妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
銀魂と呪術廻戦のあのキャラも登場させます!
side妖精王
俺はある日森のある秘密の場所に向かっていた。住人はもちろん娘や妻さえ入れないところだ。何故そこに向かっているかというと十年前にさかのぼる。その時の俺はフィーアとの約束を守るために奴隷を救って自立させるために奴隷市で交渉していた。
ー十年前ー
「これでどうですか?奴隷商さん?」
「こ、これほどの額で全ての奴隷を買いあげるつもりですか?しかし病気に罹ったものや怪我をしているものも・・・」
「何度も言わせるな全部じゃ。全部この金で買い上げるといってるきに。」
俺と編み笠を被った茶髪のロングヘア―の女性が交渉する。この女性は陸奥(むつ)といい異宙海賊だったところを俺がスカウトして住人が増えたために作った貿易会社の社長をさせている。
ちなみに戦闘民族の夜兎(やと)という異宙人だ。
「わ、わかりました。予約があったものも全てですね。お金は手に入るのはうれしいですが信頼が無くなってしまいますね・・・」
「妖精王に襲われたとでも言っておけ。」
人間は俺を恐れているからなそれで解決・・・
「それに実はあなた様の他にも今回の地衝月に異宙の大物が来るんですよ・・・」
マジでか・・・ちなみに俺の場合は権能を使って植物から植物までテレポートしてきてるんだよね。ヒサメたちが外にでて里帰りするときもその手段で行かせようと思っている。
「で、誰なんじゃその大物というのは?結界はワシらがエルフに頼んで人間に贈呈させた結界を張っておるから敵意を持った奴は入れないはずじゃ。」
トッププレデターがしつこく関与させろってうるさかったんだよな・・・
「征服者バルボア様、異宙の数々の地を征服してきた武人です。確か妖精王の森も征服しようとしてましたよね・・・?」
あ~、あいつか・・・まぁ、迷路のような道に凶暴な妖精に手こずって食料とか無くなったから帰って行ったし俺やアヌビスだったら勝てるだろうし大丈夫か。
「まぁ、この町で戦うってなったら火の海になっちゃうけどね。」
「ま、ワシらには関係ないの。では奴隷は全部買い取らせてもらうぞ。奴隷は幻術でごまかしておくからバルボアがきたら適当にあしらってくれ。」
「え、ちょ、待ってください!?」
俺たちは奴隷商人を無視して奴隷たちの檻を外した。
「妖精王様・・・私たちはどうなるのですか?」
「大丈夫、きっと幸せにしてあげるから。」
俺は奴隷の皆にそう言って権能で森に送った。
そして入り口から出たときに
「お疲れさまでした!今回の交渉はどうでしたか?」
水色の髪をしたスーツを着た女子にそう聞かれた。
「ああ、無事に交渉成功じゃ。奴隷たちは皆森の住人になった。」
陸奥が答える。
「護衛ご苦労様。三輪。」
「はい!」
この女性は三輪霞(みわ かすみ)貧乏で弟を二人養っているところを高給でスカウトした。特殊な結界を張れる異宙人で剣術の腕も一級品なので弟たちを森で過ごさせる代わりに陸奥の補佐ということで会社に所属してもらっている。
「良かったですよ!この前みたいな粛清はこりごりですからね!」
ああ、あれな・・・
「儂らの理念が気に食わんからと襲い掛かってきたから奴隷商を壊滅させたことじゃな。まぁ、あれは最終手段じゃな。」
ほとんど陸奥の拳でノックアウトされて俺と三輪の出番なかったけどな。
「で、今日はもう夕方ですし帰るのは明日でもいいですよね。私、美味しい鍋料理屋見つけたんで食べにいきましょうよー!」
まぁ、森は三人が守ってくれてるし・・・偶には森のために頑張ってくれてる二人をねぎらうのも王の役目か・・・
「いいよ、食べに行こうか。」
「しょうがない、食べ放題で行くぞ。」
「やっぱり陸奥さんって大食漢ですね!?」
俺たちは向かった。片目が落ちたので異宙人に懲罰房で罰を受けてる人間の奴隷がいたことに気づかずに・・・
sideハウンド
俺たちは市場の奴隷たちを救うために攪乱してたんだが・・・
「なんかおかしいなカッゼ・・・」
「ああ、お前に言われなくても分かってる。」
そう俺たちの追跡が緩い気がしたのだ。もちろん心臓を狙ってきてるのだが・・・
「なんだか追いかける気力がないっていうか・・・」
「だがあの方ならきっと大丈夫だ。」
そうだな!なんたって一番人を助けるのに向いてるしな!
