妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideシディ
今日俺たちはファミレスに来ていた。
「全部来たね。冷めないうちに食べよ!」
「いや見るだけでお腹いっぱいだわ・・・」
「担担麺美味しそう・・・」
「パフェのデカさがたまりませんね・・・」
そうして皆と食事を楽しんでいたのだが妙に痩せている女の子と母親が目に入った・・・
「お母さんは食べなくていいの?」
「心配いらないわよ。見てるだけでお腹いっぱいになるから。」
カゲチヨとは明らかに意味が違うな・・・
「・・・」
「ほっとけよシディ、余計なお世話だろ。向こうだって他人に心配されたくねーかもだし。」
読まれていたか・・・だが。
「すまん、やはり気になる。」
俺は親子に声を掛けた。
「突然で申し訳ない料理を少し頼みすぎてしまったから良ければ食べてくれないか?」
「えっ・・・?」
「いいの!?わぁい!」
俺は親子に料理を渡した。
「すみません・・・ありがとうございます。」
「それともしなにか困ってることがあればここに来てくれ。俺たちはカレコレ屋という何でも屋をしていてな何か力になれるかもしれない。」
「あ、ありがとうございます。」
俺はそう言って席に戻った。
「すまない、やはり俺は見捨てられなかった。」
「いいんだよ。これで手を伸ばすかどうかはわからないしな。」
俺たちはこうして食事に戻ったのだが翌日には親子がカレコレ屋に来ることになっていた・・・
sideカゲチヨ
話を聞くと女性と子供には暴力夫がいて勝手に悪い仕事の仲間を入れて二人を家から追い出していたらしい・・・
「裁判になっても娘の親権を取るために知り合いの弁護士に頼むと思うんです・・・」
「だから裁判になっても勝てると・・・」
ヒサが苦い顔で言う。
「夫は危ない仕事をしてるので仲間と組んで何をされるか・・・」
「全く性が悪いですね・・・」
フィーアも怒りながら言う。
「それでもこのままではよくないと思ったからここへ来たのだろう?」
「耐えてもこの手のバカはつけ上がるだけだしね。裁判しかありませんね証拠集めは手伝いますから。」
カンナの言う通りだな・・・
「はい・・・わかりました。」
俺は取りあえず小型のレコーダーを母親に渡し暴言を記録するように提案して怪しまれないように二人を帰した。
「ねぇカゲ証拠を集めてもらっても私たちは弁護士でもないし不利なんじゃ・・・」
「あー・・・まぁ大丈夫だろ。証拠つきつけたら旦那が諦める可能性だってある。」
「まぁ、いざってときはね・・・」
カンナが言うと怖いな・・・
sideヒサメ
数週間後母親は暴言の証拠を持ってきてくれた。
ちなみに子供の方はシディとフィーアちゃんが面倒を見てくれてる。
「ひどい・・!」
「旦那には離婚のことまだ言ってないんすよね。」
私たちは暴言の記録を確認してシディとフィーアちゃん、カンナちゃんに子供を任せて旦那さんのところに向かった・・・
「別れろだぁ?ガキが調子に乗ってんじゃねぇぞ!言ったよなぁ・・・離婚するなら裁判だって・・・娘は俺のもんで良いんだな?」
「もうアンタがDVしてた証拠は集まってる不利になるのはそっちだぜ。」
「こっちには弁護士がいんだよ!勝てるわけねぇだろ!」
私は依頼人に支える。
「・・・私は娘のためにも貴方とは一緒にいられない・・・!」
「後悔すんなよ・・・」
そうして私たちは近くの公園に来た。
「夫に言い返せて良かったです・・・でも大丈夫でしょうか・・・」
「大丈夫です。カレコレ屋の戦い方でやりますから。」
「裁判で勝てないなら裁判前に勝負を決めてやりますよ。」
私は家に行ったときに旦那さんのスマホをハッキングして位置情報が分かるようにしておいた。そしてカゲが弁護士のところに行って説得した。
