妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
俺たちは駅に着いたのだがエマの姿は無かった・・・
「エマは大丈夫だろうか・・・」
「ああ・・・」
シディと零士が心配していると無情にもアナウンスがなった・・・
「社畜の鉄則その3!例え糞尿を漏らそうと遅刻だけはするな!」
「そんな・・・」
ヒサが青ざめた顔で膝をつく・・・
「畜生!畜生!」
零士の後悔の叫びがホームに響いた・・・
「あの時おもらししても気にしないからって言って止めていれば・・・」
「いや、それ逆効果ですから・・・」
「鬼か・・・」
カンナの後悔の発言はやっぱりサイコ臭が漂っていた・・・カンナはエマの女子としての尊厳をなんだと思ってるんだ?
「薄々わかっていたがこれはただの鬼ごっこじゃない・・・」
「あぁ、絶対に真意にたどり着いて上司の奴に鉄槌をくらわせてやる・・・!」
ペンギンと共に俺は夜の街にそう決意した・・・
sideフィーア
私たちは駅から出て止まる宿を探していたのですが・・・
「お疲れさまです~」
そう言って出てきたのは若い女性たちでした・・・
「私たち、某企画コンパニオン支部の方で宿泊施設の方を宿泊施設の方をご用意させていただきました~。社畜の皆さんは無料でご利用できますのでお休みください~。」
どう考えても罠ですね・・・
「これも試練かよ・・・」
カゲチヨの言う通り社畜適正を試すためでしょうね・・・
「社畜ならネカフェじゃない?」
「いや裏をかいてビジネスホテルとか?」
ヒサメちゃんやカンナちゃんが候補をあげるけど・・・
「いやこの町の宿泊施設全部が罠の可能性もある・・・そうか!」
ペンギンさんが思いついたみたいです・・
「零士、家を買おう。」
「え?」
こうして私たちは家を契約して今晩はそこに泊まることにしました。
「いや、わかるぞ。確かに一番安全そうだし罠とかもなさそうだ・・・でも戸建て買うってなに!?5000万もしたんですけど!?」
「大丈夫だ!零士!」
「そうだ!」
ペンギンさんとシディが落ち着かせる。
「こういうギャグアニメにおける出費は次回に引き継がれないのがセオリーだ・・・」
確かにペンギンさんの言う通りなんですけど・・・
「俺は引き継がれちゃうんだよ!!」
それが引き継がれるのが零士さんの宿命なんですよね・・・
こうして私たちは爆睡した・・・
sideヒサメ
こうして私たちが起きてみると・・・
「町が更地と化している!?」
ペンギンさんの言う通り町が跡形もなくなっていた・・・
「食べモグゥっゥゥ・・・」
パンダさんがこっちに向かってきたけど・・・
ピョン!
巨大化していたパンダさんはジャンプして躱した。
「どうなってるの?」
私が呟いたときアナウンスが入った・・・
「社畜の鉄則その4!男は黙ってマイホーム!マイホームなら怪物が現れようと大丈夫だ!鉄筋だからな!」
もはや社畜関係ないじゃん・・・
「これ上司がマイホームが好きなだけなんじゃ・・・」
「絶対アーシたち以外脱落してるでしょ・・・」
「全くだ。」
カゲとカンナちゃんペンギンさんは呆れていたが上司さんの命令で突然現れたモニターの前に集まった・・・
「よくぞここまで生き残ったな。ペンギン、財賀零士、そしてカレコレ屋の諸君。」
「まぁ、ほとんど零士が借金してくれたおかげだけどな・・・」
カゲの言う通りだよ・・・
「ちなみにあの一軒家はここでボッシュートだ。」
ドカーン!!
そう言った瞬間一軒家が爆発した・・・
「かなしい。」
絶対涙ながす瞬間だよ・・・
「それにしても町が更地になっちまったな。」
「流石にに残ってるのは私たちだけですね・・・」
零士さんとフィーアちゃんがそうつぶやいたときだった!
「おいおい・・・俺たちを忘れて貰っちゃ困るぜ・・・?」
そこに現れたのは6人の集団だった!
「7徹のケン!ウォーターサーバー使いミノル!レコードホルダーマツモト!飲み会を許さぬものタダシ!CODENAME;MADGEAR(窓際)!そして地上最強の派遣社員ゼンオウ・・!社畜6傑のそろい踏みか・・・!」
上司さん・・・感傷に浸ってる悪いけど・・・
「全員誰だよ。」
そう私たちその人たちのこと何も知らないんだけど!
