妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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ほぼ零士視点でいきます。


くノ一おエマの活躍!

side零士

俺はバイトに行くためにバスに乗っていたのだがテンションは高かった、何故なら・・・

 

「零士さん、そんなに楽しみなんですか?忍者村でのアルバイト。」

 

顔に出てたか・・・

 

「まぁな・・・だってほら忍者ってなんかカッコいいだろ?」

 

「零士さんも意外と子供っぽいところあるんですね~」

 

う、うるさい!

 

「エマこそこんなまともなバイト見つけてくるなんて思わなかったぞ。」

 

「まあ、時給高かったですし~忍者のインストラクターなんて適当にかっこつけておけば外国人も子供も喜ぶから楽でしょう?」

 

「全くお前って奴は・・・」

 

こうして俺たちは事務所にやってきた。

 

「失礼しまーす。」

 

エマが上司と思われる忍者の格好をした人に挨拶をする。

 

「よく来たでござるな!拙者はこの里の守護を務める上忍、疾風丸にござる。」

 

「よろしくお願いします!」

 

おお・・・メチャクチャそれっぽい・・・!

 

「それではお主ら新入りの下忍に最初の任務を授けるでござる。」

 

「はい!」

 

俺は気合を入れて返事をする!

なんだろうな・・・手裏剣投げとか、からくり屋敷か!?

 

「こやつの暗殺でござる。」

 

そこに写っていたのは見覚えのあるオレンジ色の髪の女の子の写真だった・・・

 

「えっと、そういう新しいアトラクション担当ってことですか?」

 

「あとらくしょん・・・?」

 

いやひらがなで聞き返されても・・・

 

「御意にござる・・・!」

 

え、エマ!?

 

「零士さん・・・ここまで来て手を汚す覚悟がないというんですか・・・?」

 

あるわけないだろ!?

 

「外人さんやお子さんに楽しい忍術を教える仕事をやりに来たのに、なんか見たことある何でも屋の女の子を暗殺する羽目になってんだよ!」

 

「ふっ、流石・・・今期のアカデミー主席は肝が据わってるでござる。」

 

アカデミーってなんだよ!?

 

「・・・これで世が平和になるならこの身体、喜んで血に濡れましょう・・・」

 

もうなんなのこれ・・・

 

ー欲望渦巻く江戸の街、今日もどこかで声がする闇夜に紛れ悪を狩るおエマがやらねば誰がやるー

 

 

いや急になんだよこれ!?

 

「ここがあのヤクザの組長のいる屋敷ですね・・・」

 

「さっきのオープニングスルー?っていうかなんでお前だけ着替えてるの・・・?」

 

俺はくノ一衣装に着替えたエマに質問する。

 

「今は幹部は出かけていているのは下っ端だけです。さっそく忍びこみましょう!」

 

「お前なんでそんな順応して・・・」

 

「はっ!」

 

「おぶっ。」

 

俺はいきなり腹を殴られる・・・

 

「零士さん・・・私たちは忍者、耐え忍ぶものです。どれだけ辛い任務でも受け入れなければなりません。」

 

もうすでにこの意味わからん状況を耐え忍んでるんだが・・・

 

「・・・忍びの格言にこんなものがあります。多言は一黙に如かず、さあうだうだ言ってないでいきますよ。」

 

なんなの今回・・・

 

俺たちは中に侵入した・・・すると

 

「カゲチヨ、あの土地の地上げはできてるの?」

 

「はい、すでに俺の部下が土地を脅し取っています。」

 

カンナとカゲチヨの話し声が聞こえてきた。

 

「なんか妙にしっくりきてるな二人とも・・・」

 

怖すぎるぜ・・・

 

「奴らが今回の暗殺目標ですね。賭場はもちろんなんの力も持たない庶民から土地を脅し取り幕臣や大商人と組んで金を得ていると聞きます。」

 

「そんな大組織なの!?」

 

「暗殺目標であるカレコレ組組長のカンナは獄炎の火車という異名を持っており地獄の炎のような苦痛を与え、妖のような智謀を持つ危険な女です。」

 

そんな凄い異名なの!?

 

「あのカゲチヨも下っ端の中でも一目置かれている存在でカチコミでは何度も立ち上がってくるその姿から不死身の鬼と恐れられる男です・・・」

 

「実際不死身だしな・・・」

 

そんな風に話してると・・・

 

「ところでカゲチヨ、料理はおいしいけどネズミを中に入れてるわよ。」

 

「はい、気づいております。すでに姐さんの言う通りにしております。」

 

そんな会話が聞こえてきた!

