妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
side妖精王
その後も色々とあったが、今日帰る日になっていた。
「この生活ともこれで終わりか・・・」
「なんだか寂しくなるな・・・」
俺と零士が別れをかみしめていると
「零士さん!クリスさん!お別れの前に一仕事しませんか?」
エマが笑顔で言ってきた。
「何をするんだ?」
零士が言うと
「臓器売買と保育園どちらがいいですか?」
「「保育園!!」」
「では早速向かいましょう!」
もう嫌だ・・・
side零士
こうして俺たちはマセガキ保育園にやってきたんだが・・・
「なんで俺たちが幼児に?」
そう俺たちも輪廻転生の光で幼児化していたのだ・・・
「今回の依頼は年長組の園児の遊び相手をすることでちゅ。」
「遊び相手?それなら大人でもよくない?」
クリスの言う通りだな・・・
「遊び相手をしながら園児を見張るのでこの姿の方が良いと思いまして!」
「そんなに手はかからないんじゃないか?」
俺がそういうと
「甘いわね零士くん!」
園長がやってきた・・・
「久しぶりねエマちゃん、零士君、それと・・・?」
「クリスです。よろしくお願いします。」
幼児化した姿で言うとギャップが半端ないな・・・
「ええ、お願いするわ。話を戻すけどこの保育園には数多のマセガキがいるの。そしてこの保育園の中で生き残り続けたのが年長組!歴戦のマセガキのなかのマセガキたちよ!」
ヤンキー漫画の強キャラかよ・・・
「その子たちは小学校で大丈夫なのか・・・?」
全くだな・・・
「その年長組の相手をするように頼まれたんでちゅよ!」
「どれくらい大変なんだ?」
クリスが聞くと
「私は正直二人に臓器売買を選んで欲しかったでちゅ。」
「そんなにやばいのかよ!?」
ドンだけ精神えぐられるんだ!?
そうして教室に向かうと
「あれ?ヤマ、朝早く出かけたと思ったらここで働いてたんでちゅか?」
「エマ!?それに財賀零士とクリス!アンタたちこそその姿は何?」
「これは作戦でちゅ。ヤマこそ随分とらしくないこと始めましたね。」
「うるさいわね!メイド喫茶だけじゃお金が足りないのよ・・・」
世知辛いな・・・
するとさっそく園児が
「先生!絵本読んで!」
ヤマにお願いしてきた。
「良いわよ。」
「意外と様になってますね・・」
エマの言う通り子供嫌いそうなイメージだったけどな・・・
すると別の園児が
「膝枕してよ!」
「ええ?」
「お母さんにしてもらってるもん。」
さっそくませてるな・・・
「アキラくん、先生それはちょっと・・・」
「ええー!やだやだしたい!」
「やれやれ先生を困らせたらだめですよ。」
他の園児が止めに入った。
「なんだとススム!」
「ありがとねススムくん。」
ヤマはお礼を言ったが・・・
「いえいえ、問題児を受け持つと大変ですよね。ところで先生の今日のパンツは何色ですか?」
やっぱりませてた・・・
「そうね・・・って答えないわよ!何普通に聞こうとしてるの!?」
「そもそも流されるなよ・・・」
クリスが突っ込む。
すると別の園児がヤマの胸を触ろうとする。
「何してるの!ユウタ君!」
「おっぱい・・・ダメ?」
「ダメに決まってるでしょ!」
カオスだ・・・
「あれが年長組の問題児でちゅ。」
「子供のヒサメたち三人がいかにいい子だったか思い知らされるな・・・」
たしかに良い子そうだよな・・・
「ヤマが可哀そうだな・・・」
「昔馴染みでちゅしたすけましょう。」
こうしてエマは持ち前の頭脳と機転(ずるがしこさ)を使い園児たちのトップに立った・・・
side妖精王
「エマの姉御!クリスの兄貴!」
「どこまでもついていきます!」
「くるしゅうないでちゅ。」
なんで俺まで慕われるんだ・・・?
「おい、零士早くおやつ貰って来いよ!」
「本当にとろいな貴様は。」
零士はパシリポジションに収まっていた・・・
「なんで!?クリスは慕われてるのになんで!?」
「王様オーラがにじみ出てるからじゃないっでちゅか?」
こうして俺たちはヤマのところに向かう。
「ヤマ先生・・・これプレゼントでちゅ。いつも先生にお世話になってますから。」
エマに続いて園児たちも
「先生・・・」
「受け取ってください・・・」
つぶらな瞳でヤマを見つめる。いやな予感しかしない・・・
「あ、あなた達・・・せ、せっかくくれるって言うなら・・・ぐはっ!?」
びっくり箱で中にはいっていたボクシンググローブにノックアウトされた・・・意外と純粋だよなヤマって・・・
「大成功!」
ヤマの手助けするんじゃなかったけ?
