妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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アンティキティラ島の秘密

sideカゲチヨ

今日の依頼人はサングラスに髭の爺さんとボディーガードの男たちだった・・・

 

「この機械の発掘された島の探索を依頼したいのですな。」

 

そう言って依頼人は古い機械を出してきた。

 

「そう、アンティキティラ島の!!」

 

「アンティキティラ島?」

 

知らないシディは聞き返す。

 

「そうとも!それは昔から謎のあふれる島!人々はあの島にロマンを抱き続けた!」

 

「おー!この神秘にあふれてそうな機械といい確かにありそうですね!」

 

カンナはそういうけど・・・

 

「どういうことっすか?」

 

俺は詳しく聞く。

 

「1901年に、アンティキティラ島の沈没船からとある機械が回収されたその複雑性や重要性は何十年もの間きづかれることが無かったのだがね。その機械は紀元前150-100年に製作されたと考えられており同様の複雑さを持った技術工芸品はその1000年後まで現れることは無かったのだよ!!」

 

「まさにオーパーツってことですね!!」

 

カンナがキラキラした目で見る・・・ホントに好きだよなこういうの・・・

 

「その島は実際にあるんですか?」

 

ヒサが聞くと

 

「勿論だとも!キティラ島の南東38㎞に位置する国としてはギリシャになるかね。

島の人口は44人で位置関係からキティラ島に向き合うもの問う意味のギリシャ語だ。」

 

ちょっと待てよ・・・

 

「国勢調査ってことはじゃあ普通に行ける場所なんじゃないんですか?」

 

フィーアが会話からおかしなことに気づく。

 

「んー!鋭い!君は鋭いねぇ!!嫌いじゃない!!」

 

なんか憎めない人だな・・・

 

「20世紀まではその通りだったんだよ。けど21世紀に入り地球が異宙に転生してしまってからおかしくなってなぇ近づこうとすると電子機器が機能しなくなるようになったんだ。」

 

「まさにバミューダトライアングルみたいなことが起きたってことですね!」

 

詳しいなカンナ・・・

 

「手漕ぎで向かった調査隊も帰ってこなくてね・・・なんとか回収できたのはこの機械一つ!!この技術は今の文明では解析できない技術なんだ。」

 

「でもそれって私達が危険なんじゃ・・・」

 

ヒサがそう言うと

 

「その通りだ!だからこそ楽しいんじゃないか!!」

 

まぁ、そういう考えもあるけどな・・・

 

「すみません危険な依頼はお断りしてるんすよね・・・」

 

俺は断ろうとしたが・・・

 

「もし君たちを普通の人間に戻す技術があったとしても?」

 

依頼人が言ったのは聞き捨てならないことだった・・・

 

「島には異宙の文明が入って来てから変化があったこれは明らかなことだね。つまり!まだ見ぬ技術がそこのはありもしかしたら君たちの体をもとに戻せるかもしれない!!」

 

「・・・」

 

ヒサが考え込んだ顔になってしまった・・・

しゃーねーやるか・・・

 

sideヒサメ

 

私たちは後日船で島の近くに来ていた。

 

「結局あの男の口車に乗る形になったな。」

 

「まぁ、虎穴に入らずんば虎子を得ずって言いますし何かあるのは事実なんですから行ってみましょう。」

 

シディとフィーアちゃんの言う通り罠かもしれなくても・・・だよね。

 

「別に俺一人で行くでもよかったのに。」

 

「そういうわけにはいかないよ!」

 

「アーシはまさにテレビで見たのと同じでドキドキしてるよ!」

 

カゲなりの気遣いなんだろうけど・・・カンナちゃんみたいにポジティブになれればなぁ・・・

 

「準備はいいかい!若人たちよ!」

 

依頼人が呼びかけた。

 

「それでどう島に近づくんだ?」

 

カゲが質問する。

 

「それなら大丈夫!こっちも精一杯の誠意としてとっておきを用意したよ!!」

 

そういって出してきたのは翼の生えた白い二匹の馬だった・・・

 

「こちらは異宙の住人ペガサス!!ペガサスはものすごい速さで空を駆ける異宙の住人!!これで島まで一っ飛びさ!!」

 

「おー!!」

 

カンナちゃんはペガサスの毛並みのきれいさに驚いているし私もその雰囲気に唖然とした・・・

 

「ペガサスか・・・初めて見たな。」

 

「どっちが早いか勝負したいですね。」

 

「ここでも闘争心むき出しにするのは辞めろよ!!」

 

シディの感想の後フィーアちゃんが対抗意識をむき出しにしてカゲに止められることもありながらも私たちはペガサスで島に向かった。

 

「凄い速度だな・・・!!」

 

「本当・・・私以上に早いかも!!」

 

「やっほー!楽しいー!!」

 

「流石はスズキのDNAとして選ばれただけはありますね・・・」

 

私たちはペガサスのスピードに驚きつつ分析を立てた。

 

「あの依頼人なにか怪しいな・・・」

 

「私たち多分利用されてるよね・・・」

 

「まぁなるようになるでしょ!」

 

「呑気ですね・・・」

 

「まぁ、カンナは楽観的だがそういうことだ!上手く出し抜いてやるぜ!!」

 

そう言ったカゲだけど・・・

 

「っていうかなんで乗れてないのー!!」

 

カゲはペガサスの尻尾に捕まっていた・・・

 

sideカゲチヨ

 

こうして俺たちは島に上陸した。

 

「ここで待っていてくれ。何かあれば俺たちを置いて逃げるんだ。」

 

ペガサスにシディがそう告げ俺たちは乗り込む。

 

「一見普通の島に見えるけど・・・」

 

「奥まで進んでみるか・・・」

 

ヒサの言う通り島には誰の気配もなかった・・・

その時だった!

