妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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北海道旅行は指名手配になるとどうなるか?からです。


某企画と社員旅行

sideペンギン

今日はカレコレ屋の皆も集められていた・・・

 

「いったい上司は何をするんだ?」

 

俺が呟いたその時だった!

 

「社員旅行に行くぞー!」

 

モニターに上司が写りそんなことを言ってきたしかし俺達の答えは決まっている。

 

「嫌です。」

 

「え!?なんでだお前らが待ち望んだ福利厚生だぞ!」

 

「まずゆっくり養生させてくれ。」

 

「っていうか俺たちは社員じゃないっすよ?」

 

カゲチヨの言う通りなんでカレコレ屋まで・・・

 

「こんな時でもないとお前たちは旅行なんてできないだろ?」

 

「貧乏前提なのがムカつきますね・・・」

 

「アーシたちカゲチヨの避暑もかねて北海道旅行も行ったことあるんだけど・・・」

 

フィーアとカンナが反応する。

 

「そもそもパンダたちの意思を聞くべきじゃないのか?」

 

シディの言う通りだぞ・・・

 

「じゃあ、パンダは来るのか!?」

 

「いけたらいきます。」

 

来ない奴じゃねえか。

 

「シャチは!?」

 

「すみません・・・もうすぐ食べごろなので・・・」

 

「何が・・・?」

 

俺は汗が止まらなくなる・・・

 

「会社がお前らのことを思ってやってるというのに・・・」

 

「思ってるなら他にやることあるような・・・」

 

ヒサメの言う通りだな。

 

「行かないんだな?いいんだな?あーあ!あーあ!」

 

露骨すぎだろ・・・

こうして解散した翌日

 

「おは・・・うっ!」

 

会社に行くとガスを吸ってしまい俺は気絶した・・・

そして目が覚めると

 

「よーし、社員旅行行くぞ~。」

 

「おはようございます・・・ペンギンさん。」

 

「アーシたちもカレコレ屋にガス仕掛けられて連れてこられたんだ・・・」

 

「ZZZ・・・」

 

「フィーアはまだぐっすりだな・・・」

 

「悪夢のスタートだな・・・」

 

カレコレ屋の五人と

 

「ふへへ・・・ペンパイの体・・・」

 

「もう食べられないよ~」

 

すでに連れてこられたパンダとシャチがいた・・・

 

「デスゲームの導入かな?」

 

sideカゲチヨ

こうして某企画とカレコレ屋の合同社員旅行が始まった・・・

 

「バスと言えば一発芸だな!」

 

「そうでもねぇよ。」

 

「パンダ!なんかやれ!」

 

ペンギンの突っ込みも無視してパワハラ全開だな・・・

 

「ショートコント面白いペンギン。」

 

パンダこういうの向いてそうだよな・・・

 

「・・・早くやってよ。」

 

「殺すぞ。」

 

やっぱり人任せだった・・・

そして会話をはずませること数十分後

 

「このバスカラオケもついてるんだぞ!」

 

「最悪だ。」

 

ペンギンの言う通り上司って歌下手そうだもんな。

 

「せっかくだし社歌でも歌うか。」

 

上司は社歌を歌うそうだ・・・

 

「某企画に社歌なんてあったんだ!意外だね!」

 

カンナが驚いたけど

 

「ウチに社歌なんてあったの?」

 

「さぁ。」

 

「社員に知られてない社歌ってなんですか・・・」

 

フィーアの言う通りだな・・・

そのとき聞こえてきたのは・・・

 

「うぬ?なんだか聞き覚えがある音楽だが・・・」

 

シディが言うのも当然だろう・・・この曲は・・・

 

「ウチの社歌怒りの日だったの?」

 

「社員が怒ってない日はないからね。」

 

「しかもムカつくほどうまいね・・・」

 

ある意味なっとくだな・・・しかもヒサの言う通り凄い上手かった・・・

 

「ゲフン!ゲフン!やっぱりアカペラは疲れるなぁ・・・」

 

