妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日、俺たちは正月の準備していた。
「・・・」
なんかシディが嬉しそうな顔だな・・・
「どうした?あいつ。」
「お正月が楽しみなんだって。」
へー
「シディ、お年玉・・・ぶへっ!?」
「こういうのは待つのが基本ですよカゲチヨ・・・」
フィーア!ぶっ叩かなくてもいいだろ!?
「年末は楽しいな!!クリスマスがあってすぐにお正月が来る!」
「うんうん!しかも正月は満月だしめでたいね!」
カンナの言う通りだな・・・
「縁起がいいな!」
「そういえばシディって狼男のDNA持ってるけど満月で変身したりしないの?」
喜ぶシディにヒサが言う。
「いや、何も変わらない。」
「変身はしなくてもなんか変化ないのか?」
「特にないな。妖精王からホルスの力については力の使い方について厳重に教わったが狼男の力は積極的にのばしてもらったから何も注意しなくても大丈夫だろう。」
そうなのか・・・あーあ。
「満月の日に毛むくじゃらになって醜い姿になるとかあると思ったのに。」
「醜いのはお前の心だよ・・・」
「でもオカルトマニアなら狼男の変身は見てみたいよね!」
カンナもそう思うよな!
「カンナちゃんまで!私は今のままのシディさんでいいです。もちろん毛むくじゃらでも・・・」
「おい、なんか今恐ろしいこと言わなかったかフィーア?」
「ナニモイッテマセンヨ。」
棒読みだ・・・
「ボティス!お正月の準備だ!」
シディはボティスをツボから出す。
「ふざけるな!ワシは寝てたんじゃ!」
「寝るよりも準備の方が楽しいぞ!」
「勝手に決めつけるな!」
「シディさんが行くなら私も!」
ボティスとフィーアは準備の買い出しに行くんだな・・・
「カゲチヨ、ボティスにあのこと言った方が良いんじゃない?」
カンナが言う・・・そう、つい最近調子に乗ってる金持ちのボンボンにあった・・・不良や女子を連れて蹴られそうになったがカンナを見た瞬間不良が止めたんだよな・・・聖女の威厳半端ないな・・・けどシディも標的にされるかもしれないから言っておくか・・・
「ボティス、シディのこと頼むな。」
「は?フィー子に任せておけば楽勝じゃろう?」
「いや、シディが暴走したら死体なんて一欠けらも残らないから、でもシディは優しい人でいたいはずだからその時はボティスが止めてって意味。」
カンナの言う通りだ。ぶちぎれて理性なくなったシディを止められるのはボティスくらいしかいないだろ?
「加害者の心配だったか・・・まぁ、そんなことそうそうないじゃろ。」
「ボティス!早く行かないと伊達巻売り切れちゃいますよ!」
フィーアが早く来るよう促す。
「行くなんて言っておらんじゃろ!」
そう言いつつついていくんだな・・・
sideフィーア
私とシディさん、ボティスは町を歩いて買い出しをします。
「何を買うんじゃ?」
ボティスが質問する。
「お正月の飾りとおせちの具材、後は年越しそばだな。」
「シディさんとカンナちゃんなら美味しいおせちとそばになりますね!」
「そうかワシは寝ているから終わったら起こせ。」
結局寝るんですね・・・
「えっ!?何あの人カッコいい!!」
「やばっ!超タイプなんですけど!!でも彼女みたいなのいるしな・・・」
「残念・・・」
なんかリア充グループがいましたが私のおかげで絡まれずに済みましたね・・・
「ちっ!!」
なんかリーダー格の人が不機嫌でしたけど絡まれないようにしないといけないですね・・・
そして私たちは買い出しを終えてシディさんがスイーツを奢ってくれた。ボティスさんがぜんざい、私は抹茶アイスです。その間にシディさんはお年玉を用意していました。
「誰にあげるんですか?」
私が聞くと
「普段遊んでいる友達にお年玉をあげようと思ってな。」
「あのガキどもか、遊んであげてると言わんところがシディらしいのう・・・」
ふふふ・・・そうなんですよ!
