妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
ヤクザはもともと自警団の役目もあったのでそれになぞってあの男たちを出します。
吸血鬼編でも出そうと思ってるのでお楽しみに!
sideカゲチヨ
「急に呼び出すなんて何かあったの?」
「・・・・」
「カゲチヨがそこまで深刻になるなんてよっぽどのことがあったのか?」
「シディさん、こういう顔するカゲチヨはだいたいくだらないことですよ。」
「アーシ今日はオカルトの集会があるんだけど・・・」
「正直に話す・・・」
深刻な問題だ・・・
「明日投稿する動画がないんだー!」
「「「「・・・は?」」」」
いやいや・・・
「は?じゃねーだろ!明日投稿する動画がないんだって!」
「はい、解散。」
「やっぱりくだらないことでしたね・・・」
カンナとフィーア!お前ら冷たくないか!?
「別にお休みでいいんじゃない?義務ってわけじゃないんだし。」
「俺も同意見だ。無理は良くないだろ?」
「甘い!定期的に動画を投稿していかないとすぐに飽きられるんだぞ!」
「そんなんで離れていく人ならその程度のファンだったってことですよ。去る者は負わず向かうものを受け入れる。それが私たちのポリシーです。」
フィーア!お前の武士道精神は今どうでもいいんだよ!
「まぁまぁフィーアちゃんカゲがここまで言ってるんだから手伝おう。」
ヒサ~!
「だがどうする?依頼人を待ってみるか?」
シディの言う通りだ!なんだかんだそれが一番早いからな!
俺たちは依頼人を待ってみたが・・・
「来ねぇな・・・」
一時間待っても来なかった・・・
「なんでこんな時に限ってこないんだよ!」
俺は慟哭する。
「困ってる人が少ないのは良いことだけどタイミング悪いね。」
「もうこうなったら指名手配犯とか犯罪者を捕まえて片っ端から拷問するかアーシたちの代わりに森を守ってる武闘派の自警団の動画にする?」
「それってアイスピックで戦ったり刀でだるま人間作ったりする奴らか俺たちの動画じゃないし危ないだろ!」
カンナのアイディアに俺は突っ込む。
「依頼を知り合いにないか聞いてみるか?ヒサメたちは友達が多いし俺も何人か当てがある。」
俺もキモ5とかに連絡してみるが・・・
「皆から返信来たけどすぐに依頼したいことは無いって。」
「いつもトラブル引き起こしそうな人たちなのに今日に限ってなんで・・・」
フィーアの言う通りなんで今日に限ってアイツ等も暇なんだよ!(キモ5とミキとノリコ)
「依頼したいという人がいたぞ。」
マジか!誰だ?
sideヒサメ
「うおおおおぉぉぉ!」
「やるなサトウ!」
シディとサトウくんは三輪車で岩を引っ張っていた・・・
「こんな鍛え方があったとはな。」
「俺はほぼ毎日やってるぞ。」
「これが強さの秘訣か…もっと飛ばすぜ!」
なにこれ?
「サトウから修業の依頼だってよ・・・」
「修業なのにこれでいいんだ・・・」
「そうですね。まだ余裕そうですし足に重りを追加しましょう。」
フィーアちゃんそういう問題じゃないでしょ・・・
「動画のネタもできたしこれで一件落着・・・」
「いや・・・やっぱこれは没だ。」
え?なんで?
「需要だよ!男二人がひたすら修業って絵的に華がないだろ?」
「そうかな?腐女子とか少年漫画好きな人には受けると思うけど。」
カンナちゃんの言う通りだよ。
「そういうことじゃねーよ!男だけのサムネと男プラス女子のサムネ、どっちが再生数稼げると思う?」
「それは面白さによるんじゃない?」
私は答えるけど
「いーや違うね!!あきらかに女子ありのサムネの方が跳ねる!これは世界の心理だ!」
「まぁ、俗物的だけどそうですね。」
フィーアちゃんも?
「じゃあどうするの?」
「あ、アーシいいこと思いついた!」
sideカンナ
「瓜生のパン屋、新商品クリームメロンパン!」
「カリカリの生地にまろやかなクリーム!」
「美味しさの境地です!」
アーシたちは撮影を終えた。
「いや、確かに女子が写ってたし映えそうだよ・・・でもなんでパンの宣伝!?」
「グルメ×女子映え要素満点でしょ?」
アーシはカゲチヨの疑問に答える。
「だからって宣伝動画投稿しなくてもいいだろ!?しかも広告料がメロンパンって安すぎだろ!」
「瓜生さんのメロンパン美味しい~!」
ヒサメちゃんは大喜びだけど?