「どんな喉してんだ。」

 

まるでお手本みたいね歌声だったからな・・・

 

「じゃあ次は私が歌いますね。」

 

「誰かフィーアを止めろー!」

 

ー数分後ー

 

結局歌って酷い目にあった・・・

 

「あれ…自分綺麗な川を渡ってた気がするんですが・・・?」

 

「僕も誰かが手を振ってたような・・・」

 

「それ三途の川な・・・まさかここまで音痴とは・・・」

 

ペンギンたちごめんな・・・

 

「じゃあ、もう一曲・・・」

 

「あー!私も歌いたくなってきた!」

 

ヒサナイスだ・・・

 

「ひっく、楽しいな~~。」

 

上司のやつ・・・

 

「こいつもう酒のんでるのか・・・」

 

「いや、これはバス酔いだ。」

 

「どんな体してるの?」

 

ペンギンとカンナが突っ込む。

 

「ちょっと飲みすぎちゃったかなぁ~酔い止め。」

 

酔い止めで酔っぱらうってなに?

 

sideヒサメ

 

「着いたぞー!」

 

バスを降りた先にあったのは神社だった・・・

 

「どこですかここ?」

 

「誰もいませんね・・・」

 

パンダさんとフィーアちゃんが質問すると

 

「人里離れた山奥の神社。」

 

上司さんから返ってきたのは怖すぎる回答だった・・・

 

「怪談でしか登場しないワードだぞ。」

 

ペンギンさんの言う通り怖いよ・・・

 

「もしかしてここで肝試しですか!」

 

カンナちゃんが目をキラキラさせる。

 

「じゃあ、ペンギンとシャチは五万円。」

 

「は?」

 

「今からお前らが受ける神道修業の受講料だ。」

 

「俺たちは支払わなくていいのか?」

 

シディが聞く

 

「もうペンギンたちの給料から天引きしたから大丈夫だ!」

 

「ブラック企業が!」

 

「っていうかパンダがもういないぞ・・・」

 

カゲの言う通りパンダさんは静かにかつ素早く逃げていた・・・

 

「危機察知能力高すぎだろ。」

 

まぁ、パンダさんだしね・・・

 

「こうなると思ってパンダの分は予約してないぞ。」

 

「そこまで考え及ぶならプログラムに組み込むなよ。」

 

「お前たちはやりたいだろう。特にカゲチヨは邪念を捨てて依頼をこなせるぞ。」

 

「嫌っすよ!?」

 

でもサボり癖を治すのにはいいかも・・・

 

「ペンギンとシャチも邪念を捨てて仕事に望めるぞ!」

 

「仕事が一番邪の概念だぞ。」

 

ペンギンさん・・・もう社畜の考えですね・・・

 

「「・・・」」

 

「シャチもやりたくないよな?」

 

「カンナちゃんどうしたの?」

 

なんか黙り込んでるけど大丈夫?

 

「・・・あ、すみません今邪念(食欲)に支配されそうになってました。」

 

「アーシもヒサメちゃんと修業できるからヒサメちゃんへの邪念(愛情)に支配されそうになってました。」

 

「「やっぱり受けます。」」

 

こうして私たちは修業を受けた・・・

 

sideカンナ

 

「修業はどうだった!?」

 

「即身仏とか魔よけの札とか見れて楽しかったです!」

 

オカルト好きにはたまらなかったな~!

