妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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女子力高めな獅子原くんとのコラボです。
カゲチヨの過去にオリジナルを混ぜます!


小さな獅子との出会い

ー回想ー

 

sideカゲチヨ

 

「おらぁっ!」

 

「ふんっ!」

 

今俺は二人の男の戦いを目にしている・・・

 

「はは!小さき獅子がここまでやるとはねぇ!都会に遠征しに来てよかったぜ!」

 

一人は俺の幼馴染シロウ、

 

「まさか小さな田舎の村から来た奴が俺にちびって言ってここまで生き残ってるのも初めてだな・・・」

 

もう一人は獅子原颯太、「小さき百獣の王」の異名を持つヤンキー抗争区域を一人で制圧した怪物だ!

 

「まさかお兄とここまで渡り合えるなんてね・・・」

 

ヒビキの言う通りだぜ・・・

 

「余裕で人が吹っ飛びそうなパンチ何発もだしてるのに・・・」

 

俺が呟いたときだった!

 

「うわっ!」

 

「「!?」」

 

なんと別のヤンキーが現れて俺を捕まえた!

 

「おい!お前らこいつがどうなってもいいのか!」

 

くそっ!シロウ・・・

 

「「邪魔すんな!」」

 

「ごおおお!?」

 

巨漢だった男は二人のパンチでノックアウトになった・・・

 

「お兄、カゲ人質に取られてたのに冷たすぎー。」

 

「うるせぇ、俺はクズだからな。いいようにされるのは性に合わねぇんだよ。あんたもありがとな。手伝ってくれて。じゃあ続きを・・・」

 

「・・・やめだ。なんかちびって言われたのも冷めた。」

 

良かった・・・

 

「ふ~んじゃあ、思い出に皆で写真撮ろうか!」

 

ヒビキ!ヤンキーがそんなこと・・・

 

「いいぞ、写真を撮るときはこの角度が良いぞ。」

 

「うわー!すごっく良い写真になりそう!凄いじゃん!」

 

「これくらい普通だろ・・・」

 

いやこれプロ級だろ・・・こうして俺たちは村へと帰った。

 

・・・それが最初で最後の写真になるとも知らずに。

 

ー回想終了ー

 

sideヒサメ

今日は五人で喫茶店に来ていた。

 

「カンナちゃんが見つけてくれた喫茶店スイーツ最高!」

 

パフェのクリームが濃厚だよ!

 

「良かった!」

 

「クッキーも美味しいですね・・・カゲチヨどうかしましたか?」

 

カゲがなんだかしみじみとした顔になっていた・・・

 

「ああ、シロウとヒビキと一緒だったころ女子力高いヤンキーがいてさ・・・ふと思い出したんだよ・・・」

 

カゲ・・・

すると、店員さんが

 

 

「すみません!込み合っておりまして・・・相席でもよろしいですか?」

 

そう聞いてきた。

 

「ああ、構わないぞ。」

 

シディが言った。もちろん私たちも異論はない。

 

「いやー!なんとか座れて良かったー!」

 

「大分混んでたもんね・・・」

 

「師匠や百合香さんと一緒の席・・・尊いのです。」

 

「んな大げさにしなくてもいいだろ・・・」

 

茶髪の可愛い男子と黒髪ロングストレートの女子、桃色の髪にピアスをつけたほんわかした雰囲気の女子、そして金髪で背の高いヤンキー風の男子が相席した。

 

「五人ともありがとうございますってあー!」

 

茶髪の男子がカゲを指さして驚いた!

 

「もしかしてカゲチヨじゃない?」

 

えっ!?

