妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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女子二人が一日お風呂生活するとどうなるのか?

sideヒサメ

私はある日テーブルに置いてあった飲み物を飲んだんだけど・・・

 

「ええええ!?」

 

なんと体にブレイクもしてないのに鱗が出ていた!

 

「どうしたヒサメ!」

 

「ヒサメちゃんの肌に鱗!?」

 

「どうなってるんですか・・・?」

 

当然シディやカンナちゃん、フィーアちゃんも驚く。

 

「あー!ヒサ!お前それ飲んだのか!?」

 

カゲは何か知ってるみたい・・・

 

「置いてあったから飲んでいいのかなって・・・」

 

「それオーナーに用意してもらった魚人になる薬なんだよ!」

 

「まずいぞ!ヒサがアマビエみたいになっちまう!」

 

魚人ってそういうことなの!?

 

「安心しろ。24時間で効果が切れる。」

 

「一部分が魚人になるだけで進行はしないらしいですし。」

 

「ネタ晴らしがはえーよシディ、フィーア。」

 

怖がらせないでよ!

 

「アーシは聞いてないんだけどなんでそんな薬を?もしかしてカゲチヨってそういう趣味が・・・」

 

「チゲーよ!?海で無くした指輪を探して欲しいという依頼がヒサとカンナのいないときにあったからそれ用に頼んだんだよ!」

 

「結局依頼人の鞄から見つかったので使わなかったから返そうと思ってたんだ。」

 

カンナちゃんの変な疑惑にカゲとシディが答えた。

 

「つまり三人に管理ミスが原因じゃない・・・」

 

「カ、カンナさん・・・?なんで水球を・・・」

 

「三人ともおぼれて!」

 

「「「ああああああ!」」」

 

カンナちゃんが三人に制裁を加えていると皮膚に痛みが出た!

 

「なにこれ・・・ひび割れてる・・・」

 

「ねぇ・・・三人ともどういうこと?」

 

「え、え~と・・・水中作業用の薬だから陸にいると乾燥するみたいです・・・」

 

水をタオルで吹きながら説明書を見てカゲが答えた。

 

「どうしよう!ずっとカンナちゃんに水をかけてもらうにも限界があるし・・・」

 

「ならアーシと一緒にお風呂に入るのはどう?」

 

「どうしてそうなるんですか!?」

 

カンナちゃんの突然の提案にフィーアちゃんが驚く。

 

「アーシなら水に一日中いても大丈夫だし何かあったら対応できて暇な時間は喋っていられるしいいでしょ?」

 

「もうそれしかないね・・・ごめん、また迷惑かけて・・・」

 

「気にしない気にしない!」

 

こうして一日お風呂生活となった・・・

 

sideカンナ

 

「で、暇つぶしのための用意はできてるの?カゲチヨ。」

 

「急に偉そうになった・・・ああできてるよ。」

 

アーシはヒビの治ったヒサメちゃんと一緒にお風呂に入りながら答える。

 

「風呂と同じ高さの机を用意してその上に防水ケース入れたパソコンとスマホを置く!スマホにはモバイルバッテリーを入れといたぞ!スピーカーも防水付きだ!」

 

流石カゲチヨだね。

 

「後はシディやフィーアちゃんが高速でアイスやジュースをカゲチヨの金で買って来れば完璧だね。」

 

「なんで俺の金限定なんだよ!?」

 

「大丈夫だカゲチヨ、俺も金を出す。」

 

「パシリにする気満々ですね・・・」

 

「あはははは・・・」

 

こうしてお風呂生活が始まった・・・

 

「あ、これミキがおすすめしてた映画だ。」

 

「ふーん、面白そうだね。」

 

最初の二時間は一緒に映画を見て過ごした。

 

「いやー!王道のラブロマンスで良かったよね!」

 

「うん!カンナちゃんと一緒で会話もできるし嬉しいよ!」

 

うっ・・・可愛い・・・

 

「体の調子はどうだ?」

 

カゲチヨがやってきた。

 

「何?大丈夫だよ。それよりアイスはまだ?」

 

「お前には聞いてねーよ!ヒサに聞いたんだよ!」

 