 

「修業の感想じゃない!?ペンギンたちはどうだった?」

 

「一泊二日のコースが30分に詰め込まれててすごく充実してた。」

 

「よせやい!照れるべ!」

 

ペンギンさんの皮肉が通じてない・・・

 

「よーしじゃあ、次は飯だ!」

 

「はーい。」

 

パンダさんが帰ってきた。まぁ食べるの大好きだもんね・・・

 

「おかえり。」

 

そうして向かったのは・・・

 

「ここで今日の昼飯を食うぞ!」

 

スーパーだった・・・

 

「こういうのって地元の飯屋とかじゃねぇの!?」

 

カゲチヨは言うけど

 

「最近カップ麺にハマってるんだ。」

 

「家で食えよ。」

 

「全くです・・・」

 

ペンギンさんとフィーアちゃんが突っ込むこうなったら・・・

 

「すみません・・・お腹が痛いので二時間ほどうんこしてきます・・・」

 

「アーシたちもちょっとお花摘みに・・・」

 

アーシたちは四人を連れて逃げた。

 

「大丈夫か!?気をつけてな!」

 

「じゃあ俺も」

 

「ペンギン!別のもの食いに行くつもりだろ!?」

 

「3秒前に同じセリフ言え。」

 

こうして去った後

 

「じゃあ、一緒に海鮮丼でも食べに行こうか食べモグにいい店があったんだ!」

 

勿論です!

 

「ペンギンたちを置いてきたのは心苦しいけどな・・・」

 

「後で持ち帰りできるものも買ってあげよう・・・」

 

シディとヒサメちゃんがそういってそのままホテルに向かった。

 

sideフィーア

 

私たちはホテルの地下室にいました・・・

 

「なんでおどろおどろしい地下室なんだよ・・・」

 

カゲチヨの言う通りここはなにかを処理するのかっていうくらいの不気味さですね。

 

「えー今日一日お前らの行動を見させてもらったが・・・全然だめだ!もうダメなところ100個は見つけた!」

 

「お前のダメなところ二万個くらいあるけどな。」

 

「もてなしているカレコレ屋は良いにしてもお前ら三人は自分で気づくことが大切だ。

今日自分ダメだったな~って思ったところを言ってみろ。」

 

そんなこと言ってもわかりませんよ・・・

 

「はい!」

 

「よしパンダ、言ってみろ!」

 

「僕は今日サービスエリアで万引きしました!」

 

「マジでダメな奴じゃねぇか。」

 

「そんなことしてたの!?」

 

ペンギンさんとヒサメちゃんが驚く、確かに休憩時間中パンダが一番遅かったけど・・・

 

「そうか!自分で気づけて偉いぞ!」

 

「いやなんで許しそうな雰囲気なんだよ!?」

 

カゲチヨが突っ込む。

 

「部下が自分で認めたミスは許してやるのが上司の仕事だ。」

 

「おお、上司が良いことを言ってるぞ。」

 

シディさん・・・確かにそうですけど・・・

 

「お前が許しても国が許さないんだよ。」

 

「はい!」

 

「シャチ!」

 

次はシャチさんですか・・・まともな反省だといいんですが・・・

 

「自分は今まで235人の尊い命を奪いました。」

 

パンダさんの罪を余裕でぶっちぎってきた。

 

「教会の懺悔室だと思ってない?」

 

「それを言うんだったらアーシたちだって森に侵入してきた欲深い人たちを千人くらいは殺してるよね?」

 

そうでしたね・・・

 

「聖女だったこと忘れてた・・・」

 

カゲチヨの呟きも

 

「そうか、まとめて許そう。」

 

上司の言葉に消えていった・・・

 

「ペンギンお前はないのか!」

 

「上司の段取りが悪かった。」

 

ペンギンさんのまともな反省も・・・

 

「たわけ!もっと自分を見つめなおせ!」

 

「Boomerang」

 

上司の発言にかき消された・・・

 

sideカゲチヨ

そのあとペンギンたちが夜クレーム対応をし、自由時間に上司の好きな所に行ったあと

 

「待ちに待った宴会だー!」

 

ブラック企業の地獄の宴会が始まった。

 

「今日は役員のお偉いさんも来てるからな!」

 

上司の言葉で見てみると座ってるのは強面のスーツに顔に傷のついた連中だった・・・

 

「全員ヤの字だろこれ。」

 

「うむ、皆笑っていて楽しそうだな!」

 

シディ・・・それが黒い笑みじゃなければいいけどな。

 

「よーしじゃあかくし芸大会行くぞー!」

 