sideアザミ
俺は人間の奴隷を助けたのだが・・・
「なんだか機械的に逃げてる気がするな・・・」
俺が逃げろと言ってから逃げてる感じが否めない・・・なんなんだ・・・
そうして懲罰房に行ってみると・・・
「お前の目ん玉のせいで俺が怒られたじゃねーか。」
「・・・」
片目を失った少女がいた・・・
side妖精王
「ふー、お腹いっぱいです!」
三輪がそう言ってお腹をさする。
「まぁ、満足じゃな。」
陸奥は三輪の倍近く食べてたよな・・・相変わらず夜兎ってすげぇ・・・
そう思っているとなんだか奴隷市場の方が騒がしかった。
「どうしたんだ?」
俺が市場の職員に聞いてみた。
「三体の吸血鬼が職員を殺して感染症で目ん玉が落ちた人間のガキを奪って行ったんだよ!それで今あと処理に追われてるんだ!」
は?
「どうやらワシらは牢屋の奴隷だけ森に送ってしまい懲罰房を見るのを忘れてしまったようじゃの・・・」
「まずいんじゃないですか!?これ?」
ああ、あの商人房に奴隷がいたこと言っておけよ・・・!いや、責任のなすりつけ合いをしてる場合じゃない。早く奴隷を見つけて無事かどうか見に行かないと!俺はすぐに植物と視覚を共有し赤い髪が特徴の奴らを見つけた。
俺は二人を連れて人気のない場所に行く。
「見つかったのか?」
陸奥が聞く。
「ああ、アザミが咲いてて草花に囲まれてるからワープできる。」
「行きましょう!」
三輪の言葉に同意し、俺たちは奴らのアジトにやってきた。
透視能力のある俺の目の視覚を二人と共有して見てみると・・・
「どうだった?」
「酷いですね。目以外にも色々傷ついてる。適切な治療が必要です。」
あの鈴の吸血鬼と仲間と思われる。長髪で頭脳派そうな男といかにも短髪で元気そうなやつと懲罰房に入っていたと思われる奴隷がいた。しかも・・・
「なんか優しそうな奴らじゃの・・・」
そう、陸奥の言う通りカゲチヨの村を滅ぼした奴と同一人物?と疑いたくなるほど優しかったのだ・・・
「病院に連れて行くか?」
「いえ、この近くにはありません。僕が見るのが一番かと。」
長髪の男と鈴の吸血鬼が話す。
「ならいっそのこと俺らの血を分ければ目も治んじゃね?」
短髪そうな奴が話す。
「吸血鬼の血に適応できる人間は少ない、この子を殺したいのか?」
長髪がそう話す。へぇ・・・カゲチヨが適応できたのもレアだったんだ…知らなかった。
「お前の意見はどうなんだ?カッゼ。」
鈴の吸血鬼が長髪の男・・・カッゼに聞いた。
「レイナ・ガーベラが現れるまでこの子を保護して確保後、適切な施設に送るのがベストかと。」
レイナ・・・トッププレデターの・・・なんかきな臭くなってきたなぁ・・・
「で、どうするんじゃ?施設に送られたらこの子を引き取るという手もあるが・・・」
陸奥がそう言ってきたが・・・
「いや、トッププレデターの情報は手に入れておきたいしやつらがまだあの子に危害を加えないとも限らないしアイツ等の任務が無事に終わるとも限らないからな。俺たちはここで見張りながらあの子の護衛をする。」
「「了解」」
こうして俺たちはあの四人を見張ることになった・・・