「むしろ調子いいくらいだよ。」

 

「長く風呂に入るとむくみ解消にもなるし浮力で筋肉や関節を緩めて疲れもとれるらしいからな!」

 

「良いこともあるんだね。」

 

「けど心臓とか肺に負担がかかるから二時間以上は危険なんだってよ。」

 

そうしてカゲチヨは38度に設定してくれた。風呂で亡くなった人とかいるもんね・・・それにしても・・・

 

「カゲチヨ、健康とか興味なさそうなのにやけに詳しいね・・・」

 

「え~とそれは・・・」

 

「どうせ自分がやりたいから調べたんでしょ。追加でハーゲンダッツ買ってきて。」

 

「ヒデぇ!?」

 

sideヒサメ

 

「うーん・・・映画飽きてきちゃったな・・・」

 

「ねぇ、カゲチヨ。一緒に見てるんだからヒサメちゃんが困ってるからなんとかして。」

 

「ついにドラ〇もん扱いになった・・・」

 

私が魚人化したことと自分抜きで得意な依頼が進んでいたこと相当怒ってるね・・・

 

「読書とかどうだ?」

 

本がぐちゃぐちゃにならないかな・・・

 

「風呂用に防水のブックカバーがあんだよ。」

 

そんなのがあるんだ!

 

「俺のおすすめの漫画があるんだ!読んでみろよ!」

 

ここぞとばかりに布教してきた・・・

そうして読んでみたけど面白かった・・・

 

「この女同士で戦って友情を深めていくシーンとかも良いよね・・・」

 

「まぁ、アーシとヒサメちゃんは戦わなくてもお互い通じ合ってるけどね!」

 

そうだね・・・

 

(なんか妙な雰囲気になってきた・・・)

 

「なら次はこの漫画だな。これも面白いぜ!」

 

・・・なんでこれ手書き?

 

「アサヲたちと一緒に書いた漫画だから・・・な!」

 

「ヒサメちゃん、一旦体拭いてからもう一回入ろ。」

 

そう言ってカンナちゃんはタオル代わりにし始めた・・・

 

「ぎゃー!」

 

カゲ…ドンマイ・・・

 

そうして一旦上がったりしながらを繰り返して14時間が経った頃・・・

 

「水を大量に買ってきましたよ・・・」

 

「アイスも買ってきたぞ。」

 

シディとフィーアちゃんが戻ってきた。

 

「生き返るー!」

 

「美味しいね!」

 

二人で食べるとさらに美味しく感じるよ!

 

「ヒサメちゃんアイス食べ過ぎないようにね。体が冷えたり温めたりを繰り返すと風邪になりやすいから。」

 

「うん!」

 

(((おいてきぼりだな・・・)))

 

「もうこんな時間だし帰って大丈夫だよ。流石に悪いからね。」

 

「大丈夫ですか?」

 

「アーシが信用できないの?ドーンと任せてよ!」

 

「ヒサ寝相悪いからな。カンナを巻き込んで溺れんなよ?」

 

溺れないよ!

そうして三人が帰った後・・・

 

「十時間か・・・長いね。」

 

「でもこうして一日二人きりなんて研究所以来じゃない?」

 

「そうだね・・・でもあの頃より楽しいよね。」

 

「うん。」

 

「思ったんだけどその鱗も可愛いと思うよ。」

 

「ふぇっ!?カンナちゃんのだって泳ぐとき可愛いじゃん・・・」

 

「ありがとう・・・」

 

ちゅ・・・

 

その後はキスし合ったり抱き合って思い出を語り合いました・・・

 

sideカゲチヨ

 

「昨夜何があったんだ!?」

 

俺が朝にカレコレ屋に来てみるとソファーでヒサとカンナがバスローブ姿で寝ていた・・・

 

「薬の効果は切れているみたいだな。」

 

「加湿器も炊いてあるし乾燥はしてないみたいですね。」

 

二人とも呑気すぎないか!?

 

「二人きりになったら日常茶飯事なので慣れました・・・」

 

「二人はお互いが好きだからな!」

 

俺がおかしいのか・・・二人が百合するたびに俺が酷い目に合うのも気のせいと思いたい・・・

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