 

「ヒヒ―ン!!」

 

ペガサスたちが急に飛び立ち始めた!

 

「何かあったのか?海岸に戻ったほうが・・・!?」

 

俺は振り返ったが四人ともいなかった!

 

「くそっ!!」

 

俺はあたりを走って探して谷のところまで来たら・・・

 

「ぎゃああああ!!」

 

谷の底では異宙人によって人間が奴隷のように働かされていた!

 

つまりこの島は・・・異宙人に支配された島!?

 

「うっ・・・もう・・・」

 

その時子供が倒れて動けなくなってしまったそこに異宙人の鞭が振り下ろされようとしていた!

 

「!?」

 

俺は鞭を血液で弾き子供を助けた!!

 

「まだ子供だぞ・・・」

 

「ぢてゆSGJUR!?」

 

言葉は通じなさそうだな・・・

 

「飛び出したけどこりゃてこずりそうだ・・・」

 

俺が構えたその時だった!

 

ドカっ!!

 

異宙人が吹っ飛ばされって現れたのは

 

「ヒヒ―ン!!」

 

なんと二体のペガサスが俺をかばうように現れた!

 

「お前がやったのか・・・?すげーな、さんきゅ。」

 

その後に現れたのは

 

「やはりカゲチヨの元に行ってもらって正解だったな。」

 

「カゲが一番弱いからねー。」

 

「戦闘能力もなかなかのものですからね。」

 

「お待たせ!」

 

四人とも!!

 

「大丈夫だったか?」

 

「一時は奴らに連れ去られたけどな。」

 

「まぁ、アーシたちの能力で楽勝だったけどね!」

 

「低位の異宙人程度では私たちはやられませんから。」

 

やっぱ心配いらなかったな・・・

こうして異宙人は無事に捕獲し調査隊も住人も保護できた。

すると依頼人と住人が涙をながして抱擁していた・・・

 

「カゲチヨあれは・・・」

 

「機械が目的ってわけじゃないみたいだね・・・」

 

カンナの言う通りだな・・・

 

「いやー君たち本当にありがとね!!」

 

「機械の方はどうするんですか?」

 

フィーアが聞くと

 

「あぁ、あれはどうでもいいのよ。ごめんね!!騙すようなことを言っちゃって!!」

 

「どうでもいいってどういうことですか?」

 

「僕はね異宙に移る前からこの島を調査していた人間でね。あるときこの島に異常が起きていることが分かった。だから島民を助けたかったんだ。」

 

「じゃあ、この機械は・・・」

 

「あれはただのガラクタ!!はっはははは!!」

 

カンナの質問に依頼人は陽気に答えた。

 

「なんでそんな嘘を?最初から助けたいって言ってくれれば私たちは動いたのに・・・」

 

ヒサが言うが俺はわかっちまったぜ・・・

 

「自分に利益が無いと動かない大人たちもいるんだよ。そして往々にしてそういう大人たちがお金を持っている。」

 

「仮に俺たちが動いたとしても支援者がいねーと船の手配、ペガサスの手配、アフターケアまではできない。つまりアンタは嘘をついて支援者を動かす必要があったと。」

 

「そーいうこと!まぁ、ペガサスたちに対しては特別なつてを使ったんだけどね。」

 

食えねぇオッサンだぜ・・・

 

side妖精王

カゲチヨ達が去った港で俺たちは話していた。

 

「いやー!ありがとね!ペガサス二体と話をつけてくれて!」

 

「俺と良い付き合いをしてくれてるよしみだ。当然だろ?お前たちもありがとな。」

 

俺はペガサスたちと話す。

 

「いえ、心優しい彼らが見れて私たちも満足です。」

 

「カンナさんの楽しそうな顔も見れましたしね。」

 

それは良かった。

 

「トッププレデターとの戦いに直接僕は協力できないと思うけど・・・」

 

「分かってるよ。これからも研究ついでに情報を集めてくれ。」

 

「私たちは協力しますがトッププレデターならあなた様一人で十分なのでは?」

 

「まぁ、そうなんだけどね。まだ未知数なところもあるしもし俺の行動を制限する結界なんかの装備がないとも限らないしその保険さ。」

 

娘たちや味方の混血の特訓は引き続き行っているけど予測を立てて成功率を100%にするのが真の最強の役目だ。

 

ギバーたちの行動もアヌビスを引き込んで何をするかわからないし引き続き協力の呼びかけをしないとな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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