妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideフィーア
私はシディさんに惚れてもらうための作戦を考えていました・・・
「目下のライバルはシディさんを赤面させてるあの女ですね・・・」
そう、研究所であったあの三つ目の女・・・正月にシディさんとボティスを助けて調子乗ってるに違いありません!
「あの人のことは知りませんが研究所であった感じ年上でお姉さんって感じでしたよね・・・」
ということはシディさんが好きなのは年上のお姉さんタイプ!だとすると・・・
「今回はこれの出番ですね!」
カンナちゃんがゼノンからもらったゾディアックコレクションとオーナーから買った幼児化の薬を改造して使えば・・・
sideカゲチヨ
「ん・・・ここは・・・?」
俺が目を覚ますとそこは空き地だった・・・
「かかか!起きましたか!カゲチヨさん。」
ブラック!
「なんでここにいるんだよ!?」
「俺ちゃんはフィーアさんと契約して動画を撮影してるだけですよ!」
「カゲ!」
「どうやらフィーアちゃんにやられたみたい・・・」
ヒサにカンナ!?
「お前らまた幼児化してるぞ!」
「カゲもなってるよ!」
ブラックが鏡を出すと幼児化した俺がいた・・・
「皆!」
サトシ!
「お前もここに!?」
「うん、ブラックが撮影するって言うから来たんだけど・・・」
「ようこそ皆さん!今日は協力してくれてありがとうございます!」
フィーア!
「どういうことなの?」
ヒサが聞く。
「私、シディさんが惚れてるあの女に勝つ方法を見つけたんです・・・そう!大人の色気持ったお姉さんになることです!」
ボティスのことかよ・・・!
「それがアーシたちを幼児化することと何の関係があるの!」
カンナの言う通りだぞ!
「カンナちゃんから盗んだこのアイテム『スコーピオンの香水』で私がお姉さん化してブラックの契約で私がサトシ君とカゲチヨ、カンナちゃん、ヒサメちゃんのお姉さんに見せれば完璧にお姉さんになれるって寸法です!」
フィーアが取りだしたのはサソリが刻まれてる香水瓶だった・・・
「あれは好きなタイプの女性になれるっていうアイテムなんだ・・・」
カンナが説明する・・・
「ってことは俺とカゲチヨお兄ちゃんたちが兄弟になるってこと!?」
「そういうことです!」
フィーアはそう言って香水を掛けると背が伸びて落ち着いた雰囲気の女性になった・・・
「さぁ、撮影の始まりです・・・」
「かかか!面白いことになってきました!ちなみに幼児化の薬は俺ちゃんが記憶が残るようにしておきました!」
「じー!」
嫌な予感しかしねぇ・・・
sideヒサメ
私たちは公園で遊んでいたんだけど・・・
「よーしよしよし・・・」
「撫ですぎでしょ・・・」
「まるで動物ですね。」
カンナちゃんとブラックの言う通り私たちは撫でまわされた・・・
「そんなに子供じゃないから離れてよ・・・」
「私はお姉さんですからね!一杯甘やかしますよ!」
そうして公園で遊んでいると・・・
「よう!サトシ!」
「げっ!」
ダイチ君がやってきた。
「お前ねーちゃんと遊んでるのかよ~。」
「やっぱりフィーアお姉ちゃんは姉で俺たちは弟や妹に見えてるんだね・・・」
サトシくんの言う通りマズイね・・・
「ちょうどいいぜ!俺サッカーやりたかったんだ!サトシとカゲチヨボールな!」
「「はっ!?」」
「行くぞ~!」
「させませんよ!」
ダイチ君がカゲたちを蹴ろうとした瞬間フィーアちゃんがもの凄い勢いで蹴り飛ばした!