すると

 

「お前たちここで何をしてる?」

 

「ここに侵入してその姿・・・死にたいんだね?」

 

「姐さんを暗殺しようとする、すなわち死です。」

 

シディ、ヒサメ、フィーアが来た!

 

「まさか、幹部が出かけたというのは嘘!?待ち伏せていたのですね!」

 

「おわあああ!?」

 

エマが叫んだあと俺たちは話していた二人のいる部屋に逃げ込む!

 

「おお!これはこれは奈落の門番、悩殺請負人でおなじみくノ一のおエマどのじゃない?」

 

全然お馴染みじゃないですけど!?

 

「・・・」

 

否定しろよ!

 

「貴方の武勇は方々から聞いているよ。ねぇ、暗殺を依頼した人を話してくれればうちで雇ってあげてもいいよ?貴方の武勇を腐らせるのは惜しいの。」

 

なんかスカウトが始まった・・・

 

「よく言いますね。そちらも武勇を残している幹部を持っているくせに・・・」

 

この流れってもしかして・・・

 

「多くの仲間に慕われながら、誰も傷つけたくないからと一人でシマ荒らしをした組を壊滅させた孤狼のシディ。」

 

「覚えていてくれて嬉しいぞ。」

 

なんか普通に出来そうで怖いな・・・

 

「あなたの背中の刺青と耳を見るだけで敵対する組は怯えますからね・・・そして氷のような目で相手を屠り、それでいてときに熱くなりすぎた仲間の頭を冷やす氷女(ひょうじょ)のヒサメ。」

 

「そんな風に言われてたんだ。」

 

完全に役になり切ってる・・・

 

「そして組を傷つけるものは全てドスと拳だけで粛清する女・・・義女(ぎじょ)のフィーア。」

 

「私は居場所を守るだけです。」

 

全員実際にそんな名前がついてそうで怖い!

 

「ですが私は里のことはしゃべりませんよ!」

 

エマが答える。

 

「そう・・・なら二人を縛りあげて!直々に拷問にかけるから。」

 

こうして俺たちは拷問を受けることになった・・・

 

「く、く~~っ」

 

「ぎゃあああ!」

 

エマは緊縛、俺は木馬責めを受けていた。

 

「ちょっと待て木馬攻めはそういうプレイで江戸時代にはないんじゃ・・・?」

 

俺は木馬の角に苦しみながら答えると

 

「いいえ?戦国時代に女囚や異教徒に行われた拷問ですよ?」

 

フィーアが答える。

 

「それにエマの緊縛明らかに何かを狙ってないか!?」

 

俺は問い詰めるが無視されてエマへの尋問となる。

 

「さぁ、アーシの暗殺を命じたのは誰?」

 

「忍者村の・・・」

 

俺は痛みから言いそうになるが・・・

 

「零士さん!私たち忍びにとって…生まれた里を売ることは殺人よりも重い罪なんですよ!」

 

忍びでも生まれた里でもないのに・・・

 

「さあさあ、はかないとその荒縄と木馬の角が体に食い込むぜ?」

 

カゲチヨが言う。

 

「はぁっ・・・はぁっ・・・」

 

「耐えがたい恥辱と苦痛でしょうね・・・」

 

「楽になったほうが良い。俺たちもお前たちがこんなことになるのは辛いんだ。」

 

ヒサメちゃんもシディも様になってる!

 

「ふっ・・・これしきのこと里で受けた修業に比べれば屁でもありません!」

 

俺は受けてなくてもう限界なんだよ!

 

「ふうん・・・流石は伝説のくノ一といったところだね。次の拷問でも同じ態度でいられるかな?」

 

そして出てきた次の拷問は

 

「・・・・んぶ・・・ぐ・・・ぷはぁ!ぜーぜー・・・」

 

「ぐわあああ!?」

 

エマは水攻め、俺は縄を腹にくくりつけられてカゲチヨとシディに左右に引っ張られていた・・・

 

「ちなみに零士さんが受けてるのは瓢箪攻めと呼ばれる拷問だよ。」

 

やばい苦しい・・・

 

「エマちゃんのほうは三分耐えたね。吐かないなら少しづつ時間を伸ばしていくし零士さんもさらにきつく締め付けるよ・・・?」

 

カンナが誘惑するしかしまたエマは

 

「十分だろうと一時間だろうと・・・同じことです・・・」

 

「そうか・・・そんなに水が好きなんだ・・・」

 

「~~~~~っ」

 

ヒサメちゃんが冷酷な目でエマを沈める・・・五人とも役になり切りすぎだろ・・・

 

「げほげほ・・・」

 

「エマ・・・流石に俺もやばい・・・」

 

「大丈夫ですよ。零士さん私たちはあの里での修業を乗り越えたじゃないですか・・・」

 

そうしてエマが思い浮かべたのはシンクロナイズドスイミングだった!

