妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日からある依頼でゼクスとハツキ、シディと一緒にホストとして働くことになった。
「今日から新人が四人入る。早く戦力になるように色々教えてやれ!」
先輩から挨拶を促される。
「シディだ、よろしく頼む。」
「ハツキです。ご指導のほどよろしくお願いします。」
「ゼクスだ、お願いします。」
三人とも見込みのある人材だ。お前ら頼むぞ。
「カゲチヨです!よろしくお願いしまーす!」
俺も挨拶したのだが・・・
「こいつはおまけだ。」
「ヒデぇ!?」
いきなりの戦力外通告に心が折れそうになった・・・
そして先輩に業務を教えて貰うことになったのだが・・・
「うぬ?なんだか落ち着かないな。」
「わかるぞシディ。こんな格好は趣味じゃないし似合ってないだろ。」
シディとゼクスはそういうがこれ以上ないほど様になってる・・・嫌味か?嫌味なのか?
「いやいや、似合ってるぜお前たち。」
「髪がさらさらしすぎてて毛繕いのし甲斐が無い。」
「そこなんですね・・・」
「ホストは毛繕いしねーんだよ!!」
シディは相変わらずの発言でハツキと先輩に突っ込まれる。
「俺もみてくださーい!」
俺も先輩にセットした髪と衣装を見せたんだけど・・・
「うん、まぁ、うん・・・もっとこう・・・髪で顔隠せないかな?」
もうそこまで来たらはっきり言ってくれよ!気を遣うのも立派ないじめだぞ!?
そして先輩は三人に注意事項を教える。
「シディ、ゼクス、ハツキ、お前たちに一つ言っておくぞ。他のホストの客を取るのは爆弾と言って絶対にやってはいけないご法度だからな!!」
「わかった。」
「俺につく客なんているのか・・・?」
「卑屈になってはいけないですよ。ゼクスくん。」
もう絶対に取られないからっていう確信で俺に言わないのか!?
そうして俺とシディ、ゼクスとハツキで分かれてヘルプに入る。
「カゲチヨです。よろしくお願いします!」
「シディだ。よろしく頼む。」
「今日ヘルプで入るから。」
「そーなんだーよろしくねー。」
先輩が相手をしている相手をみて俺たちはアイコンタクトを取った。
彼女が依頼にあった・・・
そして先輩はやっぱりシディに話しかける。
「こいつは俺の太客だからしっかり頼むぜ。」
「太客?」
「沢山お金を使ってくれる太っ腹な客だよ。」
そんなことを話してると
「なに話してるの?」
女性が聞いてきた。
「こいつは俺の本命だから手だすなっていったんだよ。」
「えー!嬉しい!!ってか妬いてるの?私は浮気なんてしないよ。」
「マジかよ?お前は俺の全てなんだからな。」
すげぇ面の皮の厚さだな・・・
「プロだな。」
「うむ。」
そしてメニューを開いてみたが・・・
「うわっ!たけっ!!」
値段が普通に飲食店やお店で買うより高かった!
「飲み物はだいたい相場の十倍、さらには酷いところだとTAX40%なんて店もあんだ。」
先輩が教えてくれる。えげつないな・・・
「でもこのお店は良心的だよねーTAX39%だもんね。」
家電量販店?それ良心的なのか?俺は疑問を持ってしまう・・・
そうして俺たちは裏で工作しながら働いていた。そして成績発表になった。
「シディ!ゼクスにハツキも!今月売り上げ俺に続いてナンバー2,3,4,ってスゲーな!何したんだ?」
先輩はシディに詰め寄ってくる。
「俺は何もしてないが?」
「優しく話を聞いてただけですよ。」
「自信はなかったがな・・・」
「天才かよー」
俺も三人をねぎらうか!
「三人ともすげーな。」
「は?なにタメ語で喋ってんだ?お前は売上最下位だろ?三人には敬語で話せ。それから今日まで四人でやってた雑用はお前ひとりでやれ。そして靴を舐めろ。」
「そこまで!?」
最後のはパワハラだろ!?
