妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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sideストーリー農業をやろう!

side妖精王

こうしてアパート生活をしているんだが・・・

 

「エマ!起きて零士さんの手伝いする!」

 

「ひぃ~!いちいち腹痛になる呪いかけて起こさないでくださいよ!?」

 

いつまでも寝ようとするエマを叩き起こす。

 

「クリス、ありがとう・・・」

 

零士には涙を流されてしまった・・・

そしてニュースを見ていて農業で成功している人の特集がやっていったのだが・・・

 

「零士さん!クリスさん!」

 

「「やらんぞ。」」

 

俺たちは即答する。

 

「まだ何も言ってませんよ!?」

 

「節約だよ。お前の話は空気の無駄遣いだからな、ついでに呼吸もクリスに止めてもらえ。」

 

「死ねと!?植物なんてクリスさんに成長を促進させればすぐに出荷できるじゃないですか!?」

 

「農業って作って売るだけじゃないから大変なんだぞ。森で作物作ってる人がいるから俺にはわかる。」

 

「ニュースに写ってる人だってな・・・きっとものすごい苦労があったんだよ・・・」

 

俺と零士はエマに大変さを教えようとするが・・・

 

「そんな苦労を・・・私と一緒に分かち合いませんか?晴耕雨読・・・いいと思います。晴れの日は零士さんとクリスさんが畑を耕し、雨の日は私が部屋で本を読む。そんな素敵な生活を三人で分かち合えたら・・・」

 

「すっごく偏りねーか!?」

 

「大体意味もはき違えてるぞお前・・・」

 

こうしてエマの行動力に負けてやることになった・・・

 

side零士

 

結局こうなるのか・・・

 

「零士、研修お疲れ様。結構短時間で様になってたよね。」

 

クリスが褒めてくれる。

 

「そうか?」

 

「それに引き換えエマは驚くほど何もしてなかったよね・・・」

 

「そうだな・・・」

 

何やってんだか・・・

 

「何を馬鹿なことを!?私は農業次世代人材投資金という助成金制度を利用して150万手に入れましたよ?」

 

「そういう制度だけはちゃんと手続きとかめんどくさがらずにやるんだな・・・」

 

「ちゃっかりしてるな!?」

 

強欲だからなのか?

 

「感謝してくださいよ?これぞ内助の功・・・」

 

は?

 

「なぁんて冗談ですよ、冗談。私と零士さんが夫婦だなんて。」

 

「エマ、零士がマジで嫌がってるからストップ。」

 

「・・・・」

 

冗談でも辞めてくれ・・・

 

「そこまで!?」

 

しっかし何を作ればいいんだか・・・

 

「農業では何を作るかで明暗を分けますが儲かるのはキャベツやレタス、トマトですね。費用対効果が良いんです。」

 

なるほどな。

 

「無難な道を通ってトマトとかどう?嫌いな人も少ないし。」

 

「甘いですよ、クリスさん!将来の夢YOUTUBEくらい甘いです。」

 

「将来の夢ニートの奴には言われたくないな。」

 

甘さの基準が分からないしその通りだぞエマ・・・

 

「いいから聞いてください!新規農家に大事なのは他所の農家との差別化、付加価値です!」

 

「くっ・・・」

 

確かに・・・!

 

「これって自営業だもんな。」

 

「その通り!だからこそ差別化は大事なんです!単価が高く差別化できるものを選びました!これをクリスさんの能力で早めに出荷できるようにすればいいんです!」

 

「ふーんそれでその作物って?」

 

クリスが聞く

 

「これです!」

 

ー麻(大麻の原料)ー

 

ーコカ(コカインの原料)ー

 

―芥子(アヘンの原料)ー

 

「「・・・・」」

 

見直した俺がバカだった・・・!

