妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideミキ
うぅ・・・風邪ひいちゃったけどシディ君がお見舞いに来てくれたんだ!
「ミキ、大丈夫か?」
「うん、シディ君からもらった風邪薬も飲んだし明日には良くなるよ。」
「うぬ?あれは風邪薬だったのか。」
え?何で知らないの?
「カンナが書置きでにさっき渡されたのをミキに飲ましてとだけ書いてあったからな。」
えー!?
「もう飲んじゃったよ・・・!」
「大丈夫だ!きっと良くなる!」
不安しかない・・・
sideカゲチヨ
「よーし!やってきました!」
カンナに促されるまま来たはいいんだけど・・・
「ここどこだ・・・?」
「なんか肉みたいな感触するけど・・・」
「気持ち悪いですね・・・」
俺たちは雰囲気からここが普通の場所でないことを察する・・・
「ここはミキの体の中だよ!」
は?カンナの言うことを飲み込めず俺たちはフリーズ状態になる・・・
「どういうこと?」
「ほら、漫画とかで体の中に入ってウイルスと戦う作品があるじゃん!だからミキの体の中に入ってそうしようと思って!」
あぁ・・・なるほどな。
「それでオーナーの店にあった体が小さくなる薬を貰ってミキの体の中に入ったってわけ!わかった?」
「なるほど・・・」
「よくわかりましたよ・・・」
「「最悪の状況だということが!」」
ヒサとフィーアが声をそろえて言う!当然俺も
「すぐに帰るぞ!」
そう叫ぶが・・・
「いらっしゃいませ~!」
その瞬間白っぽいミキのような見た目をした生き物が現れた!
「びっくりした・・・」
カンナが驚く・・・
「何名様ですか?食べ物はあちらで消化されてください!」
「私たちは食べ物じゃないですよ?」
「えー!?」
「めちゃくちゃびっくりしてるな・・・」
フィーアの回答にそういう生物に俺は突っ込む・・・
「じゃあ飲み物・・・?」
「いや、私たちはウイルス退治で来たんだけどあなたは・・・?」
「風邪のウイルスっぽい見た目だね・・・」
「いえ、私は白血球と言って体になくてはならない・・・」
白血球がそう言おうとした瞬間・・・
「フィーアちゃん!出番だよ!ウイルスをボコボコしにて!」
「了解です!」
「話し聞いて!?」
可哀そうだな・・・
sideミキ
「なんか余計にしんどくなってきた・・・」
どうして・・・?
「どんな風にしんどいんだ?」
そんなこと言われても・・・
「頭が痛いとか、喉が痛いとか、体の中でフィーアが暴れている感じがするとかではないか?」
何その例え!?
「シディ君、もしかして皆って・・・」
「いや、何も心配しなくていいぞ!」
なんか隠してる笑顔な気がするんだけど!?
sideヒサメ
私たちが勘違いに気が付いたのはフィーアちゃんが白血球さんをボコボコにした後でした・・・
「ウイルスじゃないなら言ってよ・・・」
「だから何度も説明したじゃないですか!?」
カンナちゃんの言うことに突っ込みを入れる白血球さん。
「俺たちは自分を小さくしてウイルスを倒そうとしてたんだけど普通ウイルスと戦う奴がいるんじゃないか?」
確かにカゲの言う通りだよね・・・っていうか理科の授業で習ったけど白血球って・・・
「そうです!私がそのウイルスと戦う白血球です!」
「「「「全く戦ってないじゃないか!!」」」」
私たちは声をそろえて言った!
「一度戦ったんですけど強くて・・・いま休憩中です!」
「なんてダメな奴なの!?」
「根性叩きなおさないと!」
「フィーア!いけ!」
「了解です!」
「また!?」
sideミキ
「ミキ!死んではだめだ!」
「うう・・・ぅ・・・」
これ絶対風邪じゃないよ・・・
sideカンナ
「ついでにウイルスっぽい奴もボコボコにしておきました。」
流石フィーアちゃん・・・
「私までボコボコにしなくても良かったじゃないですか!」
「ウイルスよりもボコボコだね・・・」
ヒサメちゃんの言う通り弱すぎでしょ・・・
「ちゃんとフィーアみたいにしっかり戦ってくれよ!」
「わかりましたよ!帰ってください!」
カゲチヨの注意を聞いた白血球はそう叫ぶ。
「言われなくても帰りますよ。」
「でもどうやって?」
フィーアちゃんとヒサメちゃんが聞いてくる・・・いやーはははは・・・
「全く考えてなかった・・・」
「「「おい!」」」
するとあたりが地震のように揺れ始めた!
「なにこれ!?」
「これはくしゃみです!これに乗じて出てください!」
「は!?んなのできるわけ・・・」
「鼻のあたりに集まって!」
よし!くる!
sideミキ
「はっくしょん!」
なんかくしゃみをしたら楽になった・・・って
「いつからいたの!?」
なんとヒサメちゃんたちが突然現れたの!
「おかえり、皆。」
「やっぱり体の中にいたんだ・・・」
「でもウイルスは撃退したので安心してください。」
それはありがたいけどさ・・・
「でも楽しかったね!」
「私は行きたくないよ・・・」
「私ももうごめんですね。ねぇカゲチヨ。」
「ホントですね。」
え?誰このミキ似の白い人・・・?
「「「「カゲチヨ(カゲ)ー!?」」」」
この後四人がなんとかカゲチヨを救出しましたとさ・・・