 

「それは違うだろ!?」

 

「零士さん、今はアーティスティックスイミングですよ。」

 

フィーアちゃん現代っぽい突っ込みしないで!?

 

「引っ張って。」

 

ぎゃあああ!間違ったからカンナちゃんの命令で引っ張られた・・・

 

そして次も拷問に移行した・・・

 

「この手はあまり使いたくないんだけどね・・・強情なあんたたち自信を呪ってよ。」

 

俺は話そうとしたのにエマが・・・そのときだった・・・

 

「ぐあああ!」

 

エマは手足を縛られ天井に吊るされた!そして俺も・・・

 

「なんじゃこりゃ!?」

 

両足を顎につくまでエビのように折り曲げて縛りあげられた。

 

「ふふふ・・・それはそれぞれエマが駿河問い、零士が海老攻め、どちらも江戸幕府公認の拷問の中でももっとも過酷な部類の拷問だよ・・・」

 

見た感じならバライティみたいに思えるけどきつい・・・

 

「ここからエマは背中に重石を乗せて右へ左へひたすら回転させるんだけど・・・それだと可哀そうだからヒサメとフィーアによるこちょこちょにする。」

 

「こちょこちょですって!?」

 

カンナの言葉にエマは戦慄する。

 

「ちなみに零士はそのままの体勢だと全身の血行が停滞していって痛みが増すんだけど・・・時間もないし鞭で叩いて痛みが出るのを速めるよ!シディ!」

 

「ふん!」

 

バチン!

 

「ぎゃあああ!」

 

エマの方も・・・

 

「こちょこちょ・・・」

 

「どうですか?くすぐったいでしょう・・・」

 

「うっ・・・くっ・・・あひゃひゃひゃ、やめてくだしゃい・・・」

 

「う~んどっちも口を割りそうにないしもっときつくするか。」

 

もうだめだ・・・あきらめかけたその時だった・・・

 

「ぎゃあああ!」

 

いきなりカゲチヨが倒された!

 

「縄抜けの術!」

 

エマが縄をほどいていた!

 

「最初からやれ!」

 

俺はエマに縄を解かれながら突っ込む。

 

「やはりやるね・・・地獄に行くのはどっちか白黒つけましょうか?」

 

カンナちゃんがエマを煽る。

 

「さあ、終わりにしましょう!」

 

全員が襲い掛かってくる!

 

「天誅!」

 

「ぐっ!」

 

「あぁ・・・」

 

「無念・・・」

 

「げほっ!」

 

こうして俺たちは五人を倒して屋敷の外に出た。

 

「なんとか任務を遂行できました。」

 

「もうこれで終わりだよな。俺体が痛すぎてもうだめだんだが・・・」

 

すると鴉が巻物を落とした。

 

「これは!里からの新たな任務です!」

 

はぁ!?

 

「次の悪代官は・・・」

 

もう嫌だ~!

 

sideカゲチヨ

 

「はい、エマちゃん、カレコレ屋の皆、今日のギャラね~」

 

俺たちは報酬をもらった。

 

「いや~こういうニッチなビデオの出演料は美味しいですね!」

 

エマがにやつく

 

「ホント拷問の知識ってこういうのでも役に立つんだね!」

 

カンナが笑顔で言う。ホントにドS だな・・・

 

「二人ともごめんなさい役に入りすぎちゃった・・・」

 

ヒサは演技上手いからな・・・

 

「だが着物も着れて嬉しかったぞ。」

 

「まぁ、たまにはこういう依頼も悪くないですね。」

 

シディとフィーアも満足できたようだ。

 

「おれが下っ端なのは納得いかないけどな・・・」

 

俺がそういうと

 

「「「「いやこれ以上ないくらい様になってた(ました)よ?」」」」

 

ヒサとカンナ、フィーアとエマに言われた・・・

 

「エマ・・・!結局こういう仕事だったのかよおおお!」

 

「ぎゃあああ!鮮やかな忍者チョーク!」

 

エマ・・・また零士に仕事内容言ってなかったのか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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