「っていうかこの人たち全員家を買ったの・・・?」
確かに凄い勇気あるよね・・・
「いい機会だ。お前らには真実を教えてやろう。」
「別に良い機会ではなくない・・・?」
「我々某企画は究極の社畜が作りたかった・・・だが普通に全国で社畜を限界まで働かしては労働基準法に引っかかってしまう・・・」
「もう別の重い法律に引っかかってますけどね・・・」
フィーアちゃんの言う通りだよ・・・
「そこでたどり着いた方法が鬼ごっこだったのだ!!」
「?ペンギン、鬼ごっこをしたら社畜になってしまうのか?」
「シディ、そんなことはないから。」
ピュアなシディが信じそうになってる・・・
そうして用意さてれたのはくじだった・・・
「ペンギン、零士代表して引け、これからはペンギンがカンナ、ヒサメ、フィーアとともに、零士がカゲチヨ、シディと共にこの試練に挑んでもらう。」
「わかった・・・」
こうして二人が引いたのは・・・
「島根県隠岐諸島・・・」
「新潟県佐渡島・・・」
そこには地名が書かれていた・・・
「これはな・・・今から24時間以内にお前たちが徒歩で向かわねばならぬ場所だ。」
「無理だ(でしょ)!!」
sideカゲチヨ
おいおい・・・東京からそのくじのところまで何キロあるんだよ!
「貴様らにこの言葉を授けよう・・・無理は嘘つきの言葉だ。」
「でたよ迷言・・・!」
カンナがきれそうになっていると
「インスパぁぁあ。」
パンダが現れたこいつらから逃げながら行くのかよ・・!
社畜6傑は行ってしまったようだ・・・
「はやいな!」
シディが驚く。
「社畜の鉄則その5!どんな場所でもすぐ出張!無理というから無理になる無理を言うな!」
「無理を言うな!」
ペンギンの叫びも空しく始まってしまった。
「ペンギン俺たち・・・」
「一緒に逃げられるのはここまでみたいだな。三人とも協力してくれ!」
「カゲチヨ達も頼めるか?」
当たり前だぜ!
「こっちこそよろしくな!零士!」
「うむ、零士は無事に逃げられるようにするぞ!」
「勿論ペンギンさんは任せておいて!」
「アーシなら海でもペンギンさんのサポートができるし。」
「全力を尽くしましょう!」
こうして俺たちは新潟県ということで陸路で山の中を走っていた俺の血液操作やシディの火球で足止めはしているが・・・
「いったい・・・何キロ走ったんだ。」
「くそっ・・・」
俺と零士は体力の限界を迎えていた・・・
「二人とも大丈夫か!」
シディが呼びかけるがもう無理かもな・・・俺たちがそう思っていると
「三人とも!」
聞き覚えがある声と共にパンダたちがぶっ飛ばされた。
「エマ!」
まさに感動の再会なんだが・・・
「なんでムキムキなんだ?」
そう傍から見ても分かるくらいにムキムキだった・・・
「気持ちわる!」
「フえぇーん!酷いですよ!!」
エマは零士に体のことを気持ち悪がられ泣いていた。聞いた話ではパンダのミスでステロイドをぶち込まれたらしい・・・
「うう・・・とにかく先を急ぎましょう・・・」
ヒサも無事だといいんだが・・・
sideカンナ
「ペンギンさん!体を浮かせることに専念して!」
「す、すまない・・・」
アーシはペンギンさんを引っ張りながら泳いでいた・・・
アーシたちは水の操作や氷でパンダたちの泳ぐ進路を変えながら飛んだり泳いだりして
向かってたんだけどやっぱり一日中泳いだせいでペンギンさんは限界を迎えていた・・・
「すまない・・・カンナもう無理だ・・・手を放してくれ。」
「嫌です!シャチさんと約束したんですから!」
絶対に死なせてたまるか!
「その通りですペンパイ!」
その瞬間!パンダが吹っ飛ばされてシャチさんが現れたの!
「どうしてここに!?」
ヒサメちゃんが尋ねたらパンダさんへの嫌悪感で力を発揮して捕食してここに向かったらしい
「しかもめっちゃ強くなれました!」
ムキムキになったからだを見せて言った。
「ほう・・・後で一戦してみたいですね。」
フィーアちゃん相変わらずバトルジャンキーだね・・・
「よかった・・・実は作戦があるんだ。」
こうしてアーシたちは零士たちと連絡をとり作戦を開始した。
sideカゲチヨ
こうして俺たちは某企画の地下に集まった・・・
「社畜の鉄則その6・・・帰るまでが出張・・・だがふっ、ふふふはーはっはっはっは!」
全く気持ち悪い笑い方だぜ・・・
「流石は此処まで生き残った者たち!ペンギンやヒサメたちが脱落したのは少々意外だったが・・・まあいいでは正真正銘最後の試練だ・・・」
ペンギンが予想してた通りなら・・・
「お見上げ。」
「えっ?」
ミノルさんが予想外の声を上げる。まぁ徒歩で言ったんだから忘れててもしょうがないよな・・・
「社畜の鉄則その7・・・出張から帰ったら上司にお土産は必要だろうが!」
「笹ぁぁぁぁ・・・」
「ぎゃああああ!」
「パワハラ全開だな・・・」
シディの言う通りだがこれで警戒されずに制圧できる!
