妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼人は神父だった・・・
「私は村で村長もしているのですがその村では人が一人ずつ消えていく怪現象が起きてるんです・・・」
「それは怪しいですね・・・」
フィーアの言う通り事件だな・・・
「もともと人も少ない村でしたので身寄りのない女性や子供を受け入れて人口を維持しようとしていますがこの怪現象のせいで村人は怯え切っています。どうか力を貸していただきたい・・・」
「これはオカルトがらみかもね・・・協力しようよ!」
「ああ、放っておけないし行こう。」
俺たちはこうして村へと向かったのだが・・・
「こんにちは。」
「ヤヨイさん!」
なんと村の入り口にはヤヨイがいたのだ!
「ヤヨイさんもこの怪現象の解決の協力をしてくれるそうなのでお知り合いなら協力をお願いします。」
こうして俺たちは村を村長と回っていくことになった・・・
sideカンナ
「マジでちいせぇ村だな・・・」
「本当に女性や子供ばっかり。」
カゲチヨとヒサメちゃんの言う通り閉鎖的で男は子供くらいだね・・・
「いなくなった人は誰も見つかっていないのか?」
「えぇ、こんなこと言いたくないのですが遺体も発見されず生きているのかさえわかりません・・・」
シディの質問に村長がそう返すと山にトンネルのようなものが掘られていた・・・
「あれは何ですか?」
フィーアちゃんが聞く。
「炭鉱の入り口です昔は採掘業が盛んで・・・」
「今は違うんですか?」
アーシも聞く。
「はい、事故が原因で村人が犠牲になり人口がかなり減ってしまったんです。」
なるほど、それで人を・・・
「あそこは調査されたんですか?」
「あそこなら人を隠すのにうってつけですしね・・・」
ヒサメちゃんとヤヨイさんが言う。
「中はかなり入り組んでいてすべては調査できていません。何せ坑道に詳しい人間は全員事故で無くなってしまったので。」
なるほど・・・詳しい人間じゃないと迷うってことか・・・
そのあと村長は食事の準備をしに行くために村の案内を替わりの人に任せたけどその人は女性でメガネをかけ独特な雰囲気を持っていた・・・
sideフィーア
私たちはしばらく子供たちが遊ぶのを眺めていました・・・
「こうしてみるとのどかな村なのにな。」
「ええ、ですがあの服装気になりますね・・・」
ヤヨイさんの言う通り汗が凄いのに体を隠すように長袖で大きな服を着ていますね・・・
「それはこの村の民族衣装ですので。」
「貴方は外の人なんですか?」
「いえ・・・村で生まれ育っていますが・・・」
・・・まだ証拠もありませんし泳がせないといけませんね・・・カゲチヨもヤヨイさんも同じ顔してますし。
そして夕食の準備のため教会に戻ろうとしたのですが・・・
「ヒサメちゃん、手が切れてるよ。」
カンナちゃんの言う通りヒサメちゃんの手の甲から少し血が出ていた・・・
「ホントだ、どこで切ったんだろ。」
「手当しましょう。私の家がすぐそこですから。」
女性が家に案内してくれて治療してくれたのですが・・・
「でけぇ応急鞄だな・・・」
「まるで本物の医者のだね・・・」
カゲチヨとカンナちゃんの言う通り鞄は普通より大きかった。
「さて行くか・・・おっとすみません!」
カゲチヨがわざと鞄にぶつかり倒すと血のついた包帯が出てきました・・・
「見られてしまったら仕方ないですね。私はこの村で医者をしているんです。病院も近くにないので免許のない真似事のようなものなので言えなかったんです・・・」
「大変なんですね・・・」
こうして食事をしながらこれまでの状況を整理することにしました・・・
sideヒサメ
「誰が怪しいと思う?」
シディが最初に言う。
「そりゃあの女だろ。あいつ村長のやってることあんまよく思ってないみたいだし。」
「それに民族衣装を着てないことも怪しいよね。一番の隠し場所の炭鉱についても何か知ってそうだし!」
カゲとカンナちゃんの言う通りよそ者を拒んでる感じだったね・・・
「昼間に会った子供から血の匂いがしたんだ・・・」
シディが小声で言う。
「周りに人がいたとはいえ怪しいですね・・・応急鞄の中のあの血の付いた包帯も気になります。」
ヤヨイさんの言う通りだね・・・
「実は私あの女の人に呪力の糸をつけておいたんです。夜に行ってみましょう・・・」
あの女の人かどうかはわからないけど隠してるのは確実だしね・・・
そうしてヤヨイさんの案内で糸を辿っていくと・・・
「家の中に穴が開いてる・・・?」
カンナちゃんの言う通り家の床に穴が開いていた・・・
「この方向昼間見た炭鉱につながってるんじゃねぇか?」
「入ってみよう。」
私の声に続いて皆で穴に入る。
「やっぱりあの女性は炭鉱について知っていたんだね・・・」
カンナちゃんの言う通りだね・・・シディが血の匂いを嗅ぎ取っていくと・・・
「包帯に・・この村の民族衣装!?」
「やっぱり炭鉱で何かしてますね・・・」
カゲとフィーアちゃんの言う通りあの人が・・・
「貴方たちどうしてここに!?」
子供も連れてる!
