妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

276 / 913
ゾンビパニック!

sideカゲチヨ

 

俺は妖精王から呼び出しを受けた。

 

「とある街がゾンビに襲われてな・・・着々と感染者も増えている。トッププレデターがらみで間違いないから混血児で向かってくれないか?俺も行きたいが周辺の村に呼びかけをしなくちゃいけなくて・・・」

 

「わかった、俺からヒサたちに連絡しておく。」

 

「最悪の事態も考えて血吸の準備もしておけ・・・」

 

ああ・・・

 

sideヒサメ

 

私たちはお父さんに教えられた街に向かうと・・・

 

「あー・・・あーうううう・・・!」

 

「いたるところにいるな・・・」

 

「全く俺達には空気感染ではウイルスは効かないとはいえ恐ろしいな・・・」

 

スズキくんとゼクスくんの言う通りもう町の人たちはほぼゾンビと化していた・・・

 

「これが今回の指令ですか・・・」

 

「妖精王もハードな依頼をしますね・・・」

 

ヤヨイさんもハツキさんも苦虫を噛んだ顔をする気持ちも分かる・・・

 

「あれ?シディさんとミナヅキちゃんはどこですか?」

 

フィーアちゃんがあたりを見回しながら答える。

 

「確かにさっきまでいたのに・・・」

 

「まさかゾンビに!」

 

カンナちゃんとカゲが焦っていたけど・・・

 

「すまんが皆を見なかったか?」

 

「すみません・・・はぐれてしまって・・・」

 

「あー・・・!」

 

「うおおおおい!?」

 

サトウくんが素早く回収してくれた・・・

 

「あれゾンビだよ!?」

 

私はあわてて答える。

 

「何やってんだよ!」

 

スズキくんも突っ込む。

 

「すまん。」

 

「人見知りの私が落ち着いて話しかけられると思ったらゾンビだったなんて・・・」

 

「ミナヅキの人見知りもそこまで行くと病的だな・・・」

 

カゲは苦笑いしながら突っ込む・・・

 

「今回の任務は街の調査と助けを求める人の救出!分かってる!?」

 

私は内容を確認する。

 

「うむ!任せろ!」

 

「特徴が分かれば余裕・・・」

 

(不安だ・・・)

 

私たちの心は嫌な意味で一つになった・・・

 

「・・・」

 

カゲはずっと思いつめた顔だし・・・

 

「カゲ、不安になったらいつでも言ってね。一人じゃないんだから。」

 

「ああ、大丈夫だ!」

 

カゲと会話をしていたその時だった!

 

「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」

 

まだ無事な金髪の女の人がいた!

 

「伏せろ!」

 

「映画のゾンビは火に弱いのもいるけど・・・」

 

「やっぱり再生しますね・・・」

 

シディが火球、カンナちゃんが蒼炎、ヤヨイさんが狐火でゾンビを燃やす、女の人は私たちの後ろの避難させられたけどやっぱり効いてない!

 

「だったら私が!」

 

パキパキっガキっィィィ!!

 

私は大氷結でゾンビを纏めて氷漬けにする!

 

「一帯のゾンビが氷漬けですね・・・」

 

フィーアちゃんに褒められた・・・なんか照れるな。

 

「なら僕も・・・『潰れろ』、『止まれ』」

 

ハツキさんも言霊で範囲外のゾンビたちを押しつぶしたり動きを止めてくれる!

 

「凄い・・・」

 

「ヒサメ・・・彼女は・・・」

 

「シディ、大丈夫。話すのが怖いから人間。」

 

「どんな見分け方だ!」

 

ゼクス君の言う通り失礼だよ・・・シディ、ミナヅキちゃん・・・

 

そして私たちは女の人の案内で施設に移動する。

 

「救援していただきありがとうございます。ここはゾンビに破壊されていないわずかに残された人類の拠点です。」

 

「まだ人が残ってんのか・・・」

 

「施設内は僕の結界で守ってますしここで装備を整えましょう。」

 

カゲとハツキさんの言う通りだね・・・

 

「破壊された区画を取り戻せば町に希望が戻ります。都市の復興のために私たちを導いてくれませんか?」

 

「わりぃが俺は頭を使うのが苦手でな!ゾンビをぶっ飛ばすのは俺達肉体労働班がやるから頭脳班は導くの頼んだぜ!」

 

班分け(サトウが分けた場合)

頭脳班

カゲチヨ

ヒサメ

カンナ

スズキ

ゼクス

ヤヨイ

ハツキ

 

肉体労働班

サトウ

シディ

ミナヅキ

フィーア

 

「なんで私が肉体班なんですか!?」

 

「ん・・・か弱い乙女に失礼・・・」

 

(か弱い?)

 

また私たちの心は一致した。

 

「復興はどうやればいいんだ?」

 

スズキ君が聞く

 

「それはここに記してあります。」

 

「これは?」

 

「世紀末復興計画です。ここには復興への道筋が書かれているんです。」

 

「それがあったのにゾンビに襲われたんだ・・・」

 

カンナちゃん・・・それは言わないお約束だよ・・・

 

sideカンナ

 

「まずは兵士を集めるらしいな。」

 

「さっき募集したら集まってくれたよ!」

 

ヒサメちゃんの言う通り屈強そうな兵士だった・・・

 

「銃の扱いにもたけてそうですしこれならいけますね。」

 

「ああ、心強い。」

 

フィーアちゃんとゼクス君も太鼓判を押すから安心だね・・・

 

「俺も連れて来たぞ!」

 

「ん、がんばった。」

 

シディとミナヅキちゃん・・・なんかもう予想できる・・・

 

「あー・・・」

 

「またかよ!」

 

「学習してください!」

 

サトウとヤヨイさんが結界の外に蹴っ飛ばす!

