妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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ほとんど偽警察視点でいきます。
()はいつも通りカレコレ屋の心の声で行きます。


偽警察官からみたカレコレ屋

sideカゲチヨ

俺は腹が減ってアパートのエレベーターに乗っていた・・・

 

「もうすっかり夜だしコンビニにラーメンでも買いに行くか・・・」

 

でもヒサにバレたら怒られそうだな・・・アイスでも買っておくか・・・

すると誰か別の人が乗ってきた。

 

「はぁはぁはぁ・・・」

 

すげー息きらしてぶつぶついってるけど大丈夫か?

 

「でぇ!?」

 

そしていきなり目的の階と思われる場所に着いたら俺にぶつかりながら走っていったのだ・・・

 

「なんか服汚れてねぇか・・・?」

 

なんか赤っぽいけど・・・まぁ、いいか!

 

side偽警官

 

俺は昨日・・・人を殺しちまった・・・些細なことでカッなってつい刺し殺しちまった・・・逃げ出したはいいが服の血をふき忘れてた・・・・しかもこの感じあのエレベーターのときの赤メッシュのガキとぶつかったときに血がついてる・・・

 

「警察に垂れこまないうちに・・・殺すか・・・」

 

犯行現場は警察がいたので無理・・・つまり別のところで殺す必要がある。

調べたところによるとあのガキはここでカレコレ屋というのをやってるらしい・・・

 

「妖精王の森の聖女もいるわけだし自然に入るには・・・」

 

俺は警察の格好をしてカレコレ屋に聞き込みの体で協力を仰いだ。

 

「貴方たち五人が住んでるマンションで殺人事件が起きたんです。それで事情聴取をお願いしたいのですが・・・」

 

「えぇ!殺人事件!?」

 

「それで朝から警察が来ていたのか・・・」

 

「カンナちゃん、昨日のアリバイは?」

 

「何で真っ先にアーシを疑うの!?それに夜はアンタとゲームしてたじゃん!」

 

ヒサメ(この二人結構仲良しだよなぁ・・・)

 

「あれ?情報ではもう一人いるはずだけど?」

 

「あぁ、カゲ、いえカゲチヨはもう少ししたら来ると思います。」

 

「どうせ夜食買って食べてて寝坊してるんでしょ・・・」

 

「だからヒサメちゃんがやめろって言ってるんですけどね・・・」

 

よし!聖女たちも騙されて接客しようとしてるしいけるぜ!

 

話をしてあの赤メッシュ、カゲチヨがくるのを待つか・・・

 

「カレコレ屋とは一体なんなんですか?」

 

「う~む、そうだな・・・何なのかと聞かれると分からんな。」

 

(困ってる人を助ける。というのが近いから…警察と同じじゃないか?ということはカレコレ屋は警察だったのか!?)

 

「カレコレ屋はずばり警察だな!」

 

「は?警察?」

 

何言ってんだこいつ、どう見ても警察には・・・でも聖女は森を守ってるしまさかこの町にも根を・・・?

 

「ヒサメやフィーアは正義感が強いし、カンナも堅苦しいのは苦手らしいが人助けをしたいという気持ちは本物だ。それに俺は耳と鼻が発達してるからな。」

 

マジか・・・犯人だってわかってるのか?

 

「あ、でも警察とは少し違うな。カゲチヨは自分が悪だと思った奴にはしっかり復讐するからな」

 

えっ?

 

「警察はちゃんと法律に則って罰するだろ?カゲチヨは自分の判断で裁く、恐ろしい方法でな。」

 

やっぱ警察より怖い!聖女の罰を見てきたはずのこいつが言うってことは・・・あのカゲチヨって奴聖女以上にヤバいのか!?