「あいつ旦那の暴力で稼いでたけど脅しに限界が来てて旦那と話してるとこ録音したの聞かせたら簡単に落ちたけどな・・・」
やっぱり下衆だったんだね・・・
sideカゲチヨ
そうして裁判当日になって母親が帰ってきた・・・・
「勝ちました!離婚も成立して親権も私に・・・!」
そうか・・・
「お母さん泣いてる?」
「大丈夫ですよ。あれはうれしいときの涙ですから。」
心配する子供にフィーアが声を掛ける。
「何故か相手の弁護士さんがこちら側の主張を全面的に認めてくれて・・・」
「こっちの証拠見て勝てないと思ったんでしょうね。」
カンナの言う通り俺たちがやったことは言わない方が良い。
「まぁ、それより今後のこと考えた方がいいっすよ。」
俺は話題をそらす。
「あ・・・そうですね。働き口と家も・・・」
「今から妖精王の森に行ってみましょう。私も手伝います!」
俺はアイコンタクトで合図を送りヒサが母親に言う。。
「なら子供は私たち四人で見ていますよ。」
フィーアの言う通り俺たちは子供の面倒を見るのともう一つの仕事をするためカレコレ屋に残った・・・
「旦那はどうだ?」
「真っすぐこっちに向かってきてる。読みやすくて助かるぜ。」
「よーし!頑張ろう!」
「お兄ちゃんたちは何のお話してるの?」
「内緒ですよ。それよりお姉さんとお馬さんごっこしませんか?」
「わー!フィーアお姉ちゃんのお馬さん早いから好き!」
よし・・子供はフィーアに任せるか・・・
「くそっ・・・!ふざけやがって・・・!どうせここに報告に来てるはずだ!二人ともいけ!」
「やれるものならやってみろ。」
シディが瞬時にカレコレ屋の外にいた仲間二人を炎の拳で殴り飛ばした!
「あつ・・・ごぉ・・・!」
「ぎゃへっ・・・」
「おい!嘘だろ!?お前たち異宙の力が使えたのか・・・!」
「だったらなんだよ?そっちが先に仕掛けようとしてたんだから正当防衛だろ。」
「二人ともあんまり傷つけなくていいよ。アーシが地獄の痛みを味合わせるから・・・」
あぁ・・・そうだな。
「お、お前ら何を・・・!」
俺たちは三人を拘束して廃工場へ連れていった・・・
sideフィーア
その後旦那の仲間の二人は・・・
「ねぇ、親子を襲ってこのこと言う?それとも派手に死ぬ?」
「言いません!?助けてぇ・・・!」
「じゃあ間を取って指全部カットね!」
「「ぎゃああああ!」」
結局カンナちゃんに指全部カットされました。犯罪もしてて警察には言えませんし、まぁ天罰ですね。
そして旦那の方は・・・
「痛ぇ・・・体がえぐれて・・・」
「じゃあ背骨が見えるまでひっかきま~す!」
「ぎゃあああ!?死ぬ!死ぬ!」
「あの二人の痛みはこんなもんじゃないよ?」
「や、やめてぇ・・・」
「だめー!腐った内臓、出てきてよ!」
「ああぁぁぁぁ!」
スペイン式くすぐり器で背中を削られて死んでいきました。
そして数か月後
「仕事も見つかりましたし、家も妖精王の森を紹介していただき本当に皆さんのおかげです!」
「お兄ちゃんありがとう!」
「あ、ど、どういたしまして・・・」
苦手な子供と女子の組み合わせにカゲチヨもキョドってますね・・・
「この御恩は必ずお返しします。どれだけ時間がかかるとしても・・・」
「大げさですよ。大それたことはしてませんし。」
「裁判のアドバイスと娘さんの面倒見たくらいですしね。」
私とカンナちゃんは言う。
「離婚できたのはあなたが諦めなかったからですよ。」
「だから恩返しなんて大丈夫です。」
「あぁ、幸せになってくれ。」
カゲチヨとヒサメちゃん、シディさんもそう言いました。
そうして二人は帰っていったのでした・・・
「ん・・・?ポケットに何か・・・」
そうしてカゲチヨがポケットから紙を出すと私たち五人の絵とありがとうと書かれていました・・・
「あのときに・・・」
「凄い!上手だね!」
「これは宝物だな。」
「家宝にしても良いね!」
ええ、またお馬さんごっこできると良いですね・・・