「おい!なんで行かねぇんだよ!」
「バカか!あんな化け物たち相手にできるか!」
なんか騒がしいですね・・・
「よし、準備も終わったしカレコレ屋に帰ろう。」
そうですね!
sideクズ御曹司
「あの金髪の女は妖精王の森の聖女・・・しかもこのあたりの不良を叩きのめしてんだよ!」
「じゃあ、あの男だけボコしてくれればいい!俺のおかげでいい思い沢山してきただろ!」
「あの男も聖女と共に名前を挙げてるやつだ・・・自分でボコすんだな・・・」
嘘だろ・・・そこまで強いのかよ・・・!?ふざけんな!あの赤メッシュのときもあのオレンジ色の髪の女に怯えてボコれなかったんだ!認めるかよ・・・
sideカンナ
アーシたちは先におせちの準備をした。
「相変わらずバカじゃのうシディは。」
「どうしてだ?」
「おせちは日本食じゃろだが貴様が作っているのはフレンチだぞ。」
そうシディのおせちは鴨肉や魚のソテーといった洋風だった・・・
「あぁ。フレンチ風のおせちにしようと思ったんだ。」
「シディはやっぱりアレンジできて凄いな・・・」
「いや、カン子も麻婆豆腐やエビチリと好きなもので固めておるではないか・・・」
いや~辛いものって赤いし縁起いいかなと思って・・・
「こういうのは王道の方が一番いいんじゃよ!」
え~!
「ボティスにおせちの王道なんてわかるの?」
「分からんがこれらがどう見てもイマイチなことくらいわかるわ!」
「それなら大丈夫だ!普通のおせちも用意してある!!」
そう!だから後の食材はアーシたちで好きにしていいの!
「そんなに食べきれんじゃろ。」
「ヒサメがいるから大丈夫だ。」
「これでも足りるか怪しいからね。」
「甘やかすな太るぞ。」
そのときはフィーアちゃんにダイエットメニュー組んでもらうから大丈夫!
sideシディ
おせち作りを終えた後は門松を飾った。
「飾りつけなんかしても意味ないじゃろ。どうせ年が明ければ捨てるゴミじゃ。」
「お正月の飾りつけは神様が家を訪れる目印にするためらしいんだ。」
俺はボティスに説明するが
「迷信じゃ、信じる奴は馬鹿じゃ。」
やはり悪魔は神様を嫌っているのか・・・
「それでもやっておきたいんだ。いつまでもカレコレ屋の皆でいたいからな。もちろんボティスともな。」
俺は正直に言った。
「・・・いつまでも一緒にいれるわけないじゃろ。」
ボティス?
sideヒサメ
私たちは準備をして年越しそばを食べていた!
「美味しい~!」
「いつものそばと味違うか?」
何言ってるの!カゲ!
「夜ご飯食べた後にまたお蕎麦食べられるんだもん!贅沢すぎだよ!」
「そりゃよかったな・・・」
「食いしん坊ならではの視点だよね・・・」
カゲとカンナちゃんがそう言っていると
「そういえばボティスは?」
シディが聞いてきた。
「なんか月見に行くって言ってましたね・・・」
「意外と風流だよね。」
フィーアちゃんと一緒に答える。ボティスさんも地球になじんできたってことかな?
「もしかしてボティスさんは月から生まれたとか、月で悪魔の集会とかあったりして!」
カンナちゃん・・・いくら異世界に転生した月が誰も着陸してないからってそれはないよ・・・
sideボティス
儂は外で満月を眺めていた・・・もう年末か・・・早くカゲ男が死んで契約を解いて自由にならねば・・・
弱いカゲ男ならいつ死んでもおかしくない、問題はヒサ子にカン子、フィー子もそうじゃがシディと妖精王がいることじゃな。シディが守りクリスが教育してカゲ男が強くなってしまえば簡単には死なん・・・どうしたものか・・・
「ペット、み~つけた。」
「ん?」
「俺をイライラさせた罪はペットの君に清算してもらおうかな。イライラしたので八つ当たりで串刺し決定。」
sideシディ
俺はボティスにもそばを食べさせてやろうと探しに行った。フィーアもついていくといってきたが女子高生を夜に連れていけないので一人だ。
「おーいボティス蕎麦が・・・」
俺が呼んでいたときに目に移ったのは
「あっ・・・あぁっ・・・」
ボティス!なんで釘で体を・・・
「大丈夫か!」
「シディ・・・うし・・・」
「オラァっ!」
何やら気配がした・・・おれは鉄パイプを受け止めた瞬間からだから力が沸き上がり・・・意識が真っ白になった・・・
ー回想・四人がカゲチヨに出会う前ー
side妖精王
「今日は新しい技を教えたいと思います!」
「それってどんな技?」
ヒサメが聞いてくる。
「ずばり!環境を変える技だ!」
「「「「環境?」」」」
簡単に言うと
「雪女やアヌビスは簡単に周りを氷漬けにしたり太陽を隠して自分に有利な環境にするでしょ?それと同じだよ!」
「ということは私たちにもメリットがあるってことですか?」
「そう!力を相手に向けずに環境に向けて放てば力は食うけど自分に有利な環境を構築できる。ブレイクだけじゃできない技を開発出来たり、技や自分自身をベストな状態にできる!シディには便利な技だね!」
「俺に?」
その通り!
