妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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スマホ禁止生活

sideヒサメ

 

「はぁ・・・。」

 

カゲはこれ以上ないくらい落ち込んでいた・・・なぜなら。

 

「一週間スマホ禁止とか死ぬ・・・」

 

「まぁ、中二病で私に心配かけた罰にしてはハードだよね・・・」

 

「ヒサからもカンナに言ってくれよ~!」

 

カゲが泣きつく・・・

 

「スマホ依存症克服のためにもやっといた方が良いんじゃないですか?」

 

フィーアちゃんが言う。

 

「私がご褒美にYOUTUBEPREMIUMを一年分プレゼントするからさ。」

 

「ああもう!やってやる!ボティスだってツボ無し生活するんだし俺だってやってやるぜ!」

 

その意気だよ!カゲ!

 

sideカゲチヨ

 

こうして俺はカンナにスマホをタイムロッキングコンテナという指定した時間まで開かないアイテムに入れられた上で没収されボティスのツボも熱湯を入れられ加熱された状態になった・・・

 

「それで今日はどうするの?」

 

「宿題でもやりますか?」

 

部屋に来たヒサとフィーアが聞く。

 

「大丈夫だ。秘密兵器がある!」

 

俺は大量の漫画を用意した!

 

「この積み漫画がある限り一週間なんてあっという間だ!」

 

「外に出かけて私と運動しませんか?気がまぎれますよ?」

 

フィーアが言うが

 

「疲れたら余計スマホ見たくなるんだよ!それに休日だから何やってもいいだろ!」

 

「もう・・・」

 

ヒサが呆れているが・・・

 

「二人とも夕方から用事があるって言ってなかったか?」

 

「あ!そうだった!じゃあ私たちもう行くね。」

 

「死にそうになったら連絡してください。」

 

不吉なこと言うなよフィーア・・・

そうして俺は漫画を読み始めた・・・最初は良かったのだが三時間も経つと・・・

 

「読んだ読んだ・・・」

 

漫画だけだと飽きてきてしまった・・・

 

「明日からは他の策も考えねーとな・・・感想でも呟くか・・・」

 

って忘れてたスマホはカンナに・・・

 

「今日はもう寝るか・・・」

 

そして二日目はひたすらゲームに没頭した。

 

「カゲ調子どうってゲームしてるし・・・」

 

「やっほー!異常が無くて安心したよ!」

 

ヒサと事の張本人であるカンナがやってきた。

 

「スマホは無事だよな?」

 

「うん!それで宿題の方は順調?」

 

「宿題なんて出てたっけ?」

 

「フィーアちゃんが言ってたし明日提出だよ。」

 

メンドくせーな・・・にしても

 

「お前ら毎日くるつもりか?」

 

「カゲのことだからズルするってカンナちゃんも私も思ってるから。」

 

ヒサが言うけどスマホ没収されてるのに信用なさすぎだろ!?

 

「まぁ、アンタが思いつく限りのズルはアーシたちが封殺してるから。じゃあね。」

 

カンナはヒサを連れて行ってしまった・・・

 

「どういう意味だよ・・・」

 

そうして俺は意味が分からないままゲームを進めていたのだが・・・

 

「あー・・・このボス強すぎだろ。仕方ねぇ攻略サイトを・・・」

 

ってスマホ・・・意外と不便すぎるだろ・・・!

 

「ネット使えればいいからパソコンでって・・・ログインできねぇ!?」

 

パスワードはあってるのに・・・!

 

「まさかヒサの能力でカンナが・・・!」

 

行動読まれすぎだろ!

 

「攻略無いと勝てそうにないし宿題やって寝るか・・・」

 

あれ?俺聖女たちの思ってる通りに行動してね?

 

sideフィーア

 

「カゲチヨ今日は珍しく早いですね。」

 

私は早く来たカゲチヨに話しかけます。

 

「二日続けて早く寝たせいか授業中でも起きれそうな気がするぜ・・・」

 

その言葉通りカゲチヨは寝ませんでした・・・

それに・・・

 

「宿題回収するぞーカゲチヨ、今日はやってきたんだろうな?」

 

「はい。」

 

「何!本当にやってきたのか!」

 

「驚きすぎじゃないですか!?」

 

そりゃ普段の忘れっぷりからしたら当然ですよ・・・

 

「ねぇ三人とも、カゲチヨのやつどうしたの?」

 

ミキが尋ねてきました。

 

「ふふふ!これもアーシの完璧な提案のおかげだよ!」

 

「ただの罰だったのに凄い偉そうだね・・・でも効果が出てるみたい。」

 

「やっぱり依存症を無くすっていいことなんですね。」

 

私たちはミキたちに説明しました。

 

しかし甘かったですね・・・放課後カンナちゃんとヒサメちゃんが突然コンピューター室に向かうとそこには忍びこもうとしているカゲチヨの姿がありました・・・

 

「何やってるのかな?カゲチヨさん?」

 

カンナちゃんが黒い笑みを浮かべて立っている・・・

 

「三人とも!?何で・・・」

 

「カゲの考えてることなんてお見通しだよ。」

 