「そんなのないぞ。」

 

「普通の企業でも練習とかありますよ?」

 

ペンギンとヒサメが言うと

 

「バカ野郎!社畜たるもの上司を楽しませるためにかくし芸の一つくらい身につけておくものだぞ!」

 

「そうなのか!」

 

シディ・・・騙されるな・・・

 

「やらせてください!」

 

パンダがなんかやけに自信満々だな・・・

 

「えー私が披露するのは瞬間移動です!」

 

マジックでもなかなかの難易度だぞ・・・練習サボりそうなパンダにできんのかよ・・・

 

そうしてパンダは自分の体を布で隠して

 

「でん!」

 

布が落ちるとパンダが消えていた!

 

「うっそー!アーシでも種がわかんなかった!?」

 

カンナが言うってすげぇな!

 

するとペンギンの電話が鳴った。

 

「僕は今その旅館の外にいるんだ。」

 

「あいつあんな特技があったのか・・・」

 

ペンギンも感心してたんだけど。

 

「逃げられましたね・・・」

 

「ああ・・・」

 

フィーアとシディの言う通りだな・・・

 

「パンダさんこんなこともあろうかとヤードラット星で修業してたみたいですよ。」

 

シャチが言う。

 

「いやあれガチ瞬間移動なのか?」

 

「サボりへの執念ってすごいね。」

 

ヒサの言う通り才能ありすぎじゃね?

 

「さあ、ペンギンシャチ!お前らもやれ!」

 

「じゃあ、カレコレ屋からもかくし芸やります。」

 

「お!カンナ何をするんだ?」

 

「カゲチヨとスズキって男に油を塗りたくって火の輪くぐりさせて無事に通れたらヒサメちゃんとのデート権を手に入れるってのはどう?」

 

「それただのデスゲームじゃねーか!?」

 

「カンナちゃん!?」

 

「じゃあ、自分の芸はペンパイが自分のお腹に瞬間移動するってのいうのはどうでしょう?」

 

「ダメでーす。」

 

サイコな二人のかくし芸を却下して宴会は進んだ。

 

sideペンギン

 

「楽しかったなぁ~!」

 

「お前だけな。」

 

こっちは地獄だったぞ・・・

 

「よーし帰るぞ~!」

 

「あれ?バスがカレコレ屋さまになってるんだが・・・」

 

「何言ってんだ。お前たちは帰りは徒歩に決まってるだろ。」

 

は?

 

「妖精王の娘さんたちに長距離を歩かせるわけにはいかないからな!それにお前らはここ数日で体がなまってるだろうからな明日から始まる激務のリハビリとしてマラソンを用意してやったんだぞ。」

 

「権力の構図を堂々と見せつけられているな。」

 

「じゃあ、俺はタクシーで先に帰るからな!カレコレ屋の皆も楽しんでくれたなら幸いだ!明日は5時にオフィスな!」

 

そういって上司は帰っていった・・・

 

「ペンギンさんすみません・・・」

 

「でも一緒に遠出できて楽しかったよ!」

 

「今度はまともな旅行にしましょうね。」

 

「うむ、これからもお互い頑張ろう。」

 

お前ら・・・

 

「普通にバスで帰るんだな。」

 

「すみません・・・流石に歩きは・・・」

 

カゲチヨの言う通りだな・・・

こうしてカレコレ屋と別れた・・・

 

「大変だね。」

 

パンダが他人事のように言う。

 

「お前も・・・」

 

シュン!

 

「忘れてた。」

 

こうしてオフィスに帰ってきた・・・

するとデスクに・・・

 

「今回の社員旅行のバス代、宿代、食事代、その他諸々をお前らの給料から天引きしたら今月の支給分を上回ってしまいました。というわけでこちらの封筒に差額九万円を入れて月末までに上司に渡してください。P.Sドングリって意外と美味しいよね。」

 

「ブラック企業が!」

 

俺は封筒と手紙を燃やした・・・

 

 

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