妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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金儲けする葬式屋

sideシディ

俺とフィーアはは以前助けた子供(一匹狼の少年の回の子供)と遊んでいた。

 

「じいじ、シディとフィーアと遊んでくるねー。」

 

「うん、行ってきなさい。」

 

お爺さんも見守る中俺たちはドッチボールをすることにした。

 

「ボティスはどうする?一緒にドッチボールするか?」

 

「するわけないじゃろ!!ワシを誰だと思ってるんじゃ!!」

 

「弱体化してるんですから体動かさないとさらに鈍りますよ?」

 

「余計なお世話じゃ!それに儂は鈍ったりせんわ!」

 

「色鬼の方が良かったか?」

 

「そういうことじゃないわ!」

 

sideボティス

全く・・・フィー子の奴相変わらず脳筋で嫌になるわ・・・

 

「おや?こんなもんかね?悪魔とやらも。」

 

「黙れ死にぞこない。これから逆転するとこじゃ。」

 

儂は公園のベンチで老人と将棋を指しておる・・・ルールはカゲ男やカン子から教わったのじゃがな。

 

「はっははは!それは楽しみだねぇ。」

 

「気安く口を開くな、考えがまとまらん。」

 

「負け惜しみにキレがないんじゃないかな?ボティス君。」

 

・・・儂は首に巻き付いて

 

「このまま首をへし折ってやろうか?口をきいてるのは生い先短いからじゃ業が薄いからであって貴様を気に入ってるわけではない。」

 

そう脅したが・・・

 

「話をそらされては困る。もうつんでるのに気づいたなら負けましたの言葉がないとねぇ。その程度の脅しに屈するとでも?」

 

「くそじじいが・・・!!」

 

ホントに厄介な奴がいるものじゃ!

 

「儂はまだ負けてないんじゃ=!」

 

sideフィーア

 

そして遊んだ日から一か月後のことでした・・・

 

「おじいちゃんが・・・おじいちゃんが死んじゃったんだ・・・」

 

「・・・は?」

 

意外にも驚いたのはボティスでした。

 

「それは悲しいな・・・」

 

「でも俺たちを集めたってことはなんか依頼でもあるんだろ?」

 

シディさんとカゲチヨが聞きます。

 

「うん・・・実はおじいちゃんの死が利用されてるんだ。」

 

「えっ?どういうこと?」

 

ヒサメちゃんが尋ねると訳を話してくれました。

お爺さんは90歳を超えての大往生だったらしいけれど悲しんでいた家族の元に葬儀屋が酷いらしい・・・

 

「葬儀屋ってなんだ?」

 

シディさんはそこからですね・・・

 

「葬式を請け負う仕事だよ。」

 

「皆俺が死んでもほっておいてくれ。死んだら土に帰りたい。」

 

「流石シディ・・・」

 

「シディ、コンクリートジャングルでは死んでも土に帰らないんだよ・・・」

 

「なんか悲しいな・・・」

 

「話を戻しましょう・・・」

 

「悲しむ僕らをよそにお金の計算ばっかりで・・・父さんや母さんが頼んでもないオプションもつけてきて・・・」

 

そのお爺さんは生きてるときは葬式は適当でいいと言ってたらしく尊重して低予算にするって言ったら・・・

 

「人の心が無いって言って怒りだしたと・・・」

 

「それでその葬儀屋を断ったら嫌がらせしてきて嫌な噂もばらまいて困ってるんだよ・・・」

 

どっちが人の心が無いんでしょうね・・・

 

「それで依頼に来たってわけだな。」

 

「それは許せんな。」

 

カゲチヨとシディさんは共感しましたが・・・

 

「きゃははは!死を利用して金儲け!これこそ人間の業という感じじゃのう!!あの老いぼれも死んでまで他人の金儲けに利用されるとは傑作じゃ!」

 

「流石ボティス、空気読まないね!」

 

「ボティスさん子供もいるんですよ!」

 

カンナちゃんとヒサメちゃんは言うけど・・・

 

「そういう世の仕組みを隠そうとするからクズが増えるんじゃ!」

 