「驚くのはこっちのセリフだよ。その子になにするつもり?」
カンナちゃんの言う通りだよ!
「逃がさないぞ!」
シディが女性を取り押さえる。
「くっ!」
「やめて!先生を離して!」
子供が叫ぶ。
「どういうことですか?」
ヤヨイさんが優しく聞く。
「先生は僕を逃がすためにここに連れてきてくれたんだ!」
私たちは子供と一緒に外に出て話を聞いた。
「この村は村長の暴力によって支配されてるんです・・・この衣装も傷跡を隠すためのもの・・・包帯も治療の時のものです・・・」
そんな・・・私たちがショックを受けていると・・・
「そうかお前が犯人か・・・」
村長がやってきた・・・
「まったく君はいけない子だな・・・何度も教育しても分からないなんて・・・」
「黙ってくれませんか?息も言葉もドブみたいに臭いので。」
ヤヨイさんが凄い怒気を込めて言葉を放ってる・・・
「すっげぇ冷徹な目してるぞ・・・」
「ヤヨイさんが人を罵倒する姿初めて見たかも・・・」
「穏やかな人ほど怒らすと怖いな・・・」
「あの人終わったね・・・」
私たちも震えてしまう・・・
「大丈夫です。すぐに終わりますから。」
まずは女性と子供を結界で守った!
「この私がドブだと!舐めるな!王として貴様も支配してやる!」
村長は鞭を振り上げようとするけど・・・
「な・・・煙!?」
ヤヨイさんが領域を展開する。
「どこ見てるんですか?」
「何!?ぐぁっ!どこから釘が・・・」
「私の領域は煙。範囲的ではありますが瞬間移動や煙の身代わりを作ることも可能・・・さらにあなたの方向感覚も鈍るでしょう・・・」
ヤヨイさんの言う通り四方八方から釘が飛んできて村長の体に刺さる!
「クソ!だがこんな釘いくら受けたところで・・・っていつの間に間合いに!」
「遅い。」
ズバっ!ズバッ!
「がぁぁぁ!鉄扇でなんで腕が・・・」
そう!ヤヨイさんは鉄扇で腕を叩いただけで腕を両方とも切ったのだ!
「貴方の腕の長さの7:3の所に鉄扇を打ちました・・・そのとき7:3のところを呪術で弱点にしておきました・・・」
すごい威力・・・
「も、もうやめ・・・」
「貴方は子供たちの嘆願を聞いたんですか?」
そう言ってヤヨイさんが指を鳴らすと村長に刺さっていた釘が回転して村長の体を貫通した・・・
「あぎゃ・・・」
「釘打ち殺し・螺旋貫通 この技は時間差攻撃もできて使い勝手がいいので重宝します・・・」
「すごい・・・あの男を一瞬で・・・」
「すごいよ!お姉ちゃん!」
女性も子供も驚いてるけど私たちもヤヨイさんが切れたらここまで凄いのにはびっくりしたよ・・・
sideカゲチヨ
こうして事件は解決した・・・
「ありがとうございます。あとは残りの人が村の外ですむ場所を見つけてくれれば・・・」
「っていうかあなたが村長になって村を再建すればいいんじゃないっすか?」
「え?」
俺は提案する。
「あの男から村人たちを守ろうとしてたんだし適任じゃないっすか。」
「そうですね。私の方でもあの村長の悪行を報道して支援してくれる人を探しますから。」
ヤヨイも賛成みたいだし・・・
「そう思ってるのは私たちだけじゃないみたいですね・・・」
フィーアの言う通り残りの村人たちも賛成の目を向けている・・・
「・・・皆、この村の恐怖政治は終わった。これからは皆が安心して暮らしていける村にしよう。協力してくれる?」
「はい!」
村人たちが声を上げる。
「あの人ならきっと大丈夫だよね?」
「村はきっと沢山の人が集まる村になるだろうな。」
「にぎやかになるよね!」
ヒサとシディとカンナの言う通りだな・・・
俺は朝日に照らされる村人と新しい村長を見ながらそう感じるのであった・・・
技は呪術廻戦の七海の十割呪法と野薔薇の芻霊呪法の簪をモデルにしました。
Q ヒサメはテンションが上がったら「ファンサ」を歌ってたけど二人だったらどんな歌を歌いますか?
カンナの場合
カンナ「ロキかな?口ずさむのが結構ロック系の奴が多いから激しい感じの曲は好きだよ?」
ゼクス「アイドル系の曲は歌わないのか?似合ってると思うが・・・」
カンナ「ああいうのが似合うのはヒサメちゃんでしょ・・・あとありがと。」
フィーアの場合
フィーア「やっぱり津軽海峡冬景色ですかね!演歌が好きなんですよ。サトウとスズキ、シディさんに聞かせる前に特別に聞かせてあげましょう。」
サトウ・スズキ「「ありがた迷惑!?」」
数分後
フィーア「どうでしたか?やっぱりサビでぐっときますよね!」
スズキ「サビであの世に行きかけた・・・」
サトウ「コブシがとんでもなかったよな・・・シディもこれを聞いてるから最強なのか・・・?」
スズキ「弱点ではありそうだがな・・・」
フィーア「何か言いましたか?」
サトウ・スズキ「何でもねぇ!」