「ぎゃ~!」
「大丈夫でしたか!?」
フィーアちゃん・・・私たちは助かったけど・・・
「ダイチ君が遥か彼方に飛ばされちゃいましたね。」
「じー。」
ブラックさんの言う通り大丈夫かな・・・
「全く・・・あんな友達がいるなんて・・・でもお姉ちゃんがしっかり守ってあげるから大丈夫ですよ!」
「逆にお前に怯えることになりそうだ・・・」
カゲの言うとおり物騒すぎる・・・
「さぁ、確かサトシは動画撮影でしたよね!お姉さんがバッチリサポートするからね!」
「サトシくん・・・今日の動画撮影は失敗するかも・・・」
「そんなぁ・・・」
カンナちゃんの慰めの言葉にサトシ君は涙した・・・
sideカンナ
アーシたちは山にやってきた・・・
「はい!それじゃあ今日は布で作ったハンググライダーで空を浮遊!やりまーす!」
普通に危ない企画だった・・・
「ダメだよ!落ちたら怪我しちゃうよ!」
ヒサメちゃんは言うけど・・・
「良いですね!弟の挑戦の晴れ舞台!力をつけるためにちょっと早いけど昼ごはんにしましょう!」
「ええ!?」
サトシ君が驚く中用意されたのは・・・
「カラス肉の炊き込みご飯と山菜のお浸しになめこの味噌汁です!」
「ワイルドな料理ですね。」
ブラックさんの言う通りカラス肉って子供が食べるにはハードでしょ・・・
「シディさんや子供たちに食べさせる料理なんです!試食お願いします!」
こういわれたらシディや子供たちのために食べておいた方がいいよね・・・
そう思ってアーシたちは箸を進めた。
「美味しい~!」
「うめぇ・・・」
「腕が上達してない?」
「フィーアお姉ちゃん料理上手だったんだ!」
「やった!」
アーシたちは調子に乗って食べす進めていき・・・
「「「「うっぷ・・・・」」」」
お腹いっぱいになった・・・
「これじゃ空を飛ぶのは無理ですね。」
「別の企画にする・・・」
そうしてやるのは・・・
「森の木を全部お菓子にして食べてみた。やりま~す!」
デザートを作る気満々の企画だった・・・
「この魔界製のライトで照らすと木が全部麩菓子やポッキーになるそうです!」
サトシ君は順調に説明していくんだけど・・・
「うわっ!」
サトシ君が足を踏み外して川に落ちそうになる!
「大丈夫ですか!?」
その瞬間フィーアちゃんがすぐさまサトシ君を引き寄せて抱きしめた・・・
「バカっ・・・!ちゃんと周りを見てください!」
「う・・・うん。ごめん・・・!」
サトシ君が顔真っ赤にしてる・・・なかなかお姉さんっぽいね・・・
sideカゲチヨ
俺たちは動画の撮影を終えて帰っていた・・・
「いつになったら幼児化が戻るんだ・・・」
「シディさんに見せるまでです!」
マジかよ・・・フィーアの返した答えに絶望していると・・・
「ん?そこにいるのはサトシにブラック、それに皆も・・・どうしたんだ?その姿は・・・」
「おぬしら何回子供になれば気が済むんじゃ!そしてなぜフィー子は少し大人になっておる!?」
シディとボティス!
「俺ちゃんたちは撮影をしていたんです。」
「シディさん・・・どうですか?私もあの研究所のお姉さんみたいに大人の雰囲気のお姉さんになったと思いません?」
「?確かに大人の雰囲気だが・・・あの人は孤高な雰囲気でフィーアとは真逆な感じがするのだが・・・」
「がーん!」
根本的に間違ってたな・・・
「だが俺に好かれようと努力してくれたのだろう?それは伝わってきた。フィーアにはフィーアの良さがある。俺はそれが消えて欲しくないぞ。」
「シディさん・・・ありがとうございます!」
こうしてフィーアとブラックによって俺たちは元に戻った・・・
「あー・・・恋心ってマジで恐ろしいわ・・・」
「あれはフィーアちゃんだけだと思うよ・・・」
ブラック達と別れた後俺とヒサはぼやく・・・
「本当にあの人は誰なんでしょう・・・見つけたら話がしたいです。」
フィーアが言うけど・・・
((灯台下暗しなんだよなぁ・・・))
「?どうしたのカゲ、カンナちゃん。ボティスさんのこと見て。」
「「いや何でも。」」
「今日は迷惑かけましたし私がご飯を作ります!」
「おぉ!楽しみだな!」
ま、今はシディとフィーアの幸せな顔が見れてるし良しとするか・・・