・・
「はぁー、三人はわかってねーなー。この笑顔見ても同じことが言えんのかよ?」
「確かに可愛いとは思うけどさ・・・」
「ふーんカゲチヨはこういう風なのが良いんだー!」
「タイプとかは違うんだよ!ファンとアイドルは応援という深い絆で繋がってんの!」
「ぐっ・・・!」
カンナちゃんのいじりに全く動じてない・・・!
その時
「カゲチヨー!」
シディが雑誌を持って突然現れた!
「最近お前が好きなアイドルの写真が写ってる本があったから買ってきたぞー。」
「おお!ありがと・・・な・・・」
「どうしたんだ?ここに写ってるだろ?」
カゲが固まるのも当然だ・・・だって
ー人気アイドルエリコ!!熱愛発覚!路上でキス!?ー
熱愛記事だった・・・
「シディさんなかなかやりますね・・・」
「うんうん!カゲチヨも喜んでるよ!」
カンナちゃん・・・あおりが効かなかったからって仕返ししてる・・・
その瞬間!
「ウエロロロロローーーーー!!」
カゲは勢いよく吐いた!
「ちょっと汚いですよ!」
「これちゃんと掃除してよ?」
フィーアちゃん、カンナちゃん・・・少しはカゲの心の傷をケアしてあげようよ・・・
「?好きな人が写っていたから喜んでくれると思ったのだが・・・」
sideカゲチヨ
「「「「「・・・・・・・」」」」」
俺たちは集まった・・・しかし誰も口を開かなかった。突如として突き付けられた絶望という名の現実を前に俺たちは生ける屍と化していた・・・
人はいつ死ぬと思う?心臓が止まった時?人々に忘れられたとき?違う、応援していたアイドルの熱愛が発覚した時だ!!
「いや!重いな!!元気だしなよ・・・恋愛しててもしてなくても応援すればいいじゃん!」
「そうですよ、それを広い心で受け止められ泣くればファン以前に男としての器がなっていませんね。」
ヒサ・・・フィーア・・・そういうことじゃねーんだ・・・
「そういうわけにはいかないよ!僕たちは裏切られたんだ!」
「なんでそうなるの?」
カンナ!共感能力の乏しいお前にはわかんねーだろーさ!ルイの叫びが!
「あー!そう考えたら怒りが湧いてきたよ!あのアマ!男を知らないなんて嘘つきやがって!」
「ま、まぁ年頃の女の子だし恋愛くらいね・・・」
「そうだよ。大体なんでアンタたちさもアイドルが自分の恋人みたいに語ってるの?」
カンナ・・・?
「大体アンタたちがなんでそんなに怒ってるのかアーシには理解できないな。なに?夢に向かって突き進む彼女たちを応援するのは良いと思うけどなんでプライベートまで
外野のアンタたちがギャースか騒ぐの?応援してたらいずれキスできるの?ハグできるの?付き合えるの?できないでしょ?そんなこと。」
「ぐっ・・・!」
チダイが言いよどむ・・・それは・・・
「だったら今アーシとシディがビスケット作ってあげるからアンタたちはここで解散してよ。」
「うむ!丁度カンナに頼まれて焼けたところだ!」
シディ・・・間に受けるなよ・・・
「なんでじゃい!?」
「そうだぞ!?っていうかなんでビスケット!?」
アサヲの言う通りだぞ・・・っていうかカンナのやつ完全の俺らの事ストーカーかなんかだと思ってやがるよ・・・!
「だいたいなんでアイドルが恋愛して僕たちは恋愛禁止しなきゃいけないんだ!?」
その通りだ!
「いや、お前らは禁止されてねーだろ。」
「そうですよ。してたとしてもあなたたちの掟でしょう。他人を巻き込まないでください。」
ぐっ!ヒサ・・・フィーア・・・お前らまで・・・
sideフィーア
「あー!!もう腹立ってきた!なんでこんなもの買ってあの女が男と遊ぶ金を貢がなきゃなんなかったんだー!」
今度はチダイが騒ぎ始めました・・・
「お、おい・・・やめろよチダイ。それ十五万円以上した羽毛の抱き枕だろ・・・?」
「羽毛にする意味ある?」
本当に特殊なニーズに合わせてますね・・・
「止めるなカゲチヨ殿!我はただ一人愛した女エリコとの決別をせねばならぬ!」
それ後になってからなんであんなこと言ったんだって後悔するあれですね・・・
ビリビリっ!!
「さらばだー!!愛しき女エリコよー!うおおおおお!」
「それ掃除して帰ってね。」
案の定ヒサメちゃんの冷めた目で言われましたね・・・
「いや・・・その散らばった羽毛を回収してアーシがオシャレなクッションにする!」
カンナちゃん・・・なんで謎のリサイクル精神を発揮してるの・・・
「あー!!もう許せねぇ!!相手の男のSNSに特攻だー!」
「男の人は関係なくない?」
「許せねぇ・・・許せねぇぜ・・・」
アサヲが嫉妬で狂っています・・・
「これほどまでに純度の高い嫉妬を見たことがあるだろうか?」
「いや、ない。」
アンタたちが言いますか?
「こーなったらエルフの軍勢を率いて八つ裂きにしてやるわ!!」
「そんな王子についてくるエルフいねーだろ。」
ヒサメちゃんの言う通りとんだ暴君王子ですね・・・
しかし皆が怒り狂う中カゲチヨだけがなぜか暗い雰囲気でした・・・
「皆・・・元気だな・・・俺はもういいよ・・・」
「どうしたんだよ?」
アサヲが聞く。
「俺は・・・もう誰も信じない、信じて裏切られるのがこんなに傷つくなら・・・」
なんか傷ついた主人公っぽいせりふ吐いてますね・・・
「カゲ・・・」
「これは重症だね・・・」」
ヒサメちゃんとカンナちゃんも心配しています。
すると
「三人とも。」
姿が無かったシディさんがこちらに手招きをしていました・・・
「これを買ってきた。」
そこにあったのはエリコの衣装に似ている服でした・・・
「三人がアイドルの格好をして応援してあげるんだ!」
「さっきまでエリコに財布のひも握られてたやつらがそんな簡単に立ち直るかな・・・」
カンナちゃんの言う通りだけど・・・
「シディさんの作戦ですよ!絶対に成功しますよ!!」
「「フィーアちゃん・・・」」
私が絶対成功させて見せます!!
sideカンナ
アーシたちは早速アイドルの衣装に着替えて励ましに言ったけど・・・
「わかってねーなぁー俺は・・・」
ドンっ!!
「ひぃっ!!?」
案の定フィーアちゃんはデコピンで衝撃波を出しカゲチヨの横に通過させて黙らせた・・・
「もう・・・皆が応援してくれないと、グリーン担当のフィーア、困ってしまいます・・・」
「な、なんか様子がおかしいような・・・」
「ヤバくない・・・?」
キモ5も怯えている・・・フィーアちゃんシディの命令は絶対って節があるからね・・・
「そうだよ!ブルー担当のヒサメも喝を入れるよ!」
ヒサメちゃんもいつまでもうじうじしてるから怒ってるね・・・
「「元気は出たか―!」」
「「「「「は、はいいい!!」」」」
やっぱり一番落ち着いてるのはアーシだけだね・・・
でもまさかこのスキャンダルにカレコレ屋が関わることになるとは思いもしなかった・・・
今回も1,2と分けてお送りします!来年もよろしくお願いします!