「例えばホルスの力を空に向けることで夜でも一定の範囲ならアヌビスの逆で太陽を出せるようになるかもしれないってこと!」
「すごいな!俺は皆を守りたいから絶対に覚えるぞ!」
その意気その意気!
ー回想終了ー
sideボティス
まさかシディが月と同時に太陽をだして無理やりホルスの力を出すとはのぉ・・・
しかもブレイクまでしておる領域に入るとやってしまうのか?・・・
「ぎゃああああ!」
狼男の爪とホルスの炎を組み合わせて炎の斬撃を出しおった。炎で傷口を焼くことで火傷によって止血さらに爪の斬撃は「斬る」のではなく「抉る」、肉を抉る攻撃、奴の腹に一生ものの傷を作りおった!ワシ好みの攻撃じゃのう・・・
「も、もう・・・ぐえっ!?」
シディはそのまま首を掴み奴を持ち上げる!そして奴から煙が出始めた。
「ガァアアアアアア!!」
「俺や・・・周りが熱くなってる・・・どうなってるの・・・?」
もう奴は戦意喪失じゃの・・・じゃが今のシディは暴走しておるこのままホルスの太陽で灰さえ残らない温度で分子レベルで消してしまうのぉ・・・しかもこの領域内も暑くなっておる。あたりの物にも影響を与えるのは時間の問題・・・はぁ・・・刑務所に入ってくれればカゲ男が死ぬ確率が上がると思ったが死体さえ消滅させられては完全犯罪ではないか・・・まぁ、ワシを痛めつけた奴も消えてくれるならなんでもいいか・・・
ーいつまでもカレコレ屋の皆と一緒にいたいからな勿論ボティスともな。ー
ちっ!!
sideシディ
「やめろ。」
俺が次に理性を取り戻したのは研究所にいたあの人の止められてからだ・・・
「なんでここに・・・?」
「どうでもいいじゃろ。それより貴様いまこやつを殺そうとしたな?」
っ!?本当だ・・・妖精王の領域の技を無自覚に・・・
「頭が真っ白になって・・・」
「殺しても証拠は残らんじゃろ、じゃが今ではない。永遠などは存在せんいつまでも一緒にいるなぞ不可能じゃ、だが貴様らがバラバラになるのは今日ではないじゃろシディ。」
「・・・その通りだ。」
情けない・・・名前も知らない人に諭されてしまうとは・・・
「こういう輩はなぁ。全身骨折もプラスした方が丁度いい。」
「ガハっ・・・!!」
そう言って黒い波動を放ち男の手足を折ってしまった・・・
「ゲスが後遺症の一つや二つは覚悟するんじゃな。」
あの人が制裁を加えた後俺は大事なことに気が付いた。
「ボティスは!」
すると
「あの蛇か?安全な場所に避難させておいた。少ししたら戻ってくるじゃろ。」
(妖精王とカゲ男は知っているが蛇の姿のワシは力が弱い代わりに生命力には長げておる。不死身ではないがあの程度の傷なら問題ない。)
助けてくれたようだ・・・
「あの時もとどめを刺してくれたのに申し訳ない。今回は恥ずかしいところを見せてしまった・・・あの・・・それでもしよかったら名前を・・・」
・・・不思議だ。何故か名前を聞くだけなのに緊張してしまう・・・
「頭を上げろ。」
えっ?
「気安くしゃべりかけるな。」
ぐっ!軽めに攻撃されて追うことができない・・・また名前も聞けずお別れか・・・攻撃を耐えれるようにもっと強くならねば・・・
「じゃあのう。」
「待ってくれ・・・」
せめてこれだけは言おう・・・
「なんじゃ?」
「・・・良いお年を。」
「・・・ふっ、貴様もせいぜい楽しめ。」
良かった笑ってくれた・・・そうしてあの人は去っていった。俺は一人皆の元に少しゆっくり歩いて帰った。
外は寒いのになんだか顔だ熱い・・・この熱を冷まさないとカレコレ屋に帰れそうにないな・・・
―後日談・シディが留守中ー
フィーア「皆さん!昨晩シディさんが顔を真っ赤にしてかえって来ました!犯人はおそらく三つ目で銀髪の黒肌の女!見つけたら報告お願いします!」
ヒサメ「フィーアちゃん・・・探す前にちょっといい?」
フィーア「なんですか?」
カンナ「絵が下手すぎて誰だかわからないんだけど・・・?」
フィーア「え?」
ボティス(アホじゃ・・・)
こうしてボティス捜索は似顔絵を見せて数秒で終了した・・・
なんかカレコレ屋のTWITTERで異世界の月で今出た情報があったので参考にしました。
シディの技のモデルはアヌビスが強制的にあたりを暗闇にしたのと呪術廻戦の領域展開を参考にしました!
他の味方の混血の領域にもこうご期待!