ヒサメちゃんも言う。

 

「良いのかな?このままだとトンカチの平らな方じゃなくて尖ってる方でスマホを叩いて画面にひび割れいれるどころか完全に破壊するけど?あとボティスさんにもペナルティで熱湯に片栗粉でも入れようかな?」

 

相変わらず容赦ないですね・・・

 

「ぐっ!」

 

カゲチヨもゲームデータは惜しいので観念して続けます・・・しかし五日後カゲチヨの様子が急変しました・・・

 

「なんか死にそうな顔してない?」

 

ミキの言う通り余裕がない顔で震えが止まってませんね・・・

 

「あれは相当精神に来てるな・・・ダイエット中の私と同じ顔してる。」

 

「ノリコ、食事のとれるダイエット私とやってみますか?」

 

「ありがとな・・・」

 

ノリコの言葉にそう返します。

 

「いいね・・・その顔・・・!」

 

カンナちゃんは相変わらずのドSですね・・・

 

「カンナちゃんは何で興奮してるの・・・ボティスさんも落ち着かないみたいで限界の顔してるし・・・」

 

ヒサメちゃんの言う通り精神にガタがでてますね・・・

 

「じゃあさ息抜きになんかやんない?もちろんシディ君こみで。」

 

ミキの言う通り私たちはカゲチヨを誘って放課後カレコレ屋でボードゲームを始めました・・・

 

sideカゲチヨ

 

「おいシディ!なんで俺からだけ金取るんだよ!?」

 

「いや、俺はマスに書いてあることに従ってるだけなのだが・・・」

 

「うるさいぞ!カゲ男!文句を言うな!」

 

くっそ~!

 

「でも一番金が多いのはカンナちゃんだよね・・・」

 

「仕事でも成功して給料多いし・・・ボードゲームでも人生無双だな・・・」

 

ミキとノリコの言う通り反則だろ!

 

「あ、カゲチヨ五千万払うですって。」

 

フィーアが言う。また俺かよ!

 

「ねぇカゲ。ちょっとは気分転換になってる?」

 

「ああ・・・気ぃ遣わせちまったみたいだな・・・でも助かった。」

 

ヒサに聞かれて俺は答える・・・

 

「あと二日頑張れそう?」

 

「ああ、ボティスも大丈夫みたいだしここまでされて無理でしたじゃかっこ悪いしな。」

 

「うん!頑張ろう!」

 

六日目はキモ5と話していた・・・

 

「なんだよ!昨日は死にそうな顔してたのに元気じゃねーか!」

 

「まぁな、」

 

アサヲに言われて答える。

 

「どういう心境の変化だ?」

 

「もしかして僕のあふれだすエロスで元気になっちゃったのかな?」

 

「からかってやろうと思ったのにアテが外れたのじゃい!」

 

おめーら俺を舐めすぎだろ!

 

そうして買い物などをして時間は過ぎていき一週間が経った。

 

「あぁ・・・やっとトンカチで画面が割られずにスマホが見れる・・・」

 

「良かったね。じゃあ私は帰るから。」

 

ヒサは今日も来てくれたな・・・

 

「解除まで見てかねーの?」

 

「ミキたちと約束あるから。」

 

そうしってヒサは部屋から出て行った・・・

 

「・・・さて。ようやく戻ってきたことだしネットサーフィンでも・・・」

 

ん?メッセージが四件・・・

 

ーカゲへ、挑戦成功おめでとう。辛かったと思うけどカゲなら頑張れるって信じてたよー

 

ーカゲチヨ 一週間よく頑張ったな俺はほとんど何もできなかったがヒサメは凄く心配してたぞ。これからはカゲチヨも俺と一緒に子供たちと公園で遊ぼう!-

 

ーカゲチヨへ まぁ、なんだかんだ言ってもやり遂げると信じてましたよ。苦しみながら誘惑に戦って打ち勝った経験は一生の宝ものになります。これからも挑戦する心を忘れないでくださいー

 

ーカゲチヨへ アーシが始めた挑戦だったけど結構メリットがあって楽しかったでしょ?これからはオカルト探求で楽しまない?-

 

「何でカンナが偉そうなんだよ・・・それにこのメッセージ挑戦初めてすぐじゃねーか・・・誘惑に勝てるかわからねーのに・・・」

 

ったくしゃーねーな・・・

 

sideヒサメ

 

「なぁ、放課後みんなでファミレス行かね?」

 

「この前五人でやった誰が一番モテるのかグランプリの続きだな!」

 

「我のモテ力を見せるときが来たようだな。」

 

「僕のエロスで圧勝に決まってるけどね。」

 

「また全員モテない結論になるだけじゃろ!」

 

カゲはキモ5と仲良く話していた。

 

「あれ?カゲチヨのスマホ禁止って昨日までだよね?」

 

「うん。」

 

ミキの言葉に私は答える。

 

「解禁されたら逆戻りだと思ってたけどそうでもなさそうだな。」

 

「ねぇ、ヒーちゃんどうしてだかわかる?」

 

ふふ!内緒!

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