「貴方たち・・・」
当然持ち物検査をされた・・・
「子供の悪戯じゃないでちゅか・・・」
エマ・・・
「それは子供自身が言うものじゃないのよ!」
全くだ・・・
「僕の鞄には必要なものしか入ってないよ。」
まずはアキラ君からだ。
「どれどれ・・・ハンカチ。ティッシュ、弁当箱に文房具・・・」
ここまではまともだな・・・
「ちょっと!これはおかしいでしょ!」
ヤマが取り出したのはブーブークッションだった・・・
「必要な物です。先生をからかうのに。」
「こんなに持ってきて私に何の恨みがあるの!?」
「早くも泣きそうだ・・・」
零士が同情した目で見る。俺たちは普通の物持ってきていてよかった・・・
「え、エロ本もあるじゃない・・・」
「園児のたしなみです。」
「10年早いわよ!」
親父みたいなセリフを吐いた・・・しかもそれでも18歳に届いてない・・・
「これが年長組のマセガキ・・・」
「残り二人も不安すぎるな・・・」
俺と零士はふたりで頭を抱える・・・
「全くアキラは子供ですね。」
「なんだとススム!」
次はクール枠のススムの検査だ。
「児童小説か・・・」
「本を読むことはいいことね。」
なんかうれしそうだな・・・
「ヤマも本好きでちゅからね。」
エマが説明する。確かにイメージどうりだな・・・
「ん?何でちゅかこれ?」
エマが違和感に気づきカバーを外すと・・・
「エロ本じゃないの!」
「これは写真集です。」
「どっちでもいい!没収!」
「このカモフラージュが破られるとは・・・」
なんで悔しそうなの?
「ふっ・・・所詮は小学生レベル・・・」
なんでエマはライバルみたいな感じのセリフなの?
「けなしてるんだか、褒めてるんだか・・・」
零士の言う通りだな・・・
「ほら三人も鞄を見せなさい。」
え?
「俺たちもやるのか?」
「今はここの園児なんだし。信用ならないわ。」
「「俺達信用ないの・・・」」
こうなったらこの検査で証明してやる!
まずはエマからだ。
「別に変なものは入ってないでちゅよ。」
そういって鞄から出したのは・・・
「しっかり入ってるじゃない!パチンコの玉に馬券ってだらしない中年のおやじでももっと自制してるわよ!」
「園児のたしなみでちゅ。」
「対極のものだろ・・・」
零士が呆れて言う。
「あ、馬券は没収してもいいでちゅよ。」
「こんだけ買って外したのかよ!」
そりゃ怒るよな・・・
「財賀零士は?」
零士はまともだろ・・・
「別に普通だろ?」
いや・・・通帳に印鑑もそうだけど・・・
「全然普通じゃない!何よこの大量のエナジードリンク!」
「普通の(社会人の)鞄だろ?」
「零士さん今は園児でちゅよ?」
「この量は社会人でも飲まないだろ・・・」
狂気を感じる・・・
「一晩分しか入れてないんだが・・・」
「あなたの感覚って・・・?」
「零士さんエナジードリンクが原因で死んだこと忘れてまちゅ?」
「でも気合はいるしな。あれは飲みすぎたのが悪いんだし。」
「もう立派な依存症だな・・・」
「また死ぬわよ!次はクリスの鞄ね・・・」
俺は普通なんだが・・・
「いや!普通じゃないから!なんでデジカメが入ってるの!?」
ヤマは何を言ってるんだ?
「娘のきれいな姿を取るためだよ。それに運動会には必須だろ?」
「クリスさん今は父親じゃないでちゅよ?」
「あとなんで娘三人の写真が入ってるの!今時の親でもここまで持ち歩かないでしょ!?」
「いつでも三人の可愛さで癒されたいと思うのは当然でしょうが!」
「お前の持ち物も狂気を感じるな・・・」
零士に言われたくねーよ!
こうしてあと一人となる
「疲れた・・・」
「ヤマ、ボコボコにされたボクサーみたいでちゅ。」
「だれのせいだと思ってるの・・・!」
すると園児たちが
「俺たちを乗り越えたからって安心できないですよ。」
「まだユウタ君がいます。彼が一番厄介ですから気を付けてくださいよ。」
「バトル漫画みたいなセリフだ・・・」
零士の言う通りだけどそこまで言わしめる持ち物っていったい・・・
「皆、何してるの?」
噂をすれば・・・
「今先生が持ち物検査してるんだ。」
他の園児が言った途端逃げ出した!
「待ちなさーい!ユウタ君の鞄も見せてもらうわよ。」
「・・・くっ。」
さて鬼がでるか蛇がでるか・・・
「ちょっと・・・なんなのこのブラジャー!」
「大丈夫ですよ先生!これは姉ちゃんのです!」
やっべえのが来た・・・
「通報よ!こんなの!」
「すげえ・・・」
「完全に変態ですね・・・」
他の園児にも尊敬されてる・・・
「僕は断じて変態じゃありません!姉ちゃん以外じゃ興奮しないから!」
「より悪いわ!」
俺は突っ込む。
「・・・・・・・!!!!」
もうヤマの怒りの火山が限界に・・・!!
「やっぱり私に先生なんて無理だったのよ・・・」
怒りが突き抜けて悲しみに変わってしまった・・・
「そんなことはないと思うぞ。」
零士?
「みんなヤマが先生として一生懸命だったのは知ってるぞ。」
「嘘よ!」
「本当だよ!俺達園児なんだぜ。」
「ならどうしてあんなことを・・・」
「ほらよくあるだろ?好きな相手に意地悪したくなるってさ。」
「財賀零士・・・」
やっと落ち着きそうだな・・・
「まぁ、ヤマが面倒な性格なのは今に始まったことじゃないんでちゅから。あきらめも肝心でちゅよ。」
・・・終わったな。
「全部アンタのせいよ!」
「ぎゃあああああ!」
見事な締め上げだ・・・
「絵的にだめだろこれ!」
こうしてヤマは新たなリーダーとなった・・・
こうして俺は森に戻ってきた・・・
「はぁ・・・別世界の奴らもにぎやかで疲れたけど楽しかったな・・・」
最近は仲間集めに奔走してたからいい刺激になったな・・・
「新しい形態も手に入れたしまた頑張るぞー!」
これにてsideストーリー終了です。次回からまたカレコレ屋のストーリーとなります。