妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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面白クラス!

sideカゲチヨ

「わー!例によって例のごとく幼児化の薬を飲んで幼児になってしまったー!」

 

「導入雑だな。」

 

「今日で何人友達できるだろうか、楽しみだな!」

 

「ワクワクですね!」

 

シディとフィーアは楽しそうにしてるけど・・・

 

「このクラス変わった奴が多そうだよなー。」

 

今だって寒いのに半袖の奴とかいるし・・・

 

「だよねー・・・このクラスで一番まともなのはアーシくらいだよ。」

 

(そんなことないと思うけど・・・)

 

俺たちの心は一致した・・・

 

「ねぇ・・・寒くないの・・・?」

 

ヒサが半袖の子に聞く。

 

「俺は寒さに強いんだ。一年通して長袖着たことない。」

 

「でも震えてるよ・・・?」

 

「これは武者震いだから!昼休みに外で遊びたいから!」

 

そう言ってそいつは窓の外の風を浴びていた・・・

 

「絶対寒いよね!?」

 

いるよなー・・・謎のこだわり持ってる奴・・・

 

sideフィーア

 

私はカゲチヨの隣の席だったんですけど・・・

 

「落書きしてていいんですか・・・?」

 

カゲチヨはノートに落書きをしていました・・・

 

「良いだろ?どうせ元に戻る薬が戻るまでだし・・・」

 

そんなこと言ってると・・・

 

「今日やったことテストに出すからね。」

 

「マジかよ!?」

 

やっぱり・・・

 

「ノートは貸しませんよ。」

 

「別に良いよ!あの・・・取り忘れたから貸してくれない?」

 

カゲチヨは別の人に頼んだんですけど・・・

 

「あれー・・・どこにしまったかなー・・・」

 

その子の机はすっごく汚かったです・・・

 

「魔界にでもつながってんのかお前の机!?」

 

流石のカゲチヨもぐちゃぐちゃっぷりに驚きます・・・

 

「うわっ!カビたパン出てきた!」

 

いやああああ!綺麗好きには耐えられません・・・

 

「くらえカビパンアタック!」

 

「なんのスーパーバリア!」

 

カゲチヨ達がカビパンで遊び始めたころには私は気絶していました・・・

 

「カゲたち!フィーアちゃん気絶してるからやめて!」

 

sideカンナ

 

そして休み時間アーシたちはクラスメイトたちと話していた。

 

「お前らってなんか特技あるの?」

 

「特技かぁ~それなら私大食いが得意かも!」

 

「確かに大人より食べるよね・・・」

 

調理するアーシとシディが大変なんだよね・・・

すると女の子が・・・

 

「嘘だ!もしそんなに一杯食べてたらもっと太ってるはずだよ!」

 

「いや、ヒサメの大食いは凄いんだぞ。」

 

「だったらお昼に証拠見せてよ!」

 

「まぁ、確かにヒサメちゃんの食欲は謎だし当然だよね・・・」

 

「カンナちゃん!?」

 

それにこうやって何でも否定する子がいるのはあるあるだしね!

 

「俺はゲームだな!そんじょそこらの奴より上手い自信あるぜ!」

 

カゲチヨがそういうと・・・

 

「嘘だ!だってカゲチヨ君どんくさそうだし上手くなさそうだもん!」

 

「まぁ、カゲチヨがどんくさいのは事実だしね・・・」

 

「だよね!?」

 

「おい!?俺の悪口で仲良くなるなよ!」

 

「これも友情なんでしょうか・・・?」

 

sideシディ

 

俺は必死に消しゴムを使っている子を見つけた。

 

「よし!これだけあればパーツは完成しそうだ!」

 

「何を作ってるんだ?」

 

「練り消しだよ!練り消し!カスを粘土みたいに工作するんだ!」

 

そういうとその子はお城を出した。

 

「見ろよ!このお城!俺が先週の授業時間全部使って作ったんだぜ!」

 

「おぉ!凄いな!」

 

「もはや芸術的な作品と時間の使い方ですね・・・」

 

フィーアもそう思うだろ!

 

「ここまで作るのに消しゴム三個使ったぜ・・・」

 

「豪快すぎ・・・」

 

「授業受けたほうが良いんじゃ・・・」

 

カンナとヒサメには受けなかったようだ・・・

 

sideカゲチヨ

 

俺は消しゴムが落ちてるのに気が付いて拾ったのだが・・・

 

「うぅぅ・・・!」

 

何故かその女の子は涙目になってしまった!

 

「やべーぞ!カゲチヨ、それ秘密のおまじないだぞ!」

 

え?

 

「確か好きな人の名前を書いた消しゴムを誰にも触らられずに使えると両想いになれる奴だよね。」」

 

ヒサも知ってたのかよ!

