妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼人は不動産の関係者だった。
「弊社では男性でも女性でも住めるシェアハウスを運営しておりまして・・・その宣伝動画を作って欲しいんです!
「宣伝動画ですか・・・?」
ヒサが聞く。
「皆さんで数日間住んでもらってその映像でうちの物件をアピールってわけです!」
いやいや!
「無理っす!俺本当に他人と住むとか無理なんで!」
「住むと意外と楽しいですよ?ノリで行けますって!」
こいつ陽キャだ・・・
「依頼をえり好みするとは貴様も偉くなったもんじゃのぅそれでも何でも屋か?」
ボティス、てめぇ・・・
「一緒に住むだけだしいいんじゃない?」
「だらしない生活を叩きなおしてあげますよ。」
カンナとフィーアと一緒だから嫌なところもあるんだよ!
「今晩から皆さんでお願いします!」
「なぜワシが頭数に入っておる?」
「ウチの物件ペットOKなのでお願いします!」
「誰がペットじゃ!貴様!」
「うん、ボティスは解体可能なペットだからね!」
「カン子!?」
「俺は一緒に住めて嬉しいぞボティス!」
シディはともかくカンナに殺されないように俺とボティスは気張らないとな・・・
sideシディ
一日目の朝俺は起きた。どうやら俺が一番に起きたみたいだな・・・
「調度いいからみんなの朝ごはんでもつくるか。」
そう呟き準備しようとすると
「シディさん、おはようございます。」
フィーアが外から帰ってきたようだ。
「フィーアはもう起きていたんだな。俺が最初かと思ったぞ。」
「はい、今日は鹿肉が取れたのでどうぞ。」
今日の朝ごはんは鹿肉を添えたサラダにするか・・・
「二人とも朝からご苦労なことじゃな。」
ボティスも起きていたんだな。
「おはようございます。ボティス、早起きなら今度私とランニングでもしませんか?」
「なぜワシが朝から疲れねばならんのじゃ!」
俺たちはヒサメを起こしに行ったのだが・・・
「すー・・・すー・・・」
「相変わらずなんであの寝相で熟睡できるんですか・・・」
確かにベットに横で寝て頭が床につきそうになってるからな・・・
「可哀そうだが朝ごはんが冷める前に起こすか・・・」
その瞬間
「朝ごはん!今朝ごはんって言った!?」
「現金なやつじゃなヒサ子。」
「違いますよボティス、あれは本能です。」
ヒサメが起きた。
そして朝ごはんを食べるころに
「ふぁー・・・まだ眠い・・・ボティス解体してもいい?」
のそのそとカンナが起きてきた。
「相変わらず寝起きが最悪じゃの・・・」
「血まみれになるのでやめてください・・・」
ボティスとフィーアが注意する。
「あー・・・朝からうるせーぞ・・・」
そしてカゲチヨも起きてきた。
「カゲがもう起きてる!?」
ヒサメが驚く。確かにカゲチヨはいつも寝坊してるとヒサメが言っていたな・・・
「寝ずに今までゲームしてたからな。」
「もう・・・初日から不健康な生活して。」
「まぁ、それも今日までです。これからは毎朝私の狩りとジョギングに付き合わせますから嫌でも健康的になりますよ。」
「嘘だろ!?」
良かったな!カゲチヨ
そうして俺たちは朝食を食べ終わった。
「お腹いっぱい!」
「それは良かった。」
「狩ってきたかいがありました。」
「じゃあ、俺今から寝るから部屋の前に夕食置いといてくれ。」
「引きこもりかよ。」
カゲチヨ・・・
「それは良くないとおもうぞ・・・」
「これから毎朝三時起きになる奴に鞭うちすぎだろお前ら!?」
カゲチヨは涙目になった・・・
sideフィーア
そうして数日後私は部屋の掃除をしていたのですが・・・
「カゲチヨ、邪魔です。どいてください。」
カゲチヨがゲームをしてて掃除ができない・・・
「住み始めたばっかだから汚くなってないだろ。」
「皆で暮らす部屋なんですから。私は綺麗な方が良いんです。」
「少しくらい汚い方が落ち着くけどな。」
屁理屈ばっかりですね・・・そうだ。
「粗大ごみがあるから捨てましょう。」
「へ・・・ぎゃああああ!」
私は窓からカゲチヨを投げ飛ばした。
「これできれいになりました。」
sideカンナ
アーシとはタオルを取ろうとしていたんだけど
「どこの棚だったっけ・・・」
アーシが探していると
「よっと。」
「シディ!?何してるの!?」
「これなら棚の中もよく見えるし探したいものもよく取れるだろう。」
「ありがとう・・・でもタオル見つかってないんだよね。」
「何!?」
フィーアちゃんが見たら嫉妬で狂いそうな光景だね・・・
sideカゲチヨ
「いてて・・・フィーアめ高く投げ飛ばしすぎだろ・・・」
朝のランニングと狩り地獄を終えたのにこれかよ・・・とにかく家事の手伝いをしないと俺のこの家での人権がなくなる・・・そう思って洗濯をしようと洗面所に向かったんだが・・・
「ふふふ・・・ここにシディさんの下着が・・・」
フィーアがいかにもな雰囲気で洗濯籠の前にいた。
「何してんだお前!?」
「きゃ!カゲチヨもう戻ってきたんですか!?」
「それよりもお前いまシディの洗濯もので何しようとしてた!」
「関係ないじゃないですか!それよりもあっち行っててください!」
「お前じゃ任せられねぇ!洗濯は俺がやる!」
「どうせヒサメちゃんの洗濯もので色々と考えて時間かかるんですからだったら私がやった方がいいんですよ!」
「う、うるせぇ!良いから俺に・・・うわ!」
「あぁ!」
俺たちは転んで洗濯物が頭に掛かる!