 

アーシとカゲチヨ、ヤヨイさんは機械をいじっていた。

 

「何をしてるんだ?」

 

「テクノロジーを強化してんだ。」

 

「ゾンビに対抗するには強い兵器が必要なの。」

 

カゲチヨとアーシは答える。

そして決戦は始まった!

 

「さて、蒼炎の糸で体を切断してあげる!」

 

アーシは指から圧縮した蒼炎の糸をだしてゾンビたちを切り刻む!

 

「はぁっ!」

 

フィーアちゃんは手刀で真空波を作り出して遠くの敵も切り刻んでいた!

 

「フィーアちゃん!?なんかすごい技使ってるけど・・・」

 

「サトウからかりた北〇の拳って漫画の水鳥拳っていう技なんですよ。できそうだなって思ってやってみたら案外簡単にできました。」

 

才能ウーマンだ・・・

 

「おらぁ!」

 

サトウもライオンの爪の斬撃でゾンビたちを倒してく!

 

「起き上がんのが厄介だな・・・」

 

スズキもペガサスのスピードで生じた鎌鼬を体にまとって突進しゾンビを切り刻む!

 

「『ねじれろ』、〖砕けろ』、・・・これだけ多いと一度に言霊にかけるにも限りが出てきますね・・・」

 

「余裕で倒せる強さだけど数がゴキブリ並・・・」

 

「女の子がゴキブリとか言っちゃいけませんよ・・・」

 

ハツキも言霊でミナヅキは氷の剣と刀の二刀流、そして遠距離から毒の弾丸で、ヤヨイさんも弱点を作り出す呪術で敵を屠っていく

 

「やはり体力に差がありすぎるな・・・」

 

「ジリ貧すぎる・・・」

 

「だが倒せてはいる。効率性さえ上がれば・・・」

 

シディも炎や爪で、ヒサメちゃんも氷や電磁加速させた鉄球をぶつけゼクス君も風や使い魔で粘ってるけど三人の言う通りだね・・・

 

sideカゲチヨ

 

「くそっ!」

 

俺も人間の血を飲んで対応してるけどいずれ・・・

 

「俺はまた・・・」

 

ネガティブな思考に一瞬なるが・・・

 

「そうだ!!」

 

俺は施設に戻り女性に掛け合った。

 

「カゲチヨさん!どうしたんですか!?」

 

「俺にこの拠点の指揮をやらせてくれ!こういうことの方が得意だ!前線の指揮も俺が取る!」

 

「・・・わかりました!よろしくお願いします!」

 

sideヒサメ

 

「なんとか勝てたね・・・」

 

「あぁ、途中でカゲチヨが作戦や配備を考えてくれたおかげだな・・・」

 

私とシディは動かなくなったゾンビを前にそういう。

 

「お前ら!無事だったか!?」

 

「うん!カゲのおかげで無事だよ!」

 

カゲこそ凄いじゃん!

 

「やっぱりこういうのはカゲチヨが天下一品だよね!」

 

「そうですね。罠の配置が卑怯すぎて痺れました。」

 

「私の幻覚をまだゾンビになっていない人がいるように使ってゾンビたちを誘導するなんて流石です。」

 

「私の毒を使った罠の制作、流石・・・」

 

カンナちゃん、フィーアちゃん、ヤヨイさん、ミナヅキちゃんもカゲを誉める。

 

「褒めてんのかそれ!?」

 

「あぁ、戦争の指揮官は一番卑怯でなければならないからな。」

 

「まぁ、お前にしか思いつかないことばっかりだな。」

 

「よかったな!」

 

「皆感謝してますよ。」

 

ゼクス君、スズキ君、サトウ君にハツキさんも褒めます。

 

「あぁ・・・皆あれを見ろ!」

 

シディが指を指した方角にトッププレデターの科学者がいたんだけど・・・

 

「確か花の名前をした科学者だよね・・・」

 

「カゲの村をゾンビにした・・・」

 

「ぶっちゃけ鈴の吸血鬼に食われてる人ですよね・・・」

 

「誰だ?」

 

私たちカゲ以外のカレコレ屋は名前が思い浮かばなかった・・・

 

「アンタたち酷いっすね!?レイナ・ガーベラっすよ!」

 

「お前・・・!」

 

「僕が実験で作ったゾンビウイルス、君のウイルスよりも動きや増殖ズピードは上がったみたいだけどやっぱり混血児には敵わないみたいっすね。」

 

「逃がすかよ!」

 

カゲは血液の縄で捕まえようとするけど・・・

 

「悪いけど長居する気はないっすよ。」

 

そういってジェットパックで逃げてしまった・・・

 

「くそっ!」

 

カゲは地面を叩いて悔しがる・・・

 

「カゲ・・・絶対トッププレデターを倒そう!」

 

「あぁ、俺も全力を尽くす。」

 

「何でも一人でやろうとしないでよ?」

 

「カゲチヨの出番が吸血鬼の敵討ち以外ないようにしてあげますよ。」

 

私たちはカゲを励ました。

 

「ありがとな・・・」

 

こうして女性に別れを告げて私たちは町を後にした・・・

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。