妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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絶対に笑ってはいけない結婚式

sideヒサメ

 

今日の依頼人は、

 

「今度僕結婚するんです。」

 

新郎のひとだった。

 

「おめでとうございます。」

 

「めでたいですね!」

 

「相手は異宙の住人なのですが・・・」

 

「異宙婚増えてきましたものね。」

 

「しかも貴族でして。」

 

「逆玉!」

 

「失礼だなおい!」

 

みんなで祝福するなか貴族と聞きカゲは目を輝かせていた。

 

「式を盛大にやるんで僕の友人としてのサクラをいれてほしくて。」

 

まぁ、貴族だと沢山人がくるし偽の客をいれないと見栄え悪いかも・・・

そして依頼人は一つ注意をいれた。

 

「結婚式では絶対に笑ってはいけません。」

 

「なんでですか?」

 

カンナちゃんが質問すると

 

「向こうの種族のほうでは結婚式で笑うのは葬式でカラオケするのとおなじくらい失礼なんです。」

 

「それは失礼ですね。」

 

フィーアちゃんも賛同する。

 

「はい、笑った人はぶっとばされます。」

 

このときは冗談かと思ってたけどそれが間違いだと結婚式で知ることになった。

 

sideカゲチヨ

「うむ、すごいひとだな。」

 

「こりゃ、サクラ頼むわけだわ。」

 

シディの意見に賛同して女子たちを見ると視線があっちこっちにいっていた。

まぁ、ドレスとか会場とかあこがれだもんなー、あの親バカが結婚許すか怪しいが・・・

ヒサメの場合視線の先には豪華な食事も含まれてるし。

 

「カゲチヨ笑いは禁止だぞ。」

 

「わかってるよ。知らねー奴の結婚式で笑うほうが無理だろ。」

 

シディの注意を聞いてるうちに新郎新婦入場となった。

 

「新婦側の方式で入場します。」

 

司会の人の声の後入場していたのだが・・・

なんとローラーシューズで入場してきた。

 

「ブフォ!!踵ローラーてガキの遊びかよ!?」

 

周りの客が笑ってしまったが、次の瞬間マスクをかぶりこん棒をもった異宙人によって

屋根をぶち破りぶっ飛ばされていた。

 

「は?え?ぶっ飛ばされるって比喩じゃないの!?」

 

「どうやら言葉通りのようだな。」

 

「うそでしょ・・・」

 

「これ、運悪ければ死にません・・・?」

 

「運が良くても重症だし・・・」

 

こうして笑ってはいけない結婚式がはじまった。

 

sideカンナ

次は、スピーチになったのだが・・・

新婦側の言葉を翻訳する人が震えていてもう不安しかない。

そう思ってるうちに父親のスピーチが始まる。

 

「$#%&’」

 

「えーと、本日は・・・んーお日柄もよく・・」

 

なんだかたどたどしい・・・もしかして!

 

「まぁ、そのなに嬉しいですてきな!?」

 

この人全然翻訳できてない!

あぁ!依頼人謝ってるもしかして経費削減でそこら辺の奴つれてきたな!

てか相手貴族なんだから多少無理しなきゃだめでしょ!?

 

そうこうしてるうちに翻訳家が諦めた態度をとりくそみたいな思い出話をでっちあげ始めた。

 

うぅ・・笑いたい・・・でもあんなふうになるのは嫌だ!

みたらカゲチヨ、ヒサメちゃん、シディは笑っている様子だったが、フィーアちゃんは

翻訳家の諦めた態度にムカついたらしく氷のように冷たい視線でみていた。

こうして最後には自分の話にうけて翻訳家は吹っ飛ばされていった。

何がしたかったの・・・?

そう思わずにはいられなかった。

 

sideフィーア

さて、あの笑いに逃げた翻訳家が吹っ飛ばされても式は続く、

誓いのキスのシーンになったときにハプニングが起きました。

男が乗り込んできて新婦と言い争いになっていた。

おそらく地球人との結婚なんて認めないみたいなはないしだろうけど・・・

こんな昼ドラみたいなことがおきるなんて・・・!

私はツボってしまっていた。置き去りにされた新郎がさらに笑いをかそくさせる

そうこうしてるうちに新婦が男にビンタし振る、男はやり切った顔をし新郎が追い付けないままハッピーエンドという笑いの宝庫となり私は顔を伏せ笑いをこらえるのでした。

 

こうして式が終わり

 

「あぁ~疲れた半端なく疲れた。」

 

カゲチヨが情けないことをいうが今回ばかりは同意です・・・

 

「やっぱり結婚式は笑いがあったほうがいいね。」

 

ヒサメちゃんも疲れた顔でそういった。

 

「うん、ああいうハプニングや失敗でわらえるのがいいと思うし。」

 

カンナちゃんが同意する。するとシディさんが、

 

「あぁ、ケーキを二人で切り始めたときは危なかったな。あんなに柔らかいものを二人で切るなんて・・・フフフ」

 

「「そこぉ!?」」

 

カゲチヨとヒサメちゃんが声を合わせて突っ込んだ。

 

「やっぱりシディってムードとかロマンがわかってないよ・・・」

 

カンナちゃんがそういった。ていうか今日私の一番の笑いはシディさんの笑いのツボですかね・・・フフッ。

 

 

 

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