そして他の社畜のお土産も・・・
「マズイ!」
「味が薄い!」
「安っぽい!」
「見た目がダメ!」
「美味しくない!」
次々と自分勝手な理由で切り捨てられていく・・・
そしてついに俺たちの番になった・・・
「財賀零士、カゲチヨ、シディ・・・貴様たちが残るとは皮肉だな・・・」
はっ、言ってろ・・・
「いいからさっさと受け取れ。」
零士も嫌悪感を隠してお土産を渡した。
「これは・・・?」
「新潟名産、笹団子だ。」
全くくじの幸運に感謝しなきゃな・・・
「こんな、安っぽいものが上司の口に合うと思ったのか!!」
「そりゃお前への土産じゃねーからな。」
俺がはっきりと言ってやる。
「なんだと・・・ってあれ?どうしたパンダたち!さっさとこいつらを始末・・はうあ!!」
上司は驚いているなぜなら・・・
「笹ぁ~。」
パンダたちは笹団子にすっかり骨抜きにされていたからだ。
「それはパンダたちへのお土産だ。今回は俺たちを追いかけて全国に行ってもらったからな。」
シディが皮肉気に言う。
そして零士が最後に質問する。
「一つ聞くぞ。」
「な、なんだ、貴様・・・」
「お前はなんのためにこんなことをしたんだ?」
「しゃ、社会のためだ!強い社畜はいずれ社会にとってかけがえのない存在になる!」
「ではみんなの犠牲は必要だったということか?」
シディが続けて聞くと
「その通りだ!パンダもペンギンも97人の社畜たちも!すべては俺の昇進のため!!・・・あ」
全く・・・誘導もしてねぇのにぺらぺらしゃべるとはな・・・
「やっぱりお前は救いようのないクズ野郎だ!!エマ!!」
零士の呼び声と共に隠れていたエマが拳をくらわせる!!
「エマエマエマエマエマァ!」
「ぎゃああああ!」
そして吹っ飛ばされた先には・・・・
「これは・・・島根名産笹巻・・・!」
動きを止めたパンダたちと・・・
「その通りだよ・・・!」
「では一旦拘束と行きましょう。」
「覚悟はできてるよなぁ・・・くそ上司。」
「地獄の始まりだよ。」
ヒサにフィーア、シャチにカンナが待ち構えていた。
そして・・・
「・・・」
「ペンギン・・・やはり生きて・・・」
「もうお前にかける言葉はない。・・・処刑の時間だ。」
俺たちは鉄鍋に上司を入れそこに油をなみなみと入れる・・・
「お、おい何をする気だ!」
「何って油風呂だよ?」
「石川五右衛門のように死ねるなんて傾いてると思いません?」
俺とヒサがそう言い薪に火をつけた!
「ぐわあああああ!!」
そしてカンナが油の上に蠟燭を浮かべた。
「蝋燭が消えるまで耐えて見せてよ。」
そうして風呂の温度は上がっていく
「少しは反省したか?」
「300度のお風呂はさぞかし気持ちいいでしょ?」
シディとカンナがそういうが・・・
「ああああ!下半身が燃えてしまううう!」
上司はそれどころではないだろうな・・・
だが上司は300度以上の熱を耐えて見せた・・・
「ど、どうだ・・・これで解放を・・・」
「助けるなんて一言も言ってませんよ?」
「じゃあ地獄に行ってらっしゃい。」
シャチとカンナがそう言いカンナが能力で油に火をつけた!
その瞬間火柱が上がる!
「ぎゃあああ!」
side上司
ここは・・・そうだ!俺は焼き殺されて・・・
「最後に質問です。」
エマ!?じゃあここは地獄・・・
「45億の報酬は嘘ですか?」
「はい!嘘です!」
ぬおっ!?口が勝手に・・・
「ふんぬぅ!」
ひっ!?机が割れた・・・
「文句なし!地獄行です!!」
その瞬間鬼が現れて俺を連れて行こうとする!
「や、やめろ!む、無理だ!そんなの耐えられない!助けてくれええええ!!」
しかし返ってきたのは・・・
「そんなに鬼ごっこが好きなら思う存分楽しんでください。地獄でね・・・」
sideヒサメ
「ふう、何とかなったな。」
ペンギンさんの言う通りなんとか上司に鉄槌を下したんだけど・・・・
「なってないですよ!私たちこのままなんですか!?」
エマちゃんの言う通り、パンダさんとシャチさんと同じで体型が戻っていなかった・・・
「まぁ、大丈夫なんじゃねーの?」
カゲ?
「そうですね・・・自分たちは・・・」
「次回には元に戻ってるし。」
シャチさんと沢山のパンダさんが答えてくれた・・・
「とほほ~もうこんなギャグチャンネルとのコラボはこりごりです~。」
エマちゃん・・・・
「ちゃっかり自分もギャグチャンネルの恩恵にあずかろうとしてる・・・」
「流石の図太さですね・・・」
カンナちゃんとフィーアちゃんの言う通りだね・・・
「無茶苦茶だな・・・」
零士さんの呟きが沢山のパンダさんの騒がしさにかき消されたのでした・・・