ボティスさんは言う。

 

「ヒサ、相手すんな。ボティスはふざけてるだけだ。」

 

「う、うん・・・」

 

カゲチヨがヒサメちゃんをなだめました。

 

「でもどうすればいいんだろ?暴力で脅しても解決とは言えないし・・・」

 

「ここはアーシたちがコスプレして脅かすとか?」

 

「カンナちゃん、それでビビるなら葬儀屋やってませんよ・・・」

 

ヒサメちゃんとカンナちゃんと考えますけど全然思い浮かびませんね・・・

 

「わりぃ、少し考えさせてくんねーか?」

 

「うん、よろしくお願いします。」

 

私たちは一旦子供を返して作戦を立て始めました。

 

「あー、どうしたもんかねー・・・」

 

カゲチヨがぼやくと・・・

 

「・・・死を商売道具にしている相手ならカゲ男の出番じゃろうが。」

 

「あ?」

 

「どういうことですか?」

 

ボティスの言うことに私たちは首を傾げます。

 

「喜べカン子貴様の案を採用してやる。」

 

side葬儀屋

 

その日の夜、俺たちはあの家族のことを話していた。

 

「あの家族どうですかね?」

 

「もうちょい押せば落ちるだろ。日本人は周囲からの評判を気にするからな。」

 

「魂やら成仏やらなんて存在しないのに・・・」

 

「おい!その存在しないもんに大金払ってくれるバカがいるから俺達は儲けられるんだぞー」

 

そう言って先輩と笑っていると

 

「うわっ!」

 

「な、なんだ・・・?」

 

なんといきなり人が落ちてきたのだ!

 

「自殺だな・・・この高さだし死んでるだろ。」

 

「てことはビジネスチャンスですかね?」

 

「ああ、家族のとこに営業にいくぞ!」

 

そう言って行こうとしたのだが・・・

 

「あれ・・・急に寒くなってませんか・・・?」

 

「お前もそう思うか・・・」

 

急にあたりが寒くなって霧があたりに広がった・・・

 

「あー・・・」

 

「お前なんか言ったか?」

 

「いや俺は別に・・・」

 

先輩が聞いてきたので声のした方向を見てみると・・・

 

「あーあああ!」

 

「うわああああ!」

 

「生きてるうううう!?」

 

さっきの飛び降り死体が起き上がったのだ!

 

「生きてねぇよ・・・!」

 

首が折れた状態で死体は俺たちを掴み上げた!周りでは火の玉まで浮かんでるし何なんだよぉ!

 

「嘘だろ・・・」

 

「嘘だと思うならお前らも死んでみるか?」

 

そういうと血液がこちらに襲い掛かろうとしてくる!

 

「ひぃいいいい!」

 

「許してください!許してください!」

 

俺は先輩と慌ててその場から逃げるのだった!

 

sideカンナ

 

「いやー!大成功だね!」

 

「ああ、こんだけ脅せばもうやんねーだろ。」

 

アーシとカゲチヨは葬儀屋が去った後合流して言った。

 

「けどボティスがあそこまで見事な幽霊の演出ができるとは思いませんでした。」

 

「フィーアの言う通り勉強したのか?」

 

「カン子に怪談やホラーを見せられておればこれくらいの演出貴様らの能力で何とでもなることくらいわかるわ。」

 

そうボティスさんはカゲチヨを幽霊役にして火の玉をシディさんに出させ、アーシが霧をタイミングよく放出し

フィーアちゃんが蹴りによる風圧で霧があたりに広がるようにしてヒサメちゃんに寒気がするように指示をだしたの!

 

「あのお爺さんと仲良かったからこのアイデアだしてくれたんだろ?」

 

「馬鹿言え、自殺するときに運よくカゲ男が死ねばいいと思っただけじゃ。」

 

「本当は将棋での借りを返したかったんでしょ?」

 

「なぜヒサ子が知っておる!?まさかフィー子貴様・・・!」

 

「すみません、言っちゃいました。」

 

「おのれー!」

 

まぁ義理堅いボティスも見れたしアーシ的には大満足かな?

 

 

 

 

 

 

 

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