「とにかく!もう一本取らなきゃ満足しねーぞ!」
「見たけど凄い勢いで伸びてますよ。」
「ホントだ。カリンとヒサメさんたちが写ってるおかげだな。」
「良かった☆」
フィーアちゃんと瓜生さんが動画の視聴数を見て言う。
カリンさんの美人っぷりを視野にいれて良かった。
「とにかく!宣伝動画じゃないのを取りに町に行くぞ!」
sideカゲチヨ
俺は町で困ってるカップルを見つけて声を掛けたのだが・・・
「なに人の彼女に声かけてるの?」
「な、何か困ってるのかなーって・・・」
「こんな奴ほっといていこうよー。」
案の定キモがられた・・・
「やっぱ四人の誰かと合流して・・・」
そう思っていたのだが見てみると・・・
「ねぇねぇお兄さんこの後暇?」
「いや少し探し物をしていてな。」
「えーそんなの後にして私と遊ぼうよー。」
シディはいつも通りナンパされ、
「聖女様超激マブじゃん!俺と茶でもしばきにいかない?」
「お茶を・・・しばく?」
「お茶に行くって意味さ。」
ヒサも町の男たちからナンパされていたし、
「聖女様、このオカルトグッズなどどうでしょうか、未来を予言できるカード試してみませんか?」
「んーやりたいんだけど用事があって。」
「ならば黒魔術でその用事を無くしましょう!」
カンナもなんかローブを纏った怪しい集団と話していたし
「まず足の鍛えたかたで重要なのは・・・」
「相変わらず聖女のフィーアさんの講義はためになる・・・」
「帰ったら早速ジムで実践だ!」
フィーアはマッチョマンたちに鍛え方の講義をしていた・・・
そして数十分たったころ
「で!あんな囲まれてたからにはみつかったんだろーな!?依頼人の一人や二人や三人や四人・・・!!」
俺はイラつきながら四人に聞く。
「何怒ってるの?」
「すまん依頼人は見つからなかったんだ。一緒に遊びたいというのはあったのだが・・・」
「そりゃただのナンパだ!もしかしてヒサも同じか?」
「あ、うん・・・ごめん。」
「ん~カメラとかカゲチヨが呪われていいならいい企画見つけたんだけど・・・」
「もうこうなったら普段使っていない筋肉を鍛えて筋肉痛減少っていう動画にしますか?」
需要ねーだろ!
「こうなったら店とかに聞いて回るか。」
「でも相手にされるかな?」
「ハードルも高いんじゃないか?」
ヒサとシディが心配する。
「確かにデカい店だとなただ小さい個人でやってる店なら可能性はあると思うぜ。」
「まぁ、アーシたちは動画に関しては素人だし・・・」
「カゲチヨの意見に従いますよ。」
そうしていったのだが・・・・
「聖女様聞いてくれよ・・・迷惑系YOUTUBERのせいで商売あがったりなんだよ・・・」
魚屋のおやじが憔悴した顔で言ってきた。
「それは大変ですね・・・」
「この町はお父さんとの同盟で見回りもされてるんだけどね・・・」
クリスは町と同盟を結んで異宙人の捕縛や差別のケアのために人員をだして町の治安にも気を配っているらしい。
「確かヒサたちも町の見回りしてたこともあったんだっけ・・・」
「ああ、制裁が苛烈だったおかげで町で小さな犯罪を犯す人は少なかったそうだぞ。」
俺とシディがひそひそ言っていると・・・
「いえ~い!今度は魚の鱗にキスする企画を・・・」
バカなYOUTUBERが来た・・・
「ねぇ。」
「え?」
「親父さんに迷惑かけるなら脳に電流流しちゃうよ?」
「金を払えば何でも許してもらえると思ったら大間違いだから。札束で目を焼いてあげようか?」
「熱した油もいいですね。」
「ひぃ~!!」
YOUTUBERは涙を流して去っていった・・・
「これは動画にできないな・・・」
ヒサたち三人の恐ろしい側面を見たぜ・・・
しかしその後も風当たりは悪く解散となった・・・
俺は部屋に戻ってベットで横になる・・・
やっぱネタ探しは大変・・・ん?
「そうだよ、ネタ探しがここまで大変だってそれをネタにすればいいんじゃね?」
俺は今まで撮った画像を繋ぎ始める・・・
「もっと時間があれば・・・」
俺が焦っていると誰かが訪ねてきた・・・
「なんで一人でやろうとしてるの。私たちも手伝うからね。」
「うむ、雑用係なら俺にもできるぞ。」
「アーシもカゲチヨほどじゃないけど編集は手伝えるよ。」
「私も買い出しなら秒速でできますよ。」
お前ら・・・
「・・・分かった。」
そうしてサムネはシディに任せた。
「私がやっても良かったんですけど・・・」
いやフィーア、それだけは勘弁してくれ・・・
「ヒサとカンナは俺とシディの撮影を頼む。」
そうして俺たちは動画を完成させた。
「ハンドメイド感あふれてますね・・・」
「動画でここまで感動したことあんまりないよね。」
「一日で作るのにはそれだけ苦労があるってことですね。」
「それじゃあ皆ゆっくり寝るか。」
俺たちは翌日コメントを見ると・・・
「これってあの魚屋さんのコメントじゃない?」
「やりましたね。お礼に安くしてもらえるみたいです。」
他の商店街の人たちのも理解してもらえてうれしいぜ・・・
「行き詰ったら逆転の発想が大事なんだな・・」
「こういう積み重ねもまた経験の一つだな。」
俺とシディは今回学んだ教訓を言う。
「そしてゆくゆくは人気YOUTUBERだぜ!」
「今回みたいな作り方はもう嫌だけどね・・・」
ヒサ・・・皆本当にありがとな。
次回は三人が聖女と呼ばれるようになった理由を書きます。