「フィーアちゃんこのタオル脱衣所に・・・って何してるのカゲとフィーアちゃん?」
ヒサ!?
頭に掛かってるのってシディとヒサの・・・
「・・・変態。」
「いやこれはフィーアの暴走を阻止したんだよ!」
「カゲチヨが止めるからこんな惨事になったんですよ!」
俺たちは必死にヒサの誤解を解いた。
その後も少しトラブルが続いた・・・
「結構電気溜まってるな・・・」
ビリリ・・・
「うげげげげ!」
「ごめん!」
ヒサの放電で痺れたり。
「新しく買ったアイアンメイデンだー!」
「騒がしいぞって・・・うわっ!」
「あ、アイアンメイデンに・・・」
バタン!グサグサ・・・!
「ぎゃあああ!」
カンナの買ったアイアンメイデンに転んでダイブしたり。
「169,170,・・・」
「なぁシディ・・・ぶへっ!」
「あ、ごめんなさい。」
シディに用があって近づこうとしたらその近くでフィーアが蹴りの練習したりしてて顔面に当たって散々だった・・・
「体がボロボロでもう生活に口だしすんなとかのレベルじゃねー・・・」
俺は癖のある三人の生活に振り回されながらシディの作る飯だけを楽しみに依頼の期間を過ごしたのであった・・・
sideカンナ
「どうでしたか?映像はこんな感じにできましたけど・・・」
「改めてみれば喧嘩してるシーンが多かったな。」
アーシとシディが言うと
「カゲチヨさんが一方的にボロボロになってましたけど・・・まぁ複数人で暮らすとこんなことばかりですよ!リアルでいいじゃないですか!楽しいことも沢山ありますが大変なところもあります。ちゃんと両方あるのでOKです!」
こうしてアーシたちは依頼を終えた。
sideシディ
「やっと帰ったか・・・騒がしい連中が消えて清々するわ。」
「それは寂しいということか?」
俺はボティスに言う。
「カゲ男たちと帰ったんじゃなかったのか?」
「ボティスが一人だと寂しいと思ってな。」
「儂は感傷に浸ることなどせんわ。」
「俺は寂しいから一緒にいてもいいか?」
「付き合いきれんわ。ワシは寝る。」
ツボに入らずに寝てくれてる・・・
「ありがとな。ボティス。」
sideカゲチヨ
「アーシたちさ結構共同生活向いてたよね!」
「確かにそうですね。森で三人で共同生活してたころを思い出しました。」
「あの頃はテレビの番組を変えるのにもめて家を半壊させてお父さんに迷惑かけてたっけ。」
クリスも苦労したんだな・・・・俺もあの依頼人にボーナス貰ってなかったら心が折れてたぜ・・・
「カゲ、また五人で暮らしたいよね!」
「ああ・・・・」
それまでに家事完璧にして三人の生活把握しとこう・・・
Qボティスのことどう思ってますか?
シディ「友達だぞ。」
カゲチヨ「やなやつ!」
ヒサメ「カゲの兄弟かな・・・?」
フィーア「ペットですかね。シディさんが気に入ってますし生意気言っても罰しません。」
カンナ「解体できる悪友かな?」