「ホストの世界は売上が全てなんだよ。」
先輩からきついことを言われる・・・
「カゲチヨ、お前の魅力はわかる人にはわかるさ!!」
「シディさん、それ逆効果・・・」
「カゲチヨはまずヘタレなところを直さないとな。」
三人とももうやめて・・・
そして俺たちは別れて行動する。
あの女性と外で分かれたところで俺とゼクスが聞く。
「あの人なんで外で待ってるんですか?」
「あん?そりゃアフターだからな。営業の後客と一緒に過ごすことだ。」
「それから聞きたいことがあるんだが・・・」
ゼクスが先輩に質問をする。
「俺急いでるんだ。早くしろよ。」
sideシディ
俺たちは女性のもとへ行く。
「お、奇遇だな。」
「寒い中大変ですね。」
「あ、この前の新人さんたち。」
俺たちは声を掛けた。
「すこし喋ってもいいか?」
「えぇ・・・」
そして数日後
「てめぇ何しやがった!」
先輩から俺は怒鳴られた。
「何がだ?」
「とぼけんなや。こいつが指名替えしたいって言いだしやがった。お前俺の女に手を出したな?」
カゲチヨの作戦通りだな・・・
「シディ君は何もしてないよ!!私がただシディ君と一回話してみたいって思ったの。」
「なんでだよ?」
「最近冷たいし・・・私に夜の仕事やれって言ってきて不安になっちゃって・・・」
依頼人が言ってたとおりだな・・・
「ざけんなっ!!ホストは基本的には永久指名制だ!!だいたいテメーは俺の駒だろうが!なにてめーが俺を切り捨ててんだよ!!」
本性を現したか・・・
「なんだよ?シディになにか・・・おごほっ!!?」
先輩は俺の拳を鳩尾に受けて倒れた。
「俺は今限りでホストを辞める。それなら爆弾もなにもないだろ?」
「待て・・・にが・・・すか・・・」
俺は彼女の手をとり用意していた三輪車につけていた籠に彼女を乗せて走った。
sideカゲチヨ
俺たちはシディと待ち合わせた場所で待機していた。
「ありがとう。あのホストに騙されてるって教えてくれて。」
彼女とシディがやってきた。
「もしかして私のこと・・・」
「すまない、俺はお前に恋愛感情はない。」
「じゃあなんで・・・」
俺たちは出てきて言う。
「そういう依頼だったんだ。」
「えっ?ゼクス君とハツキさんと・・・誰ですか?」
「やっぱりかよ!?」
俺もヘルプで入ってたのに入ってないゼクスに知名度で負けた!
「依頼ってどういうこと?」
「俺たちはカレコレ屋っていう何でも屋をやってんだよ。」
彼女の友人が依頼人で彼女がホストにハマりすぎて両親からお金を盗んだり夜の仕事をしようとして心配したが連絡も取れなくなったから依頼したことを話した。
「俺たちはサポートで呼ばれてな。」
「まぁ、あの男の本性はこっそり撮ってありますしこれで評判はガタ落ちですね。」
ゼクスとハツキが言う。
「それでか・・・でも私には彼しかいなかったの・・・結局その彼にもATM扱いされてただけだけどね・・・」
「・・・あんたシディと話してすぐに指名替えしたろ?」
「え?」
「結局さ誰でもよかったんじゃねーの?アンタは誰かに依存したかっただけでさ、ホストに依存しなくてもお前の事心配してくれる友達がいんじゃん。だからさホストしか自分にはないなんて言うなよ。」
「・・・」
なんだ・・・ジーと見てきて・・・
「俺がカッコいいこと言ったから惚れちまったか?」
「いや、髪型面白いなーと思って。」
「ドンマイだ・・・カゲチヨ。」
ありがとよゼクス・・・そして元気になってくれて良かったよ!
その後彼女は依頼人との仲を修復したらしい。
そのころカレコレ屋では・・・
ヒサメ「そういえばカゲたちホストやるらしいよ。」
カンナ「へー、キラキラしてて面白そうじゃん!アフターでホストに拷問とかしていいのかな?」
フィーア「ダメに決まってるでしょう・・・シディさんがホスト・・・見たいのと同時に嫌な予感がします・・・」
カンナ「そういえばゼクス君もホストやるって言ってたな・・・面白くないかも・・・」
ヒサメ「カゲは女子と話せなくて首になりそうだけど大丈夫かな・・・」
カンナ・フィーア「「確かに・・・」」