 

「大丈夫?アーシが新しいおまじない教えてあげるから・・・」

 

「うん・・・」

 

「カゲチヨってKY(空気よめない)ですよね・・・」

 

「デリカシーないよね・・・」

 

フィーアやカンナ、クラスの女子たちに白い目で見られてる・・・

 

「俺が悪いのか!?」

 

「カゲチヨこれを見て元気を出せ!」

 

そう言って出してきたのはさっきの子に教わったのかムンクの叫びのような表情をした練り消しだった・・・

 

「カゲチヨをイメージして作ったんだ!」

 

「何その顔!?これからの未来!?」

 

sideヒサメ

 

移動教室になって私は急いでたんだけど・・・

 

「いった~・・・!」

 

私はドアにぶつかってしまった・・・

 

「大丈夫?ヒサメちゃん」

 

カンナちゃんが心配してくれた時女の子が話しかけて来た・・・

 

「肩重いんじゃない?私霊感あるの、今肩が重いのは幽霊を背負ってるからだよ・・・」

 

ぶつけただけなんだけどな・・・

 

「あとカゲチヨ君のあの陰鬱としたオーラは間違いなく幽霊のせいだよ・・・」

 

「いや、あれは自前のオーラ。」

 

カンナちゃんが否定する・・・

 

「うっせー!」

 

「あははは・・・」

 

あの半袖の子も笑っていた。

 

sideカゲチヨ

 

体育の時間俺たちは半袖男子が紅白帽で始めたウルトラマンごっこで遊んだ後俺たちはリレーをしたのだが・・・

 

「うおおおお!」

 

太った見た目なのにかなり早く走っている奴がいた・・・

 

「うおおおおお!」

 

勿論シディも追い上げてくる。

 

「シディくん頑張れー!」

 

「ファイト―!」

 

フィーアを筆頭とした女子たちが応援する・・・

 

「イケメンなんかに負けるかー!」

 

その男子はなんとか距離を保ちながらゴールテープを飛び越えてゴールした!

 

「あれ・・・ゴールテープを切らないとゴールにならないんじゃないの?」

 

「ああっ!?」

 

ヒサの一言でシディの勝利となった・・・

 

給食でも女子に嫌いなものを美味しく食べさせてシディがモテてた・・・

 

俺たちは掃除中に箒で野球をすることになった・・・

 

「シディがピッチャーな!」

 

「じゃあ打つのは僕がやるー!」

 

すると手が鳥の翼のようになった男子がバッターに立候補した・・・

 

「おぉ・・・」

 

別の男子が戸惑ってたんだけどなんでだ?

 

「あぁっ!ごめん力みすぎちゃってー!」

 

それはすっぽ抜けた箒がシディの横を通過したことで判明した・・・

 

「なんで投げる前にスイングするんだよ!」

 

「次は僕が投げるねー!それっ!」

 

ちょまっ・・・なんかカーブしてる!?

 

「痛ぇ!魔球だ!」

 

「いや単純にコントロールがないんだよ、ドッジボールでもああなるし。」

 

半袖の男子が説明する・・・

 

「そろそろ掃除をしよう・・・」

 

そうだな・・・

 

そうしてあっという間に俺達は元に戻る日の下校時間を迎えた・・・

 

「また次の日も来たかったな・・・」

 

「確かに色々濃いクラスだったしねー。」

 

シディとカンナが残念がるなか先生がやってきた。

 

「五人とも!帰る前に一枚だけ写真撮ってもいいかな?学校に来てくれた記念に!」

 

「じゃあクラス皆で撮ろう!」

 

「そうですね。」

 

ヒサとフィーアの提案で写真を撮って俺たちはカレコレ屋に帰ってきた・・・

 

「良く撮れてるね!」

 

「うむ、彼だけ目を瞑っているのが残念だが。」

 

「いるよなー・・・寝たふりする奴。」

 

俺たちは薬がくるまで雑談していた・・・

 

「見た目のインパクトならあの半袖の男子・・・田中が一番だったよな!」

 

「確かに・・・いつか長袖着れるといいよね。」

 

俺とヒサは話していたのだが・・・

 

「半袖の子?そんなのいました?」

 

「写真にも写ってないけど・・・」

 

「それに今は冬だぞ?」

 

シディとカンナ、フィーアには見えてない・・・?

 

「ホントに写真にも写ってない・・・そう言えば俺たち以外と話してなかったような・・・カンナ!体育の時間に遊び始めたのって・・・」

 

「カゲチヨじゃないの・・・?」

 

田中がやったから俺もやったんだ・・・ってことは・・・

 

「ええええ!?」

 

ヒサの困惑の混じった悲鳴が響き渡った・・・

 




カレコレ屋の霊感度

ヒサメ>カゲチヨ>シディ=フィーア>カンナ

ヒサメは言わずもがな心霊系のショート動画などで活躍してるから。カゲチヨもこの回でヒサほどではないけどあると思ったから。カンナは興味深々だけど普段は見えないタイプ。
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