妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼はなかなか難しいものだった・・・
「最近多発している児童失踪事件、それにお宅のお子さんも巻き込まれたと?」
俺が依頼人に確認する。
「・・・はい、警察の方も動いているようですがどうやら難航しているらしく・・・」
「物騒な事件だよね。子供が何人もいなくなってまだ誰も見つかってない・・・」
「誘拐だろうか・・・?」
ヒサとシディの言う通りだろうな・・・
「普通の事故だったらここまで何も出ないのはおかしいしね。」
「もういなくなって三日も経つんです・・・」
「まかせてください!私たちで必ず犯人をグシャグシャにしてみせます!」
フィーア・・・目が血走っててやばいな・・・
早速俺たちは作戦を立てる。
「ヒサ、他の被害者を洗い出してそのSNSのアカウントを特定できるか?」
「うん、任せて。」
俺はヒサにSNSの調査を頼む。
「確かミナヅキちゃんがその事件を追ってたはずだから何か知ってるか聞いてみる。」
そう言って連絡するとミナヅキが来てくれた。
「分かったことは被害者の子供は親にスマホを買ってもらってるか親のアカウントで発信した人間がほとんどだった。」
「私も同じ結果になったよ、しかも顔だしだったみたい。」
ミナヅキとヒサは報告する。
「それを見た犯人が犯行に及んだということか?」
「もっと情報が欲しいけど時間がないね・・・」
シディとカンナの言う通りだな・・・仕方ねぇ。
「俺が子供になって犯人をおびき寄せる。五人は俺に一日中行動をSNSに自撮り付きでアップさせてくれ。そんで隠れ家を見つけ出して確保たのむ。」
「まってよ!それって囮になるってこと!?」
「危険すぎるぞ。」
ヒサとシディが止めるが・・・
「追って捕まえるお前らだって危険だろ。」
「確かに時間が無い中での最適な方法はそれですね。」
「カゲチヨが珍しくアーシたちに頼ってくれてるし答えないとね。」
「・・・新技で仕留める。」
俺の言葉に続いてフィーア、カンナ、ミナヅキが賛成する。
sideヒサメ
こうしてカゲがSNSにアップをしていると女がやってきてカゲを車に乗せた。
子供のカゲに作戦は伝えてないし…元に戻る薬は持たせてても不安だよ・・・
そうしてリュックの底にあるGPSから追跡してたんだけど・・・
「あのリュック!」
位置情報が途絶えた場所でカゲのリュックが見つかった!
「相手はカンナちゃんのように目に見えない光や熱を探知できる異宙人の可能性がある・・・」
ミナヅキちゃんの言う通りだとしたらまずいよ・・・これじゃ位置が・・・
「見てください!あれ!」
フィーアちゃんの指さす方を見てみると・・・
「あれはカゲチヨの持たせてたお菓子!」
そう!まるで昔話のように道しるべがあったの!
そうして向かっていると
「貴方が一番おいしそうね!」
洞窟の中でラミアのような姿になった異宙人がいたの!
「スマホを感知されたのはおそらく蛇の持つ赤外線を探知するピット器官だね・・・」
カンナちゃんの言う通りだとしたら厄介だよ・・・
「子供たちを返してもらうぞ!」
シディが切り込むけど・・・
「やっぱりいたのね。」
「くっ!」
奇襲を意にも介さず攻撃してきた!
夜だからシディのパワーはダウンしてる・・・
「・・・私に任せて。」
「あら?貴方から同じ蛇のオーラを感じるけど毒なんて躱して・・・」
「・・・もう遅い。」
「えっ・・・いつの間に槍が・・・それにこの毒ヒュドラの・・・」
ミナヅキちゃんが言った直後いつの間にか相手に毒の槍が刺さっていたの!
「どういうことですか?」
フィーアちゃんが聞く。
「なるほど・・・ミナヅキちゃんはヒュドラの毒をカビの胞子に類似する形状にして槍として放った、カビが胞子を飛ばす速度は生物界一の速さ。光速まで加速した槍を回避することはできないってことだね!」
「その通り・・・」
口数の少ないミナヅキちゃんに替わってカンナちゃんが分析したことを話す。
「う、動けない・・・体も痺れて・・・」
よし、口が動かないようにしてあげよう!
「じゃあ、水で濡らしてから・・・」
「一気に凍らせる!」
「ぎゃあああ!」
カンナちゃんが全身に冷水をかけ私が一気に凍らせた!
「負けて・・・たまるかぁ!」
嘘ッ!執念で氷を壊してきた!
「残念だったな。テメェの負けだ!」
「同じ子供好きとして一思いに楽にしてあげましょう。」
元に戻ったカゲとフィーアちゃんがもう間合いを詰めていた!
「新技!鎌鼬蹴り!」
フィーアちゃんはキックで鎌鼬を飛ばし。
「おらぁ!」
カゲが血液の鎌を使ってウイルス入りの血液の斬撃を繰り出した!
「あ・・・がはっ!」
ついにラミアの異宙人は倒れてしまった・・・
子供たちも無事だったし良かったよ・・・
side妖精王
あのラミアの異宙人が警察に連れて行かれそうになったのだが・・・
「待ってくれないか?」
「妖精王!?」
警察の連中は驚く中俺は続ける。
「その異宙人の身柄妖精王の森で引き受けよう。」
俺はそう宣言した。
sideフィーア
私たちは森に用事があったので行ったのですが・・・
「今日もお姉さんと遊びましょうね。」
森の子供たちと遊ぶあの異宙人の姿がありました・・・
「どうなってるの?」
ヒサメちゃんも疑問に思っていたのでお父さんに聞いてみると・・・
「ああ、なかなか優れた能力を持ってたから引き抜いたんだ。記憶を消して教育をね・・・」
(どんな教育!?)
子供食おうとしてたあの時とまるで別人ですよ!?
「記憶消したからってあそこまで正義感あふれる女になるのかよ・・・」
カゲチヨも驚いてます・・・
「名前はミーアって名付けたから仲良くしてやってくれ!」
「ああ!これで本当に一件落着だな!」
まぁ、シディさんも納得してるし良しとしましょう・・・
ミナヅキの技はトリコのココのモウルドスピアという技を参考にしました。