妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideフィーア
私は最近人気のバンドのライブに行くために電車に乗っています。
「最近海外で電車で悪戯した人もいるっていうし気をつけないといけませんね。」
そうして私は人の多い電車に乗っていたのですが・・・
「あの人・・・ロシア系の白人ですね。」
バックを持った外人の乗客がいました。カレコレ屋や森での影響か色々と観察する癖がついてしまってますね・・・
そう考えているとバッグをシートの下に置いてそのまま降りて行ってしまいました。
「ちょっと待って!忘れ物ですよ。」
取りあえず英語で叫んでみましたが振り向くことなく行ってしまいそうだったので・・・
「すみません。落としましたよ。」
「!!??」
恥知らずは承知で電車の座席を蹴って素早く電車から出て高速移動で男の前でバックを渡そうとしたのですが・・・
「shit!!(くそ!)」
何故か逃げようとしたので
「何で逃げるんですか?怪しいので鉄道警察に行きましょう。」
「GET OFF ME!(離せ!)」
わめく男をよそに私は鉄道警察に行った。
「すみません、この外国人が何か不審物を置こうとしていたので捕まえました。」
「わかりました。事情を聞きます。」
私は警察に男が荷物を置いて逃げようとしたこと。呼びかけも無視したことを話した。
「わかりました。男のほうは詳しく事情を聞く必要がありそうですね。荷物も私たちに・・・」
その瞬間だった!
パン!
「くっ!」
「何だ!?」
バッグが膨らんで破裂しました!
白い煙を上げるバッグに私は嫌な予感がしましたが外人はしばらく拘束されるみたいです。
「災難でしたね・・・」
私は次の駅に乗ろうとしていたのですが・・・
「あれ?フィーアちゃんどうしてここに?」
「あれ?二人とも奇遇だね?」
なんとヒサメちゃんとカンナちゃんがいました!
「二人はどうしてここに?」
「アーシはここに当たるって評判の占いやがあるって聞いて!」
「私はここに美味しい飲食店があるって聞いたから・・・」
マジですか・・・
また二人を厄介ごとに巻き込んだ予感に襲われていると
「あれ?どうしてお前らもいるんだ?」
「奇遇だな皆。」
カゲチヨとシディさんまで・・・
「二人はどうしてここに・・・」
「俺はこの町なら限定アニメのDVDがあるって聞いたからな!」
「俺は珍しい食品があると聞いてこの町のスーパーにようがあってな。」
二人とも趣味でここに来てたんですね・・・
「そういうフィーアちゃんはどうしてここに?」
ヒサメちゃんに聞かれたので私はこれまでのことを話した。
「ふーん変なことする人もいるんだね。」
「いたずらにしては悪質だな・・・」
「忘れろよ。そんな子供の悪戯する奴なんて。」
カンナちゃんとシディさん、カゲチヨはそれぞれ言う。
「それよりフィーアちゃんライブは大丈夫なの?とっくに時間だと思うけど・・・」
あ・・・私は駅の時計とヒサメちゃんの言葉で絶望しました・・・
こういう場合ってキャンセル料とられるんですかね・・・
noside
この駅の事から二日後海外で悪戯が起きた電車に乗っていた人が天然痘を発症した。
そしてこの前起きた電車の事件と関連して捜査が行われている。
sideカゲチヨ
フィーアが遭遇した事件から三日後俺たちはカレコレ屋でのんびりしていたのだが・・・
「お前たち!急いで病院に行くぞ!」
何故かオーナーが慌てた様子でやってきた。
「どういうことっすか?」
「いいから車に乗れ!」
俺たちは訳も分からず車に乗せられ俺たちは病院に向かった。
そして・・・
「いつっ・・・」
皆注射を受けさせられた。
俺たちは病院の待合室で話した。
「いたた・・・いきなり注射されたんだけど・・・」
「何かの予防注射か?」
「何か流行してるのってあったっけ?」
カンナもシディもヒサも訳が分からない顔で言っていると
「ちゃんと受けられたか良かった。」
オーナーがやってきてほっとした顔で言った。
そうしてあの電車の事件から五日経ったころだった・・・
「〇〇駅で起きた白煙事件の被害者に天然痘の症状がでました。警察は男から事情を聞くとともに背後関係について捜査しています・・・」
驚きのニュースを見た・・・
「オーナーこれって・・・」
「ああ、お前たちにはワクチンを打たせたが間に合わなかった人もいてな・・・」
どうやらどこかの過激集団が威力検証に使われたらしい。
「致死率を高くするように調節されたらしいワクチンが聞いて本当に良かった。」
「私が捕まえてなかったらまた行われてたんでしょうか・・・」
フィーアは動かしてしまった責任もあるのだろう悲痛な表情でニュースを見る。
俺たちはオーナーの伝手を使って自衛隊の仮設施設に行ったが・・・
「ううっ・・・苦しい・・・」
「血が!発疹が!きゃあああ!!」
阿鼻叫喚の地獄だった・・・
「酷い・・・」
「むごすぎるな・・・・」
「核兵器と比べられるだけあるね・・・」
ヒサもシディもカンナもその威力とむごさに絶句した。
そして警察から依頼を受けて俺たちは男の情報を元に割り出した組織に乗り込んだ。
「ふん!」
「痛くするから!」
「あがぁああ・・・」
シディの炎の拳とヒサの電撃で兵器を出す前に倒され武器を手にしても
「それ!水流に砂利を混ぜて皮膚を切り裂くよ!これぞサンドカッター!」
「よくも利用してくれましたね・・・!」
「お前らはガチでクズだな・・・」
「ぎゃあああ!」
カンナのテクニックとフィーアの光の鞭や蹴りそして俺の血液の刀を使った剣術によって殲滅された・・・
そしてこのウイルス騒動も落ち着いてきたが・・・
「死者や発疹の跡が残った人は沢山いますよね・・・」
フィーアがそう言う。
「あんまり気にしない方がいいぜ。お前があのバッグを動かしたから助かった奴もいるし犯人を捕まえたからこうして組織を壊滅できた。そう考えればいいんじゃねーか?」
俺はフィーアを励ます。
「・・・ありがとうございます。」
「今日は皆でフィーアちゃんを励ます会をしよう!」
「そうだな!フィーアの好きなものを作ろう。」
「何でも言ってよ。」
「・・・じゃあ、クレープで。」
俺たちは前に進むしかない・・・一歩でも前に・・・