 

「カゲ知り合い?」

 

「こんなかわいい男子が友達とは知りませんでした・・・」

 

「カゲチヨにも友達がいたのだな!」

 

「明日は雨ですかね・・・」

 

私たち四人はカゲに聞く。

 

「いや!?俺も知らねーよ!?こんな女子力高そうな陽キャ!」

 

カゲは知らないみたいだけど・・・

 

「忘れちゃったの?俺だよ獅子原だよ。」

 

茶髪の人・・・獅子原君が自己紹介をする。

 

「はっ!?あの凶暴そうだった獅子原!?」

 

カゲも気づいたらしい・・・

 

「颯太、この人と知り合い?」

 

黒髪の女の子が聞く。

 

「うん、昔やんちゃしてたころにこの人の幼馴染と喧嘩したんだけど引き分けたんだー。」

 

獅子原君が答えると

 

「はっ!?あの獅子原と引き分けたってその人ただもんじゃねぇな・・・」

 

「凄いのです・・・」

 

ヤンキー風の男子もピンク髪の女子も驚いていた・・・

 

sideカゲチヨ

 

こうして俺たちはカレコレ屋に招待した。

 

「ここが今のカゲチヨの住んでるところなんだ。」

 

「ああ、そうだぜ。じゃあ改めて自己紹介しようか。」

 

俺が進行する。

 

「ヒサメです。よろしくお願いします。同年代なので気楽に接してください!」

 

「シディだ。獅子原がカゲチヨと知り合いだと聞いたときは驚いたがこれも何かの縁、よろしく頼む。」

 

「カンナだよ!獅子原と一緒でスイーツとかSNSとかチェックしてるよ!よろしくね!」

 

「フィーアです。私はどちらかというと水戸さんと一緒で体を動かすのが好きですね。」

 

四人が自己紹介する。

 

「私は水戸百合香、よろしくね!」

 

「私は花江もかなのです!ただいま師匠に師事して精進中なのです!」

 

「龍田駿、獅子原とはライバルだった感じだな。」

 

自己紹介も終わり俺たちはいろいろと話した。

 

「っていうかカゲチヨと獅子原ってどうやって知り合ったの?」

 

カンナが聞く。

 

「シロウが喧嘩で颯太の噂を聞いて挑戦しに行ったんだよ・・・それに俺とヒビキがついていった感じだな。」

 

「その時の写真もあるんだよ!見てみて!」

 

颯太は写真を皆に見せたのだが・・・

 

「変わりすぎでしょ!?」

 

当たり前だが四人とも驚いていた・・・

 

「颯太は変身ができる異宙人なのか?」

 

シディが疑っても仕方ないけど

 

「人間だよ!それよりもカゲチヨ、シロウくんとヒビキちゃんは元気でやってる?」

 

そのことを聞いてきた・・・

 

「ああ、実はな・・・」

 

俺は村で起きたことを話した・・・

 

「そんな・・・」

 

「酷すぎるのです・・・」

 

「ちっ・・・!」

 

せっかくいい雰囲気だったのに水差したな・・・」

 

「そうか・・・ゾンビに・・・許さねぇぞ・・・組織の奴ら・・・」

 

獅子原は怒ってくれた・・・それだけであの二人も救われると思う・・・

 

sideカンナ

 

その後は皆でカレコレ屋で盛り上がった!

 

「はわわ・・・ボティスさん可愛すぎるのです・・・」

 

「ええい!くっつくな人間!」

 

「良かったなボティス!大人気だぞ!」

 

「何もよくないわ!」

 

モカちゃんはボティスにべったりでシディにも懐いている。

 

「なかなかやりますね・・・水戸さん・・・」

 

「フィーアちゃんこそなかなかやるね・・・」

 

フィーアちゃんと百合香ちゃんは筋トレ対決をしている。

 

「ゲーム上手なんだね、駿君!」

 

「すげーな!」

 

「そうか?っていうかカゲチヨが下手なんじゃ?」

 

「うっ・・・」

 

ヒサメちゃんとカゲチヨは駿君とゲーム対戦をしていた。駿君クレーンゲームも上手いみたいだしすごいよね・・・

 

アーシはというと

 

「カンナちゃんのクッキー美味しそうだね!」

 

「いや・・・獅子原のモンブランの前だとアーシのなんて霞んでると思うんだけど・・・」

 

獅子原と一緒にスイーツを作っていた。

 

「颯太でいいよ!そうだ、皆にも食べてもらおうよ!」

 

そうしてアーシたちは一緒にスイーツを食べ写真撮影をしたのでした!

 

 


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