 

「あ、お菓子作ったんでもしよければどうぞー。」

 

落ち着け俺!こんなに穏やかな聖女ヒサメ様の仲間の一人がそんな奴なわけ・・・

そう思い俺はクッキーを口に入れる・・・

 

「ちょ!そのクッキーは!」

 

「間に合いませんね・・・」

 

他の聖女様たちが慌てて止めようとした瞬間

 

ドカーン!

 

口の中が爆発したのだ!

 

「ぎゃあああ!」

 

「ヒサメちゃん!何度言ったらわかるの!お客様にはそのクッキー出しちゃダメって!」

 

「今度は自信作だったから・・・」

 

「明らかに爆発の威力増してるじゃないですか・・・」

 

全くその通りだ!やっぱり聖女はヤバい・・・

 

「大丈夫ですよ・・・」

 

「全くヒサメちゃんは・・・お口直しにカンナちゃんが入れた飲み物と私の買ってきたお菓子をどうぞ・・・」

 

カンナさまとフィーアさま・・・この二人なら大丈夫だよな・・・

 

「うん、この紅茶も美味しいですしこのドーナツのようなお菓子も・・・ぎゃああ!甘い!」

 

なんだこのお菓子!知覚過敏になりそうなくらいの甘さで吐きそうだ・・・お茶が美味しかった分これは効いた!

 

「ちょっと!フィーアちゃんこれグラムジャムじゃん!お客様に、警察の人に出すお菓子じゃないよ!」

 

「いや、疲れてると思って砂糖を・・・」

 

生活習慣病で俺を殺す気か!?

とにかくあのカゲチヨって言うガキを・・・俺が執念でここにいると決めたまさにその時だった!

 

「おーす。」

 

帰ってきた!

 

「あれ?お客さん?」

 

「違うよ、実はかくかくしかじかで警察官が来てるんだよ!」

 

ヒサメさまが説明してくれる。

 

「お待たせしてすみません。」

 

俺を見ても不審に思ってねぇってことはエレベーターのことは俺だって気づいてないみたいだ。

警官のカッコだし顔も隠してたしな・・・

 

「あっ!っていうかカゲ、カレコレ屋の電気消し忘れたでしょ!電気代馬鹿になんないんだよ!」

 

「いざとなったらヒサが発電すりゃいいじゃん。」

 

「ふざけんな!」

 

どがっ!

 

ぎゃああ!?顔が凹んでる!やっぱり聖女のパンチって半端ねぇ・・・あのカゲチヨって男死んだんじゃ・・・

ああしてみるとヒサメ様がサイコパスに見えちまう・・・

 

「あ、それはそうと殺人事件のことですよね?怖いですよね。」

 

もてあそんでるのか!?

 

「もしかしてアーシたちの中に犯人がいると思ってるの?」

 

「そうなのか?」

 

シディとカンナ様も気づいてる・・・・?

 

「そんなわけないですよ。」

 

「いてて、悪かったってヒサ。」

 

生きてる!?カゲチヨって奴もシディって奴も化け物なのか!?下手したら俺殺される!?

 

「それで話っていうのは・・・」

 

「ひいいいいい!助けて!」

 

俺は全力で警察に走っていった!

 

sideカゲチヨ

 

翌日ニュースで殺人事件の犯人が逮捕されたと載っていた。

 

「犯人自首したんだな。」

 

「良かったー、これで安心して暮らせるよ。」

 

俺とヒサが安心する。

 

「あーあ・・・せっかく刑事さんから情報聞いて秘密で捕まえて拷問しようと思ったのに・・・」

 

「相変わらずですね・・・まぁ、シディさんや街の子供たちが襲われなくて良かったですけど。」

 

カンナのサイコパス発言にフィーアが突っ込む。

 

「うむ、それもこれも今日のような警察の方々が仕事をしてくれてるおかげだな。」

 

「でも最後の方話も聞かずに去っちゃったよね?」

 

「何かおかしなことでもあったのでしょうか?」

 

「絶対あのお菓子のせいでしょ・・・」

 

カンナの言う通りだな・・・

 

 

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