 

「警察ですか?こちらに」

 

「ストップ!ストップ!冗談ですよ!?」

 

「アヘンってお前国滅ぼす気か?」

 

妖精王の言う通りだぞ・・・俺は研修仲間から分けてもらったイチゴを栽培することにした。

 

「イチゴか・・・零士の目つきにイチゴってなんか合わないね。」

 

クリスが失礼なことを言ってくる!うるせー!ほっとけ!。

 

「まあ、いいんじゃない?キャベツとか葉物野菜とか育ててたらそれこそ薬物と勘違いした警察がやってくると思うし。」

 

「俺の目つきってそんなに悪いの!?」

 

生前もブラック企業に入らされたしもう勘弁してくれ・・・

 

side妖精王

 

しばらくして最初は能力を使って少しづつ成長させていたイチゴなんだが・・・

 

「くそっ!またやられた!!」

 

「これは獣害でしょうか?」

 

エマの言う通り食べられているイチゴがあった・・・

 

「色々対策してるんだけどな・・・」

 

零士の言う通り柵とか案山子とか立ててるんだけどね・・・

 

「困ったな・・・」

 

「焦らないでください、零士さん。農業なんて苦労がつきものなんです。だから・・・もぐもぐ・・・一緒に探しましょう・・・もぐ・・・イチゴ泥棒の犯人を。」

 

会話のさなかに・・・

 

「「食ってんじゃねーよ!!」」

 

「んぎゃあああ!!」

 

俺と零士の手によってイチゴの被害はなくなった・・・

そしてその後イチゴは無事に育ち俺たちはそれなりの成功を収めた。

 

「イチゴ狩りや体験で収穫できる作物を増やしたら儲けが増えたね。」

 

「クリスが成長を促してくれたおかげだ。ありがとな。」

 

目つきが悪いせいで不運だけどやっぱいい奴だよな・・・

 

「いや~二人なら上手くいくって信じてましたよ。」

 

足引っ張ってた泥棒が何言ってんだ?

 

「っていうかお前・・・なんかやけに羽振りいいな?」

 

たしかに金のネックレスにサングラスってどうみても成金オーラぷんぷんだし・・・

 

「同じものしか育ててないのになんでだ?」

 

「き、気のせいじゃないですか?」

 

いやいや・・・

 

「お前が管理してるビニールハウスなんか怪しいやつが来てるよな・・・まるで反社会勢力みたいなんだけど・・・」

 

「ただの観光客ですよ!それに作ってるのはキャベツですよキャベツ!」

 

そのとき警察のサイレンが鳴り響いた!

 

「警察だ!お前の農場を見せてもらう!」

 

「ぎゃあああ!ただのキャベツキャベツですからあああ!?」

 

ー麻ー

 

ーコカー

 

ー芥子ー

 

「エマ・・・お前・・・・」」

 

「やったな・・・・」

 

「ち、違うんです。これはー!」

 

「話は署で聞かせてもらう!」

 

「嫌ぁああああ!」

 

こうしてエマは警察に連れて行かれその日は近くの農場ということで俺と零士は事情聴取を受けた。

 

「はぁ・・・まさか別々に帰ることになるとはな・・・」

 

零士はエマの同居人ということでまだ時間がかかるそうだ。

もう夜だな・・・その時だった!

 

「待ちなさい・・・!」

 

振り向いて路地裏の方を見ると銀髪に紫の和服を着た女がそこにいた。

 

「お前は?」

 

「私はヤマ、エマと同じ元閻魔っていえばわかるかしらね。」

 

「それでなんの用なんだ元閻魔さま?」

 

「ふっ・・・あの方の野望のためにもあなたには来てもらいたいのよ。」

 

ふーん。

 

「閻魔なんてもう戦ってるからかかって来いよ。」

 

「言っておくけど私とエマは閻魔学校で主席と次席だったんだからね?つまり天と地ほどの差があるってことを思い知らせてあげるわ!」

 

はいはい・・・

 

「野望とかあのお方とか中二病全開の女子はさっさと帰って黒歴史ノートの処理に頭を悩ませてる方がお似合いだよ!」

 

「なめるんじゃないわよ!」

 

こうして結界が張られ戦いが始まった!

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